- 更新日 2024.10.21
- カテゴリー システムの費用相場
販売管理システムの費用相場を導入形態ごとに解説|おすすめシステムも比較【2024年最新版】
企業規模が大きくなったことで、販売管理システムの導入を検討している営業事務には、下記の悩みがあるでしょう。
「販売管理システムを導入したいが、どのくらいの費用がかかる?」
「費用相場を把握してから、導入する販売管理システムを選びたい」
「そもそもおすすめの販売管理システムを知りたい」
企業の成長に伴い、社内で商品の仕入れから在庫管理までを一元管理することは不可欠です。取引件数が多くなるほど、関係者間の情報共有にタイムラグが発生し、損失につながることがあるでしょう。販売管理システムを導入すればデータ入力が少なくなるため、コミュニケーションロスをなくせることから業務効率化が可能です。
ただし、販売管理システムは製品によって費用が異なります。導入前にどのくらいの費用がかかるのかを把握するのが重要です。
本記事では販売管理システムの費用相場を解説します。本記事を読むと、販売管理システムの種類別の費用相場がわかり、自社に合うシステムを導入しやすくなります。
※どのような導入形態、システムを導入すれば良いか迷う方は、システム幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
販売管理システムを導入する費用相場
販売管理システムは大きく分けて「パッケージ」「クラウド」「セミオーダー」「スクラッチ開発」の4種類に分けられます。それぞれの費用相場を把握することで、自社の予算に合わせた導入方法を見つけられます。販売管理システムの導入を検討しているなら、費用相場を把握することが重要です。
パッケージは月額100,000円程度
パッケージとは、すでに出来上がったシステムのことを指し、ソフトウェアをパソコンまたはサーバーにインストールして利用します。ソフトウェアを導入したらすぐ利用できるのが魅力です。
パッケージにはあらかじめ販売管理機能や在庫管理機能などの機能がついており、利用者の「〇〇のシステムを利用したい」という要件に合わせて機能を選択して使用します。
パッケージの費用相場は月額10万円程度です。すでにシステムが出来上がっている状態なので、0からシステムを構築する必要がなくシステムの設計や実装などを行う手間を省けます。例えば、弥生株式会社が開発・提供している「弥生販売 22」は、パッケージ型の販売管理システムで44,000円から利用可能です。
ただし、パッケージでは決められた機能しか利用できません。パッケージを導入する際は、自社の要件に合った機能が含まれているのかを確認する必要があります。
クラウドは月額20,000円程度
クラウド(SaaS)はインターネットを通じてシステムを提供するサービス形態です。ベンダー(ソフトウェアの提供元)のクラウドサーバーにソフトウェアがあるため、利用者は自分のパソコンやサーバーなどにインストールする必要がありません。インターネットに接続できる環境であれば場所を問わず利用でき、複数人のユーザーでソフトウェアの編集・管理も可能です。また、マルチデバイス(複数のデバイス)に対応しており、アカウントが同一であればデバイスが違ってもサービスを利用できます。クラウドはパッケージと同様にあらかじめ用意されている機能を選択して、自社の要件にあうシステムを構築できます。
クラウドの費用相場は月額20,000円程度です。クラウドは従量課金制のものが多く、使った分だけ料金が請求されます。利用する機能が少なければ、その分費用を抑えられるでしょう。例えば、株式会社ラクスが開発・提供している「楽楽販売」は、クラウド型の販売管理システムで、初期費用150,000円〜、月額費用:60,000円〜で利用可能です。
ただし、クラウドは提供元のサービスが終了すると利用できなくなります。それまでに利用していた機能やデータは他のサービスへ移行しなければなりません。サービス終了時は、あらかじめ通知が送られてくるのが一般的です。
セミオーダーは100万円以上かかる
セミオーダーとは、パッケージ製品を自社で利用しやすいようにカスタマイズすることです。パッケージ製品は決められた機能しか利用できないため、カスタマイズの自由度が低いです。パッケージをセミオーダーにすることで、自社の要件にあう機能の実装が可能になります。
カスタマイズとは、既存のパッケージをアパレルや食品などの業種・業務に合わせてデザインや機能などをアレンジすることや、経理業務といった他のシステムと連携させることができます。
セミオーダー型の費用相場は100万円以上が目安です。パッケージ製品の費用に加えて、必要な機能のヒアリングやカスタマイズを行うためのエンジニアなどの人件費が必要となります。販売管理システムをセミオーダーする際は、あらかじめ必要となる機能を明確にするのが重要です。不要な機能を実装することを防げるので、開発費用を抑えられるでしょう。
パッケージ開発の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:パッケージ開発とは?メリット・デメリット、スクラッチ開発との違い・選び方のポイントを解説!
