【比較表付き】おすすめの無料メール配信システム11選｜選び方も解説【2024年5月最新版】

自社商品の宣伝やイベントのお知らせなどを、一括で効果的に発信したいときに候補になるのがメール配信システムの導入です。

しかし、立ち上げたばかりの会社やプロジェクトなどで、予算的にコストをかけられない場合もあるでしょう。

・顧客が増えてきたのでメールを一斉送信できるツールを探している
・無料のシステムでも機能や配信数にどこまで制限があるのか知りたい
・公式サイトを見ても自社に合うツールがどれかわからない

有料版は契約期間の縛りがあるツールもあり、費用がかかってしまうのがネック。まずは無料版で実際に試してみないと自社に合うか判断できない方も多いでしょう。

本記事では、そんなお悩みを持つ担当者に、無料のメール配信システム11個を徹底比較。確認しておくべきポイントや選び方も紹介します。また、無料トライアルのある有料のシステム9個も一覧表にて紹介しています。

最後まで読めば、自社に合った無料のメール配信システムが分かります。

※無料のメール配信システムの導入を検討している方はシステム幹事にご相談ください。予算や目的から最適なシステムを選定させていただきます。相談料などは一切かかりません。

【無料】おすすめのメール配信システムを紹介してもらう

無料で使えるメール配信システムの選び方

無料のメール配信システムを紹介する前に、まずは選び方を確認して、どんなポイントを見るべきか把握しておきましょう。

最低限必要な機能はあるか

無料のシステムの場合、有料と比べて使える機能に制限があります。まずは自社にとって「絶対に必要な機能」と「できれば欲しい機能」を明確にしましょう。

メール配信システムの主な機能を表にまとめましたので、自社ではどの機能が必要か考えてみてください。中には有料版のみしか使えない機能もあります。

機能だけなく数の制限にも注意が必要です。無料のシステムでは「メール配信数」や「登録アドレス数」に制限がある場合があります。

自社の目的と照らし合わせて、どんな機能やどれぐらいの数が必要か考えてみてください。

クラウド型かパッケージ型か

メール配信システムには「クラウド型」と「パッケージ型」があります。
特徴を表にまとめました。

クラウド型は、共有の環境・サーバーを使用してインターネット経由でシステムを利用します。Webブラウザとインターネット環境さえあればすぐに利用できるのが魅力です。アップデートの手間もなく、常に最新バージョンを利用できます。

一方、パッケージ（オンプレミス）型は、自社内に構築した専用サーバーに、メール配信ソフトをインストールして利用します。
導入のハードルは高いですが、セキュリティ性が高いのがメリットです。

金融機関やセキュリティ要件が非常に厳しい企業なら、セキュリティ性が高いパッケージ型を選ぶこととなります。しかし、現在では導入しやすいクラウド型が主流。バージョンアップやバックアップなどの管理の手間を省きたい方はクラウド型を使うといいでしょう。

サポート体制は十分か

システムを導入したら、運用を軌道に乗せて使いこなすことも大切です。メール配信システムの導入が初めての場合、使い方が分からず困る場面もあるかもしれません。サポート体制が自社の形態に合っているか確認しましょう。

具体的には、以下の観点をチェックしてみてください。

・サポート方法（電話、チャット 、メールなど）
・担当者の来社可否
・サポート費用
・サポート時間

たとえば、サポートの速度を重視するなら電話やチャットでサポートしてくれる会社を、深夜勤務の社員が多いならサポート時間に深夜帯が含まれている会社を選ぶといった具合です。

有料版のトライアルを使ってから決めるのもおすすめ

無料のメール配信システムを探していても、顧客の数が増えたりと、すぐに有料版に切り替える可能性もあります。また、サポート面や使い勝手などを考えると、最初から有料版のほうが合っているかもしれません。有料版の中には無料トライアルが設けられているものもあるので、数週間使ってみて検討するのもおすすめです。

