簡単にアプリ開発ができるツール7選|注意点や開発の流れも解説【2024年最新版】

簡単にアプリ開発ができるツール7選|注意点や開発の流れも解説

自社でアプリ開発する際、開発ツールの選定で悩む担当者は多いです。特に下記の悩みは、自社開発の現場でよく見られます。

  • アプリ開発に詳しい人材がいない
  • アプリ開発にあまり大きな予算をかけられない
  • 自社アプリの要件に合ったツールがわからない

そこで本記事では、アプリ開発の基礎知識・メリットを解説しながら、簡単にアプリ開発できるおすすめのツールを紹介します。ぜひご活用ください。

※「自社に合ったアプリ開発のツールがわからない、選べない」という方はシステム幹事にご相談ください。専任のアドバイザーが最適な開発会社をご紹介します。相談料などは一切かかりませんので、お気軽にお問い合わせください。

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アプリ開発に役立つ記事もご覧ください アプリ開発かんたんマニュアル!おすすめ言語、開発の流れ、ツールまで解説

目次
  1. 1. アプリ開発の基礎知識
  2. 2. 簡単にアプリ開発ができるツール・アプリ7選
    1. 2-1. Yappli
    2. 2-2. Monaca
    3. 2-3. アプスタ
    4. 2-4. アプリビルダー
    5. 2-5. Visual Studio Community
    6. 2-6. STORES ブランドアプリ
    7. 2-7. SmartApps mobile
  3. 3. アプリ開発ツールのメリット
  4. 4. アプリ開発の流れ
  5. 5. アプリ開発ツール導入時の注意点
    1. 5-1. 開発ツールを利用する費用がかかる
    2. 5-2. アプリ登録の費用が別途かかる
    3. 5-3. カスタマイズ性が低い
    4. 5-4. 本格的なアプリ開発には高度な知識が必要
    5. 5-5. パソコンを用意したほうが良い
  6. 6. アプリ開発の費用相場
  7. 7. まとめ

アプリ開発の基礎知識

システム開発の現場でよく使われるアプリは「Webアプリケーション」と「ネイティブアプリケーション」の2つに分類できます。

Webアプリケーションは主にインターネットを介して利用され、代表的なアプリとしてYouTube・Skype・Gmailなどが挙げられます。これらのアプリは通常、インターネットのサーバー上で動作し、パソコン上のWebブラウザで操作可能です。

ネイティブアプリケーションは、iPhoneやAndroidスマホといった特定の端末にインストールして使用するアプリです。インターネット接続せずに利用できる反面、使用するには端末にインストールする手間が発生します。

アプリ開発ではまず両者の特徴を把握した上で、どちらの方向性で作成するのが良いのかを判断しましょう。

ちなみにプッシュ通知やGPS、カメラ撮影などアプリ固有の機能を重視する場合は、ネイティブアプリが最適です。一方でWebアプリケーションは、ブログ記事やニュースサイトといったWebコンテンツを表示する目的に適しています。

関連記事:【初心者向け】アプリ開発かんたん解説!おすすめ言語・ツール、勉強方法から開発の流れまで詳しく紹介

簡単にアプリ開発ができるツール・アプリ7選

アプリ開発では、使用するツールによって開発効率は大きく変わります。ここでは、おすすめのツールを7つ紹介します。

Yappli

Yappli

画像引用:Yappli

Yappli」はノーコードでアプリ開発ができるツールです。すでに「トヨタ自動車株式会社」「富士通株式会社」など600社以上で導入実績を持ちます。

直感的な操作で画面UIを設計でき、誰でも効率的にアプリ開発を進められます。プレビュー画面で確認しながら作業ができるのも魅力です。

選ばれる理由の1つに「ダッシュボード機能が充実している」ことが挙げられます。GoogleアナリティクスやApps Flyerなどの外部ツールと連携もでき、詳細なデータ収集と分析機能が特徴です。

Yappliは、年間200回以上の機能改善を重ねながら常に進化していくため、使い勝手がどんどんよくなっていっています。もちろん、最新OSにも即座に対応されます。そのため、OSのアップデートで開発が止まるという心配もありません。

大企業でアプリを内製したい、商用で高品質なアプリを構築したい場合におすすめです。

開発タイプ

ノーコード

作業環境

スマートフォン、タブレット、パソコン

提供タイプ

Webブラウザ

料金

Liteプラン 43,780円/月

法人プラン 要問合せ

無料プラン・トライアル

トライアル:あり(30日間)