スクラッチ開発は500万円以上かかる
スクラッチ開発は自社向けに0から販売管理システムを開発することです。完全オリジナルのシステムを開発するので、自社の要望に合わせたシステムを実現可能です。また、スクラッチ開発で構築されたシステムは、開発会社が倒産してもシステムの利用は終了されません。1度システムを構築すると長期にわたって利用できるでしょう。
スクラッチ開発の費用相場は500万円以上が目安です。デザインや機能などを0の状態から決めていくため、エンジニアの人数が多く開発期間が長くなり、費用が高額になります。求める機能が多く複雑になると、システムの開発費用が数千万円以上になることもあるでしょう。
スクラッチ開発を依頼する際は、システム開発の目的を明確にすることや、自社で必要な機能を洗い出すのが重要です。正確な見積額を算出でき、後から追加費用が発生することを回避できます。結果的に費用を抑えられる可能性があります。
スクラッチ開発の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:スクラッチ開発とは?知っておきたいシステム開発の基本・構築方法の違いや選び方を解説!
また、目的別のシステム開発費用相場も参考にしたい方は、こちらもあわせてご活用ください。
システム開発依頼前にチェック!
システム開発相場を目的別にまとめました。
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おすすめの販売管理システム比較表8選
ここまでに販売管理システムの費用相場を紹介しましたが、各システムごとの費用を比較することで、自社に適したシステムを見つけやすくなります。
システム |
費用 |
主な機能 |
サポート体制 |
おすすめ 企業 |
楽楽販売 |
初期費用:150,000円〜 月額費用:60,000円〜 (ユーザー数・ データベース数で変動) |
顧客管理、 案件管理、 見積管理、 受発注管理、 売上管理、 契約管理、 請求管理、 原価管理、 外注先管理 など |
初期導入サポート (業務運用 開始の支援)、 メールサポート、 システムの 基礎知識を 学べるセミナー の開催、 学習ツール・ 動画マニュアル、 個別相談、 サポートサイト・ FAQサイト |
自社の業務に 合わせて 自在に カスタマイズ した販売管理 システムを 構築したい 中小企業 |
弥生販売 22 |
【スタンダード】 セルフプラン付き: 44,000円 ベーシックプラン付き: 44,000円 トータルプラン付き: 70,950円 【プロフェッショナル】 セルフプラン付き: 80,000円 ベーシックプラン付き: 80,000円 トータルプラン付き: 117,500円 【プロフェッショナル2 ユーザー】 セルフプラン付き: 105,000円 ベーシックプラン付き: 105,000円 トータルプラン付き: 148,750円 |
見積管理、 受注管理、 売上管理、 請求管理、 発注管理、 仕入管理、 支払管理 など |
電話・ メールサポート、 データ バックアップ サービス、 PC・ネット ワークサービス など |
小規模 環境から 販売管理 システムを 導入したい 個人事業主・ 中小企業 |
Clovernet ERP クラウド |
【エコノミー】 初期費用:無料 月額費用:7,500円〜 【スタンダード】 初期費用:30,000円 月額費用:15,000円〜 |
受注管理、 売上・納品管理、 発注管理、 仕入・検収管理、 入出金管理、 プロジェクト 別収支管理、 在庫管理など |
FAQサイト による操作手順 の公開、 導入サポート、 保守、問い合わせ サポート、 現地サポート |
販売在庫・ 財務会計・ 給与勤怠を 統合したい 中小企業 |
Smile Works |
