- 更新日 2024.11.20
- カテゴリー アプリ開発
アプリの作り方は?開発手順・言語・費用相場まで詳しく解説【2024年最新版】
「アプリを開発したいけれど、初心者にとっては難しい?」
結論、初心者でもアプリ開発することは可能です。
最近ではアプリ開発に関する学習コンテンツを簡単に入手することができ、学習機会が圧倒的に増えました。そのため初心者でも勉強、経験を積むことでアプリ開発が充分できるようになったのです。
- 初心者でもアプリ開発は可能
- アプリ開発を成功させる3つのポイント
- アプリ開発の流れや期間
- 初心者向けの勉強方法
について、わかりやすくまとめました。
アプリ開発ができるようになる基礎知識を網羅的に学べますのでアプリ開発を検討している方はぜひ、参考にしてください。
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アプリ開発お役立ち記事リスト
・【補助金】アプリ開発の補助金はどれを選ぶ?採択率50%を突破する秘訣!
・【開発環境】アプリ開発におすすめの環境!開発の流れも紹介
・【開発言語】アプリ開発に最適なプログラミング言語の選び方と特徴を徹底解説
・【制作工程】アプリ開発のスケジュール・期間・準備しておくことを解説!
・【費用相場】アプリ作成・開発の費用相場!見積事例や計算のやり方まで解説
・【開発ツール】アプリ開発におすすめのツールを厳選!
・【大手制作会社】アプリ開発におすすめの大手の会社を厳選!
・【スマホアプリ】スマホアプリ開発に必要な環境・言語をニーズごとに紹介!
・【プラットフォーム】アプリ開発プラットフォームを比較|選び方も解説
アプリを作ることは初心者でもできる?
アプリ開発をできるようになりたい方は「今から、自分でも、アプリを作れるようになるのか?」と思うでしょう。
結論、初心者でも今からアプリ開発ができるようになります。主な理由としては以下が挙げられます。
・アプリ開発に関する無料の学習コンテンツが簡単に手に入るようになった
(YouTubeやブログなど、アプリ開発のやり方を丁寧に解説してくれるコンテンツが発信され、学習機会が増えた)
・プログラミングスクールが浸透してきた
(プログラミングを学べるサービスが世の中に浸透し、学習機会が増えた)
・便利なアプリ開発ツール・サービスが浸透した
(プログラミング言語を複雑に使いこなせなくてもアプリが作れるツールやサービス(ノーコードツール、フレームワーク等)が広く普及した)
・オープンソースでさまざまなアプリの情報が公開されている
(アプリのソースコード(プログラム内容)などが一般公開されているものもあり、自分のアプリに活用できるようになった)
・アプリ開発に関するコミュニティにアクセスしやすくなった
(GitHubのような開発プラットフォームやSNSを通して有識者の情報を吸収しやすくなった)
アプリ開発ができるようになるには一定以上の学習期間が必要にはなるため、習得は決して簡単とはいえません。
しかしながら、プログラミング言語を駆使して自分で1から試行錯誤して作り上げていた時代から比べると、アプリ開発ができる環境はかなり整えられてきています。
エンジニアの需要・市場も拡大しており、自身の市場価値を高める方法としてアプリ開発スキルは良い選択肢といえるでしょう。
監修者 教材なども年々増えており、スタートしやすい環境は整ってきています。 同様にシステムに求められる要求も高くなってきているのも事実です。「開発の勉強したい」と相談を受けるときの回答の1つに「作りたいものを決める、または自分が困っている事を解決できるツールを作る」というのがあります。したがって、まずは作りたいアプリを決めることで、学ぶべきことが少しずつ見えてくると思います。
アプリの種類・仕組み
アプリ開発市場は変化のスピードも速い分、情報を知らないと競合や他の開発者に先行されてあなたの大きな機会損失につながってしまいます。そもそもアプリケーションにはいくつかの種類があり、それぞれの仕組みも異なれば開発工程で利用される技術も異なります。アイデアを最善の形で具現化するには、どのような種類のアプリケーションがあるのかを知っておくことが重要。以下から、主なアプリケーションの種類とその仕組みを簡単に解説していきます。
業務アプリケーション
業務アプリケーションとは、在庫管理・販売管理・顧客管理など、業務を効率化するアプリケーションのこと。近年では、クラウドに構築されたアプリをインターネット経由で利用する「SaaS型」が多数登場しています。
Webアプリケーション
画像引用:G-mail Google Play
Webアプリケーションとは、Web技術を応用したアプリケーションのことです。具体的には、端末にインストールされたWebブラウザを活用し、インターネット経由でアクセス・利用するアプリケーションのこと。たとえば、ECサイトやSNS、GmailなどのWebサービス、SaaS型アプリケーションなどがWebアプリケーションに該当します。
ネットワーク経由でサーバーと端末が接続されるという点において、Webアプリケーションとクライアントサーバーモデル型アプリケーションは似ているといえます。しかし、Webブラウザを活用するWebアプリケーションは、端末にアプリケーションをインストールする必要がないのです。そのため「Webブラウザが動作するなら端末を選ばない」という、クライアントサーバモデルと異なる特徴があります。
Webアプリ開発の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:Webアプリケーション開発とは?外注前に知るべき開発の流れ・費用・注意点を解説
デスクトップアプリケーション
画像引用:Microsoft 365
デスクトップアプリケーションとは、macOS / Windowsなど、特定のデスクトップ・ラップトップ向けOSで動作するPCにインストールして利用するアプリケーションのこと。業務系の「Office」、グラフィック系の「Photoshop / Illustrator」、音楽制作の「Pro Tools」などがデスクトップアプリケーションに該当します。Slack / Chatworkなどのように、クライアントサーバモデルのネットワークを「インターネット」に置き換えたデスクトップアプリケーションも存在します。
特定のOSに最適化されたデスクトップアプリケーションは、USBなどの拡張ポートを含め、PCのハードウェア・機能をフル活用でき、オフラインでも使えることがメリット。一方、対応するOSをインストールできない端末では使えないデメリットがあります。
ネイティブアプリ
画像引用:LINE Google Play
ネイティブアプリとは、iOS / Androidなど、特定のモバイル向けOSで動作するスマホ・タブレットにインストールして利用するアプリケーションのこと。カメラ・マイク・GPSなど、デバイスのハードウェア・機能をフル活用できるのは、ネイティブアプリが特定のモバイルOSに最適化されているからです。
「デバイスにインストールして利用する」「デバイスの機能をフル活用できる」「対応するOSでしか動作しない」という特徴は、デスクトップアプリケーションと同じ。このため、一部ではデスクトップアプリケーションも含めて「ネイティブアプリ」と呼ぶ場合もあります。
ネイティブアプリの開発には、ネイティブアプリの開発には、以下の2つのメリットがあります。
- ユーザーとの接点を持ちやすくなる
- 読み込みスピードが他のアプリより速くなる
その結果として、ユーザーに継続的に利用してもらいやすくなる効果に期待できるでしょう。
ただしネイティブアプリは、インストールする際にインターネット環境を利用するのでウイルスなどの脅威があることに注意が必要です。そのため、WAF(通信内容を常時監視し、脆弱性を狙った既知の攻撃パターンと照合しながら不正通信をブロックする機能)の導入などが対策の一例として挙げられます。
ネイティブアプリ開発やスマホアプリ開発の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:ネイティブアプリ開発のメリット!必要な言語・環境・向いている業種も解説
関連記事:スマホアプリ開発に必要な環境・言語をニーズごとに紹介!開発費用や開発の流れも
ハイブリッドアプリ
画像引用:クックパッド Google Play
ハイブリッドアプリとは、Webアプリケーションの特徴とネイティブアプリの特徴を組み合わせたアプリケーションのこと。具体的には、Webアプリケーションのようにアプリのインターフェース(フロントエンド)を、HTML / CSS / JavaScriptで開発できます。また、ネイティブアプリのように、カメラ・プッシュ通知といったデバイス機能を使えます。まさにハイブリッドな特徴を持つアプリです。クックパッドはハイブリッドアプリの1つです。ハイブリッドアプリには下記のメリットがあります。
- iOS / Androidアプリを共通のコードで作れる
- そのため開発コストを抑えやすい
- App store / Google Playで配布するため信頼感を得やすい
ただしハイブリッドアプリケーションは、仕様の特質上ネイティブアプリよりも動作が重くなりがちです。ネイティブアプリと同じくらいの動作の滑らかさを実現させようとすると開発のハードルが高くなります。またGoogle PlayやAppStoreでの審査もネイティブアプリよりも厳しめです。ハイブリッドアプリケーション開発を外注するには、ハイブリッドアプリケーション開発の実績が豊富な会社に依頼しましょう。
ハイブリッドアプリ開発やiOSアプリ開発の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:ハイブリッドアプリ開発とは?Webアプリ、ネイティブアプリとの違いについて解説
関連記事:iPhone・iOSアプリ開発の基本|アプリの種類・開発方法・言語・環境・手順や学習のヒントを解説!
