アプリ開発の費用相場!料金の事例や計算法まで詳しく紹介【2024年最新版】

アプリ作成・開発の費用相場は?費用を抑えるコツも解説【種類・機能別の一覧表つき】

アプリの作成を企画しており、費用に関する情報を探しているご担当者の方へ。

  • アプリの種類や機能によって幅がありイマイチ相場が分からない
  • 社内でアプリ作成のプレゼン資料を作成するのに金額を把握しておきたい
  • アプリ作成の費用を安く抑える方法はないか?

アプリと一口に言っても種類はさまざまで「自社(自分)のアプリだとどれぐらいの費用感なんだろう」「見積もりを出されたときに適正価格かわからない」などの悩みもあるでしょう。

そこで本記事では、上記のような悩みを抱えているご担当者さま向けに

  • 【種類・機能別】アプリ作成・開発の費用相場
  • アプリ開発の費用の算出方法
  • シミュレーターを使ったアプリ開発費用の出し方
  • アプリ開発費用を安く抑えるポイント

まで詳しく解説。最後まで読めば、アプリの費用相場が把握でき、見積もりで出された額が適正か判断できるようになりますので、ぜひご覧ください。

※アプリ作成にかかる費用・相場情報を知りたい方はシステム幹事にご相談ください。費用のご相談だけでも無料でお答えします。予算や目的から最適な開発会社をご紹介も可能です。
【無料】アプリ作成にかかる費用の相談をする

アプリ開発に役立つ記事もご覧ください アプリ開発かんたんマニュアル!おすすめ言語、開発の流れ、ツールまで解説

目次
  1. 1. 【種類・機能別】アプリ開発・作成の費用相場
    1. 1-1. 【種類別】費用相場一覧表
    2. 1-2. 【機能別】アプリ開発費用相場一覧表
    3. 1-3. アプリ開発費用ランキングを公開!1位は100~500万円
  2. 2. アプリ開発・作成費用の内訳
    1. 2-1. 人件費
    2. 2-2. デザイン・サーバサイド費用
    3. 2-3. OSアップデートの費用
    4. 2-4. アプリ公開後のメンテナンス費用
  3. 3. アプリ開発・作成費用の計算方法(基本の計算式)
    1. 3-1. アプリの作成・開発費用は主に「人件費+諸経費」で算出される
    2. 3-2. 人件費は「人月×人月単価×開発期間」で算出される
    3. 3-3. アプリ開発の期間によっても費用が変わる
  4. 4. アプリ開発・作成の人件費が変動する3つの要因
    1. 4-1. 【人月】の変動要因:開発規模、必要な期間、予算
    2. 4-2. 【人月単価】の変動要因:起用する人員の役割や技術力
    3. 4-3. 【開発期間】の変動要因:アプリの種類、規模、難易度など
  5. 5. アプリ開発・作成費用の見積事例(シミュレーション)
    1. 5-1. アプリ開発シミュレーションの条件と結果
    2. 5-2. 【注意】正確な相場や見積もりを知りたいなら事前に専門化に相談するのが無難
  6. 6. その他のアプリ開発・作成費用
    1. 6-1. サーバー費用:月額数千円~数万円
    2. 6-2. SSL証明書費用:5~10万円程度
    3. 6-3. 運用・保守費用:開発コストの5~10%前後
    4. 6-4. アプリのリリースに必要なアカウント登録費用:~99ドル
  7. 7. 【種類別】アプリ開発費用の相場
  8. 8. 【サービス別】アプリ開発の費用相場
    1. 8-1. ノーコード型アプリ開発サービス|3〜10万円
    2. 8-2. フルスクラッチ型アプリ開発|1,000万円以上
    3. 8-3. 内製|3,000万円以上
  9. 9. アプリ開発・作成の費用を抑えるコツ
    1. 9-1. 要件定義で必要な機能を明確にする
    2. 9-2. 個人・フリーランスに依頼する
    3. 9-3. Webアプリ・ハイブリッドアプリで開発する
    4. 9-4. 工数が削減できる手法で開発する
    5. 9-5. レベニューシェアで開発依頼する
    6. 9-6. 自社でできない部分だけ外注する
    7. 9-7. アプリ開発の補助金を利用する
    8. 9-8. 相見積もりを行い比較検討する
    9. 9-9. (番外)ツールを使って内製する
  10. 10. アプリを個人で自作できる?
    1. 10-1. 不可能ではないが、ノウハウがない場合は外注がおすすめ
  11. 11. アプリ開発会社の選び方
    1. 11-1. 費用と契約条件を確認
    2. 11-2. 実績とポートフォリオを確認
    3. 11-3. コミュニケーション能力と柔軟性
  12. 12. アプリ開発の工程
  13. 13. アプリ開発におすすめの会社
    1. 13-1. 株式会社イーディーエー(東京)
    2. 13-2. 株式会社ユニアース(大阪)
  14. 14. アプリ作成・開発にかかる費用まとめ

【種類・機能別】アプリ開発・作成の費用相場

アプリ作成の費用は、開発規模によって変動します。たとえば販売管理システムを構築する場合は月額10万円前後〜500万円以上ECサイトを構築する場合だと50〜1,000万円以上が相場です。

また、アプリの開発費用は、種類や実装する機能によっても変動します。ここからは、アプリ作成の費用相場を種類別・機能別で紹介していきます。

【種類別】費用相場一覧表

まずは、種類別の費用相場です。下記の表の通り、相場といっても幅があり、機能の多さや作成したいアプリの規模などによって費用は大きく異なります

アプリ種類

費用相場

特徴・具体例

学習アプリ

50~300万円

漢字や英語、算数などを
ゲーム感覚で学べるアプリ

例:トドさんすう

スタディサプリEnglishなど

コミュニティアプリ

100~500万円

掲示板やチャット機能で
コミュニケーションを取ったり
情報交換ができるアプリ

ライブ配信アプリ

1,000万円~

スマホでリアルタイムに
動画を配信できるアプリ

※搭載する機能によって費用に幅がある
例:17LiveSpoonなど

ECアプリ

200~300万円

ECサイトをアプリ化するもの

※プッシュ通知や位置情報など、

通常のECサイトには搭載できない機能が

アプリによって有効になる

例:ニトリMVMTなど

位置情報系アプリ

300万円~

ランニング・歩いた距離に応じて

消費カロリーを計算するアプリ

※友達や家族のいる位置を

地図で表示するアプリなど。

例:Pacer歩数計

ALKOO(あるこう)など

マッチングアプリ

400~1,500万円

検索によりパートナーを探し、
コミュニケーションが図れるアプリ
※検索・チャット・課金機能など
多くの機能が必要なため
開発費は高い傾向にある

例:sisterオミカレなど

ゲームアプリ

800万円~

ゲームに分類されるアプリ
※ストーリー設計やキャラクターデザイン
オリジナル仕様など様々な機能が

必要なため高額になりやすい

例:癒しのウーパールーパー育成ゲームなど

フリマアプリ

1,000万円~

オンライン上でユーザー同士が

商品売買を行えるアプリ
※商品登録やコメント、口座登録など
多くの機能が求められる


LINEミニアプリ

パッケージ開発:

10万円

個別開発:

300~500万円 

LINE株式会社が提供するプラットフォームで

店舗や企業がLINE上にWebアプリ構築

※ユーザーがアプリを使うことで

店舗での注文や会員証、順番待ちの

受付などをLINE上で行える

金融アプリ

1,000万円~

銀行や投資用証券口座などのアプリ

※明細や残高をすぐに確認できたり、

投資信託などの金融商品の取引に

気軽に対応できるメリットがある

例:GMOコイン新生銀行など

メディア系アプリ

180万円~

ニュースを配信するアプり、

マンガアプリ、音声・ラジオアプリなど

例:新R25(リンク切れ)、マンガボックスVoicyなど

店舗系アプリ

200万円~

飲食店や美容室などの店舗で

リピーターの獲得のために

スタンプ・クーポン配信・プッシュ通知

などの機能が搭載されたアプリ。

例:BALLOON HAIR 表参道

和パスタ:こなななど

管理ツール系

アプリ

200万円~

タスクの管理・todo管理をするアプリ
※毎分などこまめにリマインドを

スヌーズさせるなどの便利機能も

アプリをノーコード(プログラミング不要)で開発できるプラットフォームを使えるものは、150万円~200万円に抑えられます。

プログラミングによるアプリ開発が必要なものは500万円~600万円ほど。さらに特別な機能が求められるならプラス100万円ずつしていくイメージです。

例えばライブ配信アプリは、1,000万円以上が相場。スペックの機能要件や、保守運用費用もかなり高く、サーバー費用も高いため、数百万円程度しか出せない顧客だと、プロジェクトが頓挫してしまう可能性が高いです。保守運用や、サーバー費用だけでも月額100万円ほどかかります。

マッチングアプリやゲームアプリ、フリマアプリなどは高度な機能も求められるため、費用が高額です。とくにマッチングアプリにてユーザーデータを分析できるようにする場合、扱うデータ量が増えてデータベースの構造も複雑になるため、開発費用が1000万円以上まで跳ね上がることが多くあります。

マッチングアプリの詳しい費用について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:マッチングアプリの開発費用は?費用を抑えるポイントも解説

LINEミニアプリには、飲食店等でのテーブルからのメニュー注文や会計決済をLINEから行う「テーブルオーダー」や、飲店舗や施設のデジタル会員証を発行してLINE上から提示・管理できる「会員証」などがあります。

LINEミニアプリ開発の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事LINEミニアプリ開発とは?開発会社と開発費用の相場について解説

【機能別】アプリ開発費用相場一覧表

アプリで活用する機能別の相場も紹介しましょう。

種類

費用相場

特徴

他アプリとの連携

5~40万円

対象アプリとの情報連携を

できるようにする

ログイン機能

10~20万円

会員ページなどへのログインを

できるようにする

通知機能

10~100万円

アプリのバッジやスマホのバナー等で

お知らせを表示する

位置情報機能

12~25万円

位置情報を活用したサービス・機能を

提供できるようにする

メッセージ機能

20~40万円

ユーザーと企業あるいはユーザー同士で

個別連絡できるようにする

決済システム

20~50万円

商品やサービスをアプリ内で購入完了

できるようにする(クレジットカード、○○Pay等)

データの利用

15~75万円

ユーザーの個人情報データと既存のデータを

アプリで連携させる

アプリ作成では、機能を追加するごとにも費用が発生します。ひとつの機能を追加するだけで万単位の金額がかかるため、追加の開発や大規模な修正が発生しないように要件を明確にしておくことが大切です。

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アプリ開発費用ランキングを公開!1位は100~500万円

アプリ開発費用ランキングを公開!1位は100~500万円

上図は、過去にシステム幹事経由でアプリ開発を受注した企業のデータをもとに算出したアプリ開発費用のランキングです。

1位……100万円~500万円 42%
2位……50万円~100万円 26%
3位……500万円~1,000万円 21%
4位……1,000万円~ 10%

ランキングの1位は100万円~500万円で、全体の42%を占める結果となっています。以下、2位が50万円~100万円、3位が500万円~1,000万円と続きました。アプリ開発費用が1,000万円を超えるケースは4位で、10%程度に留まっています。

アプリ開発・作成費用の内訳

アプリ作成・開発費用の内訳は、以下の通りです。

  1. 人件費
  2. デザイン・サーバサイド費用
  3. OSアップデートの費用
  4. アプリ公開後のメンテナンス費用

人件費

アプリ作成・開発の費用で、最も多くの割合を占めるのが人件費です。システム開発には、以下の人たちが関わっています。

  • プロジェクトマネージャー(PM)
  • システムエンジニア(SE)
  • プログラマー(PG)

全体で多くの人が関わる分、人件費が高額になっていきます。

仮にエンジニアを1ヵ月依頼した場合、人件費は初級レベルのシステムエンジニアで70〜100万円、上級レベルのシステムエンジニアは100〜180万円ほどです。

監修者 開発費用の多くは、開発者を確保しておくコストです。基本的には「開発者などに掛かる人件費×開発期間」が開発費用になります。

デザイン・サーバサイド費用

システム会社ではユーザー満足度を高めるため、アプリの全体戦略から入りデザインに落とし込んでいく作り方をしています。

場合によってはアプリデザインを外部の制作会社に委託する場合もあり、デザイン業務のための費用や人件費がかかります。

また、データベースを活用し情報を掲載したい場合は、サーバサイドの費用も必要です。

サーバサイドの費用は、最低でもアプリ開発費用の2〜3倍かかるため、依頼は慎重に検討するのが良いでしょう。

OSアップデートの費用

OSのアップデートにも費用が発生します。金額はアップデートとなった機能やアプリの複雑さにもよりますが、1ヵ月で10万円程度です。

GoogleとAppleは、約1年おきに各OSの新バージョンを発表しています。新しいOSに対応していくためにも頻繁なOSが必要となり、その分費用もかさんでいきます。