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Monaca

Monaca

画像引用:Monaca

Monaca」は、ノーコード開発でありながら、ある程度のカスタマイズもできる自由度の高いツールです。マルチプラットフォーム開発が可能で汎用性も高く、

  • モバイル(iOS、Android)
  • デスクトップアプリ(Windows、macOS)
  • Webアプリ(SPA、PWA)

を開発できます。戦略として複数プラットフォームに展開したい場合には強力なツールとなるでしょう。

Webブラウザ上で動作するため、開発環境構築の必要がないのも魅力です。暗号化、動画再生など要件にあった便利なプラグイン(拡張機能)が各種用意されているため、求める機能があっという間に実現可能です。

一部はプログラミングが必要になるケースがありますが、書籍や学習ガイドも充実しているので学びながら開発ができます。自社開発ができない場合は外注もできるため安心です。

開発タイプ

ノーコード(カスタマイズ時のみプログラミングが必要)

作業環境

パソコン

提供タイプ

Webブラウザ

料金

Proプラン 2,200円/月

Businessプラン 5,500円/月

Enterpriseプラン 11,000円/月

無料プラン・トライアル

あり(全プラン14日間)

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アプスタ

アプスタ

画像引用:アプスタ

実店舗ビジネスでアプリを構築したいならおすすめなのが「アプスタ」です。
アプスタは「日本航空株式会社(JAL)」「株式会社アデランス」など1,000社以上の導入実績があります。カスタマイズ性が高く、自社のニーズに合わせた機能を柔軟に実装してもらえるのも嬉しいポイントです。

自社のオリジナルアプリがあれば、顧客との関係を構築しながら固定客を獲得できます。さらに、アプリに顧客の属性や購入履歴などの情報を蓄積・分析することで、プッシュ通知やクーポン配布など一人ひとりに合わせた提案が可能です。

デザインは店舗ごとにカスタマイズが可能なため、独自性の高いアプリが欲しいという場合にも柔軟に対応してくれます。POSや顧客管理システムとの連携も可能で、既存システムを乗り換えなくてもアプリ構築できるのも魅力でしょう。

開発タイプ

ノーコード

作業環境

スマートフォン、タブレット、パソコン

提供タイプ

Webブラウザ

料金

バリュープラン 15,400円~/月(1店舗)

メンバーズプラン 30,800円~/月(1店舗)

無料プラン・トライアル

なし

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アプリビルダー

アプリビルダー

画像引用:アプリビルダー

運用しながら広告収入を得られるアプリを無料で構築できるのが「アプリビルダー」です。「ウェブサイトを作成するくらい簡単に」をコンセプトに設計された、初心者でもアプリ開発ができるシンプルで使いやすいツールです。

用意されているテンプレートをカスタマイズするだけで、すぐに自社オリジナルアプリが構築できます。プレビュー機能があるため、デザインを確認しながら開発できます。

シンプルがゆえにカスタマイズ性が高いとはいえませんが、無料で手軽に自社アプリを実装したい場合には敷居も低くおすすめのツールといえるでしょう。

開発タイプ

ノーコード

作業環境

スマートフォン、タブレット、パソコン

提供タイプ

Webブラウザ

料金

無料

無料プラン・トライアル

なし

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Visual Studio Community

Visual Studio Community

画像引用:Visual Studio Community

マイクロソフトが提供している開発ツールとして、有名な「Visual Studio」の無償版が「Visual Studio Community」です。

Visual Studio Communityは、フルスクラッチ開発向けのツールで

  • Windows デスクトップ
  • ユニバーサル Windows アプリ
  • Web (ASP.NET)
  • Office 365
  • ビジネス アプリケーション
  • Azure Stack
  • C++ クロス プラットフォーム ライブラリ開発
  • Python
  • Node.js
  • .NET Core

をサポートします。無償版とは思えないレベルで自由に開発ができるため、個人や学生の間でもよく利用されています。

Visual Studio Communityを採用するとフルスクラッチ開発になり難易度は上がりますが、初心者向けのコミュニティが用意されています。また、インターネット上に情報が多く検索を駆使すれば独学しやすいツールといえるでしょう。