初期費用:30,000円 販売ワークス・ 会計ワークス・ 給与ワークス 月額費用:10,000円 【販売のオプション】 承認ワークフロー: 5,000円 継続契約:3,000円 ファイル共有: 3000円/10GB~ FAX送信: 1,500円+従量加算~ 複数倉庫:5,000円 口座振替:3,000円 【会計のオプション】 配賦機能:5,000円 固定資産:5,000円 限定ユーザ(経費精算): 300円/1ID 【給与のオプション】 限定ユーザ(給与明細): 300円/1ID |
プロジェクト管理、 販売管理、 仕入管理、 在庫管理、 集計表出力、 顧客・商品マスタ など (販売ワークス) |
ヘルプセンター (オンライン マニュアル)、 メールサポート、 電話サポート、 導入支援 サービス |
販売管理・ 財務会計・ 給与計算を 統合管理 したい 中小企業 |
flam |
初期費用:無料 スタンダード: 月額9,300円 (標準アカウント数3) プロフェッショナル: 月額19,800円 (標準アカウント数5) プレミアム: 月額49,800円 (標準アカウント数30) |
販売管理、 仕入管理、 在庫管理、 伝票データ メール送信、 メール テンプレート 管理など |
電話サポート、 データ移行 サービス、 導入時操作 指導など |
販売・仕入・ 在庫管理を 安価に 導入したい 中小企業 |
楽商 |
330万円〜 (ネットワーク版・ 5クライアントの 参考価格) |
受注管理、 売上管理、 発注管理、 仕入管理、 在庫管理、 請求管理、 支払管理、 月次管理、 統計管理など |
電話サポート、 リモートサポート、 訪問サポート、 障害復旧、 運用支援など |
業種特有の 課題に 特化し、 充実した サポートを 受けたい 中小企業 |
board |
初期費用無料 Personal:980円/月 Basic:1,980円/月 Standard:3,980円/月 Premium:5,980円/月 |
営業管理、 見積作成、 受注・発注管理、 納品管理、 請求管理、 入金・支払管理、 経営分析など |
FAQサイト、 チュート リアル動画、 個別相談会、 機能の開発 ロードマップ 公開 |
小規模な ビジネスを 展開する 個人事業主・ 中小企業 |
フリー ウェイ 販売管理 |
初期費用無料 有料版:月額3,278円 |
売上伝票の入力・ 請求書の発行・ 入金伝票の入力など |
操作マニュアル、 操作サポート、 カスタマー サポートなど |
安価な 販売管理 システムを 導入したい 個人事業主・ 中小企業 |
統合・汎用型(5選)
総合・汎用型は販売管理・在庫管理・仕入購買管理が統合されている販売管理システムのことです。販売業務に独自性がなく、幅広い機能を利用したい企業におすすめです。
楽楽販売
画像引用:楽楽販売
楽楽販売は東京都渋谷区に本社を置く株式会社ラクスが開発・提供しているクラウド型の販売管理システムです。料金体系は初期費用が150,000円からで、月額費用が60,000円からです。利用ユーザー数やデータベース作成数に応じて費用が変動します。
作業完了といったデータの管理ステータス変更や、特定の日付やステータスに応じてアラートメールを送信するなどのルーチンワーク作業を自動化できるのが特徴。担当者の作業時間を短縮することや人的ミスの予防を行えます。また、ノーコード開発ツールとなっており、プログラミングといった特別な知識・スキルを必要としません。マウス操作のみでデータベースの構築や入力フォームの作成、画面レイアウトの設定などを実現可能です。
楽楽販売は初期導入サポートやメールサポート、システムの基礎を学べるセミナーの開催など、豊富なサポート体制が整っています。システムに詳しくなくても、安心して利用できるでしょう。CSV取込・出力、定型メール取込、API連携などの外部システムとの連携が可能です。
楽楽販売はできることが幅広く、営業案件管理系から販売管理系、発注・購買管理系まで対応しています。他にはプロジェクト管理や作業進捗管理などにも対応しており、自社の要望に合わせて自在にカスタマイズしながら理想の販売管理システムを実現できるでしょう。
費用 |