また、OSのアップデートによってはアプリが非対応対応となり、ユーザーが利用できなくなることも。

ユーザーに継続的に利用してもらうためにも、OSアップデートの費用は必要です。

アプリ公開後のメンテナンス費用

アプリ公開後のメンテナンスにも費用がかかります。メンテナンスの内容は、以下のようなものです。

  • サーバー維持費:アプリの安定的な利用のために必要な費用
  • アプリストアへの掲載費:「Google Play」と「App Store」が代表的
  • ドメイン、サーバーのレンタル代:アプリを運用する限り継続的に発生
  • アプリの不具合対応:不具合やトラブルには早急な対応が必要

アプリ維持のための費用は、年間コストの20%ほどです。アプリ開発の段階で、メンテナンス費用も考慮し予算を確保しておきましょう。

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アプリ開発・作成費用の計算方法(基本の計算式)

本質的な考え方や計算式を理解しておくことで、自社で作りたいアプリの費用の目安が分かり、開発会社から出された見積もりが適正かどうかの判断材料にもなります。

アプリ開発会社からもらった見積を見たときに理解しやすくなりますので、基礎知識としておさえておきましょう。

アプリの作成・開発費用は主に「人件費+諸経費」で算出される

アプリ開発の費用の内訳

アプリの作成・開発費用はシンプルに「人件費+諸経費」で決まります。

  • 人件費:エンジニアやプログラマーなどアプリを開発する人員や工数にかかる費用
  • 諸経費:開発に関わるその他の費用(パソコンやアプリを動かすサーバなどの設備費、ソフトを使用するライセンス料など)

このうち、アプリ開発の費用のほとんどは人件費。アプリの種類や機能、アサインされる開発担当者のスキルなどによっても必要な人件費は変動します。

人件費は「人月×人月単価×開発期間」で算出される

人件費(開発費)は「人月×人月単価×開発期間」

アプリ開発にかかる人件費は「人月(にんげつ) ×人月単価 ×開発期間」で決まります。

  • 人月  :エンジニア、プログラマーなど1ヶ月間に必要な開発人員数
  • 人月単価:人員1人が1ヶ月作業した場合の費用
  • 開発期間:開発・リリースまでに要する期間

アプリ開発では、見積書などに「〇人月」という言葉が出てきます。人月とは、開発に必要な1ヶ月間の人員の数。たとえば、あるアプリを開発するのに1ヶ月3人のスタッフが必要なら、3人月になります。

ディレクター1名、プログラマー1名、エンジニア1名の3人で開発する場合、人月単価が全員が同じ60万円と仮定して、4ヶ月で開発する場合、人件費は以下になります。

開発人数 × 人月単価 ×開発期間
3人 × 60万円 × 4ヶ月
=720万円

アプリの規模や機能、難易度などによって必要な人数や開発期間が異なるため、開発費用は大きく変動するのです。

なお、アプリ画面のデザインのためにデザイナーの人件費が別途必要になることもありますので留意しておきましょう。

アプリ開発の期間によっても費用が変わる

アプリ開発の期間が長くなれば、その分費用が増加します。3ヵ月と10ヵ月の開発期間では、後者の方が多くの費用が必要です。

アプリの開発期間は、搭載する機能によって変動します。開発期間と搭載する機能について、以下の表にまとめました。

開発期間 搭載する機能の例
3ヵ月程度(短期)

・アプリのポイントカード機能

既存システムを活用するため、短期での開発が可能。

6ヵ月程度(中期)

・スタンプ機能

スタンプ付与の条件設定に細かい開発が必要。

10ヵ月以上(長期)

・クーポン、プッシュ通知機能など(マーケティング用途のアプリ)

機能要件をまとめたり運用時に活用する管理画面を構築したりと、

大規模な対応が必要なため長期化する。

監修者 機能が多くなればそれだけ開発期間は伸びますし、難しい機能が必要であればベテランの開発者が必要になります。また、何を作るのかがきちんと決まっていないと、途中まで作ったものが使えず最初からやり直しとなり、結果として開発期間が大きく伸びてしまうケースもあります!

アプリ開発のスケジュール・期間・準備しておくことを解説! | システム幹事 アプリ開発における基本的なスケジュールや期間について解説します。事前に把握しておきたいこと、失敗しないためのコツについても解説しているので、アプリ開発を検討中の...

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アプリ開発・作成の人件費が変動する3つの要因

【人月】の変動要因:開発規模、必要な期間、予算

人月(にんげつ)は、1ヶ月に必要な開発人員の数であり、基本的に開発期間の長さによって変動します。

たとえば、アプリ公開まで1ヶ月しかないのであれば急いで6人月を用意する必要がありますが、2ヶ月の余裕があるなら各月3人月で済む、といったイメージです。(※実際は上記のように単純にはいきません。あくまでイメージです)

さらに、起用できる人数は開発予算によっても変動します。後述しますが、開発スキルや実績が豊富な人ほど起用するために多くの依頼料(人月単価)が必要となるためです。

【人月単価】の変動要因:起用する人員の役割や技術力

人月単価は、開発者の役割や技術力によって変動します。

アプリ開発で必要な役割は、主にPG(プログラマー)とSE(システムエンジニア)です。プログラミングのみ担当するPGに対して、SEはプロジェクトの管理も含めて全工程に携わります。そのため、SEのほうが単価が高い傾向にあります。
(PGの人月単価の目安は70万円前後。SEは100万円前後です)

また、人員の技術力によっても単価は異なります。たとえば、同じSEでも人月単価の目安は以下のように変わります。

人月単価の目安

スキルによるSEの人月単価の目安

  • 初級SE:60万円~80万円
  • 中級SE:80万円~120万円
  • 上級SE:100万円~160万円

「こんなに高額なの?」と思われるかもしれませんが、開発会社は人月単価の中からエンジニアやプログラマーに給料を支払うため、アプリ開発に支払う外注費は高額になるのです。

外注費を抑える方法は最後にご紹介しますので、そちらもお役立てください。

SE(システムエンジニア)の業務内容の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事SEの開発に関わる業務内容!求めるべきスキル・必要な年収(人件費)を解説