なお、Visual Studio Communityは商用利用できるライセンスが5ユーザーまでの小規模開発までとなっています。5ユーザー以上での開発の場合は「Visual Studio
Professional」の購入を検討してください。

開発タイプ

フルスクラッチ

作業環境

パソコン

提供タイプ

インストール

料金

無料

無料プラン・トライアル

なし

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STORES ブランドアプリ

STORES ブランドアプリ

画像引用:STORES ブランドアプリ

STORES ブランドアプリ」は顧客管理や集客を目的とした店舗経営者向けのツールです。

iPhoneやAndroidに対応したアプリを誰でも容易に作成でき、顧客情報の収集・分析からマーケティングオートメーション、ポイントプログラムの導入まで幅広く機能を提供。

特にPOSレジとネットショップの連携による顧客情報の一元管理や、アプリ内でのネットショッピング機能は、店舗運営の効率化に大きく寄与します。

STORESブランドアプリは飲食、美容サロン、アパレルなど多様な業種に適しており、導入すれば効果的なマーケティング戦略の展開が期待できます。

開発タイプ

ノーコード

作業環境

スマートフォン、タブレット、パソコン

提供タイプ

Webブラウザ

料金

初期費用:0円〜

月額費用:要問合せ

無料プラン・トライアル

要問合せ

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SmartApps mobile

SmartApps mobile

画像引用:SmartApps mobile

SmartApps mobile」は店舗アプリの作成に特化したツールです。スマートフォンやタブレット用の店舗アプリを短期間で、かつリーズナブルな価格で作成・運営できます。

スタンプカードやクーポン管理機能を含む高い機能性を備え、柔軟なデザインも相まって実店舗の集客アップに貢献。Facebook・X・Instagram・YouTube といった各種SNSとの連携も可能です。

飲食店や美容室・サロン、病院、イベント運営などさまざまなビジネスモデルに対応しており、これまで100万本以上の制作実績を誇ります。

プランによっては、App StoreやGoogle Playストアへの申請代行サービスも提供しています。アプリストア内での検索最適化や、カテゴリー・キーワード設定を含む申請プロセスが簡略化でき、初心者でも容易にアプリ公開が可能です。

開発タイプ

ノーコード

作業環境

スマートフォン、タブレット、パソコン

提供タイプ

スマートフォン・タブレット向けアプリ

料金

初期制作費:16,500円〜

月額運営費:8,800円〜

無料プラン・トライアル

トライアル:あり(30日間)

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アプリ開発ツールのメリット

アプリ開発ツールの利用には、以下の3つのメリットがあります。

  • 初心者でもアプリ開発が可能
  • 環境構築が不要
  • 開発コストを抑えられる

ツールを利用する最大のメリットは、初心者でもアプリ開発が可能な点です。プログラミングの知識がなくても、ノーコードやローコードといった開発ツールを使えば、誰でも簡単にアプリが作成できます。

またツールを導入すれば環境構築が不要になり、アプリ開発のプロセスを簡略化できます。環境構築はプログラミング初心者だと挫折しやすく、時間や手間を要するため、この工程が回避できれば開発コストが大幅に削減可能です。

ただし、一部のツールではテスト環境の設定が必要な場合があるため、ツール選びには慎重さが求められます。

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アプリ開発の流れ

アプリ開発の流れ

アプリ開発を始める前に、全体的な流れを意識しておきましょう。アプリ開発は以下の流れで進んでいきます。

  1. 仕様書作成
  2. 開発環境の導入・整備
  3. 画面設計図の作成
  4. 開発開始
  5. 動作テスト
  6. リリース

いずれも大切な工程ですので、ステップを踏んで進めていきましょう。見切り発車で開発を始めてしまうと、後から

  • やっぱりあの機能も欲しいな
  • あのツールならもっと早く開発できたのに
  • 考慮漏れで全部作り直しになった

という事態になりかねません。

アプリの開発の流れについては、「アプリケーション開発の流れ|アプリの種類・仕組み、開発に必要なものも一挙解説」を併せてご覧ください。

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アプリ開発ツール導入時の注意点

アプリ開発ツール導入時の注意点

アプリ開発ツール導入時にはコスト面、カスタマイズ面、作業環境面が課題になりやすいです。主に以下があります。

  • 開発ツールを利用する費用がかかる
  • アプリ登録の費用が別途かかる
  • カスタマイズ性が低い
  • 本格的なアプリ開発には高度な知識が必要
  • パソコンを用意したほうが良い

