- 更新日 2024.10.17
- カテゴリー アプリ開発
iOSアプリ開発を学習できるおすすめ本8選|選び方や学習の注意点を解説【2024年最新版】
社内で新規事業立ち上げに伴い、アプリ開発の担当者になった方には
「iOSアプリ開発の経験がなく、自社で開発できるのかを判断する材料として本で学習したい」
「アプリ開発の不明点をネット検索しても部分的でイマイチ知りたいことがわからない」
「セミナーにも参加したが、自分の知りたい情報を知れなかったため本で学習したい」
などの悩みを抱えているケースもあるでしょう。
iOSアプリ開発の学習を進める方法には、本・ネット検索・セミナーなど様々なものがあります。ネット検索では部分的な説明しかなく、セミナーに参加しても参加者のレベルが違うことから人によっては内容が難しくて理解しづらいかもしれません。
iOSアプリ開発本であれば、自分の学習したいレベル・内容に合わせて参考書を選んで学習できます。しかし、iOSアプリ開発の本は数多くあるため、どれを選べば良いのか迷います。
本記事ではiOSアプリ開発におすすめの本をご紹介するとともに、本の選び方も説明します。初心者向けに、本を利用して学習する際の注意点も解説するため参考にしてください。
※iOSアプリ開発を本で学習しつつ開発会社についても知りたい方は、システム幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
アプリ開発に役立つ記事もご覧ください iOSアプリ開発におすすめ!アプリ開発かんたんマニュアル
iOSアプリ開発を学習できるおすすめ本8選
まずは、入門・初心者向けと経験者向けに分けておすすめの本を紹介します。
※本記事に記載の各書籍の価格などは2022年8月時点の情報です。
入門・初心者向け
本タイトル |
ポイント |
価格 |
対応バージョン |
プログラミング言語 |
出版年 |
絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門 |
アプリ開発の準備から 収益を上げる方法まで網羅的に 学習できる |
2,722円 |
iOS12以降 Xcode11 Swift4 |
Swift |
2018年11月22日 |
たった2日でマスターできる iPhone アプリ開発集中講座 |
豊富なサンプルアプリ開発を 実践できる |
2,728円 |
iOS15 Xcode13 Swift5.5 |
Swift |
2021年10月22日 |
作って楽しむプログラミング iPhoneアプリ超入門 |
1つのクイズアプリを作成しながら、 開発の流れを学習できる |
2,420円 |
iOS13 Xcode11 Swift5 |
Swift |
2020年2月28日 |
Webアプリエンジニア養成読本 |
PHP・Rubyの 最新トレンドを踏まえた Webアプリ開発を学習できる |
457円 |
PHP Ruby |
2014年4月15日 |
絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門
画像引用:Amazon
「絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門」は、高橋涼介氏が著者の本です。同氏は2009年からiPhoneアプリの開発を行い、これまでに11本のアプリ開発をしています。代表作の画質が劣化しない高画質写真撮影を実現できる「一眼トイカメラ」はApple Storeの今週のアプリケーションに選ばれました。トップセールスカテゴリ2位、2011年の年間有料Appのトップセラー5位にランクインした実績があります。
Apple公式のアプリ開発ツールのXcode・iOS12以降・Apple社が発表したプログラミング言語のSwift4に対応しています。iPhoneアプリ開発の基本知識から収益を上げる方法、公開まで1冊でプログラミング言語とアプリ開発の基本を習得できます。他の本では収益を上げる方法の内容があまり記載されていないため、実際に開発したiOSアプリで収益化を目指せるでしょう。