アプリを開発する3つの方法
アプリは、以下の3つの方法で作成できます。
- プログラミング
- ゲームエンジン
- アプリ開発ツール
1. プログラミング
プログラミングとは、コンピューターに指示を出すために作られたプログラム言語を駆使してコンピューターへの命令を記述していくことです。アプリ開発では、以下のプログラミング言語が多く使われます。
- Java:動きのあるコンテンツの開発に適している
- JavaScript:動画サイトやSNSサービスなどで使用されている
- Ruby:ECサイトやブログサービスなどに向いている
- Python:AI開発や業務アプリ開発に向いている
- Go言語:モバイル向けのアプリやクラウドアプリに適している
全てのプログラミング言語を習得する必要はありません。自社で開発したいアプリに必要なプログラミング言語に絞り、習得しましょう。
2. ゲームエンジン
ゲームエンジンとは、ゲームアプリ開発に特化したソフトウェアです。ゲーム開発をする際に行われる共通の処理や機能があらかじめ組み込まれているので、効率的に開発できます。そのため、手間やコストを削減できることが特徴です。
特に代表的なゲームエンジンは、以下の2つです。
どちらもスマートフォン・PC両方のゲームアプリ開発で主流となっています。無料利用もできるため、一度試してみるのも良いでしょう。
ゲームエンジンは同じ環境で制作を行えるため、どこからでも制作物を共有できます。チーム内の意思疎通や進捗確認もしやすいため、業務の効率化にも活用可能です。
3. アプリ開発ツール
その名の通り、アプリ開発を効率化するために作られたツールです。アプリ開発の専門知識がなくとも、テンプレートや機能を組み合わせることで開発できることがメリットです。
初心者でもアプリ開発を始めやすく、開発期間の短縮も期待できます。
ただし、アプリ開発ツールはテンプレートを使うため、デザインや機能などのカスタマイズを行いにくいというデメリットもあります。
もしテンプレートにないデザインや機能を取り入れたいなら、プログラミング言語やゲームエンジンを使って開発するのが良いでしょう。
おすすめのアプリ開発ツールを以下の記事で紹介していますので、アプリ開発ツールについて詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。
関連記事:アプリ制作の開発ツールおすすめ14選と選び方【2024年7月最新版】
自社での開発が難しいなら、システム幹事にご相談ください。アプリ開発におすすめの会社を無料でご紹介します。
アプリ開発に必要な言語・環境・スキル
実際の開発にはなにが必要なのか、知りたい方も多いでしょう。以下からは、アプリケーション開発で活用されるプログラミング言語や必要な環境を簡単に解説していきます。
アプリ開発の「プログラミング言語」
コンピュータープログラムであるアプリケーションを開発するには、プログラミング言語でソースコードを記述する必要があります。
あなたが作成したいアプリの目的から、どのプログラミング言語を選んでアプリ開発を進めればいいのか検討する参考としてみてください。
目的のアプリ別おすすめプログラミング言語一覧
目的 |
おすすめプログラミング言語 |
Webアプリ | Kotlin、Java |
組み込み | C言語 |
エッジAI | C言語、Python |
業務アプリ | C++、Visual Basic、ASP、Python |
基幹システム | Java、C++ |
Windows | C# |
ゲーム | C# |
ECサイト |
ASP、HTML/CSS、JavaScript、PHP、Ruby |
会計ソフト | ASP |
SNS | HTML/CSS、JavaScript、PHP、Ruby |
動画サイト | JavaScript |
チャット | JavaScript |
ブログ | HTML/CSS、PHP、Ruby |
掲示板 | PHP |
大規模サイト | Java |
モバイルアプリ | Go |
クラウドアプリ | Go |
※システム幹事独自の基準です。あくまで1つの判断指標としてご活用ください。
OS別のアプリ別おすすめプログラミング言語一覧
目的 |
おすすめプログラミング言語 |
iOSアプリ |
Swift、Objective-C |
macOSアプリ |
Swift、Objective-C |
watchOSアプリ |
Swift |
tvOSアプリ |
Swift |
Androidアプリ |
Kotlin、Java |
※システム幹事独自の基準です。あくまで1つの判断指標としてご活用ください。
スマホアプリを開発したい場合、iOSアプリは基本的に「Swift」「Objective-C」を活用することになりますので選択すると良いでしょう。Androidアプリは「Kotlin」「Java」がアプリ開発言語の候補となります。
EC、SNS、ブログなどのWebアプリ(Webブラウザを活用したサービスなど)では、HTML/CSSが広く活用されています。Webのデザイン性を高める場合にも必要になってきますので選択は必須といえるプログラミング言語です。
※主要なプログラミング言語について詳しく知りたい方は、以下記事もご参考ください。
関連記事:【目的別】アプリ開発に最適なプログラミング言語の選び方と特徴を徹底解説
初心者はPythonがおすすめ
Pythonは、コードがシンプルで少ない工数で多数の処理を行えるため、初心者でも習得しやすいです。また、クロスプラットフォームスマホアプリ(Android / iOS両方で稼働するアプリ)を開発できるメリットもあります。
クロスプラットフォームの特徴やメリット・デメリットは以下の記事で解説していますので、参考にしてください。
関連記事:アプリ開発のクロスプラットフォームとは?種類やメリット、デメリットを紹介
Pythonは、例えばソーシャルゲーム・ネイティブアプリ開発、今注目のAI / 機械学習開発にも利用できます。Pythonアプリ開発の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:Pythonでのアプリ開発が注目される理由とは?特徴・開発例・フレームワークも紹介!