次章で無料とトライアルを設けている有料のシステムを紹介していますので、参考にしてください。

【無料】無料メール配信システムについて相談する

無料で使えるメール配信システム11選

厳選した無料で使えるメール配信システムを、タイプ別に紹介していきます。

クラウド型

める配くん

画像引用：める配くん

める配くんは、幅広い規模・業種にて2,000社以上の利用実績があるメール配信システムです。
無料でも機能が充実したシステムを選びたい方や、将来的に有料プランへのアップグレードも見越している方にもピッタリです。

ステップメール配信や登録完了メール配信、予約配信などの配信機能のほか、クリックカウント機能や開封率取得機能などの分析に役立つ機能も無料で使えます。登録アドレスが120件まで、月間配信数が500件までなどの制限はあるものの、無料プランでも機能が充実しており、広告なしで使えるのが魅力です。

また、公式HPの使い方ページでは、基本的な使い方から、グループ別配信の方法やクリックカウントの設定まで動画で詳しく解説されています。メール配信システム初心者でも迷わずに設定できることでしょう。

また、機能や上限数によって8種類の有料プランの用意があります。無料プランを使ってみて良いと感じたら、有料プランを検討するのもありです。

【無料】無料メール配信システムについて相談する

TWILIO SendGrid

画像引用：TWILIO SendGrid

TWILIO SendGridは、世界で8万アカウント以上の導入実績を誇るメール配信システムです。
メルカリやChatwork、CrowdWorksなどが導入しており、月間1,000億通もの配信実績があります。メールを確実に届けたい方や、他のシステムとの連携により利便性をアップさせたい方におすすめです。

高いメール到達率や豊富なAPI（※ソフトウェア同士をつなげる仕組み）が支持されており、SMTPリレーやWeb APIを活用したカスタマイズが簡単にできるのが特徴。メールの開封やクリック、配信状況の確認などの測定機能も充実しており、Event Webhookを使えば、送信したメールに発生したイベントの情報をリアルタイムに把握できます。

グローバル企業が提供するシステムですが、日本語ドキュメントと日本語での無料サポート（Webフォーム）があるので安心して利用できます。

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Benchmark Email

画像引用：Benchmark Email

Benchmark Emailは、世界50万社以上の導入実績を持ち、グローバルに活用されているメール配信システムです。
画像や装飾によりメールの見せ方を工夫したい方におすすめ。各国のユーザーが使いやすいようにメニューを含むアプリケーションは最適化されており、日本語サポートもあるため安心して利用できます。

強みは充実したHTMLエディタを使えること。500種類以上のテンプレートから、ドラッグ＆ドロップの操作で簡単にデザイン性の高いメールを作成できます。

画像引用：Benchmark Email

また、無料プランは「トライアル」という扱いですが、利用期間の制限なしで月250件まで送信できます。リスト管理やレポートなどの基本的な機能も揃っています。

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Zoho Campaigns

画像引用：Zoho Campaigns

Zoho Campaignsは、個人事業主や中小企業から大手企業まで、また、一般企業から公益社団法人や病院までと、さまざまな規模・業種での導入実績があるメール配信システムです。
登録者数・配信数の上限が高いため、配信リストが多い方におすすめです。

無料プランは登録者数2,000件、月間配信数6,000件まで配信可能で、レポート機能やテンプレートの利用などの高度な機能も利用できます。有料プランの場合、メール配信予約や自動返信、ABテストなども利用できるようになります。

また、日本語でのサポートは有料プランのみになりますので、その点は注意が必要です。

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メールdeコネクト

画像引用：メールdeコネクト

メールdeコネクトは、初期費用・月額費用なしで10万名までのアドレスが登録できるメール配信システムです。
完全無料で使用したい方や、ステップメールを無料で利用したい方にもおすすめです。

絞り込み配信や効果測定、HTMLメールの作成、さらにステップメールなど無料でも豊富な機能が揃っています。また、サポートは動画マニュアルがあるうえ、メール配信システムの開発に携わった技術者が直接サポートをしてくれるため、不明点があったときにも安心です。

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オレンジメール

画像引用：オレンジメール

オレンジメールは、全国7万人以上のユーザーが利用している高到達率・高コスパを特徴とするメール配信システムです。
無料プランは半年間の期間制限があります。有料プランを検討していて、まずはどんなものか試してみたい方におすすめです。