本書のおすすめポイントは、地図アプリやSNSアプリなどを制作する実践パートがあること。作成した地図アプリは地図の拡大・縮小ができるように、実際にアプリを開発して動作させることで、iOSアプリ開発の流れをつかみやすくなっています。また、練習問題が豊富に用意されており一つ一つ解くことによって、しっかり知識を身につけられているのかを確認しながらの学習が可能です。つまずいたときは正解のコードと開発時の操作画面などが掲載されているため、迷わず学習できるでしょう。
基礎から公開までのアプリ開発に関する知識を大枠で学びたい人におすすめの本となります。
たった2日でマスターできる iPhone アプリ開発集中講座
画像引用:Amazon
「たった2日でマスターできる iPhoneアプリ開発集中講座」は、難しいプログラミング言語の文法説明を最小限にした、初心者向けの本です。著者は組み込み機器ファームウェア開発に従事しながら、副業でiOSアプリ開発を行い個人でApple Storeでリリースしました。エンジニア歴は20年以上あり、アプリ開発特化型オンラインスクールCodeCandyを運営しています。
本書のおすすめポイントは、通常なら2〜3本のところサンプルアプリ開発を6本用意していること。じゃんけんアプリやカメラアプリなど、さまざまなアプリを実際に開発しながら学習を進めます。自分でアプリを作成することで成功イメージを持てるため、ただ読み進めるだけよりも、iOSアプリ開発の流れを習得しやすいでしょう。また、メールで問い合わせができるため、わからない箇所をそのままにしないで学習を進められます。
本書を読むことで、サンプルアプリの開発から実際の開発の流れを理解でき、自社のiOSアプリ開発をスムーズに行えることに期待できます。サンプルアプリを作成しながらiOSアプリ開発の基本情報、開発の流れを知りたい方におすすめの本です。
作って楽しむプログラミングiPhoneアプリ超入門
画像引用:Amazon
「作って楽しむプログラミングiPhoneアプリ超入門」は、簡単なゲームアプリを制作しながら楽しくアプリ制作を体験できる本です。全11章の構成で、iPhoneアプリ開発の基礎知識や必要な準備、画面デザイン、コードの書き方などを網羅的に学習できます。
本書の著者は執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」所属のライターの片渕彼富氏です。旅行、EC、アイドル関係のコンテンツ会社勤務後、フリーへ転身して、開発者として主に受託開発を行っています。iOS/Androidアプリの大規模案件に幅広く関わることが多く、主な著書には「Swiftポケットリファレンス」「iPhone/iPad開発ポケットリファレンスがあります。
本書のおすすめポイントは、1つのクイズアプリを作成しながら読み進めていくこと。1つのアプリを少しずつ作業して完成を目指すため、一度に多くのコードを入力することなく学習を進められます。追加・変更するコードを色文字で表示しており、編集する部分を一目で理解できるようになっています。
また、本書ではApple StoreでiOSアプリを公開する方法が記載されています。自社でiOSアプリ開発をした後、スムーズに公開することが可能です。本書は1つのサンプルアプリ開発を行いながら、じっくり学習したい方におすすめです。
Webアプリエンジニア養成読本
画像引用:Amazon
iOSアプリ開発本ではSwiftを使用する内容が多く、他のプログラミング言語が記載されている本は少ないです。Swift以外のプログラミング言語でiOSアプリを開発するためには、Webアプリ開発のスキルを身につけましょう。
「Webアプリエンジニア養成読本」はWebアプリケーション開発の基礎について、前提知識・開発・デプロイ・運用の各フェーズに分けて説明しています。Webアプリケーション開発の全体像を1冊で理解できる内容です。
※デプロイ:開発したアプリケーションを公開するためのリリースにおける工程の一つ。アプリの機能やサービスを利用できる状態にすること。
本書の第1章の著者の和田裕介氏は、株式会社オモロキCTOであり『お笑いWebサービスボケて(bokete)』のバックエンド開発と運用をメインで担当しました。第2章PHP編の著者である石田絢一氏は、1996年頃からインフラ寄り業界に入り、PHPでの開発を行ってきました。
第2章Ruby編の著者のすがわらまさのり氏は、Rubyで自社サービスのWebアプリケーションを作り運用を担当しています。第3・4章の著者の斎藤祐一郎氏は、株式会社ハートビーツでITインフラを支えるソフトウェア開発を行っています。
