CMSサイト構築の費用相場は?種類ごとの構築方法・費用やHTMLサイトとの違いを解説【2024年最新版】

CMSサイト構築の費用相場は?種類ごとの構築方法・費用やHTMLサイトとの違いを解説!

CMSサイト構築の費用相場が知りたい。企業・店舗のWeb担当者であれば「いくらかかるのか?」CMS構築の費用相場が気になっているはず。なぜなら積極的な情報発信が欠かせない現代では、特別な知識がなくてもコンテンツを制作・発信できるCMS(Contents Management System)の活用が欠かせないからです。しかし、CMSとひとことにといっても多種多様。

・WordPressは知ってるけどほかにもCMSはある?
・CMSの種類によって構築方法や費用は変わる?
・CMSは一般的なHTMLサイトとなにが違う?

調べれば調べるほど疑問点が多くなるかもしれません。そこで本記事では、種類に応じた構築方法や費用相場など、Web担当者なら知っておきたいCMSの基本を解説!HTMLサイトとの違いも紹介していきます。

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目次
  1. 1. CMSの構築費用相場はニーズに応じてさまざま
    1. 1-1. CMSサイト構築費用の相場早見表
    2. 1-2. オープンソースCMSで自社構築:費用は月額1万円〜
    3. 1-3. オープンソースCMS構築を制作会社に依頼:初期費用30万円〜
    4. 1-4. クラウドCMSでサイト構築:費用は月額1万円〜
    5. 1-5. スクラッチで独自CMSを構築:費用は200万円〜
  2. 2. CMS構築費用の内訳
    1. 2-1. ディレクション費
    2. 2-2. 設計費
    3. 2-3. デザイン費
    4. 2-4. 撮影費
    5. 2-5. コーディング費
    6. 2-6. CMSの導入費
    7. 2-7. テスト費
  3. 3. Webサイトの種類別のCMS費用
  4. 4. CMSの構築費用を抑えるコツ
    1. 4-1. コンテンツ(テキスト、写真)は用意する
    2. 4-2. 最低限の状態で構築する
    3. 4-3. 複数社に見積もりを取る
    4. 4-4. 補助金を活用する
  5. 5. CMS構築の事例と見積書を公開
    1. 5-1. 企業サイト
    2. 5-2. 採用サイト
  6. 6. おすすめのCMS
    1. 6-1. WordPress
    2. 6-2. Google Sites(グーグルサイト)
  7. 7. CMSとは?種類がある?
    1. 7-1. オープンソースCMS
    2. 7-2. クラウドCMS
    3. 7-3. パッケージCMS(商用CMS)
    4. 7-4. 独自CMS(スクラッチ開発)
  8. 8. CMSの構築方法
    1. 8-1. オープンソース・クラウド・パッケージCMSの構築方法
    2. 8-2. スクラッチでのCMS構築方法
  9. 9. CMSは一般的なHTMLサイトとなにが違う?
    1. 9-1. CMSはContents Management System
    2. 9-2. CMSサイトはコンテンツ制作・更新費用を抑えられる
  10. 10. CMSのメリットとデメリット
    1. 10-1. 【メリット】自社でWebサイト更新しやすくなる
    2. 10-2. 【デメリット】独自性を出すには技術がいる
  11. 11. CMSの構築費用まとめ

CMSの構築費用相場はニーズに応じてさまざま

CMSサイト構築費用の相場早見表

CMSの構築方法

費用相場の目安

オープンソースCMSで自社構築

月額1万円〜

オープンソースCMS構築を依頼:

店舗集客目的の小規模サイト(5ページ〜)

初期費用30万円〜

月額1万円〜

オープンソースCMS構築を制作会社に依頼:

中規模企業のコーポレートサイト(15ページ〜)

初期費用50〜100万円

月額2万円〜

オープンソースCMS構築を制作会社に依頼:

ページ数の多い採用・企業サイト(30ページ〜)