初期費用:150,000円〜 月額費用:60,000円〜 (ユーザー数・データベース数で変動) |
主な機能 |
顧客管理、案件管理、見積管理、 受発注管理、売上管理、契約管理、 請求管理、原価管理、 外注先管理などを構築可能 |
サポート体制 |
初期導入サポート(業務運用開始の支援)、メールサポート、 システムの基礎知識を学べるセミナーの開催、 学習ツール・動画マニュアル、 個別相談、サポートサイト・FAQサイト |
連携できる外部システム |
CSV取込・出力、定型メール取込、API連携など |
おすすめ企業 |
自社の業務に合わせて 自在にカスタマイズした販売管理システムを 構築したい中小企業 |
弥生販売 22
画像引用:弥生販売 22
弥生販売 22は、東京都千代田区に本社を置く弥生株式会社が開発・提供しているパッケージ型の販売管理システムです。帳簿の発行から、販売管理・仕入・在庫管理までを1つのパッケージで対応可能です。小規模法人向け「スタンダード」、中小規模法人向け「プロフェッショナル」、3台以上のネットワーク環境で使える「ネットワーク」の3種類のラインナップを用意。企業の希望に応じて適切な製品を選択して導入できます。料金プランが細かく設定されており、最も安いプランは年額44,000円で利用可能です。
また、「あんしん保守サポート」が1年間無料となっています。電話・メールのサポート、法令改正対応、データバックアップサービスなどを利用でき、安心して製品を利用できるでしょう。
小規模法人向けのスタンダードは見積・受注・売上・請求といった機能が使えますが、中小規模法人向けのプロフェッショナルはスタンダードの機能に加えて、予算管理や発注管理などの機能が利用可能です。自社に合わせて必要な機能をカスタマイズして、システムを構築できます。
費用 |
【スタンダード】 セルフプラン付き:44,000円 ベーシックプラン付き:44,000円 トータルプラン付き:70,950円 【プロフェッショナル】 セルフプラン付き:80,000円 ベーシックプラン付き:80,000円 トータルプラン付き:117,500円 【プロフェッショナル2ユーザー】 セルフプラン付き:105,000円 ベーシックプラン付き:105,000円 トータルプラン付き:148,750円 |
主な機能 |
見積管理、受注管理、売上管理、 請求管理、発注管理、仕入管理、支払管理など |
サポート体制 |
電話・メールサポート、データバックアップサービス、 PC・ネットワークサービスなど |
連携できる外部システム |
要問い合わせ |
おすすめ企業 |
小規模環境から販売管理システムを 導入したい個人事業主・中小企業 |
Clovernet ERPクラウド
画像引用:Clovernet ERPクラウド
Clovernet ERPクラウドは、東京都港区に本社を置くNECネクサソリューションズ株式会社が開発・提供するクラウド型ERPシステムです。料金プランは「エコノミー」「スタンダード」の2種類が用意されています。エコノミーは初期費用が無料で、月額費用は7,500円からとなっており、低リスクで始めやすいです。
Clovernet ERPクラウドは、財務会計とプロジェクト収支管理を軸にして、販売管理・仕入管理・在庫管理、給与管理・勤怠管理などを網羅しています。販売から会計への自動連動が行われるので、担当者が仕訳チェック作業や入力作業の手間を省けます。必要な機能を組み合わせることで、バックオフィス業務の効率化を実現可能です。
販売管理機能では受注管理、売上・納品管理、発注管理、仕入・検収管理、入出金管理、プロジェクト別収支管理、在庫管理が用意されています。オプション機能を追加すると、商品ワークフローや複数倉庫の管理なども行えます。
Clovernet ERPクラウドは、FAQサイトによる操作手順の公開、システムの導入サポート、保守サポートなどが用意されており、システムの導入から運用まで幅広くサポートしてもらえるでしょう。
費用 |