アプリ開発の「プラットフォーム(OS・ミドルウェア・データベース)」
プラットフォームとは、アプリケーションを動作させる基盤となるもの。たとえば、デスクトップアプリケーションならmacOS / Windowsが、ネイティブアプリならiOS / Androidがプラットフォームに該当します。しかし、業務アプリケーションやWebアプリケーションの場合は、プラットフォームとなる「サーバー」を構築する必要があります。
サーバーは「サーバーOS」「ミドルウェア」「データベース(DBMS)」およびハードウェアで構成されており、これらを組みあわせて適切なプラットフォームを構築していきます。
- サーバーOS:コンピューターの動作に必須のオペレーティングシステム
- ミドルウェア:アプリケーションとOSの間に入り、コンピューターに共通機能・拡張機能を追加する
- データベース:データの追加・削除・蓄積・検索を容易にするシステム(データベースマネジメントシステム)
近年では、AWS / Azureなどのパブリッククラウドにサーバを構築するパターンが増えており、ハードウェアを用意することなくプラットフォームを構築可能です。主なサーバーOS・ミドルウェア・データベースは以下の通り。
サーバーOS |
Linux、Windows、UNIXなど |
アプリケーションサーバー (ミドルウェア) |
WebSphere Application Server、WebLogic、JBoss Gunicornなど |
Webサーバー (ミドルウェア) |
Nginx、Apache HTTP Server、 nternet Information Serverなど |
データベース (DBMS) |
PostgreSQL、MySQL、SQL Server、SQLiteなど |
モバイルアプリで利用が進むmBaaS
画像引用:Firebase
デバイスの機能のみ利用するネイティブアプリ・ハイブリッドアプリであれば問題ありません。しかし、サーバーでユーザーのデータを集中管理したい、プッシュ通知したい、ユーザー認証を導入したい場合は、バックエンド環境となるプラットフォームが必要です。
こうしたニーズを受け、近年利用が拡大しているサービスが「mBaaS(mobile Backend as a Service)」です。ストレージ・データベース・ユーザー認証・プッシュ通知などのモバイル向けバックエンド機能を一通り備えているため、モバイルアプリ開発を合理化・短縮化可能。Googleが提供している「Firebase」、富士通が提供している「二フクラ mobile backend」などがおすすめです。
関連記事:アプリ開発を効率化するFirebaseとは?メリット・注意点・アプリとの関係性を解説!
アプリ開発の「フレームワーク」
画像引用:ASP.NET
業務アプリケーションやWebアプリケーション、複雑なデスクトップアプリケーションなど、比較的規模の大きなアプリケーション開発では、基本機能となるライブラリ・コンポーネントを網羅してパッケージ化されたソフトウェア「フレームワーク」が活用されます。フレームワークを活用することで、ソースコードをゼロから書くよりも開発コストを抑えられるからです。
特定のOS向けアプリケーションフレームワークのほか、フロントエンド・バックエンドで利用されるプログラミング言語で書かれたフレームワークなどその種類はさまざま。主なアプリケーションフレームワークには以下のようなものがあります。フレームワークを選ぶ際には、選んだプログラミング言語に適したものを選びましょう。
言語 |
フレームワーク |
C# / VB.NET |
ASP.NET |
PHP |
Laravel、CakePHP、Symfonyなど |
Ruby |
Ruby on Rails |
Python |
Django、Flask、Pylons、Karrigellなど |
JavaScript |
React、Angular、jQueryなど |
アプリ開発の「環境・開発ツール」
開発ツールとは、アプリケーション開発をアシストする機能を持つツール・ソフトウェアのこと。代表的なものとしては、ネイティブアプリ開発の統合環境を提供する「Android Studio(Android)」「Xcode(iOS)」が挙げられます。
Android Studio
画像引用:Android Studio
Android Studioは、Google社が公式提供しているAndroidアプリの開発ツールで、無料で利用できます。対応しているプログラミング言語はJavaとKotlinです。Android Studio上なら、Javaで書かれたコードをKotlinに変換できます。Android Studioは、Windows、Mac OS、LinuxのOSのパソコンで利用できます。
同ツールには、Androidアプリ開発の生産性を高める機能(コードの補完機能など)があらかじめ備わっているので、経験が少ないエンジニアでも使いやすいです。
XcodeとAndroid StudioどちらもApple社・Google社が公式提供しているツールのため、安全性・信頼性は他のツールよりも高いといえます。
Androidアプリ開発の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:Androidアプリ開発に必要な環境・言語・手順を解説!プログラミングのスキルは必要?
Xcode
画像引用:Xcode
XcodeはApple社が公式に提供しているツールです。App Storeから無料ダウンロードできます。
Xcodeには、アプリ操作画面、ボタンの配置、画面の遷移の動きなどをドラッグ&ドロップだけで簡単に操作できる「ストーリーボード」という機能があります。そのため、初心者でも開発作業がしやすいです。
しかもXcodeには、開発したアプリのテストができる機能も。テストと実装したコードを常に同期された状態にしてくれます。そのため、品質を保ったまま開発を続けられるのです。
また、完成したアプリをApp Storeへ提出できる機能も搭載されています。
ネイティブアプリ開発の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:ネイティブアプリ開発のメリット!必要な言語・環境・向いている業種も解説
【初心者向け】ノーコードツールで開発する方法もある!
専門知識が不要のアプリ開発ツールもあります。アプリ開発ツールを利用すると、専門知識が不要でアプリのテンプレートや機能などを組みあわせて開発が可能です。初心者でも始めやすく、開発期間の短縮が期待できます。ここではノーコードツールのおすすめを1つ紹介します。
Yappli
画像引用:Yappli
おすすめポイント
・50種類以上の機能・外部サービス連携が可能
・開発だけでなく、運用・分析まで対応
Yappliは、株式会社ヤプリが開発・提供しているアプリ開発ツールです。収益化につなげたい企業や、専門家のサポートを受けたい企業におすすめです。三省製薬株式会社が製造・販売するオリジナル化粧品ブランド「デルメッド」の商品を購入できる公式アプリが開発されました。
システム上で機能やデザインテンプレートなどをドラッグ&ドロップで配置して、開発を進めていきます。通知履歴やウェブビュー、プッシュ通知送信など、50種類以上の機能・外部サービス連携を利用可能です。自社の要望にあわせて、希望する機能の組み合わせを行えます。
また、同ツールはユーザーのアプリ利用状況を確認できる「Google Analytics」や、広告効果分析・流入経路分析を行える「AppsFlyer」などの分析機能も利用できます。そのため、アプリ開発して終わりではなく、収益につながるアプリ運用を実現可能です。
同ツールは個店や小規模事業者向けのLiteプランが、月額39,800円で利用できます。アプリ開発だけでなく、運用・分析まで一貫して対応できるので、他のツールよりも費用が高い傾向があります。
オンラインサポートやメールサポートが標準でサービスとして利用可能です。法人プランを利用すると、アプリ開発の企画提案から制作、ストア申請支援、運用支援などの初期制作支援が受けられます。店舗、EC、BtoB営業、販売店支援、社内利用、大学などの様々な業種で利用されています。
料金体系 |
Liteプラン:月額39,800円 法人プラン:※要問合せ |
サポート体制 |