初期費用150万円〜

月額3万円〜

クラウドCMSで自社構築:RCMS

初期費用4万4,000円〜

月額1万1,000円〜

クラウドCMSで自社構築:Wix

ビジネス&Eコマースプラン

月額23ドル〜

クラウドCMSで自社構築:Shopify

ベーシックプラン月額29ドル

スタンダードプラン月額79ドル

ベンダーサポートのある

クラウドCMSを構築:ShareWith

初期費用75万円〜

月額12万円〜

独自CMSをスクラッチで構築

初期費用200万円〜

大きく4つの種類に分類できるCMSですが、気になる構築費用の相場は「CMSになにを求めるか?どのような機能が必要か?必要なページ数は?」など、ニーズに応じてさまざま。単純に無償のオープンソースCMSだから構築費用を抑えられるともいい切れません。

CMS構築費用のおおまかな相場感をイメージできるように、以下から、いくつかの構築・導入パターンを想定したうえで、それぞれのケーススタディを紹介していきます。

オープンソースCMSで自社構築:費用は月額1万円〜

WordPressに代表されるオープンソースCMSを活用し、自社でCMSサイトを構築する場合の費用相場は月額1万円程度から。費用の内訳としては「サーバの確保」「独自ドメインの取得」「サイトのSSL化」などが挙げられます。近年では、月額2,000円程度の高機能・低価格ホスティングサービスが多数存在するため、中小規模のCMSサイトであれば月額1万円以下での運用も可能です。

フォームの設置、セキュリティの強化など、CMSの機能追加にはプラグインの導入が必要ですが、無償プラグインを活用することで費用を抑えることも可能。ただし、ビジュアルや機能をカスタマイズしてオリジナリティを高めるには、HTML / CSS / JavaScript / PHPなどのプログラミングスキルが必要です。

オープンソースCMS構築を制作会社に依頼:初期費用30万円〜

社内にプログラミングスキルを持つ人材がいないといったケースでは、オープンソースCMSを活用したサイト構築を制作会社に依頼する方法があります。構築費用の相場は30万円程度から。内訳としては「サイト設計費用」「トップページ・下層ページのデザイン費用」「コーディング費用」などが挙げられますが、ページ数や必要な機能に応じて相場は大きく変動します。

・店舗集客目的の小規模サイト(5ページ〜):30万円〜
・中規模企業のコーポレートサイト(15ページ〜):50〜100万円
・ページ数の多い採用・コーポレートサイト(30ページ〜):150万円〜

CMSサイトの構築費用(初期費用)以外にも、サーバ・ドメインなどのランニングコストが必要。運用・保守を制作会社に依頼することも可能です。

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クラウドCMSでサイト構築:費用は月額1万円〜

クラウドCMSを活用し、自社でCMSサイト構築する場合の費用相場は月額1万円程度から。サーバの確保や運用・保守、CMSアップデート・メンテナンスの必要がないため、手軽に素早くCMSサイトを立ち上げられます。ニーズに応じたプランが多数用意されていることもポイント。比較的安価に導入できるクラウドCMSは以下の通りです。

・RCMS:初期費用44,000円〜、月額11,000円〜(ファイル容量、月間PV数の制限あり)
・Wix:ビジネス&Eコマースプラン月額23ドル〜
・Shopify:ベーシックプラン月額29ドル、スタンダードプラン月額79ドル

テンプレートを活用して簡単にサイトデザインできることがクラウドCMSのメリットですが、カスタマイズに専門知識が必要なのはオープンソースと同じ。制作会社に依頼するのであれば追加の構築費用が必要です

また、安価だと思われがちなクラウドCMSには、エンタープライズ向け製品があることも知っておきたいポイント。たとえば、日本の上場企業に活用されているクラウドCMS「ShareWith」は、初期費用75万円から、月額12万円からと高額です。

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スクラッチで独自CMSを構築:費用は200万円〜

独自CMSをスクラッチで開発・構築する場合の費用相場は、おおよそ200万円程度から。プラットフォームを活用しないゼロからの開発となるため、サイト・ページデザイン・コーディング以外にも、データベース設計・機能実装などのシステム開発費用が必要になるからです。

作業工数に応じて構築費用が変動するため、CMS構築の「企画・要件定義」フェーズで、しっかりとCMSサイトの方向性を定めておくことがポイント。機能・デザインへの要求が多くなるほど構築費用は膨らみます。