【開発期間】の変動要因:アプリの種類、規模、難易度など

開発期間は、アプリの仕様、種類、アプリの規模、機能の難易度など複数の要因で変動します。

  • アプリの仕様:Webアプリ、ネイティブアプリ、ハイブリッドアプリか
  • アプリの種類:ゲーム、ECサイト、マッチングなどアプリ種別
  • アプリの規模:想定ユーザー数、他サービスやアプリとの連携など影響範囲の広さ
  • アプリの機能:機能の実現難易度。たとえば金融系アプリなど個人情報を取り扱う場合はセキュリティ性が求められるため難易度が高くなる

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アプリ開発・作成費用の見積事例(シミュレーション)

自分が作りたいアプリの費用の概算が知りたい方は、簡易的な見積もりができるシミュレーションサイトを使ってみて大まかな開発費用を算出する方法があります。

各シミュレーションサイトは、アプリに関する条件をいくつか入力するだけでアプリ・システム開発の概算費用を知ることができる便利なツールです。

ここでは以下2つのシミュレーションサイトを活用して実際にアプリの開発費用の概算を出してみました。

今回活用させていただいたシミュレーター

アプリ開発シミュレーションの条件と結果

今回は、「小規模のコミュニティアプリ」を想定して、以下の条件でシミュレーションしました。

・対応OS:iOSとAndroid両方開発
・開発規模:小規模(30画面程度)
・必要な機能:ユーザー認証・通知機能・SNS機能・チャット機能・検索機能
・SNSログイン:Google・Facebook
・決済機能:なし
・デザイン:コンセプトから制作してもらう
・Web管理画面:必要

その結果、株式会社Pentagonのシミュレーターでは522万円と試算されました。

株式会社Pentagon

画像引用:株式会社Pentagon

また、CREATIVE VILLAGEのシミュレーターでは590万円という結果となりました。

CREATIVE VILLAGE

画像引用:CREATIVE VILLAGE

シンプルなシミュレーションですが、今回作りたいアプリの費用は少なくとも500万円~600万円を程度の予算が必要になりそうとわかりますね。

各社のシミュレーターによって金額の変動はありますが、目的のアプリを開発するために必要な大まかな費用を参考として把握できるでしょう。

その他、アプリ開発費用の見積もりでは以下のような事例があります。

アプリ

金額

既存アプリの軽微な改修

33万円

英会話アプリ

409万円

フードロス対策アプリ

620万円

SNSアプリ

651万円

試験対策iPadアプリ

722万円

婚活マッチングアプリ

902万円

参考元:株式会社Pentagon

【注意】正確な相場や見積もりを知りたいなら事前に専門化に相談するのが無難

料金シミュレーターはあくまでざっくりとした相場や見積もりの情報であり、正確な金額は後ほど説明する「要件定義」を行ってからしか分からない場合が多いです。

要件定義とは目的のアプリ開発に必要な事柄を詳しく見える化すること。目的、予算、必要な機能、納期、環境や技術、人員、テスト、実装など、開発者の目線から解像度高く想定するため見積金額がぶれにくくなります。

アプリ開発の流れ・工程

とはいえ、アプリ開発会社へ要件定義と見積を依頼した上で「やっぱり費用が高いから開発はやめておこう」と開発を中止しようとても、事前の契約内容によっては開発費全体の10%前後の費用がかかる場合があります。

そのため、まずは自社の希望に合ったアプリ費用の相談を行い、相場や見積もりを把握しておくのがおすすめです。

監修者 予想外の費用を発生させず予算や納期内に納めていく上でも、アプリで何を解決したいのかを開発会社とすり合わせをしていくことが重要です!

「作りたいアプリがどれぐらいの費用になりそうか相場を知りたい」という方はシステム幹事へ相談してみてください。

数千社の開発会社と提携しており、実際の見積データベースからあなたのアプリ費用を精度高く紹介してもらえます。相談料などは一切かからないので安心です。

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その他のアプリ開発・作成費用

Webアプリケーションの作成にかかる費用は、開発費用だけではありません。開発以外にかかる費用も押さえておきましょう。

サーバー費用:月額数千円~数万円

要求されたファイルの送付やデータの保存など、サービスを提供する側のコンピューターをサーバーといいます。サーバーは、アプリを動かすために必要不可欠な存在です。

サーバー費用の目安は月額数千〜数万円。加えて、データ分析やAIなどを活用した機能をアプリケーションに持たせる場合は、より高額になります。例えば、チャットボットシステムの場合、初期契約が約5〜10万円、運用が月額約10~100万円ほどです。

AI導入費用の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事【最新版】AI導入の費用相場を解説|失敗しない制作会社の選び方も紹介!

また、アプリを運用していくために、開発後もサーバーのレンタル料を払い続ける必要があります。

SSL証明書費用:5~10万円程度

SSL証明書費用

SSL(Secure Sockets Layer)とは、WebサイトのURLをhttp→httpsに暗号化することです。http→httpsに変わると上のように鍵マークがつきます。

SSLサーバー証明書は、Webサイトの運営者の実在性を証明し、Webサーバーとブラウザの間で通信データの暗号化を行うための電子証明書

費用は5~10万円程度です。暗号化により盗聴やなりすましを防ぎます。個人情報や決済情報を扱うアプリケーションはもちろんのこと、近年は企業のHPなど多くのWebページもHTTPS暗号化されているのが一般的になってきました。

運用・保守費用:開発コストの5~10%前後

アプリは作って終わりではなく、リリース後も継続的に運用や保守をしていく必要があります。

アプリ開発を外注する場合は、運用・保守の方針や予算を決めておくことも重要です。目安として、運用費は開発コストの5〜10%前後。5%の場合、300万円で開発したアプリであれば運用・保守費用は月15万円ほどかかり、1年間で180万円になります。

定額で運用・保守を請け負ってくれる会社もあれば、0.5人月の人日計算などで従量課金での運用・保守を行う会社もあります。トラブルが起きたときのためにも、運用・保守でどこまでのサービスが行われるのか、トラブル時の対応スピードはどれぐらいか、しっかりと確認しましょう。

「運用」は、開発・リリースされたアプリを継続的に安定して稼働させるため、管理・監視を行うこと。「保守」は、障害が発生した際に原因を究明してアプリを復旧・修正すること。

運用だけでなく、万が一トラブルが発生した場合の「保守」も頭に入れておくことが大切です。運用や保守の詳しい中身や、どこに任せるべきかなどは下記の記事を参考にしてください。

関連記事アプリ運用とは?保守との違い・重要性・作業内容・想定すべきコストを解説!