【エコノミー】 初期費用:無料 月額費用:7,500円〜 【スタンダード】 初期費用:30,000円 月額費用:15,000円〜 |
主な機能 |
受注管理、売上・納品管理、 発注管理、仕入・検収管理、 入出金管理、プロジェクト別収支管理、在庫管理など |
サポート体制 |
FAQサイトによる操作手順の公開、導入サポート、 保守、問い合わせサポート、現地サポート |
連携できる外部システム |
要問い合わせ |
おすすめ企業 |
販売在庫・財務会計・給与勤怠を 統合したい中小企業 |
Smile Works
画像引用:Smile Works
Smile Worksは東京都千代田区に本社を置く、株式会社スマイルワークスが開発・提供するクラウド型ERPシステムです。料金体系は初期費用30,000円に加えて、販売・会計・給与の機能をそれぞれ月額10,000円で利用できます。販売のオプションでは承認ワークフローが5,000円、ファイル共有が3,000円/10GBから追加可能です。追加費用を支払うことで、必要な機能を追加できます。
販売管理に加えて財務会計や給与計算といった基幹システムを統合管理できます。ユーザーのニーズに合わせて必要な機能を組み合わせることで、バックオフィスの業務を効率化することが可能です。販売管理の機能を持つ販売ワークスでは、見積書や請求書などの作成だけでなく、各種集計表や順位表、在庫管理まで販売管理に関わる業務をトータルサポート。小規模から大規模な販売管理まで柔軟に対応でき、小売業、卸売業などをはじめとしたさまざまな企業で導入されています。
また、EDI機能を利用することで、取引先との受発注といったやりとりをクラウド上で行えます。
相手先企業がSmile Worksを利用していなくてもEDI連携ができ、FAXやメール送信といったアナログな業務を行う必要がありません。
Smile Worksは、オンラインマニュアルやメール・電話サポートを提供しています。有償になりますが、導入支援サービスにも対応しており、訪問操作指導や設定代行などを任せられます。FAX送信やオリジナル帳簿の設計・印刷などの外部システムと連携が可能です。販売管理システムと外部システムを連携させることで、人的ミスを防げるでしょう。
費用 |
初期費用:30,000円 販売ワークス・会計ワークス・ 給与ワークス月額費用:10,000円 【販売のオプション】 承認ワークフロー:5,000円 継続契約:3,000円 ファイル共有:3000円/10GB~ FAX送信:1,500円+従量加算~ 複数倉庫:5,000円 口座振替:3,000円 【会計のオプション】 配賦機能:5,000円 固定資産:5,000円 限定ユーザ(経費精算):300円/1ID 【給与のオプション】 限定ユーザ(給与明細):300円/1ID |
主な機能 |
プロジェクト管理、販売管理、 仕入管理、在庫管理、集計表出力、 顧客・商品マスタなど(販売ワークス) |
サポート体制 |
ヘルプセンター(オンラインマニュアル)、 メールサポート、 電話サポート、導入支援サービス |
連携できる外部システム |
FAX送信、オリジナル帳票の設計・印刷、 銀行明細の自動仕訳機能など |
おすすめ企業 |
販売管理・財務会計・給与計算を 統合管理したい中小企業 |
flam
画像引用:flam
flamは香川県高松市に本社を置く株式会社フリップロジックが開発・提供するクラウド型の販売管理システムです。料金プランは「スタンダード」「プロフェッショナル」「プレミアム」の3種類があります。在庫管理・仕分管理・在庫管理といった基本機能を持つ「スタンダード」、オプションの伝票払出(受入)一括処理や入金消込機能などを追加した「プロフェッショナル」、電話サポートを受けられる「プレミアム」をラインナップしています。