※一般的なシステム開発費用相場と比較したい方は、こちらもあわせてご活用ください。

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CMS構築費用の内訳

  • ディレクション費
  • 設計費
  • デザイン費
  • 撮影費
  • コーディング費
  • CMSの導入費
  • テスト費

続いてはCMSで構築した際にかかる費用の内訳を解説します。大きく分けて上の7つの種類の費用がかかります。

ディレクション費

  • クライアントとのやり取り
  • 各制作スタッフへの指示
  • 定例ミーティング
  • 資料作成

ディレクション費はディレクター、エンジニア、プロジェクトマネジャーにかかる人件費です。プロジェクト全体の指示にあたり、プロジェクト全体の10%ほどの費用がかかります。

設計費

  • サイトマップ策定
  • ワイヤフレーム作成
  • コンテンツ案策定

設計費はWebサイトのデザインの構図を決めたり、設計図を作ったりする分の費用です。どこに何があるのかサイトの地図である「サイトマップ」、ページの細かい設計図である「ワイヤーフレーム」、どんなコンテンツを置くのかのアイデア案などを感気てもらう費用です。

発注側が自社で用意する場合もありますが、Webサイトの心臓になる部分なので、クオリティを大きく左右します。未経験であればプロに任せることをお勧めします。

デザイン費

ページ

費用相場

トップページ

50,000〜130,000円

下層ページ

20,000〜70,000円

派生ページ

10,000〜35,000円

LP(ランディングページ)

60,000~200,000円

デザイン費は、デザイナーに支払う人件費のことです。サイトによって費用は変動しますが、相場は上の表が目安になります。その他にも下記のような費用もデザイン費に含まれる場合があります。

種類

費用相場

レスポンシブ対応

1ページあたり20,000〜70,000円追加

バナー制作

3,000〜500,000円

ロゴデザイン

30,000〜300,000円

Webデザインの費用に関しては下記の記事が詳しいので、あわせてご覧ください。

関連記事ウェブデザインにかかる費用は?ホームページ制作の料金相場を解説

撮影費

撮影費はWebサイトに載せる写真や動画のカメラマンに払う人件費です。カメラマンのスキルや撮影するジャンルなどによって費用は変動しますが、目安としては1日5万円くらいです。知り合いのカメラマンに頼むなど、自社で用意できるのであれば、費用を抑えられます。

コーディング費

コーディング費はプログラミング言語などを打ち込むコーダー(プログラマー)に支払う人件費です。細かいカスタマイズや独自性を出そうと思うと、コーディングが必要になります。

テンプレートなどを使い、ソースコードを使用しない場合はコーディング費はかかりません。

CMSの導入費

WordPressやWixなどのCMSの初期設定や使い方のマニュアルなどを用意する費用です。自社でできるなら費用を抑えられます。

テスト費

CMSでWebサイトを実装したあと、バグがないか、テキストに誤字脱字がないか、発注側の要望通りになっているかなどをテストする費用です。機能が複雑であるほどテスト項目が増えるので費用が高くなります。

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Webサイトの種類別のCMS費用

ホームページ種類 小規模 中規模 大規模
企業サイト ~50万円 50~300万円 300万円~
ランディングページ ~30万円 30~60万円 60万円~
採用サイト ~50万円 50~150万円 150万円~
ECサイト ~100万円 100~500万円 500万円~
オウンドメディア ~100万円 100~300万円 300万円~
ポータルサイト 50~150万円 150~500万円 500万円~

CMSでWebサイトを構築する場合、ホームページの種類によっても料金が変わります。

ランディングページは1ページだけなので費用が安くなり、ポータルサイトやECサイトは多機能になることが多いので、他の種類に比べて費用が高くなります。詳しい費用の内訳などは下記の記事を参考にしてください。

関連記事プロが教えるホームページ制作・作成費用の料金相場

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CMSの構築費用を抑えるコツ

  • コンテンツ(テキスト、写真)は用意する
  • 最低限の状態で構築する
  • 複数社に見積もりを取る
  • 補助金を活用する

次にCMSでのサイト構築費用を少しでも安くする方法を解説します。

コンテンツ(テキスト、写真)は用意する

Webサイトで大きく費用がかかるのがコンテンツの部分です。もちろん、プロのライター、カメラマンに依頼することでクオリティは上がりますが、費用が膨らんで行きます。写真は無理でもテキストだけは自社で書くなど、少しでもコンテンツ作りに関わることで費用を抑えられます

最低限の状態で構築する

Webサイトの理想の状態があると思いますが、いきなり100%の状態で公開せず、まずは最低限の骨格の部分だけプロに作ってもらい、あとから自社で育てていくことで費用を抑えられます。