アプリのリリースに必要なアカウント登録費用:~99ドル

スマホアプリのリリースは、Apple storeやGoogle Payなど各アプリストアへ申請し、承認されてようやくリリースができます。アカウントの登録申請には費用が必要です。必要な費用は、iOS、Androidどちらのアプリを公開するかによって変わります。詳細は以下の表の通りです。

OS

登録対象

費用

iOS

Apple developer account

$99=11,800円(税別)
※登録費用+毎年同額の更新料が必要

Android

Google Play developer account

$25=2,750円(税別)程度

※登録費用のみ

関連記事【iOS・Android】アプリの審査情報まとめ!審査手順や期間、基準を満たすためのポイントを解説

スマホアプリ開発の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:スマホアプリ開発に必要なものは?言語や費用、流れを紹介

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【種類別】アプリ開発費用の相場

開発するアプリの種類によって、費用相場は異なります。アプリの種類ごとの費用相場について、以下の表にまとめました。

アプリの種類 費用相場
コミュニティアプリ 263〜2,193万円
マッチングアプリ 263〜2,193万円
レストランアプリ 585〜2,193万円
デリバリーアプリ 585〜2,193万円
リテールアプリ 731〜2,193万円
ビジネスアプリ 731〜2,924万円
タクシーアプリ 731〜5,848万円
ヘルスケアアプリ 804〜4,386万円
学習アプリ 877〜3,290万円
eコマースアプリ 877〜3,655万円
ゲームアプリ 877〜3,655万円
ストリーミングアプリ 1,170〜4,386万円
ARアプリ 1,462〜3,655万円

必要な費用が多いアプリほど、開発期間も長期化します。アプリ開発期間の目安や費用について知りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

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【サービス別】アプリ開発の費用相場

アプリ開発サービスによって、費用相場は異なります。ここからは、以下アプリ開発サービスごとの費用相場について解説します。

  • ノーコード型アプリ開発サービス
  • フルスクラッチ型アプリ開発
  • 内製

ノーコード型アプリ開発サービス|3〜10万円

ノーコード型アプリ開発サービスは、テンプレート化したアプリ機能をノーコードで打ち込み自社のアプリ開発ができるサービスです。

エンジニアの開発工数と開発期間を減らせるため、期費用が100〜500万円、システムの更新は月2〜5万円と他の開発方法より安価となっています。

完成済みのシステムを組み込む方法のため、機能追加やカスタマイズができないのが欠点。ノーコードツールによっては、使用料が発生することもあります。

アプリの要件に適したノーコードツールを見つけられれば、開発費用や工数を抑えられる利点を活かせるでしょう。

フルスクラッチ型アプリ開発|1,000万円以上

フルスクラッチ型アプリ開発は、システム開発会社やアプリ開発会社に依頼する方法です。開発費用として、1,000万円以上かかります。

依頼できるのは、以下の業務です。

  • ヒアリング
  • 要件定義
  • アプリ設計、インフラ設計
  • アプリデザイン
  • 単体、総合テスト
  • 検収
  • アプリ公開

自社の求めるアプリを開発することで、他社との差別化による顧客満足度の向上が期待できます。

ただ、開発に多くの人員が関わりますし、期間も長くかかるため注意が必要です。

フルスクラッチ型アプリ開発は、エンドユーザーから集めた要件や意見をもとに行っており、全ての工程で密な連携が求められます。

アプリ開発の自由度が高い分土台がないため、開発体制を十分に整えておきましょう。

内製|3,000万円以上

自社でアプリ開発部門を設置し、開発していくのもひとつの手です。全てを自社で行うため、開発費用は3,000万円以上かかります。

内製であれば、アプリ開発のノウハウを自社に蓄積できます。スケジュールや仕様変更も、社内の方が柔軟に対応可能です。

しかし、社内人材によって開発アプリの質が左右されてしまいます。十分な技術やノウハウがあるなら、アプリを内製するのも良いでしょう。

内製で高品質なアプリを作れる確証がないなら、ノーコード型アプリ開発サービスやフルスクラッチ型アプリ開発を選んだ方が確実です。

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アプリ開発・作成の費用を抑えるコツ

アプリ作成・開発の費用を抑えるコツ

最後に、アプリ作成・開発の費用を少しでも安くするためのコツを解説します。

要件定義で必要な機能を明確にする

要件定義

要件定義とは、発注者の希望を叶えるために必要な機能などを明確にする作業です。要件が不明確だと、後から大幅な修正や追加作業が発生して費用がかさむ場合があります。要件定義では、以下のような項目を決めておきましょう。

・必要な機能
・用いられる技術
・スケジュール(納期)
・必要な人員(工数)

機能に関しては「〇〇と◇◇が欲しい」と決めるだけでなく、優先順位をつけた上で「△△は要らない」など不要な機能も明確にすると良いでしょう。無駄に高機能になり余計な費用がかかってしまうこともあるからです。

要件定義の詳細は、以下の記事をご覧ください。具体的にどんなことを決めるのか、どう進めるのかなどを詳しく解説しています。

関連記事システム開発の要件定義とは?受託開発における重要性や進め方を解説!

個人・フリーランスに依頼する

フリーランスに依頼する場合、基本的には価格を安く抑えられることがメリット。個人やフリーランスは、自宅やシェアオフィスなどで働いていることが多く、制作会社と比べて設備や人件費など固定費が少なくなります。そのため費用も安く抑えられることが多いです。

また、フリーランスの多くは窓口・開発担当も自分1人です。ディレクターをはじめ、要件定義・設計担当者、デザイナー、コーダーなど多くの人が関わる制作会社と比べ、コミュニケーションコストを大幅に減らせる点もメリットです。

制作会社の場合、社内に持ち帰って検討しなくてはならないこともあります。しかしフリーランスの場合は決断を1名が行うことになるためその場で開発の方向性を決めていけるなど小回りが利きやすいのも魅力。

ただし、依頼していた個人・フリーランスが病気や怪我などで仕事ができなくなると、納期が延びたり、納品できないリスクもあることには注意しましょう。

Webアプリ・ハイブリッドアプリで開発する

種類

工数

費用

特徴

Webアプリ

安い

ブラウザ上で使用する

ハイブリッドアプリ

小~中

比較的安い

ブラウザでも端末に

インストールしても使用できる

ネイティブ

アプリ

高い

スマホやタブレットに

インストールして使用する

アプリには「Webアプリ」「ネイティブアプリ」「ハイブリッドアプリ」の3種類があり、開発費用も異なります。

スマホなどにダウンロードして使う「ネイティブアプリ」の開発では、iOS、Androidで開発環境や言語が異なり、それぞれ開発しなければなりません。そのため工数が大きくなり費用が高騰する傾向にあります。