初めての方でも導入からわずか10分で配信可能な簡単操作。さらに、動画や画像つきで分かりやすいサポートサイトが用意されており、無料プランの場合でも100問以上の「よくある質問」が用意されています。

一斉配信やセグメント・ターゲットによる絞り込み配信、ステップメールにも対応する豊富なメール配信機能が搭載されているほか、開封数やクリック数の測定、ABテストの実施などのマーケティング機能も充実しています。HTMLメール配信が未対応な点は注意が必要ですが、将来的に対応予定としています。

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HubSpot CRM

画像引用：HubSpot CRM

HubSpot CRMは、ランディングページやフォームの作成、広告管理などの機能が搭載されているマーケティングツールです。
世界120か国以上、135,000社を超える企業で採用されています。マーケティング活動に役立つ機能が豊富にあり、メール配信以外のマーケティングツールも利用したい方におすすめです。

メールに必要な機能も用意されており、テンプレートを利用したHTMLメールの作成や、ABテスト、効果測定などができます。無料プランでも機能に制限はありませんが、メール配信数が月2,000件までという上限があるため、より多く利用したい場合は有料プランへのアップグレードが必要になります。

また、サポート体制としては無料で利用できる日本語版コミュニティーサイトがあります。

画像引用：HubSpot CRM

サイトではコミュニティーメンバーに質問を投げかけたり、情報交換をしたりとHubSpotを有効活用するための情報が得られます。

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パッケージ型

acmailer

画像引用：acmailer

acmailerは、今回紹介する中で唯一の自社のサーバーに設置するタイプのメルマガ配信システムです。メール配信数と登録アドレス数に制限がないのが魅力で、制限なしに無料のシステムを使いたい方におすすめ。

また、HTMLメール配信や予約配信、ターゲット配信、デコメール作成、不着メール管理など、機能面も充実しています。無料版ではオンラインマニュアルが利用でき、カテゴリごとに分類されているので必要な情報が見つけやすいです。

サーバーの用意と設置、初期設定ができる知識を持ち合わせている企業なら、選択肢のひとつになり得るでしょう。

※CGIライセンス：メールアドレスの登録フォームや管理画面に表示される「エーシーメーラーの著作権表示」を外したい場合に必要となります。以下の画像が表示の例です。

引用元：acmailer 著作権表示について

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ステップメール向き

ワンステップメール

画像引用：ワンステップメール

ワンステップメールは、完全無料のステップメール特化のクラウド型システムです。
配信数に制限がなく、ステップメールに必要な最低限の機能が揃っています。

また、メールマガジンやステップメールに必須なメール配信を解除するための解除リンクが自動で挿入できる点も魅力です。サポート体制は、「よくある質問」ページと問い合わせフォームが用意されています。

効果測定などの高度な機能や手厚いサポート体制はないものの、配信数の制限なしに無料でステップメールの配信を行いたい方には向いているシステムといえるでしょう。

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学校におすすめ

マチコミ

画像引用：マチコミ

マチコミは、学校の情報共有用に作られたクラウド型の連絡網サービスで、学校と保護者の連絡をスムーズに行いたい方におすすめです。
17年以上選ばれ続け、導入施設13,000以上、登録者数250万人以上を誇ります。幼稚園から大学までの教育施設はもちろん、自治体や教育委員会なども加入しています。

イベント出欠確認やファイル共有、欠席・遅刻の連絡の共有など、学校と保護者を結ぶ機能が充実しているのが特徴です。メール配信機能では学校からのお知らせを保護者へメールで一斉配信でき、保護者側はスマホアプリからいつでも確認できます。

無料プランでは広告表示や生徒の登録人数の制限はあるものの、メール配信の基本的な機能は十分利用できます。また、サポートサイトの用意もあり操作方法や手続き方法を確認できます。

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39mail.com

画像引用：39mail.com

39mail.comは、全国の学校を中心に学童や各種スクール、団体、児童福祉施設にも提供しているスマホ向けのメール配信サービス。
スマホで保護者との連絡網を築きたい方におすすめです。