オンラインサポート メールサポート 初期制作支援 暗号化(ディスク・通信) |
開発できるアプリ |
店舗、EC、BtoB営業、販売店支援 社内利用、大学などのアプリ開発 |
おすすめの企業 |
収益化につなげたい 専門家のサポートを受けたい |
ノーコードをはじめ簡単にアプリ開発ができるツールの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:簡単にアプリ開発ができるツール5選|注意点や開発の流れも解説
関連記事:ノーコードでアプリ開発はできる?メリット・デメリットを解説
アプリ開発をするメリット(個人・企業)
アプリ開発をするメリットは主に以下の通りです。
個人としてのメリット |
企業としてのメリット |
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|
アプリを開発することがなぜ大きく注目されているのかというと、個人としても企業としても大きなメリットがあるためです。
以下で「個人」「企業」それぞれの視点でのメリットを解説しましょう。
個人がアプリについて学ぶ・開発するメリット
個人がアプリについて学び開発するメリットとしては大きく以下の2つが挙げられます。
- 開発したアプリを提供、販売できる
- 個人としての市場価値が高まる
それぞれ紹介しましょう。
開発したアプリを提供、販売できる
アプリ開発スキルを身に着けるメリットとして、作ったアプリを他の人の役に立てられたり、販売して収益を得られたりできます。広告を設置すれば広告収入を得ることも可能です。
たとえば、アプリ販売を副業とすることで家計の補強になりますし、収入が本業を超えれば独立しさらにビジネス拡大を進めるといった動きにもつながっていきます。
もちろん簡単ではありませんが、アプリ市場の需要が高い現代では収益化の幅を広げる有効な選択肢となるでしょう。
個人としての市場価値が高まる
アプリ開発実績を積むことで、あなたの市場価値が高まる点も大きなメリットです。
自身のアプリの開発実績やスキル(使用言語、環境など)をポートフォリオで公開していたところ、企業関係者の目に留まりそのまま採用に結びついた、という話も今では珍しい事ではなくなりました。
市場の需要が高いアプリ開発スキルを通して自分の市場価値を高めておくのは転職活動においても有利にはたらくのです。
企業としてのメリット
企業がアプリ開発に取り組むメリットとしては大きく以下の3つが挙げられます。
- ユーザーとの接点を多く持てる
- 収集したデータを活用してサービスの付加価値向上や売上アップを図れる
- ユーザーを定着させる効果に期待できる
それぞれ紹介しましょう。
ユーザーとの接点を多く持てる
スマホアプリをダウンロードしてもらえることで、お知らせ通知を出したり、アプリ限定コンテンツやクーポンを提供したりとユーザーとの接点やコミュニケーションを企業から増やせる点がメリットです。
ユーザーとの接触回数が多くなれば、ビジネスに対する好感を持ってもらえてファン化にもつながりやすくなりますので、新規・既存ユーザーとの接点を生み出せるアプリは有効な施策の1つといえます。
収集したデータを活用してサービスの付加価値向上や売上アップを図れる
登録してくれたユーザーデータを収集・活用できる点も、アプリを開発するメリットです。
たとえばショッピングアプリであれば、ユーザーの購入データをもとに興味関心の高そうな商品を自動おすすめ表示してユーザーの利便性を向上られます。そのため、売上アップにもつながるでしょう。
ユーザーデータを分析して販売戦略を立てたり、新商品のヒントを得たりとリアルなデータを取得できるアプリはビジネスチャンスを生み出す宝庫となります。
ユーザーを定着させる効果に期待できる
アプリに自社サービスの会員カード機能やポイント機能をつけることで、アプリを定期的に利用してもらえます。また、気になった情報を保存しておけるブックマーク機能を実装することでも定期的に利用してもらえるでしょう。
アプリをユーザー側から定期的に利用してもらうことで自社サービスからの離脱を防ぎ、ファン化・リピーター化させる効果に期待ができます。
アプリ開発でおすすめの学習方法
アプリ開発の流れと開発に必要なツールについて紹介してきましたが、アプリを実際に開発するには何を参考に学んでいけばいいのでしょうか。
アプリ開発を勉強するには大きく以下の3つの方法があります。
無料コンテンツでの勉強
まず手を付けやすいのがお金をかけずにインターネットを介して情報収集をする方法です。
最近ではブログやYouTube動画を通してわかりやすくアプリの開発方法をレクチャーしてくれているエンジニアの方も多くいます。自分がどんなアプリを作れるようになりどんな状態を目指したいのか、まずはあなたの目的に沿ったアプリ開発の解説動画などを見ていくと良いでしょう。
たとえばYouTubeにて「言語名+アプリの種類」(例:Swift_ゲームアプリ開発)などで調べると丁寧に開発のやり方を紹介してくれている動画を見つけることができます。
書籍での勉強
ネット検索では部分的な説明しかなく、セミナーに参加しても参加者のレベルが違うことから人によっては内容が難しくて理解しづらいかもしれません。
アプリ開発本であれば、自分が学習したいレベル・内容にあわせて参考書を選んで学習できます。アプリ開発の本は数多くあるため、どれを選べば良いのか迷う方におすすめを1つ紹介します。
絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門
「絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門」(高橋京介 著、SBクリエイティブ)は、高橋涼介氏が著者の本です。
同氏は2009年からiPhoneアプリの開発を行い、これまでに11本のアプリ開発をしています。代表作の画質が劣化しない高画質写真撮影を実現できる「一眼トイカメラ」はApple Storeの今週のアプリケーションに選ばれました。トップセールスカテゴリ2位、2011年の年間有料Appのトップセラー5位にランクインした実績があります。
Apple公式のアプリ開発ツールのXcode11・iOS13以降・Apple社が発表したプログラミング言語のSwiftに対応しています。iPhoneアプリ開発の基本知識から収益を上げる方法、公開まで1冊でプログラミング言語とアプリ開発の基本を習得できます。他の本では収益を上げる方法の内容があまり記載されていないため、実際に開発したiOSアプリで収益化を目指せるでしょう。
本書のおすすめポイントは、地図アプリやSNSアプリなどを制作する実践パートがあること。作成した地図アプリは地図の拡大・縮小ができるように、実際にアプリを開発して動作させることで、iOSアプリ開発の流れをつかみやすくなっています。
また、練習問題が豊富に用意されており一つひとつ解くことによって、しっかり知識を身につけられているのかを確認しながらの学習が可能です。つまずいたときは正解のコードと開発時の操作画面などが掲載されているため、迷わず学習できるでしょう。
基礎から公開までのアプリ開発に関する知識を大枠で学びたい人におすすめの本となります。
プログラミングスクールでの勉強
動画や書籍での勉強はいわゆる「独学」に近い状態になるため、アプリ開発について学べる限界があります。
一方のプログラミングスクールでは、目的に応じて必要な学習過程をまとめてくれていたり、さらに専門性や実績をもった教師に質問できるなどのメリットがあります。そのため、アプリ開発スキルを効率的に習得していくことに期待できるでしょう。
ただし、他の2つの方法と違いスクールの受講料が必要になりますので、予算を確保して計画的に学んでいくと良いでしょう。
アプリ開発の流れ
「アプリを開発する」といっても、どのような手順・流れでアプリケーションが開発されるのでしょうか。アプリケーション開発の方法のなかで主流であるウォーターフォール型を例に、開発の流れを簡単に解説しておきましょう。
ウォーターフォール型開発とは、システムの企画から設計、プログラミング、テストと、上流から下流に水が流れるように「手順を踏んで」システムの完成を目指すシステム開発手法のことです。
※ウォーターフォール型開発について詳しく知りたい方は、以下の記事もご参考ください。
関連記事:ウォーターフォール型システム開発とは?開発工程・メリット・アジャイル型との違いを解説!