一方で「Webアプリ」「ハイブリッドアプリ」は、複数のOSに対応させる必要がないうえ、フレームワーク(アプリを開発するためのソフト)が豊富で開発の工数を削減しやすいです。安価に済むことが多く、ネイティブアプリ開発と比較して約10~20%費用を抑えられます。

費用を抑えたい場合は、まずWebアプリかハイブリッドアプリで開発し認知度を高め、軌道に乗った段階でネイティブアプリをリリースする流れがおすすめです。

Webアプリ、ネイティブアプリ、ハイブリッドアプリの特徴と違いについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:ネイティブアプリ開発のメリット!将来性・開発に必要な言語・環境も解説

工数が削減できる手法で開発する

アプリ開発の手法は複数あり、開発会社によっては以下の手法で開発できることがあります。

  • ノーコード・ローコード開発:コーディングの手間が省ける開発手法
  • パッケージ開発:既に出来上がったアプリのテンプレートを用いた開発

たとえばノーコード・ローコード開発では、以下画像のようにマウスのドラッグ&ドロップで操作し、機能ごとのパーツを組み合わせるだけで開発を行えます。

bubble

※画像引用:bubble

パッケージ開発は、既にあるアプリの雛形を用いて開発します。自社に合うように、部分的にカスタマイズすることも可能です。

上記の手法は開発の工数が削減できるため費用を抑えることができ、場合によっては200~300万円程度で開発することも可能です。

ただしスクラッチ開発(一からオリジナルで開発する手法)と比べてカスタマイズの自由度が低い点に注意が必要です。

スクラッチ開発、パッケージ開発について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:パッケージ開発とは?メリット・デメリット、スクラッチ開発との違い・選び方のポイントを解説!

レベニューシェアで開発依頼する

レベニューシェアとは、開発費用を開発会社に負担してもらいつつ、アプリリリース後に得た収益を開発会社と分け合うこと。

発注者側は数百~数千万円にもおよぶ初期費用を抑えて、アプリ開発を依頼できるメリットがあります。

ただし、開発会社側が納得のできる企画のアプリ・収益見込みが明確になっているアプリでないと、受注してくれない可能性があることには注意しましょう。

〇ヶ月後に〇百万円ほどの利益はほぼ確実に出ると予測がついているが予算がない」といった会社におすすめの手法です。

自社でできない部分だけ外注する

外注費用を少しでも抑えるために「外注する工程を限定して、内製で担当する工程を増やす」ことが挙げられます。基本的には外注よりも自社で対応したほうが人件費が安くなるからです。

たとえば、アプリデザインの工程は外注すると70万円ほどかかりますが、内製ならデザイナーに払う給料だけで済むため、30万円ほどで対応できることもあります。

自社だけではアプリが作れないという場合も、対応できない部分だけを外注することでコストを抑えられます

アプリ開発の補助金を利用する

アプリ開発に使える補助金を活用することで、開発にかかるコストを補助金でまかなうことが可能です。

たとえば、以下のような補助金があります。

※補助金の利用には審査に通過する必要があります。

採択率は約50%で、仕組みが複雑なため申請していない方も多いでしょう。しかし、採択されれば下記の補助額がおり、アプリ開発の費用を抑えられます。

補助金の種類

採択率

補助額(通常枠)

ものづくり補助金

約45%

100万円~1,000万円

事業再構築補助金

約40%

100万円~8,000万円

IT導入補助金

約50%

30万円~450万円

小規模事業者持続化補助金

約50%

50万円

1つのアプリ開発に利用できる補助金は1つだけで、採択率も低いのが現実です。しかし、活用できれば大幅に費用の負担を軽減できるため、補助金に関する知識はしっかりつけておきましょう。補助金については下記の記事を参考にしてください。

参考記事アプリ開発の補助金はどれを選ぶ?採択率50%を突破する秘訣!

相見積もりを行い比較検討する

膨大な数の開発会社から、希望に合った会社を選ぶのは至難の業です。複数社(3〜4社程度がおすすめ)から見積もりをもらって比較検討しましょう。特徴の違いを比較しやすく、社内で稟議を通す際もプレゼンしやすいです。

逆に10社や20社など一括見積もりを依頼すると会社が多すぎて比較するのが大変です。どの会社も同じに見え、結局どの会社が良いか選びきれず、価格だけで決めて失敗してしまうでしょう。中途半端な提案を10社から受けるより質の高い提案を3社から受けるほうが効率的です。

もし相見積もりを行いたい方は、システム幹事にご相談ください。専門のコンサルタントがあなたの要望をヒアリングし、予算や目的に合う最適な開発会社を選びます。要件を明確にしてからご提案するため、紹介は3社程度にとどめています。そのため、厳選された会社の中から効率的に比較検討していただけます。

【無料】おすすめのアプリ開発会社を紹介してもらう

(番外)ツールを使って内製する

自社にプログラミング知識をもつ人材がいないと、0からアプリ開発を行うことは難しいです。そのため、エンジニア・コーダーを採用したり、外注する必要があります。ただし、採用したり外注する予算の余裕も場合は、アプリ開発ツールで内製するという選択肢があります。ツールを利用すれば、専門知識が不要でアプリのテンプレートや機能などを組み合わせて開発が可能です。初心者でも始めやすく、開発期間の短縮が期待できます。

Adalo

Adalo

画像引用:Adalo

おすすめポイント ・ドラッグ&ドロップのみで開発できる
・外部アプリ・サービスとの連携がしやすい

Adaloは、スマホで利用できるアプリとWebブラウザ上で利用できるアプリの双方を開発できるツールです。開発したアプリを外部アプリ・サポートと連携をしたい企業におすすめです。国内の多言語翻訳チャットアプリ「Chatty」が同ツールを利用して開発されました。

同ツールの操作は、テンプレートを選択し、ドラッグ&ドロップで機能追加やデザイン編集をしながら開発を進めます。難しい操作が必要ないので、ツールの操作を覚えやすくスムーズに開発できるでしょう。また、同ツールはAPIを介してサードパーティのアプリやサービスと連携可能です。例えば、GmailやGoogle Maps、Zoomなどと連携でき、アプリの利便性を向上させられます。Google Mapsと連携されると、アプリ内に地図を表示できるようになります。

どのプランを利用しても「ヘルプドキュメント」「コミュニティサポート」「Adaloアプリアカデミー」のサポートがついており、有料プラン限定でメールサポートを受けられます。