どのプランも初期費用が無料であり、最も安いスタンダードプランは月額9300円で利用可能です。オプションも充実しており、1ヶ月の電話サポートが9,800円、利用できるデータ容量追加(1GB/月)が1,100円で利用できます。どのプランも個別カスタマイズを依頼できるので、自社の要望に沿った販売管理システムを実現できるでしょう。また、既存システムからflamへのデータ移行やシステム導入時の操作指導などのサポートを有償で受けられます。
flamは年間70回以上システムのバージョンアップが自動で行われています。常に最新のシステムを利用でき、機能の改善や追加が行われたシステムを追加費用なしで利用可能です。
Easy&Usefulをコンセプトに開発されており、販売・仕入・在庫業務の連携がスムーズに行えます。加えて、会計システムとの連携も簡単で、ボタン1つで会計データの出力が可能です。担当者の会計の入力作業を軽減でき、人的ミスの発生を防げるでしょう。
費用 |
初期費用:無料 スタンダード:月額9,300円(標準アカウント数3) プロフェッショナル:月額19,800円(標準アカウント数5) プレミアム:月額49,800円(標準アカウント数30) |
主な機能 |
販売管理、仕入管理、在庫管理、伝票データメール送信、 メールテンプレート管理など |
サポート体制 |
電話サポート、データ移行サービス、導入時操作指導など |
連携できる外部システム |
会計ソフト、ECなど |
おすすめ企業 |
販売・仕入・在庫管理を安価に導入したい中小企業 |
特定の業界・業種対応型(1選)
特定の業界・業種に特化しているため、統合・汎用型のシステムよりも業界・業種ならではの特殊業務に対応できるでしょう。
楽商
画像引用:楽商
楽商は東京都江東区に本社を置く株式会社日本システムテクノロジーが開発・提供する卸売業向けパッケージ型の販売管理・在庫管理システムです。料金体系は330万円からと高額ですが、販売管理・在庫管理に加えて、物流管理・輸入管理など卸売業に必要な機能が幅広く利用できます。
楽商は包装資材・梱包資材卸やレンタル・リース業などをはじめとした16種類の業界・業種に特化した販売管理システムを提供しています。顧客の個別のニーズには、オプション機能やカスタマイズなどで対応する提案をしてもらえるので、自社に最適なシステムを構築できるでしょう。
創業から50年を超えるノウハウがあり、多種多様な業界・業種1,000社以上への導入実績を誇ります。システムの導入後は専任SEによる電話サポートやリモートサポートを行ってもらえるので、安心してシステムを利用し続けられるでしょう。楽商は連携できる外部システムが豊富であり、FAX、会計、EOS・EDI、Web請求書発行などを連携可能です。
費用 |
330万円〜 (ネットワーク版・5クライアントの参考価格) |
主な機能 |
受注管理、売上管理、発注管理、仕入管理、在庫管理、 請求管理、支払管理、月次管理、統計管理など |
サポート体制 |
電話サポート、リモートサポート、 訪問サポート、障害復旧、運用支援など |
連携できる外部システム |
FAX連携、会計連携、EOS・EDI連携、 Web請求書発行連携など |
おすすめ企業 |
業種特有の課題に特化し、 充実したサポートを受けたい中小企業 |
販売管理特化型(2選)
在庫管理や仕入管理といった機能を必要としないため、統合・汎用型のシステムよりも導入費用を抑えられる可能性があります。
board
画像引用:board
boardは、東京都千代田区に本社を置くヴェルク株式会社が開発・提供するクラウド型の販売管理システムです。料金体系は「Personal」「Basic」「Standard」「Premium」の4種類が用意されています。初期費用が無料で、一番安いPersonalは月額980円で利用可能です。
boardは見積書や請求書の作成から、営業管理・支払管理・売上見込の把握・キャッシュフロー予測などの業務や経営を一元管理して効率化できます。主に営業管理から入金・支払管理までを守備範囲にしています。boardは中小企業をターゲットにしており、有料導入は4,200社を突破しています。