例えば全部で10ページあるとすれば、5ページまでプロに作ってもらって公開し、残りの5ページは自社で更新するなど工夫すると費用を抑えられます。プロにしかできない部分、自社でも頑張ればできる部分に分けて考えるといいでしょう。

複数社に見積もりを取る

作るホームページがカチッと決まっていれば、どこの制作会社に依頼しても料金は同じと思うかもしれませんが、Webサイトの構築費用は制作会社によって大きく異なります

理由は様々ですが、例えば同じデザイナーでもベテランが所属している制作会社と新人が所属している会社ではデザイン費が変わる場合があります。また、制作会社によっては追加費用が発生する場合を見越して余裕を持った見積もりをするなど、意外と見積金額はバラバラです。

補助金を活用する

種類

適用要件

上限金額

小規模事業者持続化補助金

ウェブサイト関連費

補助対象経費の1/4

事業再構築補助金

広告宣伝・販売促進費

通常枠:100万~8,000万
中小企業者等2/3、6,000万円超は1/2

中堅企業等1/2、4,000万円超は1/3


大規模賃金引上枠:8,000万円超~1億円

中小企業者等2/3、6,000万円超は1/2

中堅企業等1/2、4,000万円超は1/3


回復・再生応援枠:100万~1,500万
中小企業者等3/4、中堅企業等2/3


最低賃金枠:100万~1,500万
中小企業者等3/4、中堅企業等2/3


グリーン成長枠:100万~1.5億

中小企業者等1/2、中堅企業等1/3

IT導入補助金

ITツール導入

※対象のみ

通常枠(A類・B類)補助対象経費の1/2

(上限450万)


デジタル化基盤導入枠 補助対象経費の3/4、

2/3(上限350万)

※2023年4月時点のデータです。要件や金額は変動しますので目安とお考えください。

ホームページを作る場合、補助金を活用できるなら、かなり費用を抑えられます。ホームページに適用される補助金の種類や金額は徐々に少なくなっていますが、それでも利用できないか検討してみる価値は大いにあります。これから作ろうと考えているWebサイトに補助金が使えるか、下記の記事を参考にしてみてください。

関連記事ホームページ制作で申請できる補助金・助成金

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CMS構築の事例と見積書を公開

CMS構築費用の参考になるよう、実際にCMSで構築されたWebサイトの見積書を2つ公開します。イメージが湧きやすくなると思いますので、参考にしてください。

企業サイト

企業サイトの見積書

制作料金の内訳

  • ディレクション費用:15万円
  • 要件定義・仕様設計:15万円
  • 環境構築:5万円
  • Webデザイン:15万円
  • コーディング:10万円
  • テスト:5万円
  • 特別値引き:-15万円

合計:50万円(税別

主要なページ構成

  • TOPページ
  • 事業内容
  • 実績の事例
  • コラム
  • 会社概要
  • お問い合わせ

WordPressのCMSを使って構築した場合の費用の見積もりです。ごくごく一般的なWebサイトです。下記の記事で詳しく説明していますので、あわせてご覧ください。

関連記事【ホームページ制作見積もり事例】空間デザイン会社 コーポレートサイト制作の事例

採用サイト

採用サイトの見積もり事例

制作料金の内訳

  • 進行管理費:99,625円
  • テスト・検証:100,000円
  • デザイン・コンテンツ:930,000円
  • コーディング:562,500円
  • 環境構築・実装:400,000円

合計:2,092,125円

主要なページ構成

  • TOPページ
  • 企業に関するページ:6ページ
  • 事業に関するページ:5ページ
  • 社員に関するページ:5ページ
  • 採用に関するページ:3ページ
  • エントリーページ:2ページ
  • お知らせ:
  • サイトマップ
  • プライバシーポリシー

WordPressを使って採用サイトを作った事例です。ページ数の規模などは一般的な採用サイトと同じです。サイト公開後は自社で更新できるようにするため、環境構築・実装費に40万円かかっています。下記の記事で詳しく説明していますので、あわせてご覧ください。

関連記事【ホームページ制作見積もり事例】ITサービス会社 採用サイト制作の事例

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おすすめのCMS

WordPress

WordPress

世界で最も有名なCMSがWordPressです。ホームページのデザインを決める「テーマ」が数千種類あり、様々な機能を追加するための「プラグイン」も多く、利用者が多いために、最新の技術の導入なども早く、迷ったらWordPressを導入するのがおすすめです。