料金体系

Free:無料

Starter:月額45米ドル

Professional:月額65米ドル

Team:月額200米ドル

Business:月額250米ドル

サポート体制

ヘルプドキュメント

コミュニティサポート

Adaloアプリアカデミー

メールサポート

開発できるアプリ

レストラン、コーチング、不動産、スケジュール、

eコマースなどのスマホアプリ・Webアプリ開発

おすすめの企業

開発したアプリを外部アプリ・サポートと連携をしたい

ただし、アプリ開発ツールはカスタマイズの自由度がスクラッチより低いです。提供会社が用意したデザインテンプレートをもとに開発を進めるためです。また、ツールにバグがあると開発が止まることに注意しましょう。ツールを選ぶ際は、サポート体制がどうなっているか、自社が望む種類のアプリ開発に対応しているかは最低限確認しましょう。

アプリ開発ツールの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事アプリ開発におすすめのツール14選・目的ごとに紹介!選び方や注意点も解説

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アプリを個人で自作できる?

アプリ開発を外注せず、個人で自作することも可能です。しかし、アプリを自作する場合も多くの費用が発生します。

アプリを自作するには、最低でも以下のものを揃えなければいけません。

  • プログラミングができるPC:10〜25万円
  • スマートフォン:5〜10万円(中古の場合)

開発言語の習得から始めるなら、勉強のための費用も必要です。関連書籍の購入には1冊あたり3,000円程度、専門学校で学ぶなら15〜50万円前後かかります。

手間とコストがかかる分損をするため、アプリは自作せず開発会社に依頼するのがおすすめです。

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不可能ではないが、ノウハウがない場合は外注がおすすめ

アプリ開発を外注せず、個人で自作することも可能です。しかし、アプリを自作する場合も多くの費用が発生します。

アプリを自作するには、最低でも以下のものをそろえなければいけません。

  • プログラミングができるPC:10〜25万円程度
  • スマートフォン:5〜10万円程度(中古の場合)

開発言語の習得から始めるなら、勉強のための費用も必要です。関連書籍の購入には1冊あたり3,000円程度、専門学校で学ぶなら15〜50万円前後かかります。

手間とコストがかかる分損をするため、アプリは自作せず開発会社に依頼するのがおすすめです。

以下で、アプリ開発を外注するメリットとデメリットを紹介しますので、参考にしてください。

アプリ開発を外注するメリット

アプリ開発を外注するメリットは、主に以下の通りです。

  • 自社に専門知識を持つ人材がいない場合でも開発できる
  • 高品質なアプリをスピーディーに開発しやすい
  • 経験豊富なプロが開発してくれるため、トラブルの発生時の素早い対応に期待できる

アプリ開発を外注するデメリット

アプリ開発を外注するデメリットは、主に以下の通りです。

  • 外注費がかかってしまう
  • 開発のノウハウを自社に蓄積しにくい
  • 外注する開発会社を調べて選ぶ手間がかかる

アプリ開発会社の選び方

費用と契約条件を確認

アプリの開発会社を選ぶあたり、まず、料金体系を明確に理解し、開発・デザイン・テストなどの各段階の費用が含まれているか確認しましょう。また、追加料金や変更に伴うコストについても明示的に確認することが大切です。

しっかり確認することで、後々のトラブルを避けることができます。契約の解除や保証、運用保守についてもよく確認し、十分な合意を得られるようにしましょう。費用と契約条件の明確化は、アプリ開発プロジェクトの円滑な進行と成功に向けて重要なステップです。

実績とポートフォリオを確認

過去の実績やポートフォリオを確認することで、その会社の能力やスタイルを把握できます。

実績は、どのようなアプリを開発してきたかや、どのくらいの規模のプロジェクトに携わってきたかを知る手がかりとなります。ポートフォリオは、これまでの仕事のクオリティやデザインセンス、ユーザーエクスペリエンスを評価するための指標です。例えば、これまで携わってきた開発から業界や業種に強みはあるのか、どのような機能を持ったアプリをできるのか、要望に沿ったアプリを開発できるのか等。

実績とポートフォリオを十分に検討することで、信頼性のあるパートナーを選び、成功に近づくことができます。

コミュニケーション能力と柔軟性

コミュニケーション能力が高い会社は、お客様の要望やビジョンを正しく理解し、円滑なコミュニケーションを通じてプロジェクトを進めていくことができます。途中の誤解やミスを避けるためにも、相手のニーズを聞き取る力は欠かせません。

また、柔軟性も重要です。アプリ開発は進行中に変更や調整が必要なことがありますが、柔軟な姿勢を持つ会社は適切な対応ができ、最終的な成果物のクオリティを高めることができます。

ホームページからコミュニケーション能力等を確認することは難しいので、見積もりや問い合わせから直接会ってみる、話してみて確認するようにしましょう。

プロジェクトの途中での課題や新たな要望に対応するために、会社の柔軟性や対応力を確認し、信頼性のあるパートナーを選ぶことが大切です。

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アプリ開発の工程

アプリ開発の流れをウォーターフォール型の開発を例に簡単に解説します。ウォーターフォール型のアプリ開発は、以下の図のような流れで行われます。

ウォーターフォール型

要件定義では「アプリでどのようなことができればよいか」「どのような機能で実現するか」を定義していきます。要件定義が正しくできていないと、必要な機能がなかったり、不要な機能が多くて費用がかさんだりするので注意しましょう。

設計工程では、要件定義をもとにしてアプリの基本的な仕様を設計します。実装する機能の選定や画面のレイアウトの作成、扱うデータの整理などをして設計書を作成する工程です。

開発工程では、設計書をもとにして各機能をプログラミングし、各機能をアプリに実装していきます。分解して小さくしたモジュール単位でプログラミングをし、モジュールを結合して機能にし、さらに結合してアプリにしていく工程です。

テスト工程では、開発されたアプリが仕様どおりに稼働するかを試します。自社で使用するアプリではなく、一般ユーザーに公開するアプリの場合は特に入念なテストが必要です。テストで問題がなければアプリを実際に導入します。

各工程で行う作業の詳細が知りたい方は、以下の記事で解説していますので参考にしてください。
関連記事アプリの作り方は?開発手順・言語・費用相場まで詳しく解説【2024年最新版】

アプリ開発におすすめの会社

「内製でアプリ開発をするのが難しそう」と感じた方のために、システム幹事が厳選したアプリ開発におすすめの会社を紹介します。外注の候補になれば幸いです。

株式会社イーディーエー(東京)