情報をタイムリーにメールで一斉配信できます。無料コースでも、空メールやQRコードからの会員登録や、予約配信、画像の添付、デコメールの送信などの基本機能が利用可能。「よくある質問」ページの用意もあります。

ライトコースやレギュラーコース、学校コースなどの有料プランでは、スマホアプリの提供やセレクト配信機能、アンケート配信機能などの便利な機能が利用できるようになります。

無料コースは、有料コースを検討するためのお試し体験という位置づけで用意されているコースです。まずは無料で試してみて、アップグレードするかの検討材料にするとよいでしょう。

【無料】無料メール配信システムについて相談する

【参考】無料トライアルのある有料のメール配信システム一覧表

ここまで確認して無料のシステムでは不十分だと感じた方は、有料のシステムも含めて検討するとよいでしょう。表におすすめをまとめましたので、まずは概要を掴むのに使ってください。

それぞれのシステムについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。

関連記事：メール配信システム比較12選！選定ポイント・ニーズ別のおすすめサービスを紹介！

※ここまで読んで「自社に合うメール配信システムが分からない」という方は、まずはシステム幹事にご相談ください。予算や目的から最適なツールや会社をご紹介します。相談料などは一切かかりません。

【無料】おすすめのメール配信システムを紹介してもらう

【参考】無料のメール配信システムで一斉配信する方法

わざわざ新規のシステムを導入しなくてもGmailやOutlookで一斉送信だけ出来れば十分という方もいるでしょう、GmailやOutlookでもメールの一斉配信が可能です。

今までご紹介してきたシステムほどの機能性はなく、送信数の上限もありますが、「社内のメンバーに一斉でお知らせを配信したい」「特定のクライアント宛に一斉送信したい」など、限られた相手にのみ一斉送信したい場合は、GmailやOutlookで一斉送信を行ってください。

Gmail

Gmailでは、1日あたり500通まで、1通あたり500宛先までメール送信ができます。

①To・Cc・Bccから一斉送信する方法

Gmailの新規メッセージの作成画面を開いたら、宛先欄の右側にあるCcまたはBccを選択します。

すると、以下のようにCcとBccの入力欄が出てくるので、宛先、Cc、Bccにそれぞれアドレスを追加します。

②グループを作成して一斉送信する方法

Gmailの新規メッセージの作成画面を開いたら、宛先欄の右側にあるCcまたはBccを選択してCcとBccを表示させます。続いて、宛先、Cc、Bccのいずれかをクリックします。

すると、画面右側に登録しておいた連絡先がプルダウンで表示されるため、送信したいグループを選択して「すべて選択」のチェックボックスにチェックを入れます。

Outlook

Outlookでは、1日あたり5000通まで、1通あたり500名までメール送信ができます。

①To・Cc・Bccから送信する方法

Outlookの新規メッセージの作成画面を開いたら、宛先欄の右側にあるCcまたはBccを選択します。

すると、以下のようにCcとBccの入力欄が出てくるので、宛先、Cc、Bccにそれぞれアドレスを追加します。

②グループを作成して一斉送信する方法

Gmailの新規メッセージの作成画面を開いたら、宛先欄の右側にあるCcまたはBccを選択してCcとBccを表示させます。続いて、宛先、Cc、Bccのいずれかをクリックします。

すると、登録しておいた連絡先が表示されるため、送信したいグループを「＋」をクリックして追加します。

【無料】無料メール配信システムについて相談する

おすすめの無料メール配信システムまとめ

今回は、無料のメール配信システムの選び方を解説したうえで、おすすめのシステム20個を比較紹介しました。

メール配信システムを導入すれば、商品やサービス、イベントなどのお知らせ配信をより効率よく、効果的に配信することが可能になります。無料プランで使える機能やサポート体制、配信数の上限などを総合的に判断してどのシステムを導入するか決定しましょう。

※「自社に合うメール配信システムが分からない！」「選ぶ時間がない！」という方は、まずはシステム幹事にご相談ください。予算や目的から最適なツールや会社をご紹介します。相談料などは一切かかりません。

コンサルタントのご紹介 岩田 専任のコンサルタントが、
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