本書のおすすめポイントは、PHPとRubyを取り上げており、サンプルアプリ開発を通じて動作可能なWebアプリケーションを制作できること。サンプルアプリ開発は、本の内容を理解していなければうまく動作しません。自分で作成したWebアプリが動作する成功イメージを持てるため、内容を理解できたという自信につながるでしょう。また、最新の技術トレンドを踏まえた開発方法も身につけられます。
本書を読むことで、Webアプリケーション開発の入門書にはあまり書かれていないサービスの健康状態を測るための監視・モニタリングといった運用も学習可能です。Webアプリケーション開発の全体像を知りたい方、Webアプリケーション開発を業務にしたいエンジニアにおすすめの本です。
経験者向け
本タイトル |
ポイント |
価格 |
対応バージョン |
プログラミング言語 |
出版年 |
iOS/macOSプログラマのための Xcode時短開発テクニック |
Xcodeでの開発効率を 向上させるノウハウを学習できる |
3,080円 |
- |
- |
2017年2月22日 |
詳解 Swift 第5版 |
Swiftに加えてSwiftUIを 1冊にまとめて学習できる |
6,454円 |
Swift5 Xcode11 |
Swift |
2019年11月15日 |
[増補改訂第3版]Swift実践入門 ── 直感的な文法と安全性を兼ね備えた言語 WEB+DB PRESS plus |
Swiftの実践的な利用方法を 学習できる |
3,608円 |
Swift5 Xcode11 |
Swift Xcode |
2020年4月15日 |
スッキリわかるJava入門 実践編 第2版 |
開発現場で必要な機能を 幅広く学習できる |
2,800円 |
Java8 |
Java |
2014年9月22日 |
iOS/macOSプログラマのためのXcode時短開発テクニック
画像引用:Amazon
「iOS/macOSプログラマのためのXcode時短開発テクニック」は、Xcodeでの開発効率が向上する操作・設定などを学習できる本です。本書の著者は、モバイル系 (iOS/Android)、Web系 (node.js/Go/Python)、3Dプログラム(OpenGLES2)、IoTなど幅広い開発を行っています。
本書のおすすめポイントは、単なるショートカットキーから専門的な機能まで、開発効率を上げる手法を幅広く説明している点です。本書では全74トピックを紹介しており、iOSアプリ開発を効率よく進められるでしょう。また、Xcodeはメニューが英語で書かれていますが、本書を読むと英語が苦手でも機能を使いこなすことが可能です。
本書を読むことで、Xcodeを使用した開発の時間短縮ができるようになることに期待できます。Xcodeのメニューは英語で書かれているため、十分に機能を使いこなせていない方、Xcodeでの開発効率を向上させたい方におすすめの本です。
詳解 Swift 第5版
画像引用:Amazon
「詳解 Swift 第5版」は、アプリ開発経験者の中でSwiftを使いこなせていない方が文法を学び直したいときに学習する本です。本書の著者は京都産業大学情報理工学部の教授として、ソフトウェア開発手法に関する研究を行っています。本書は関数・クラス・エラー処理などSwiftに関する情報を幅広く解説しているため、Swiftでの開発中に文法がわからなくなっても素早く疑問を解消できます。
本書のおすすめポイントはSwiftUI(Apple系プラットフォームのUIを簡単に構築できるフレームワーク)にも対応している点です。Swiftに加えてSwiftUIを1冊にまとめているため、より高度な開発手法を学習可能です。本書を読むことでSwiftの文法や仕組み、GUIとの連携などを幅広く身につけられます。Swiftを使って高度なiOSアプリ開発をしたい方におすすめの本です。
[増補改訂第3版]Swift実践入門 ── 直感的な文法と安全性を兼ね備えた言語 WEB+DB PRESS plus
画像引用:Amazon