開発ツールを利用する費用がかかる

開発ツールには有料・無料のものがありますが、多くは有料です。とくに、簡単に開発できるノーコードタイプのツールは、誰にでも使えるような便利な機能が多いため一定の費用がかかります。

費用がかかることは、なにも悪いことばかりではありません。

  • アプリ開発を進める上での手厚いサポート
  • 開発後の運用サポート・分析・コンサルティング

など、困ったときにアドバイスを受けられるのは心強いですし、開発効率も大きく変わります。

無料版が用意されているツールもありますが、多くの場合は一部機能が限定されています。そのため開発効率は下がってしまう可能性があるでしょう。

アプリ登録の費用が別途かかる

アプリを開発したらApp StoreやGoogle Playストアで配布する必要があります。アプリを各プラットフォームで配布するには、パブリッシャー登録が必要です。
パブリッシャー登録はそれぞれ以下の金額が必要です。

App Store

Apple Developer Program:99ドル/年

Apple Developer Enterprise Program:299ドル/年

Google Playストア

25ドル(一度きりの支払い)

カスタマイズ性が低い

すべてのツールにいえるわけではありませんが、ノーコードツールはカスタマイズ性の低さが顕著に出ます。

ノーコードツールは、多くのユーザーが使うテキストボックスやリストなどの標準的な機能は用意しています。しかし、業務固有の特殊な使い方には対応していません。そのため、自社で開発したい機能を実装できない可能性があります。

また、利用できるAPIが制限されているツールもあります。自社のアプリ開発目的と運用方法をしっかり検討し、どのプランを利用するか決定しましょう。

本格的なアプリ開発には高度な知識が必要

アプリの仕様が複雑になればなるほど、高いプログラミング知識が求められます。

  • 部品をどのように組み合わせれば意図したとおりに動作するのか
  • 意図したデザインを表現するにはHTMLとCSS、JavaScriptなど、どの言語で表現すればいいのか
  • 保守性の高いシステムを構築するにはデータをどのように持つべきか

などを適切に判断できなくてはいけません。
高度な知識と技術を用いればアプリで表現できる自由度は格段に広がるでしょう。

パソコンを用意したほうが良い

アプリ開発をするツールのほとんどは、パソコンを推奨環境にしています。
スマートフォンやタブレットに対応しているツールもありますが、作業効率の面でおすすめはできません。あくまでメインの開発はパソコンで行い、スマートフォンやタブレットは補助的に利用するのがいいでしょう。

たとえば、開発をする場合には

  • 参考サイトを見ながら開発する
  • 開発をしながらプレビューで確認する
  • 実際の画面を見ながらデバッグをする

など、同時並行で進める機会が多くあります。画面を分割できる、モニターを2台並べられるパソコンの方が圧倒的に作業効率は上がります

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アプリ開発の費用相場

アプリ開発の費用は、開発規模や構築するシステム・アプリの種類によって大きく異なります。販売管理システムの開発では10〜500万円以上、ECサイトの構築だと50〜1,000万円以上が相場です。

またアプリの種類や実装する機能によっても、アプリ開発の費用は異なります。

ノーコードプラットフォームを使用すると、150〜200万円程度に抑えられます。一方、プログラミングを要する場合は500〜600万円が目安で、特別な機能を追加するごとに100万円の追加費用が発生するのが一般的です。

その他、詳しい費用相場は下記事にて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

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まとめ

本記事では、簡単にアプリを開発できるツールや注意点について紹介しました。
アプリ開発ツールは、ノーコードからフルスクラッチに対応するツールまで様々です。簡単に構築できるツールほどカスタマイズ性は下がり、プログラミング言語を利用できるツールは細かい開発が可能です。自社で実現したいアプリの要件を確認し、必要十分な機能を持つツールの検討に役立ててください。

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Q. 会計システムのおすすめは?

無料で使えるおすすめの会計システムとして「Yappli」「Monaca」等が挙げられます。それぞれの詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

Q. アプリ開発ツールを選ぶ際の注意点は?

アプリ開発ツールを選ぶ際のポイントとして「導入時に費用が発生する」「本格的なアプリ開発には高度な知識が必要」等が挙げられます。詳細については記事をご覧ください。