ただし、ごく簡易的なWebサイトで良い方にとっては、扱いに慣れるまでの時間や、機能性を考えると不向きかもしれません。WordPressはサーバー費用が月々かかってくるので、サーバーレスで無料のCMSを使ったほうがいいでしょう。WordPressは、サイトをしっかり育てていきたい方に向いているCMSです。

関連記事WordPressの料金は?無料と有料の違いやホームページ制作費用

Google Sites(グーグルサイト)

Google Sites(グーグルサイト)

  • 無料のCMSを使いたい
  • 簡易的なホームページで十分
  • 便利な機能も特に必要ない

WordPressとは対照的に、名刺代わりのWebサイトがいい、社内だけで使うなどの場合はGoogle Sites(グーグルサイト)がおすすめです。

Google Sites(グーグルサイト)で作ったホームページ

画像引用:https://sites.google.com/view/bleu-et-rose-class/

上のホームページは初めてWebサイトを作る人が手がけたパンフレット代わりのホームページです。Webの知識がなくても、手探りでWebサイトが作れます。URLを見てわかるように、「/sites.google.com」が入っており、URLを自由には決められません。こだわりがない場合はおすすめのCMSです。

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CMSとは?種類がある?

種類

特徴

代表例

オープンソース

サーバにインストールするだけで

Webサイトを構築できる

「WordPress」「Drupal」

「Joomla!」「EC-CUBE」

クラウド

サーバの用意やインストールも

必要なく、Webサイトを開設できる

「Shopify」「RCMS」

「Jimdo」「HubSpot CMS」

パッケージ

ソフトウェアのライセンスを購入して

Webサイト・ECサイトを構築する

「HeartCore」「NOREN」

「MovableType」「EC-ORAGE」

スクラッチ

オリジナルのCMSをゼロから構築する

当サイト・システム幹事

CMSというと、まずは世界でもっとも活用されている「WordPress」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、一説には世界中に800以上が存在するともいわれるほど、CMSは多種多様。ECサイト構築に特化したCMSもあるなど、機能や特徴もそれぞれで異なります。

わかりやすく種類を解説するため、本記事では構築・導入形態をもとに、CMSを大きく4つに分類したうえで紹介していきます。

オープンソースCMS

オープンソースCMS

オープンソースCMS:ワードプレス

オープンソースCMSとは、ソースコード(プログラム)が公開(オープン)されているCMSのこと。代表的なオープンソースCMSとしては「WordPress」「Drupal」「Joomla!」「EC-CUBE」などが挙げられるでしょう。

ほとんどのオープンソースCMSは、サーバにインストールして各種設定を済ませるだけで、簡単にWebサイトを構築できます。機能を拡張できるプラグイン、ビジュアルを変更できるテンプレートが用意されているCMSも多く、基本的に無料で利用できることから、法人・個人問わずに多くのWebサイトで活用されています。

クラウドCMS

クラウドCMS

クラウドCMS:Shopify

クラウドCMSとは、クラウド環境にWebサイト・ECサイトを簡単に構築できるプラットフォームが用意されているCMSのこと。世界No.1ECプラットフォームの「Shopify」や「RCMS」「Jimdo」などの中小企業でも使いやすい製品、「HubSpot CMS」「ShareWith」などのエンタープライズ対応製品まで、特徴も費用もさまざまなクラウドCMSが存在します。

オープンソースCMSのように、サーバを用意する必要もインストールする必要もなく、手軽にWebサイト・ECサイトを開設できることがクラウドならではのメリット。「EC-CUBEクラウド阪」「MovableTypeクラウド阪」など、オープンソース・パッケージCMSベンダーがクラウド版をリリースしている場合もあります。

パッケージCMS(商用CMS)

パッケージCMS(商用CMS)

パッケージCMS:MovableType

パッケージCMSとは、ソフトウェアのライセンスを購入してWebサイト・ECサイトを構築するCMSのこと。代表的なパッケージCMSとしては「HeartCore」「NOREN」「MovableType」「EC-ORAGE」などが挙げられますが、「EC-CUBE」のように、オープンソースCMSでも商用利用する際にはライセンス費用がかかる製品もあります。