「[増補改訂第3版]Swift実践入門 ── 直感的な文法と安全性を兼ね備えた言語 WEB+DB PRESS plus」は、Swift言語仕様と実践的な活用方法を学習できる本です。本書の著者の石川洋資氏は、面白法人カヤック、LINE株式会社、株式会社メルカリでiOSアプリの開発に携わった経験があります。
Swiftのクロージャ(変数をスコープ内に閉じ込めるためのデータ構造)やプロパティ(クラス、構造体、列挙型などに紐づく値)といった標準的な機能を解説。他にも、ある処理を実行中に別の処理を止めない非同期処理・Webサービスの連携といった専門的な知識まで網羅し解説しています。本書の前シリーズである改訂新版では、Swift4に対応しています。Swift4と5では大きな変更はありませんが、プログラミングの小さな問題を解決する改善が取り組まれています。
本書のおすすめポイントは、Swift初心者の方から実践的な利用方法を知りたい経験者まで幅広く活用できる点です。サンプルコードが数多く掲載されており、実際の開発現場で活用できるようになっています。Swiftの基本知識は理解しているが、実践的な知識を身につけたい方におすすめです。
スッキリわかるJava入門 実践編 第2版
画像引用:Amazon
iOSアプリ開発にはSwiftが使われることが多いですが、Javaでも開発可能です。Swift以外の言語でiOSアプリを開発したい方に向けて、Javaの参考書を解説します。
「スッキリわかるJava入門 実践編」は開発現場ですぐ活用できるJavaの参考書です。Javaの基本機能から効果的な開発、高度な設計などJavaの開発に必要な情報を学習できます。本書の著者の中山清喬氏は、2002年より日本IBMグループ内で先進技術部隊に所属し、システム構築現場を数多く支援していました。現在では株式会社フレアリンクの代表取締役であり、著書には「スッキリわかるSQL入門 ドリル215問付き」があります。
本書のおすすめポイントは開発現場で必要な機能を網羅的に知ることができる点です。例えばJava開発において、よくあるエラーと解決方法を学習できるため、開発現場でエラーが発生しても素早く修正可能です。本書を読むことで、Javaの基本的なAPIだけでなく開発現場でどのようなコードを書くべきなのかを理解できます。Javaのアプリ開発をしたい方、開発現場で活用できるノウハウを知りたい方におすすめの本です。
※iOSアプリ開発を本で学習しつつ開発会社についても知りたい方は、システム幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
iOSアプリ開発本の選び方
iOSアプリ開発の学習におすすめの本を紹介しましたが、選び方の基準があります。iOSアプリ開発本を選ぶ基準がわかれば、他の本探しを効率的に行えます。
自分のレベルに合っているか
自分のレベルにマッチするiOSアプリ開発本を選ぶ際、プログラミング言語についての説明が初心者向けであれば、開発に必要なもの・流れなどの基本情報をメインに説明しているものがおすすめです。経験者向けでは実践的な利用方法・開発効率を向上させる手法などを説明しているものがおすすめ。自分のレベルがわからない場合は、基本情報に加えて実践的な利用方法といった幅広い内容が掲載されているものを選んでみましょう。
著者がiOSアプリ開発に直接携わった経験があるか
著者がiOSアプリ開発に直接携わった経験がある場合、より具体的な内容が書かれています。例えば、開発の中でよくあるエラーとその解決方法といった内容は、実際に開発した経験がないと書けません。本で学習した内容を開発現場で活用しやすいです。
本の著者を調べる際は、iOSアプリ開発にどのような形で携わっていたのか、どんなジャンルかを確認しましょう。例えばゲームアプリ開発をしたい初心者であれば、アプリ開発会社で現場SEとしてゲームのiOSアプリ開発を経験した著者が適しています。
出版年が新しいか
iOSアプリの開発知識・スキルは日々アップデートされています。iOSアプリ開発本を選ぶ際は、出版年を確認することも大切なポイントです。出版年が古いと本に書かれている情報が古く、利用したいバージョンの言語やツールの説明ではない可能性があります。
本の内容によりますが、購入する日からせめて約5年以内(Webやシステム技術のトレンドが3~5年で変わることが多いため)に出版されたものを選びましょう。すると、最新情報が書かれたiOSアプリ開発を学習でき、開発現場でそのまま実践できます。