アプリは大きく以下のような流れで企画から開発・リリースを行います。
- アプリの企画・要求定義(ようきゅうていぎ)
- 要件定義(ようけんていぎ)
- 基本設計
- 詳細設計
- 開発・プログラミング
- テスト
- アプリケーションのリリース
各工程について、詳しく解説しましょう。
1. アプリケーションの企画・要求定義(ようきゅうていぎ)
要求定義とは、開発するアプリケーションに「どのようなこと求めるのか?」を明確に定義する工程のこと。
自社業務の効率化のためか、ビジネス拡大に向けたサービス提供のためか、ひとことにアプリケーションといっても目的・ゴール・ターゲットは異なります。「なぜ開発するのか」 を念頭に、アプリケーション開発の目的・ゴール・ターゲットを明確にしましょう。
そして、それらを達成するにはアプリケーションでどのようなことができればいいのかを、一つひとつ明らかにしていきます。例えば「○名が同時にアクセスして××を1秒以内に並列処理できるアプリケーション」といったシステムの概要を決めていきます。
関連記事:アプリ開発の企画書の役割・作り方・盛り込みたい項目
要求定義では成果物として要求仕様書(発注者がシステム開発会社からよい提案を得るために提出する提案依頼書)を発注者側で作成します。要求仕様書の品質が確保されているか、要件定義フェーズに移る前に確認しておくことがおすすめです。
実際の利用者となるエンドユーザーや現場担当者など、さまざまな立場の人からのフィードバックを集めると、全体を見るだけでは気が付かなかった改善点が見えてきます。
※アプリ開発の要求定義について詳しく知りたい方は、以下記事もご参考ください。下記記事のタイトルは「システム開発」とありますが、アプリケーション開発にも共通する内容です。
関連記事:システム開発における要求定義の重要性|要件定義との違いや要求定義の実態・改善ポイントを解説!
2. 要件定義(ようけんていぎ)
企画・要求定義をもとに、アプリケーションの要件定義を策定していきます。要件定義とは、企画・要求定義で策定された「アプリケーションでどのようなことができればいいか」を、アプリケーションで「どのように実現していくか」技術的な観点から必要なことを定義することです。
要件定義をしっかり固めないと、以下のような問題につながります。
- 開発工程で想定以上に時間がかかる
- 作ったものの役に立たなかった
- 無駄に高機能になって予算オーバーになる
開発を外注する場合、要件定義はアプリケーション開発会社の主導で策定されます。ただし、企画・要求定義と認識のズレがないか、打ち合わせを重ねて擦りあわせていくことが重要。どのプラットフォームでアプリケーション開発するのかを決定するのも、要件定義のフェーズです。
※システム開発の要件定義について詳しく知りたい方は、以下の記事もご参考ください。下記記事のタイトルは「システム開発」とありますが、アプリケーション開発にも共通している内容です。
関連記事:システム開発の要件定義とは?受託開発における重要性や進め方を解説!
3. 基本設計
要件定義をもとに、アプリケーションの基本設計を進めていきます。基本設計とは、要求定義をもとにアプリケーションの基本的な仕様を設計していくこと。主に、目に見えるインターフェースや、ユーザーの操作に対するアクションを定義していきます。
開発を外注する場合、依頼側の企業が関われる最後のチャンスとなるのが基本設計のフェーズ。思い通りのアプリケーションに仕上げるためにも、積極的に関わっていきたい開発工程です。
基本設計は、発注者にアプリケーションの完成イメージを提示する役割と、開発者にアプリケーション構築方法を提示する役割を担う重要な工程です。また、基本設計の内容をしっかり詰めておけば、開発工程の手戻りを最小限にとどめられます。結果的に、追加の開発コスト発生や納期遅延を避けられるのです。
※システム開発の基本設計についてより詳しく知りたい方は、以下記事もご参考ください。下記記事のタイトルは「システム開発」とありますが、アプリケーション開発にも共通している内容です。
関連記事:システム開発の基本設計とは?その位置付け・重要性・発注者としての関わり方を解説!
4. 詳細設計
基本設計をもとに、アプリケーションの詳細設計を進めていきます。詳細設計とは、アプリケーションの機能それぞれの内部仕様を詳細に定義する工程のこと。詳細設計がないと、プログラマーは正確にプログラミング作業ができかねてしまいます。
詳細設計の役割は、実際のプログラミングに移る前に、機能・ビジネスロジック(ビジネス・業務に関する固有のルール・ワークフローなどがシステムに反映されたもの)を整理し、開発時の生産性・保守時の効率性を高めることです。機能を整理・分解し、アプリケーションのどこにどのように実装していくのか割り振り、プログラマーの指示書となる「詳細設計書」にまとめていきます。
詳細設計は発注側に開示されることが多くないので、内容を詳しく理解しなくてもさほど問題ではありません。「基本設計の後にこんな作業が行われるのか」という概要は把握しておきましょう。
※システム開発の詳細設計についてより詳しく知りたい方は、以下記事もご参考ください。下記記事のタイトルは「システム開発」とありますが、アプリケーション開発にも共通している内容です。
関連記事:システム開発の詳細設計とは?プロジェクトの位置付け・役割をわかりやすく解説!
5. 開発・プログラミング
アプリケーションの詳細設計図をもとに、各機能をプログラミング・開発していきます。一般的には、分解されたモジュール単位でプログラミングを進め、モジュールを結合して機能に、機能を結合してアプリケーションへと仕上げていきます。詳細設計フェーズで整理・分割・割り振られた機能を、詳細設計図をもとにプログラミング・実装していくのです。
また、アプリで使用する画像や音声のデータもこの工程で準備します。画像や音声は後から差し込むこともできますが、サイズに問題がないかを確認する意味でもデータを事前に用意しておくと良いでしょう。
発注者がプログラミング言語の詳細まで詳しく知っておく必要はありません。ただし、多少の知識があれば開発会社とより専門的なコミュニケーションが取りやすいこともあるので、下記の記事も参考にしてください。
関連記事:アプリ開発は目的別に最適な言語を選ぼう!全17種の特徴解説
6. テスト
開発・プログラミングされたアプリケーションが仕様どおりに動作するかをチェックしていく工程。一般公開を前提としたプロダクトでは「リリース前のテスト」を実施し、不具合・バグを潰しておくことが必須です。
一般的には、以下の3段階にわけてテストされます。
- 個別にプログラミングされたモジュールをチェックする「単体テスト」
- モジュール同士を結合して機能単位でチェックする「結合テスト」
- 機能を結合してアプリケーション全体をチェックする「総合テスト」
不具合が発生した場合は1つ前の工程に戻して修正しますが、場合によっては設計のステップまで戻らなければならないケースもあります。
テスト工程に発注者が関わることは少ないですが、詳しい内容を知りたい方は下記記事をご参考ください。記事のタイトルは「システム開発」とありますが、アプリ開発にも共通している内容ですので、ご参照ください。
関連記事:システム開発のテスト工程を徹底解説!システムテストと受け入れテストの違いは?
7. アプリケーションのリリース
開発が完了したアプリケーションは、依頼側の受入テストをパスしたうえでリリースされます。iOS / Androidなどのモバイルアプリの場合は、AppStore / Google Play経由でリリースすることが一般的です。
一例として、Google Playでのリリース手順を紹介します。リリース・公開するためには、Google Playのアカウントを作成してアプリケーションを登録する必要があります。
※Androidの場合はAmazonのアプリストアなどのストアで公開することもできますが、ユーザーが限られるため、Google Playでの公開が一般的です。また、ストアを通さずに配布も可能ですが、Android端末側で特別な設定が必要になるため、一般的ではありません。
- Googleデベロッパーアカウントを作成
- デジタル署名したアプリケーションのパッケージファイルを用意
- Google Playにアプリケーションを登録
- 承認を経て公開・リリース
アプリは審査に合格して初めてGoogle PlayやApp Storeにてリリースできます。場合によっては審査に不合格となって、アプリの修正をしなければなりません。
そのためリリースにあわせてプロモーションやキャンペーンなどを打ち込む計画があるなら、期日に余裕を持たせてスケジュールを組む必要があります。
アプリの審査の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:【iOS・Android】アプリの審査情報まとめ!審査手順や期間、基準を満たすためのポイントを解説
【参考】アプリ開発の期間は1〜3ヶ月、長いと半年以上
アプリの開発期間は、内容・種類・機能、エンジニアの人数など様々な事情で変わるため、平均開発期間の相場はあくまでも目安として考えましょう。
平均開発期間の相場は下記の通りです。
開発期間 |
アプリの種類 |
1〜3ヶ月 |
|
6ヶ月〜1年以上 |
|
アプリを公開するためには、ストア側によるアプリの審査を通過する必要があります。アプリ審査では、開発者登録や情報申請などが必要なため、アプリ開発には時間がかかります。そのため、なるべく余裕をもってスケジュールを決めることが重要です。
アプリ開発は開発形態によってスケジュール期間が異なります。
開発形態 |
開発期間 |
クラウド型 |
|
フルスクラッチ型 |
|
クラウド型は、既存の開発機能をアプリの目的に応じて組み合わせ、デザインし完成させる開発手法です。機能開発が不要なため、すばやくリリースできるのが特徴です。
フルスクラッチ型は、アプリを最初から開発する方法です。オーダーメイドでアプリを作る手法のため、開発期間が長くなります。
アプリ開発のスケジュール・期間の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:アプリ開発のスケジュール・期間・準備しておくことを解説!