株式会社イーディーエー

画像引用:株式会社イーディーエー

株式会社イーディーエーのおすすめポイント ・450種類以上の豊富なスマホアプリを開発
・Flutterによるアプリ開発も可能
・アプリ立ち上げに必要な流れをワンストップで対応

株式会社イーディーエーは、東京都港区にオフィスを構えるスマホアプリ専門の開発会社。2005年の創業以来、450種類を超えるiOS/Androidアプリケーションの開発に携わってきました

VOD(ビデオ・オン・デマンド:視聴者が観たい時に様々な映像コンテンツを視聴できるサービス)動画配信のアプリ、タレント・アーティストのコンテンツ系アプリ、食事や趣味に関する便利ツール、業務効率を調査するためのBtoBアプリ、BtoC用のECアプリの開発など多ジャンルにおける開発実績が豊富。不動産物件や、観光誘致、教育で使えるVRアプリの開発も依頼できます。

通常のスマホアプリ開発よりも大幅に早く開発ができる「Flutter」による開発を実施。
1つのコードで複数のプラットフォーム(iOS、Android)に対応することで、スケジュールの短縮や、開発・保守コストの削減を可能にします。

企画・提案からアプリケーションの開発、リリース時の手続きまでワンストップで対応し、リリース後の機能追加改修やOSアップデート対応、サーバ保守や利用状況の分析レポート作成に至るまでサポートできることも強みです。

株式会社イーディーエーの概要・実績

TEL

03-5422-7524

会社所在地

〒106-0032

京都港区六本木7丁目14番23ラウンドクロス六本木4F

設立年

2005年11月11日

実績詳細

株式会社釣りビジョン「釣りビジョンVOD」

Amuse Inc.「TAKERU ALARM佐藤健公式アプリ」

株式会社バイオテクノロジービューティー「BTBスリムナビゲーション」

株式会社アドバンテッジリスクマネジメント「睡眠改善アプリ」

株式会社ブランドオフ「ブラモオークション」

キリン株式会社「工場見学アプリ」

株式会社ハッピープロジェクト「婚活マッチングアプリ」

多摩信用金庫の「ファイナンスアプリ」

株式会社イーディーエーのアプリ開発実績と評判 | 東京都港区のアプリ開発会社 | システム幹事 株式会社イーディーエーのアプリ開発実績と評判 | 東京都港区のアプリ開発会社 | システム幹事 株式会社イーディーエーはスマートフォンアプリに特化した開発会社です。スマホアプリ専門と謳っておりますが、アプリ・WEB一通り対応できます。flutterは早い段階から導入...

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株式会社ユニアース(大阪)

株式会社ユニアース

画像引用:株式会社ユニアース

株式会社ユニアースのおすすめポイント ・様々なジャンルでのアプリ開発実績が豊富
・クロスプラットフォーム向けのアプリ開発が可能
・企画から開発・保守管理までワンストップで対応

株式会社ユニアースは、大阪市に本社を置くアプリ開発会社です。独自の開発技術・ノウハウ・ライブラリを研究することで、iPhone・Androidアプリ開発の高品質・低コスト化を実現。スマートデバイスと連動したアプリや、GPSと連動した位置情報取得アプリ、ダイエットを促したり、カロリー消費を記録したりできるヘルスケアアプリなど様々なアプリを開発しています。

また、同社独自の強みとして、iOSとAndroidのクロスプラットフォーム向けの開発が行える点があります。そのため、どちらかのアプリを先に開発してしまえば、後発のアプリのコストを抑えることが可能です。

アプリと連動したWEBサイトやシステムをはじめ、サーバーの運用から保守、キャンペーンサイトの作成、広告運用などをワンストップ対応が可能です。

株式会社ユニアースの概要・実績・価格感

TEL

06-6292-6200

会社所在地

〒530-0016

大阪府大阪市北区中崎2丁目1-4 嶌野(シマノ)ビル7階

設立年

2011年9月22日

実績詳細

赤ちゃんの写真と声を毎日記録する「BabyRecord」

ネイルサロンのポータルアプリ「nail magic(ネイルマジック)」

自転車連動フィットネスアプリ

価格感

カメラ機能を使ったアプリ 50,000円~

GPSによる位置情報を活用したアプリ  100,000円~

O2Oマーケティングアプリ  200,000円~

スマートデバイスと連動したアプリ  300,000円~

その他、おすすめのアプリ開発会社の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事【全国版】アプリ開発の依頼におすすめの開発会社20選!

株式会社ユニアースのアプリ開発実績と評判 | 大阪府大阪市のアプリ開発会社 | システム幹事 株式会社ユニアースのアプリ開発実績と評判 | 大阪府大阪市のアプリ開発会社 | システム幹事 iPhoneやAndroid向けのアプリ開発、タブレット向けアプリ開発や業務用アプリ開発などを手掛ける、大阪府大阪市に拠点を置く会社。介護現場における帳票入力のためのアプリ...

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アプリ作成・開発にかかる費用まとめ

アプリの作成・開発にかかる費用相場を種類別・機能別で紹介しました。

・種類や機能によって相場は大きく異なる
・アプリの作成・開発費用は「人件費+諸経費」で決まる
・詳細な要件を相談しなければ正確な費用を出すのは難しい

アプリ開発を外注するなら、自社の導入目的や予算に合わせて開発会社を選ぶことが大切です。「より正確な相場が知りたい」「自社が作るアプリだとどれぐらいの費用になりそうか見積もりを知りたい」方はシステム幹事にご相談ください。相談料などは一切かかりません。

コンサルタントのご紹介 システム幹事 コンサルタント 岩田真 岩田 専任のコンサルタントが、
お客様の予算と目的を丁寧にヒアリング。
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アプリ開発に役立つ記事もご覧ください アプリ開発かんたんマニュアル!おすすめ言語、開発の流れ、ツールまで解説

Q. アプリ作成・開発の費用相場は?

アプリ作成・開発の費用相場は、機能の多さや作成したいアプリの規模などによって費用が異なります。学習アプリだと50~300万円、コミュニティアプリだと100~500万円です。その他の内訳は記事内で紹介していますので、ぜひご覧ください。

Q. アプリ作成・開発の費用を抑えるコツはある?

アプリ作成・開発の費用を抑えるコツは「個人・フリーランスに依頼する」「補助金を利用する」などがあります。詳しくは本文で解説していますので、参考にしてみてください。