boardは同社の経営者が一貫して仕様の検討・開発を行っているのが特徴。案件単位の損益管理やメール・チャットツールへの未請求・未払いなどのアラート送信など、経営に役立つ機能が豊富に用意されています。会計ソフトとの連携も可能であり、請求や支払いのデータを入力する手間を低減可能です。FAQサイト・チュートリアル動画といったサポートから、顧客に合わせた個別相談会まで幅広くサポート体制が整っています。基本的な説明だけでなく、自社の業務や課題などを解消しやすいでしょう。
費用 |
初期費用無料 Personal:980円/月 Basic:1,980円/月 Standard:3,980円/月 Premium:5,980円/月 |
主な機能 |
営業管理、見積作成、受注・発注管理、 納品管理、請求管理、 入金・支払管理、経営分析など |
サポート体制 |
FAQサイト、チュートリアル動画、 個別相談会、機能の開発ロードマップ公開 |
連携できる外部システム |
会計ソフト |
おすすめ企業 |
小規模なビジネスを展開する個人事業主・中小企業 |
フリーウェイ販売管理
画像引用:フリーウェイ販売管理
フリーウェイ販売管理は、東京都中央区に本社を置く株式会社フリーウェイジャパンが開発・提供するクラウド型の販売管理システムです。売上伝票の入力・請求書の発行・入金伝票の入力が主な機能であり、販売管理に特化したシンプルなサービスです。3名まではシステムを無料で利用でき、複数の社員でデータの共有ができます。1,000伝票までは完全無料で、有料版は月額3,278円で利用できます。費用を抑えながら販売管理システムを使用できるでしょう。
月額3,278円の有料版にアップロードすると、登録できる伝票数が増加し無制限で利用可能です。
シリーズ製品の「フリーウェイ経理」「フリーウェイ給与計算」「フリーウェイタイムレコーダー」なども無料で提供されており、バックオフィス業務を効率化できます。
フリーウェイ販売管理は、操作マニュアルや操作サポート、カスタマーサポートなどの基本的なサポートが受けられます。ただし、操作サポートとカスタマーサポートは有料版のみ利用可能です。
費用 |
初期費用無料 有料版:月額3,278円 |
主な機能 |
売上伝票の入力・請求書の発行・入金伝票の入力など |
サポート体制 |
操作マニュアル、操作サポート、 カスタマーサポートなど |
連携できる外部システム |
要問い合わせ |
おすすめ企業 |
安価な販売管理システムを導入したい 個人事業主・中小企業 |
※販売管理システムの費用を理解できたが、どのような導入形態、システムを導入すれば良いか迷う方は、システム幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
販売管理システムの比較ポイント
販売管理システムの導入を検討する際は、費用以外にも注目すべき比較ポイントがあります。費用だけで選びきれない場合は、こちらで紹介するポイントを参考にしてみてください。
システムの利用範囲
販売管理システムは各種類によって、利用できる機能が異なります。導入前に自社の要望を満たせる機能が利用できるのかを確認するのが重要です。在庫を持たず販売管理機能のみを複数人で利用したい企業は、クラウド型の販売管理に特化したシステムが適しています。
例えば、パッケージ製品はすでにシステムの雛形が出来上がっているため、利用できる機能が決められています。パッケージは、システムを利用する担当者が込められており、自分自身のデバイスで利用したい場合に適しています。クラウドはシステムの利用者が決められておらず、複数人で同時に利用したい場合に適しているでしょう。
システムによっては、自社の要望を満たせないかもしれません。その際は、オプションで追加することや、セミオーダーで機能を開発するといった方法を検討しましょう。自社の完全オリジナルの販売管理システムを構築したい場合は、スクラッチ開発が適しています。機能追加の自由度が高く、自社の要望を全て満たせるシステムを構築可能です。
サポート体制