※アプリ開発に実績のある優秀なシステム開発会社を探している方は、システム幹事にご相談ください。専任のアドバイザーが最適な開発会社をご紹介します。相談料などは一切かかりません。
アプリ開発を成功させるポイント
アプリ開発を成功させるポイントは、主に以下の6つです。
- 基礎を学んだらとにかくまずは何かアプリを開発してみる
- 手戻りを防ぐために要件定義・事前の設計を丁寧に行う
- (外注する場合)目的アプリの実績が豊富な会社を選ぶ
- ニーズを考えて開発する
- 利用者の使いやすさを考慮する
- リリース後の運用まで考慮する
以下で、詳細を解説します。
基礎を学んだらとにかくまずは何かアプリを開発してみる
まず、初心者の方にありがちなのは、アプリ開発をするために勉強をしすぎること。基本的なノウハウやスキルを学ぶのはもちろん大事ですが、学んでいるだけでは一向にアプリ開発ができるようになりません。
開発したいアプリの大枠を決めたら、まずは簡単なアプリを作ってみましょう。実際に手を動かし、トライ&エラーを繰り返し、実際の開発の中から学びを得ることで学習効率やスキルの上達スピードは跳ね上がります。
手戻りを防ぐために要件定義・事前の設計を丁寧に行う
アプリの開発では、どんな機能のアプリをどんな予算・工程で作っていくのかを決める「要件定義」を丁寧に行いましょう。
あなたがアプリあるいはシステムの開発をすることになった場合、事前の機能のすり合わせができていないと後々「この機能が必要」と後から仕様の追加が起こってしまいます。最悪の場合、かなり初めのフェーズから作り直しになる可能性もあります。
手戻りが発生すると時間もコストも体力も精神的にも大きく削られてしまいがちです。要件定義・設計のタイミングでは必ず要件定義の読み合わせを行い、トラブルが起こらないように十分なすりあわあせをしておきましょう。また、トラブルが起こった場合は追加のリソースを準備できるような状態に交渉しておくことも重要です。
(外注する場合)目的アプリの実績が豊富な会社を選ぶ
開発プロジェクトや納期によってはあなたがディレクターとなりアプリ開発会社へ依頼することもあります。アプリ開発会社を選ぶ際は目的とするアプリ開発の実績が豊富な会社を選ぶようにしましょう。
実績豊富な会社は目的とする系統のアプリの知見があり、アプリの品質アップ・リスク低減につながります。
また、アプリ開発会社の提案内容もチェックしておきましょう。必要な機能や事業計画を考慮して丁寧な提案書を出してくれる企業はビジネスの価値向上のために寄り添って全力でサポートしてくれる公算が大きいです。
もし、アプリ開発会社の選定・比較が難しい場合は「システム幹事」への相談がおすすめです。
開発の裏事情に詳しい専門のオペレーターがあなたの目的や予算に応じて、最適な開発会社や見積など必要な情報について無料でアドバイスをしてくれます。
ニーズを考えて開発する
ユーザーにどういったニーズがあるのかを考えて開発しましょう。ニーズを満たしていないアプリは成功する確率が低く、開発コストを回収できない恐れがあるためです。
どういったジャンルであっても、ユーザーが持つニーズを満たしているアプリが多く利用されます。今までにない価値を持つアプリの場合も、ニーズを満たしており良さが認められれば多くのユーザーからの利用が期待できます。
ニーズは利用者の声を集めるのはもちろん、市場全体のニーズ把握も重要です。競合アプリに搭載されている機能や市場全体の環境を理解することで、ニーズを考えた開発に活かせます。
リリース後の運用まで考慮する
アプリリリース後の運用も考慮して開発を進めましょう。アプリはリリース後も、以下の対応を行う必要があるためです。
- 機能追加や改善
- OSアップデートへの対応
- デバイスに合わせた調整
- バグやセキュリティの対策
リリース後の運用をスムーズに行うには、調整や改善に対応できる体制作りが必要です。サーバー・ドメインの維持やアップデート・機能追加にはコストがかかるため、あらかじめ確保しておかなければいけません。
自社で運用が難しいなら、外部に委託するのも1つの手です。システム幹事へご相談いただければ、アプリリリース後の運用まで行える会社を無料でご紹介します。
アプリ開発の費用・相場
「開発にはいくらかかるのか?」と気になった方もいるでしょう。本章では、内製の場合と外注の場合でのアプリ開発費用の相場を紹介します。
自社内(内製)の場合
社内の社員として在籍するエンジニア・プログラマーにアプリ開発をさせる場合は、基本的には彼らの給料がアプリ開発費用となります。会社にもよりますが月30~50万円程度となるでしょう。
これに加えて、必要に応じて開発用のパソコンの購入費用などが上乗せされます。
会社によっては、アプリ画面のデザイン作業のために、デザイナーの人件費も別途必要になることもあります。また、アプリ開発を行うエンジニアやデザイナーのほか、企画や要件定義・設計書作成、チームのディレクションを行うマネージャー担当の人件費も必要となります。
さらに、アプリ開発の経験が少ないエンジニアが開発を担当すると、作業に慣れていないことが影響して、スケジュールが遅延したり修正工数が増えたりすることもあります。これを防ぐために場合によっては、経験のあるエンジニアの採用を行うこともあり、その採用コストも別途かかることもあるのです。
外注の場合
アプリの種類によって異なりますが、目安は下記になります。
アプリの種類 |
費用相場 |
主な特徴や代表的なアプリ例 |
EC系アプリ |
200~300万円 |
ECサイトをアプリ化するもの。 プッシュ機能や位置情報機能など、 通常のECサイトには搭載できない機能が アプリによって有効になる。 例:ニトリなど |
ゲームアプリ |
800万円~ |
文字通りアプリで遊べるゲーム。 コンシューマーゲームに劣らないほどに 遊べるアプリも多数リリースされている。 運用費など必要な費用がたくさんかかるため、 アプリ開発のなかでも高額な部類になる。 例:癒しのウーパールーパー育成ゲームなど |
金融系アプリ |
1000万円~ |
銀行や投資用証券口座などのアプリ。 投資信託などの金融商品の取引に 気軽に対応できるメリットがある。 ただし、顧客の個人情報を大量に取り扱うため、 セキュリティ対策・運用保守などには |
メディア系アプリ |
180万円~ |
ニュースを配信するアプリのみならず、 マンガアプリ、音声・ラジオアプリなども含まれる。 |
店舗系アプリ |
200万円~ |
飲食店や美容室などの店舗で リピーターの獲得のために スタンプ・クーポン配信・プッシュ通知などの機能が 搭載されたアプリ。 |
管理ツール系アプリ |
200万円~ |
タスクの管理・todo管理をするアプリ。 便利機能もある。 |
SNS位置情報系 アプリ |
300万円~ |
ランニング・歩いた距離に応じて 消費カロリーを計算するアプリ。 友達や家族のいる位置を 地図で表示するアプリなど。 |
アプリ開発費用の内訳の大部分は人件費です。人件費および人月単価の相場は80~120万円程度となります。また、アプリ開発の依頼先が大手企業・中小企業・フリーランスによっても費用や開発期間が変わります。
外注費用を少しでも抑えるために、「外注する工程を限定して、内製で担当する工程を増やす」ことが挙げられます。すると、外注依頼工程が全て外注依頼することよりも少なくなります。例えば、アプリデザインの工程は外注すると70万円ほどかかるので、内製なら20万円ほどで対応できることもあります。
アプリ開発の費用相場の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:アプリ作成・開発の費用相場は?費用を抑えるコツも解説【種類・機能別の一覧表つき】
アプリ開発の費用を抑える方法
アプリ開発の費用を抑える方法としては
- アプリのテンプレート
- ノーコードツール