サーバにインストールしてCMSサイトを構築する必要はありますが、すべてを自社で賄うオープンソースと異なり、ベンダーからサポートを得られることが大きな違い。ベンダーやパートナー企業にサイト構築を依頼できる場合がほとんどです。

独自CMS(スクラッチ開発)

独自CMS(スクラッチ開発)

独自CMS:システム幹事

独自CMSとは、既存製品としてのCMSを使わず、オリジナルのCMSをゼロからスクラッチ開発すること既製品にありがちなカスタマイズの制限がなく、事実上、どのようなニーズにも応えられるCMSを自由に構築できることが最大のメリットです。

他社と差別化を図りたい、特殊な要件を満たすCMSが必要、大量のトラフィック・コンテンツを管理したいなどのケースでは、スクラッチ開発による独自CMS構築がおすすめ。ただし、ゼロからの開発になるため、開発コストが高くなることがデメリット。近年では、フレームワーク(開発のベースとなるプログラム)を活用し、コストを抑えながら開発を進める場合もあります。

当サイト・システム幹事はスクラッチ開発によるCMSです。

※現在、CMS開発の依頼先を探している方はシステム幹事にご相談ください。予算や目的から最適な開発会社を選定させていただきます。相談料などは一切かかりません。

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CMSの構築方法

CMSの構築方法

CMSの構築を制作会社に依頼する場合、流れは「企画・要件定義」>「設計・デザイン」>「コーディング・実装」>「テスト・公開」>「運用・保守」となることが基本。ただし、CMSの種類に応じてそれぞれの工程は若干異なります。

ベースとなるプラットフォームがある「オープンソース・クラウド・パッケージ」の場合、ゼロから構築する「スクラッチ」の場合に分けて解説していきましょう。

オープンソース・クラウド・パッケージCMSの構築方法

すでにプラットフォームのある「オープンソース・クラウド・パッケージCMS」の場合、作業の中心となるのは「企画・要件定義」をもとに、Webページのデザインをオリジナルで制作してコーディングすること

ベースとなるCMSに足りない機能は、プラグインやオプションで追加するケースが多くなりますが、独自機能を実装したい場合はプラグインの新規開発やカスタマイズが行われることも。デザインにこだわる、ページ数が増える、独自機能を追加するなどの要素で、CMS構築費用は大幅に変動します。

サイトデザインを中心にカスタマイズするのであれば、Web制作会社でも問題ないかもしれませんが、機能カスタマイズを重視したいなら、Webサービスに強いシステム開発会社への依頼がおすすめ。ただし、プラットフォームを逸脱したカスタマイズは難しいため、どうしても機能制限が生じてしまう側面があるといえるでしょう。

スクラッチでのCMS構築方法

企画・要件定義を含め、すべてゼロからCMSを構築していくスクラッチ開発では、「設計・デザイン」フェーズにシステム設計が、「コーディング・実装」フェーズにシステム構築が含まれます。フレームワークを活用してコストダウンを狙う場合もありますが、ベースになるプラットフォームを使わないため、構築費用はどうしても高額になる傾向があります。

スクラッチ開発によるCMS構築は、規模の大小を含め、事実上どのようなニーズにも応えられますが、大きな開発コストを投入する価値があるのか、しっかり見極めることがポイント。スクラッチ開発ありきで考えるのではなく、CMSサイトを構築する目的、必要な要件を整理し、比較検証することが重要です。

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CMSは一般的なHTMLサイトとなにが違う?

CMSは一般的なHTMLサイトとなにが違う?

ここまでで、CMSの種類やそれぞれの構築方法・費用相場などを簡単に解説してきました。しかし、だれでも簡単にコンテンツ制作・管理できるとはいえ、なぜCMSでなければならないのか?そもそも一般的なHTMLサイトとなにが違うのか?疑問を感じている方もいるでしょう。

そこで以下からは、CMSサイトとHTMLサイトの違い、多くの企業・店舗がCMSサイトの導入を進める理由を紹介していきます。

CMSはContents Management System

サーバにWebサイトを置くという意味では、CMSサイトもHTMLサイトも同じですが、CMSは「Contents Mnagement System」という名の「システム」であることが大きな違いです。

