アプリ開発におすすめの環境6選|開発の流れも紹介【2024年最新版】

アプリ開発におすすめの環境6選|開発の流れも紹介

業務効率化のための業務アプリやユーザー向けの会員アプリなど、アプリの開発を検討しているものの、以下のような疑問や悩みを抱えている担当者さまもいらっしゃるのではないでしょうか。

  • どのような開発環境を選べば良いか分からない
  • アプリ開発の流れを知りたい
  • 目的に合ったアプリ開発がしたい

そこで本記事では、アプリの開発環境についての概要や、OSごとのアプリ開発環境と開発言語、アプリ作成の流れについて解説します。

この記事を読むことで、自社の目的に合った費用対効果の高い開発環境を選べるため、ぜひ最後までお読みください。

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アプリ開発に役立つ記事もご覧ください アプリ開発かんたんマニュアル!おすすめ言語、開発の流れ、ツールまで解説

目次
  1. 1. アプリの開発環境を選ぶ前に知っておくべき知識
    1. 1-1. 統合開発環境(IDE)とは
    2. 1-2. クロスプラットフォームが適する場合がある
  2. 2. おすすめの統合開発環境4選
    1. 2-1. 【Android・iOS】Unity
    2. 2-2. 【全OS】Intellij IDEA
    3. 2-3. 【Android・iOS】Monaca
    4. 2-4. 【Android】Android Studio
  3. 3. 統合開発環境以外のツール2選
    1. 3-1. 【iOS・Mac】Xcode
    2. 3-2. 【Windows】Visual Studio
  4. 4. アプリ開発の流れ
    1. 4-1. 1.仕様書作成
    2. 4-2. 2.開発環境の導入・整備
    3. 4-3. 3.画面設計図作成
    4. 4-4. 4.開発開始
    5. 4-5. 5.動作テスト
    6. 4-6. 6.アプリリリース
  5. 5. まとめ

アプリの開発環境を選ぶ前に知っておくべき知識

まず、アプリの開発環境を選ぶ前に知っておくべき知識について解説します。

統合開発環境(IDE)とは

アプリ開発には、統合開発環境(IDE)がよく用いられます。統合開発環境とは、以下のようなアプリ開発に必要なツールがまとめられているソフトウェアです。

  • コードエディター
  • デバッグ機能
  • ビルド機能

複数のツールが1つにまとまっているため、手動で切り替える必要もなく、初心者の方にもおすすめです。また、複数ユーザーでシェアする仕様にも特化していることから、チームで開発を行う場合にも適しています。

統合開発環境は使い勝手の良さから採用率が高く、コードの自動補完や危険なコードの検出ができるというメリットがあります。

ただし、統合開発環境は開発するパソコンの動作が重たくなりがちな点がデメリットです。開発環境によって推奨スペックが決まっており、高いスペックが求められます。各開発環境の推奨スペックに関しては、後述します。

また、統合開発環境ではなくエディタを使う場合は、必要なプラグインを自分でインストールする必要があります。もし1からカスタマイズしたい場合は、統合開発環境ではなくエディタを使うといいでしょう。

クロスプラットフォームが適する場合がある

クロスプラットフォームとは、OS関係なく1つのソースコードで実現可能なプログラムです。後述する「Unity」「Intellij IDEA」が該当するほか、「Monaca」もクロスプラットフォームに含まれます。

MacやWindows、iOS、Androidなど、一挙に様々なOSに対応したアプリ開発ができる点が強みです。1つのコードで様々なOSに対応したアプリが開発できるため、開発費用を抑えたい場合は、クロスプロットフォームを視野に入れるといいでしょう。

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おすすめの統合開発環境4選

ここでは、おすすめの統合開発環境を4つご紹介します。記載の料金はすべて税込みです。

【Android・iOS】Unity

Unity

画像引用:Unity公式サイト
Unity Technologies社が提供する「Unity」は、ゲーム開発やVRに強みを持つ開発ツールです。月間150万人のアクティブユーザーに支持されており、Unityコンテンツが動作するプラットフォームは20以上にのぼります。