などを活用することで開発工数の削減ができ、結果的にアプリ開発コストの削減にもつながります。
また、アプリ開発に適用できる補助金・助成金の活用もおすすめです。
※補助金・助成金とは、特定の条件を満たしている企業や団体などへ国や地域から支援金を提供してもらえる制度のことです。
本記事では詳しい内容は割愛しますが、アプリ開発の補助金や助成金の活用を視野に入れることで開発費用を抑えることが狙えるため、ぜひ積極的に検討してみましょう。
詳しくは以下の関連記事をご覧ください。
関連記事
アプリ開発を外注するメリット・デメリット
メリット |
|
デメリット |
|
外注するメリット
アプリ開発を外注するメリットは主に以下の2つです。
- 社内でエンジニアを採用・育成する必要がない
- かかるコストを計算しやすい
自社開発をする場合は、アプリ開発のノウハウを持った人材を雇用して育成しなければなりません。特に即戦力となる優秀なエンジニアを何人も集めることは簡単ではないでしょう。また、必要な機材やソフトウェアなどの購入も必要です。外注の場合は、人材や機材を持っている企業に依頼するため、それらの手間が不要になります。
また、アプリ開発は専門知識がないと開発にどれくらいかかるかのコスト計算も容易ではありません。外注をする場合は、専門知識を持ったスタッフが計算して見積書を作成してくれるので、ある程度の費用が簡単にわかります。
外注するデメリット
外注をするデメリットは主に以下の2つです。
- 外注する会社によって品質・開発コストが変わる
- 外注する会社を選ぶ手間がかかる
アプリ開発の外注では、依頼する会社によって開発費用が大きく変わります。特に実績豊富で規模の大きい会社ほど費用が高額になる傾向があります。
また、会社によって得意な分野や開発言語が違うため、開発を検討しているアプリにあわせて適した開発会社を選ぶことは簡単ではありません。開発会社の実績や保有している技術を確認して、開発してもらうアプリにあう会社を探すことが大切です。
開発しようと考えているアプリに適したアプリ開発会社を自分で探すことが大変だと感じた場合は、専門家に相談することも手段の1つです。
アプリ開発におすすめの開発会社
内製するのが難しいために外注を検討している方は、無数にある開発会社からどの会社がいいか選びきるのは骨が折れる作業でしょう。
そこで、システム幹事がおすすめするネイティブアプリ開発対応の会社を紹介します。
株式会社クロス・コミュニケーション
株式会社クロス・コミュニケーションのおすすめポイント
・300以上の豊富なアプリ開発実績
・アプリ開発からユーザーサポートまでワンストップで連携
株式会社クロス・コミュニケーションは、東京都新宿区に本社を置くアプリ開発会社です。
戦略立案・開発制作・運用改善の3軸でサポートし、金融アプリや会員向けアプリなど、ジャンルを問わず300以上の開発実績を持ちます。
ストア審査時のリジェクト(Appストア申請時に審査に通らないこと)対策も可能で、申請ルールに詳しい担当者が行うことで対応。ネイティブアプリ(App StoreやGoogle Playなどストア経由でインストールするアプリ)固有のセキュリティ対策のノウハウを保持していることも強みです。
また、アプリ開発から運用・ユーザーサポートまで一連のサービスを連携させ、リサーチ・調査・マーケティング・検証・運用/マーケット申請・効果測定までワンストップで対応。Webシステム開発・Web制作なども請け負い、企業の課題解決をサポートします。
株式会社クロス・コミュニケーションの概要・実績
TEL |
03-6859-2262 |
会社所在地 |
〒163-1424 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー 24F |
設立年 |
2011年8月1日 |
実績詳細 |
・航空会社 株式会社スターフライヤー「公式アプリ」 ・クレジットカード会社 株式会社クレディセゾン「カード明細アプリ」 ・一般社団法人日本自動車連盟「デジタル会員証アプリ」 ・大和証券グループ 株式会社CONNECT「スマホ証券アプリ」 |
株式会社アプキー
株式会社アプキーのおすすめポイント
・安価でネイティブアプリ開発が可能
・セミオーダーでのアプリ開発は10万円から対応
株式会社アプキーは、愛知県名古屋市中村区に本社を置くアプリ開発会社です。同社は、インドネシアにも開発拠点を置くことにより人的コストを抑え、格安でのアプリ開発を実現しています。提案は日本法人の専任担当者、さらに開発については現地日本人スタッフ主導で現地クリエイティブメンバーと共に行うため、クライアントとの円滑な意志疎通が可能です。
ネイティブアプリの開発では、企画設計だけでなく運用保守にいたるまでをワンストップで対応しているため、長期的にサポートを受けることが可能。
また、同社では業種特化型のセミオーダーシステムにより、テンプレートの種類によっては基本パッケージ10万円からという低価格で開発ができる強みもあります。用意しているテンプレートの主な種類は以下の通りです。
・予約システム付きの「医科・歯科専用アプリ」
・配送に特化した「デリバリーアプリ」
・さまざまな業種で使用できる「店舗用アプリ」
・配車システム搭載の「タクシーアプリ」
・ショッピングカート搭載で商品を売買できる「ショッピングアプリ」
テンプレートに必要な機能だけを追加できるため、コストを最小限に押さえつつニーズに合う業務アプリを制作したい場合に最適です。
株式会社アプキーの概要・実績・価格感
TEL |
0120-897-382 |
会社所在地 |
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4-24-16 広小路ガーデンアベニュー 4F |
設立年 |
非掲載 |
実績詳細 |
出前・宅配アプリ デリバリーアプリ 医科・歯科・美容予約アプリ ショッピングアプリ 店舗用アプリ タクシー配車アプリ |
価格感 |
出前・宅配アプリ:基本パッケージ価格 40 万円~ デリバリーアプリ:基本パッケージ価格 10 万円~ 医科・歯科・美容予約アプリ:スタンダードプラン・パッケージ価格 20 万円~ ショッピングアプリ:基本パッケージ価格20 万円~ 店舗用アプリ:基本パッケージ価格10 万円~ タクシー配車アプリ:基本パッケージ価格 50 万円~ |
株式会社ジークス
株式会社ジークスのおすすめポイント
・デザインとエンジニアリングを両立させた開発
・さまざまなプラットフォームでのアプリ開発実績あり
株式会社ジークスは、東京都千代田区にある開発会社です。プロジェクトの初動からデザインプロセスを連動しており、エンジニアリングと両立させた開発を実施しています。
開発は上流工程で実施したリサーチや企画をもとに、顧客が実現したいアプリ機能やプロジェクトにあわせて行います。ユーザー目線を追求した、提案型のアプリ設計・開発が特徴です。
また、在籍しているエンジニアは、iOS/Androidなどさまざまなプラットフォームでのアプリ開発実績があります。豊富な知見・ノウハウがあるため、自社が求めた通りのアプリ開発が期待できます。
株式会社ジークスの概要・実績・価格感
TEL |
03-6261-5941 |
会社所在地 |
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-9-2 BIZCORE神保町4F |
設立年 |
1994年8月29日 |
実績詳細 |
積水ハウス株式会社:「プラットフォームハウス」アプリ構築 株式会社竹中工務店: 「位置プラス®」サービス開発 etc. |
価格感 |
要問い合わせ |
その他おすすめのアプリ開発会社の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:【全国版】アプリ開発の依頼におすすめの開発会社20選!