口コミの評価が高いか
口コミの評価が高い場合、読者にとって満足のいく内容になっている可能性が高いです。また、口コミに投稿された内容で、本を読むことで得られる効果がわかります。「どのような内容がわかりやすかったのか」「どう開発に活かせるのか」をみて、自分の学習目標とマッチしているかを確認しましょう。ただし、口コミを鵜呑みにしすぎないように注意が必要です。
初心者がiOSアプリ開発本で学習をする際の注意点
iOSアプリ開発における注意点がわからないと、思うようにスキルを習得できない可能性があります。初心者がiOSアプリ開発本で学習する際に押さえておきたい注意点を解説します。
スキル習得には時間がかかる
iOSアプリ開発本を読んだからといって、1日や2日でスキルを習得できるわけではありません。継続的に学習することで次第にスキルを習得できるようになります。とくにスキルを習得できていないままiOSアプリ開発を実践すると、ユーザーから低評価を受ける可能性があります。毎日最低でも30分〜1時間確保して、継続的にiOSアプリ開発の学習を進めてみてください。
はじめから完璧を求めない
初心者が学習を進めているとわからない部分が出てきます。その際に、はじめからiOSアプリ開発の本の内容を完璧に全てを理解しようとすると、わからない部分で学習が止まってしまい、学習効率が下がります。
初心者はひと通りiOSアプリ開発本を読み進めることを意識しましょう。最後まで読んでから繰り返し学習する中で、わからない部分の理解を深めると効率よく学習を進められます。わからない部分の前後のパートを入念に学習すると、わからない部分も理解を深められます。
無料学習サービスも活用してみる
画像引用:progate
本だけで分からない場合は、無料学習サービスがあることをおぼえておきましょう。柔軟に使えるものを積極的に活用すると、iOSアプリ開発の学習の理解度を深められます。iOSアプリ開発に特化したものはありませんが、ProgateといったWebサイトまたはアプリでコードを記述しながらプログラミングを学べる無料学習サービスの活用があります。
無料学習サービスではiOSアプリ開発の基礎知識を学ぶことはもちろん、実際にコードを書きながらアプリ開発の体験ができます。本の学習は基本的に読み進めることが多く、無料学習サービスと同時に学習を進めることで、本の内容を本当に理解できるのかを確認できるため、効率的に理解できるようになります。
ただし、サービスによっては質問ができなかったり、学習範囲が限定されたりするケースがあります。無料学習サービスを活用する際は、自分が学習したい内容やサポートがあるのかを確認してみてください。
iOSアプリ開発の流れ
iOSアプリ開発のおすすめ本や選び方を紹介しましたが、実際の開発の流れを把握したいところでしょう。本でiOSアプリ開発の基本情報を理解して、本章で紹介する手順を踏むとアプリ開発ができるようになります。
開発環境を整える
準備するもの
iOSアプリ開発で準備するものは、以下のとおりです。
- Macのパソコン:プログラミングをするために使用
- iPhone:開発したアプリの動作確認に使用
- Xcode:Apple社が開発したMac専用の統合開発環境
Macのパソコンを用意する際は、それほど高スペックのものは必要なく、以下を満たすスペックであれば問題ありません。
- CPU:Core i5 以上
- メモリ:8GB 以上
- ストレージ:256GB 以上 (SSD)
- Mac OS 10.12以降
価格ドットコムの最安価格では11万5,000円程度です(2022年8月現在)。
プログラミング言語
iOSアプリを開発するには、プログラミング言語を記述しながら進めます。どのプログラミング言語でiOSアプリを開発するのかを決めましょう。
iOSアプリを開発できる言語には、以下のようなものがあります。
- Swift
- C#
- Objective-C
- Python
- Ruby
- Java
なかでもSwiftは、Apple社製のOSで動作するアプリケーション開発をするために作られた言語です。SwiftはiOSアプリ開発に使われることが多いプログラミング言語のObjective-Cと比較して、コードが読みやすく・書きやすいと言われています。そのため、今後のアップル製品向けネイティブアプリケーション開発の標準プログラミング言語になると予想されます。