具体的には、サーバにHTMLで記述された静的なWebページを保存し、ユーザーのリクエストに応じて指定されたWebページを表示するのがHTMLサイト。HTMLページをそのままレスポンスするため、ブラウザでの表示速度が速いメリットがありますが、新たなコンテンツを追加する場合はHTMLでWebページを記述する必要があります。

一方のCMSサイトでは、データベースに保存されたコンテンツから、ユーザーのリクエストに応じてHTMLページを都度生成して表示します。HTMLページを生成する必要があるため、HTMLサイトよりも表示速度が遅いデメリットがありますが、CMSではコンテンツをHTMLで記述する必要がありません。

システムであるCMSサイトは、構築のベースとなるサーバOSやデータベースなどのミドルウェアが必要。必然的に、サイト構築にかかる初期費用は、CMSサイトの方が高額になる傾向があります。

CMSサイトはコンテンツ制作・更新費用を抑えられる

「初期費用を抑えられるのであれば、HTMLサイトを作ればいいのでは?」そう考える方も多いかもしれません。しかし、HTMLサイトで新たなページを作成するためには、HTMLのコーディングスキルが必要。社内にHTMLページを制作できるリソースがなければ、外注するしかありません。

一方、最低限のITリテラシーがあれば、だれでもコンテンツ制作・更新できるのがCMSです。CMSであってもコンテンツの制作コストは必要ですが、HTMLページを制作する外注コストを削減できる分、運用の手間・コストを抑えられます

頻繁な情報発信が必要でないなら、HTMLサイトは非常に有効ですが、冒頭でも紹介したように、プル型マーケティングが主流の現代では、積極的な情報発信は必須。更新を含めた公開後の運用を考えれば、CMSサイトの活用が進んでいる理由がおわかりでしょう。

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CMSのメリットとデメリット

最後にCMSを導入するメリットとデメリットをおさらいしておきます。

【メリット】自社でWebサイト更新しやすくなる

CMSを導入するメリットはなんと言っても自社でWebサイトを更新しやすくなることです。新しい機能を追加したい場合も、ワードプレスのようにプラグイン(アプリのようなもの)をインストールするだけで済みます。Webサイトを育てていく方にはCMSが向いています。

【デメリット】独自性を出すには技術がいる

汎用的なWebサイトを構築することに向いているCMSですが、他社にはない独自性を出そうと思ったらプログラミング言語などの知識、技術が必要になります

とことんオリジナル性にこだわる場合、CMSによっては規制があるため、欲しい機能やデザインを実装できないかもしれません。一例を挙げると、ホームページで商品を売るECサイトを構築したい場合はWordPressは向いていません。どんなホームページにしたいかを先に明確にしてからCMSの検討をおすすめします。

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CMSの構築費用まとめ

種類

特徴

代表例

オープンソース

サーバにインストールするだけで

Webサイトを構築できる

「WordPress」「Drupal」

「Joomla!」「EC-CUBE」

クラウド

サーバの用意やインストールも

必要なく、Webサイトを開設できる

「Shopify」「RCMS」

「Jimdo」「HubSpot CMS」

パッケージ

ソフトウェアのライセンスを購入して

Webサイト・ECサイトを構築する

「HeartCore」「NOREN」

「MovableType」「EC-ORAGE」

スクラッチ

オリジナルのCMSをゼロから構築する

当サイト・システム幹事

本記事では、種類に応じた構築方法や費用相場など、Web担当者なら知っておきたいCMSの基本を解説してきました。

気軽に利用できるCMSが多数存在していることも事実ですが、ユーザーであるカスタマーの嗜好・行動は多様化する一方です。他社との差別化を図る新たなサービスをローンチしたい場合には、スクラッチ開発による独自CMS構築も視野に入れておくなど、目的や課題に応じてさまざまな手段を検討する必要があるでしょう。

※現在、CMS開発の依頼先を探している方はシステム幹事にご相談ください。予算や目的から最適な開発会社を選定させていただきます。相談料などは一切かかりません。

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Q. CMSサイト構築の費用相場は?

CMSサイト構築の費用相場は、店舗集客目的の小規模サイト(5ページ~):30万円~、中規模企業のコーポレートサイト(15ページ~):50~100万円、ページ数の多い採用・コーポレートサイト(30ページ~):150万円~です。その他の内訳は記事内で紹介していますので、ぜひご覧ください。