関連記事:システム幹事内「目的別おすすめアプリ開発会社一覧」
【参考】アプリ開発の最新動向
ここまでの解説で、使われるプログラミング言語も開発環境もさまざまな、多種多様なアプリケーションが存在することが把握できたはずです。自社アプリケーション開発の目的を達成するためには、どのように方向性を定めればいいのか?悩んでしまう方も少なくないでしょう。
そんな方に向け、以下から近年のアプリケーション開発の動向を紹介していきます。
Webアプリケーション開発が増えている
近年になって始まった傾向ではありませんが、Webアプリケーション開発に対するニーズは右肩上がりで増え続けていると考えられます。Webアプリケーションの代表例として、YouTube、G-mail、Skypeなどが挙げられます。
これはインターネット回線の高速化や、4G / 5Gを含むインフラ面の整備、スマホ・タブレットの普及などを背景に、インターネットユーザーが拡大し続けているからです。
モバイルはネイティブアプリがまだまだ主流
当然、デバイス数というパイの大きな市場にリーチできる、モバイルアプリの開発ニーズも旺盛です。なかでも、開発コストを抑えやすくデバイスの機能を利用できるハイブリッドアプリ開発への注目が高まっています。しかし、マクドナルドのアプリ開発などを手がけるシステムベンダー「MSLDev」の調査によると、意外にも主流はまだまだネイティブアプリのようです。
画像引用:Mlsdev
OS / デバイスの進化とともに改善されてきているとはいえ、動作が遅い、デバイスの全ての機能を使えるわけではないというハイブリッドアプリのデメリットが、この数字に表れているのかもしれません。
モバイルアプリ開発の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:モバイルアプリ開発とは?開発の種類と流れ・おすすめの言語・フレームワーク・開発会社も紹介
注目の高まるローコードツール
従来、業務アプリケーション開発なら「クライアントサーバモデル」が主流といえる状況でした。しかし、2020年前後から「ローコードツール・ノーコードツール」による業務アプリケーション開発が注目されています。
ローコードツール・ノーコードツールとは、ソースコードを記述しなくてもアプリケーションを開発できるツールのこと。ローコード開発という用語が使われる以前から、Claris FileMakerなどを活用して社内業務アプリケーションを開発する流れはありました。ただ、「Microsoft PowerApps」や、IBM Cloudで稼働する「Mendix App Platform」などの登場が、ローコードツールへの注目が高まるキッカケとなっています。
そういった有名なローコードツールとしてYappliが挙げられます。Yappliで開発されたアプリケーションには、モスバーガーのインナー向けアプリ「a-mossles!」、ほっともっとのネット注文を受け付けるアプリがあります。一般的なローコードツール・ノーコードツールは、社内業務アプリを開発することが目的であるのに対して、ToC向けで外部公開するアプリ開発ツールも産まれてきました。
スクラッチ開発するのはコストがかかりすぎるが、SaaS型業務アプリケーションでは物足りない、といった潜在的な不満を持つ企業が多かったのかもしれません。
アプリ開発のトレンドの詳細は下記記事をご参照ください。下記記事のタイトルは「システム開発」とありますが、アプリケーション開発にも共通している内容です。
関連記事:【システム開発の最新トレンド】開発の手法と方法について解説
アプリ開発で知っておくべき関連記事
さいごに、アプリ開発に関するおすすめの関連記事を紹介します。体系的にアプリ開発を学べるようにしておりますので、ぜひ活用してみてください。
アプリ開発まとめ
アプリケーション開発を検討している方に向け、開発の流れからアプリの種類・仕組み、種類ごとに使われるプログラミング言語や開発環境まで紹介してきました。どのように進めれば良いのかわからない、どんな種類があるのかわからないと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
さまざまな種類のあるアプリケーションは、それぞれの開発方法はもちろん、利用されるプログラミング言語や必要な開発環境も異なります。当然、開発を請け負うアプリケーション開発会社にも、種類に応じた得手・不得手があります。なぜアプリケーション開発するのか?目的とプラットフォームを明確にし、適切なアプリケーション開発会社を選定することが重要です。
※アプリ開発に実績のある優秀なシステム開発会社を探している方は、システム幹事にご相談ください。専任のアドバイザーが最適な開発会社をご紹介します。相談料などは一切かかりません。
コンサルタントのご紹介
岩田
専任のコンサルタントが、
お客様の予算と目的を丁寧にヒアリング。
最適な会社をピックアップ・ご紹介させていただきます!
初心者の方でも安心してご相談いただけます。
アプリ開発お役立ち記事リスト
・【補助金】アプリ開発の補助金はどれを選ぶ?採択率50%を突破する秘訣!
・【開発環境】アプリ開発におすすめの環境!開発の流れも紹介
・【開発言語】アプリ開発に最適なプログラミング言語の選び方と特徴を徹底解説
・【制作工程】アプリ開発のスケジュール・期間・準備しておくことを解説!
・【費用相場】アプリ作成・開発の費用相場!見積事例や計算のやり方まで解説
・【開発ツール】アプリ開発におすすめのツールを厳選!
・【大手制作会社】アプリ開発におすすめの大手の会社を厳選!
・【スマホアプリ】スマホアプリ開発に必要な環境・言語をニーズごとに紹介!
・【プラットフォーム】アプリ開発プラットフォームを比較|選び方も解説
Q. アプリ開発の流れは?
アプリ開発の流れは「1.アプリケーションの企画・要求定義」「2.要件定義」「3.基本設計」「4.詳細設計」「5.開発・プログラミング」「6.テスト」「7.アプリケーションのリリース」です。それぞれの詳しい内容は記事内で紹介していますので、ぜひご覧ください。
Q. アプリ開発を成功させるポイントは?
アプリ開発を成功させるポイントは「手戻りを防ぐために要件定義・事前の設計を丁寧に行う」「まずは何かアプリを開発してみる」等が挙げられます。詳しくは記事をご覧ください。
Q. アプリ開発の費用相場はどのくらい?
アプリ開発の費用相場はメディア系アプリで180万円〜、ゲームアプリで800万〜、金融系アプリで1000万円〜になります。こちらも記事内で解説しているので、参考にしてみてください。
この記事を書いた人
梓澤 昌敏
専門分野: 音楽・映像制作、オウンドメディア、ビジネス
音楽・映像制作の現場を経て、スタジオ構築側の業界へ。マネージャー・コンサルタントとして制作現場の構築に携わる一方、自社オウンドメディアの立ち上げを含むマーケティングも担当してきました。現在アメリカ在住。作曲を含む音楽制作も提供しています。
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