プログラミング言語の詳細は、下記記事をご参照ください。
関連記事:【目的別】アプリ開発に最適なプログラミング言語の選び方と特徴を徹底解説
アプリの作成を開始をする
iOSアプリの開発環境が整って、作成するアプリが決まったら開発(プログラミング)に取り掛かります。あらかじめ決めたプログラミング言語と、開発ツールのXcodeなどを利用してコードを記述しましょう。
Apple StoreからXcodeをインストールし、「Create a new Xcode project」で新規プロジェクトを作成します。
作成するアプリの種類の中からiOSを選択し、プロジェクトの設定を行います。
設定が完了したら、ソースコードを記述していきましょう。
テスト・配信をする
アプリの作成が完了したら、問題なく動作するのかを確認します。リリース前に不具合・バグを潰しておくことで、リリース後のトラブルを回避することが可能です。テストでは作成したアプリの動作を確認できるXcodeのシミュレータ機能を使います。Xcodeを起動して「Xcode > Open Developer Tool >Simulator」を選択してシミュレータを使用しましょう。
テストで問題なく動作することが確認できたら、配信の準備を行います。Apple Storeでアプリを配信するには、Apple Storeでのアプリリリース審査に通過しなければなりません。App Store ConnectとApple Developer Programで開発者用のアカウント登録を行うとアプリを公開できるようになります。加えて、アプリの情報を登録するためにApp Store Connectの登録を行います。Apple Developer ProgramとApp Store Connectの登録はいつ行っても問題ありませんが、スムーズにアプリリリースの審査を行うためにあらかじめ登録しておきましょう。Apple Storeにアプリをアップロードして申請を行い、審査に通過したらアプリの配信が開始されます。
iPhone・iOSアプリ開発の詳細は、下記記事をご参照ください。
関連記事:iPhone・iOSアプリ開発の基本|アプリの種類・開発方法・言語・環境・手順や学習のヒントを解説!
【まとめ】iOSアプリ開発の本で学習を進めよう
iOSアプリ開発本は入門〜経験者向けまで幅広く提供されています。その中から自分に合う1冊を選ぶとなると、かなり苦労します。まずは今回紹介したiOSアプリ開発におすすめの本を参考にしてみてください。
初心者向けのiOSアプリ開発本は以下のとおりです。
- 絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門
- たった2日でマスターできる iPhone アプリ開発集中講座
- 作って楽しむプログラミングiPhoneアプリ超入門
- Webアプリエンジニア養成読本
経験者向けのiOSアプリ開発本は以下のとおりです。
- iOS/macOSプログラマのためのXcode時短開発テクニック
- 詳解 Swift 第5版
- [増補改訂第3版]Swift実践入門 ── 直感的な文法と安全性を兼ね備えた言語 WEB+DB PRESS plus
- スッキリわかるJava入門 実践編 第2版
自分に合った本を選んで学習を進めてみてください。
ただし「iOSアプリ開発を自力で学ぶのは難しそう」「本を読んでも自社で開発することは不安」という人は、制作会社に外注するのも1つの方法です。その際は、システム幹事にご相談ください。予算や目的をヒアリングし、最適な会社を選定します。相談料も紹介料も一切かかりません。
コンサルタントのご紹介
岩田
専任のコンサルタントが、
お客様の予算と目的を丁寧にヒアリング。
最適な会社をピックアップ・ご紹介させていただきます!
初心者の方でも安心してご相談いただけます。
Q. iOSアプリ開発を学習できるおすすめの書籍は?
iOSアプリ開発を学習できるおすすめの書籍として「たった2日でマスターできるiPhone アプリ開発集中講座」「作って楽しむプログラミングiPhoneアプリ超入門」等が挙げられます。詳しい内容は記事内で紹介していますので、ぜひご覧ください。
この記事を書いた人