販売管理システムの導入時や運用では、自社のみでは解決できないトラブルが発生する可能性があります。サポート体制が充実していると、万が一の事態になっても素早く解決できるでしょう。例えば、メール・電話対応、リモートからの操作サポートなどが挙げられます。サポート対応時間もシステムの提供元によって異なるので、日中のみの場合や24時間対応してくれるものもあります。
自社内でシステムに詳しい人材がいない場合や導入・運用に不安がある企業は、サポート体制が充実しているシステムがおすすめ。例えば、システムに詳しい人材が社内にいないので導入時に現地でサポートしてもらいたい場合、セミナーによるサポートもある「楽楽販売」が適しています。
ただし、提供されるサポートが多いと費用が高くなる可能性があります。自社の要件を明確にしてから、必要なサポートを選んでみてください。
料金体系
パッケージ・クラウドは初期費用を抑えられますが、月額利用料がかかります。一方でスクラッチ開発はエンジニアの開発工数がかかるので、初期費用が高額になりやすいです。販売管理システムを導入する際は、自社の希望に合う料金のシステムを選択するのがおすすめです。
また、システムによって月額制・従量課金制・買い切り型と料金体系がさまざまあります。
料金体系に応じてシステムを選ぶ方法もあります。例えば、月額制は利用する機能が明確になっている企業、従量課金制は状況に応じて必要な機能を利用したい企業、買い切り型は長期的にシステムを利用する予定がある企業に適しています。
販売管理システムを導入する際は、目的や必要な機能を明確にしましょう。不要な機能を省けるので、費用を抑えられる可能性があります。ただし、安さのみを最優先してシステムを選んだ結果、「欲しい機能がなくて使いものにならない」「システムの選び直しになった」などの失敗が生じるかもしれません。安さのみでシステムを選ばず、利用できる機能やサポートなども確認しましょう。
外部システムとの連携
企業では販売管理システムの他にもさまざまなシステムを利用している場合もあるでしょう。パッケージやクラウド型の販売管理システムは、提供元の企業が定めた範囲内でしか利用できません。
場合によっては、既存システムと連携できない可能性があります。既存システムを運用している場合は、販売管理システムと連携できるのかを確認しましょう。
仮に会計システムと連携できる場合、帳簿に記入する手間を省けて人的ミスを防ぐ効果があります。業務の効率化を実現させるために、外部システムとの連携は確認しておきたいポイントです。
販売管理システム費用まとめ
販売管理システムの費用相場は「パッケージ」「クラウド」「セミオーダー」「スクラッチ開発」によって異なります。
- パッケージ:月額10万円前後
- クラウド:月額1万〜2.5万円
- セミオーダー:100万円以上
- スクラッチ開発:500万円以上
場合によっては、販売管理システムの費用だけでは選びきれないケースもあるでしょう。
その際は「システムの利用範囲」「サポート体制」「外部システムとの連携」を比較するのがポイントです。自社の要望を明確にして、販売管理システムを選んでみてください。
ただし、販売管理システムの種類は数多くあります。費用相場を理解しても、どのシステムを導入すれば良いのか迷うこともあるでしょう。
コンサルタントのご紹介
岩田
専任のコンサルタントが、
お客様の予算と目的を丁寧にヒアリング。
最適な会社をピックアップ・ご紹介させていただきます!
初心者の方でも安心してご相談いただけます。
その際は、システム幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
Q. 販売管理システムの費用相場は?
販売管理システムの費用相場は、パッケージ型だと月額100,000円程度、クラウド型は月額20,000円程度、セミオーダー型では100万円以上、スクラッチ開発になると500万円以上です。
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