個人向けとチーム向けの2つのプランがあり、個人向けプランは無料、チーム向けプランは月額4,840円から提供されています。様々な映像関係のアプリを作成したい人におすすめです。

開発言語:

  • C#
  • JavaScript
  • Boo

推奨スペックは、以下の通りです。

推奨スペック

画像引用:Unity 2021 LTS のシステム要件| Unity マニュアル

【全OS】Intellij IDEA

Intellij IDEA

画像引用:Intellij IDEA公式サイト

「Intellij IDEA」は、JetBrainsが提供するJavaおよびKotlin向け統合開発環境です。一般的にWebページ開発に用いられるため、多くの開発言語が利用できます。

Java開発者の4人に3人がIntellij IDEAを使っている点も特徴です。料金は、月額7,907円から使える「Intellij IDEA Ultimate」と、月額10,283円で17つのツールが使える「All Products Pack」が用意されています。

開発言語:

  • Java
  • Kotlin
  • Html
  • JavaScript
  • TypeScript
  • SQL(RDBMS)

推奨スペックは、以下の通りです。

推奨スペック

画像引用:IntelliJ IDEA をインストールする | IntelliJ IDEA

【Android・iOS】Monaca

Monaca

画像引用:Monaca公式サイト
アシアル株式会社が提供する「Monaca」は、クラウド技術を活用したアプリ開発プラットフォームです。Monacaは、初心者でも容易にモバイルアプリが開発できることで人気のツールで、学びながら開発ができます。

プランはいくつか用意されており、料金は以下の通りです。

  • 無料プラン
  • Proプラン:月額2,200円
  • Businessプラン:月額5,500円
  • Enterpriseプラン:月額11,000円

開発言語:

  • HTML5
  • CSS
  • JavaScript

推奨スペックは、以下の通りです。

推奨スペック

画像引用:対応環境|Monaca Docs

【Android】Android Studio

Android Studio

画像引用:Android Studio公式サイト

「Android Studio」は、Googleが提供しているAndroidアプリ開発用の公式の統合開発環境です。開発環境はどのOSでも可能で、Androidアプリ以外にも、Androidのタブレットやカーナビ用アプリの開発ができます。

無料で使える上に、テスト用のツールやフレームワークが搭載されているため、テストで不具合を解消しながら開発可能です。

開発言語:

  • Java
  • Kotlin

推奨スペックは、以下の通りです。

推奨スペック

画像引用:Android Studio のダウンロードとインストール|Android Developers

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統合開発環境以外のツール2選

以下では、おすすめの統合開発環境以外のツールを2つご紹介します。記載の料金はすべて税込です。

【iOS・Mac】Xcode

Xcode

画像引用:Xcode|Mac App Store

「Xcode」は、Apple社が公式に提供している信頼性の高い開発環境です。XcodeはApp Storeにて無料でインストールでき、iPhone、iPad、Macなど、Apple製のアプリ開発に特化しています。

動作確認やバグ検証をはじめ、アプリ開発に必須の機能が含まれているため、使いやすさも魅力です。コード作成からApp Storeへの提出まで、統合されたワークフローで実行できます。

開発言語:

  • Swift
  • Objective-C
  • Java
  • C#

推奨スペックは、以下の通りです。

推奨スペック

画像引用:Xcode - サポート| Apple Developer

【Windows】Visual Studio

Visual Studio

画像引用:Visual Studio公式サイト

Microsoftが提供しているVisual Studioは、Windowsユーザーの間で人気の高い開発環境です。アプリ開発に必要な機能を網羅しており、非常に効率的に開発を進められます。

OSを問わず利用可能なVisual Studio Codeもリリースされており、様々なプログラミング言語をサポートする機能が搭載されています。料金は、「標準サブスクリプションEnterprise」が5,999米ドル、「標準サブスクリプション Professonal」が1,199米ドルです。

スペックは、1.8 GHz 以上のプロセッサ、クアッド コア以上が推奨されています。

開発言語:

  • C++
  • Python
  • Node.js

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アプリ開発の流れ

アプリ開発の流れ

ここでは、アプリ開発に必要な一連のフローについて解説します。

1.仕様書作成

まず、アプリの制作目的や機能を仕様書にまとめます。使用する端末や画面サイズなども、仕様書作成の工程で決めます。作成する仕様書には、以下のような項目を設けるといいでしょう。

  • アプリのジャンル
  • ターゲットユーザー
  • アプリの使用端末
  • 画面サイズ
  • 画像やボタン配置
  • 効果音や音楽

アプリのフレームワークをきちんと決めておかないと、スムーズに開発が進められなくなってしまいます。そのため、仕様書の作成は時間をかけて行いましょう。

2.開発環境の導入・整備

次に、OSに適応したプラットフォームを導入し、使いやすいように整備しておきます。開発環境の導入前に、トライアルがあるものを触ってみるのもおすすめです。

また、必要に応じて開発するアプリに必須な素材(画像、効果音、音楽など)を用意します。すぐに入手することが困難な場合は、仮の素材で代用するといいでしょう。

3.画面設計図作成

企画を実現させるための画面設計図の作成も必須です。工程的には上流社員の作業になりますが、完成した画面設計図をベースに下流社員が開発を進めていきます。そのため、下流社員にきちんと伝わるように画面設計図を作成することが重要です。

画面設計図の作成には、「Prott」や「Cacon」などのツールを使用するといいでしょう。

4.開発開始

画面設計図と仕様書を基に、実際にソースコードを書いて開発を開始します。作成するアプリや開発環境に合った言語でプログラミングを組みます。

画面設計図がわかりやすいことがベストですが、内容が曖昧で分かりづらいケースもあるでしょう。自社開発する場合は、分からないところを放置したり勝手に判断したりせずに、その都度相談することが重要です。

5.動作テスト

プログラミングの完成後、区切りのいいところで開発テストを実施します。実際にアプリを使用するデバイス(スマホやパソコン、ゲーム機など)で動作確認を行いましょう。エラーやバグが見つかったら原因を突き止め、修正します。

ただし、アプリ開発後に動作テストを行うと、修正した内容に合わせて、別の箇所も修正しなければなりません。これを繰り返すことで、時間やコストを大幅に費やしてしまうことが予想されます。

そのため、一定ラインまで開発を進め、問題なければ次へ進めるといったやり方がおすすめです。

6.アプリリリース

問題なく開発が完了したら、遂に作成したアプリのリリースです。App StoreやGoogle Playでアプリ公開審査を行います。リリースするOSごとに審査期間や審査内容が異なるため、注意してください。

審査で拒否されてしまった場合は、アプリの情報を修正し、再度申請を行う必要があります。審査で拒否されてしまうと、修正対応に時間や手間がかかるため、できるだけ少ない回数で審査に通過するよう対策することが大切です。

関連記事:アプリの審査に関する手順や期間、基準を満たすためのポイントについては、「【iOS・Android】アプリの審査情報まとめ!審査手順や期間、基準を満たすためのポイントを解説」をあわせてご覧ください。

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まとめ

本記事では、アプリ開発の環境やアプリの種類、開発環境や言語について解説しました。
おすすめの統合開発環境とツールは、以下の通りです。
統合開発環境:

  • Unity
  • Intellij IDEA
  • Monaca
  • Android Studio

統合開発環境以外のツール:

  • Xcode
  • Visual Studio

難しい内容が多く、どれが適しているかわからない場合や、そもそも開発を外注したい場合はシステム幹事にぜひご依頼ください。

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アプリ開発に役立つ記事もご覧ください アプリ開発かんたんマニュアル!おすすめ言語、開発の流れ、ツールまで解説

Q. アプリ開発環境のおすすめは?

おすすめのアプリ開発環境として「Unity」「Intellij IDEA」等が挙げられます。それぞれの詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

Q. アプリ開発環境を選ぶ際のポイントは?

アプリ開発環境を選ぶ際のポイントとして「統合開発環境(IDE)について理解しておく」「クロスプラットフォームでの開発を視野に入れておく」等が挙げられます。詳しい選び方については記事をご覧ください。