ニュースアプリの開発費用は?開発手順や費用を抑えるコツを解説!

ニュースアプリの開発を検討している方の中には、どの程度の費用がかかるのか知りたい方も多いのではないでしょうか。結論、ニュースアプリの開発費用は300万円程度です。

本記事では、開発費用を左右する要素や費用を抑えるコツなどを解説します。

なお、アプリ開発会社の探し方・選び方がわからない!という方はシステム幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

【無料】アプリ開発会社を紹介してもらう

目次
  1. 1. ニュースアプリとは
  2. 2. 基本的な機能
  3. 3. ニュースアプリの開発費用相場は300万円程度
  4. 4. ニュースアプリの開発費用を左右する要素
    1. 4-1. 対応OS
    2. 4-2. 搭載する機能
    3. 4-3. 開発手法
    4. 4-4. アプリの種類
  5. 5. ニュースアプリの開発以外にかかる費用
  6. 6. ニュースアプリを開発する手順
    1. 6-1. 企画の立案
    2. 6-2. 設計・開発に着手
    3. 6-3. テストしてリリース
  7. 7. ニュースアプリの開発費用を抑えるコツ
    1. 7-1. 可能な限り自社で対応する
    2. 7-2. 納期を長めに設定する
    3. 7-3. 相見積もりをとる
    4. 7-4. Flutterを活用する
    5. 7-5. レベニューシェアを活用する
    6. 7-6. 補助金を活用する
  8. 8. 【まとめ】ニュースアプリの開発費用について解説しました

ニュースアプリとは

ニュースアプリとは、多種多様なジャンルのニュースをスマホやタブレット、パソコンなどに発信するアプリのことです。近年では、スマートニュースやグノシー、NewsPicksといった様々なニュースアプリが登場しています。なお、ニュースアプリは、自社サイトの情報をアプリで発信するオウンドメディア型と、ネット上の情報を収集・整理して発信するキュレーション型に分類できます。

基本的な機能

ニュースアプリの基本的な機能は以下の通りです。

機能

内容

配信

ニュースを配信する機能

動画の再生

ニュース内に含まれる動画を再生する機能

コメント

ニュースにコメントできる機能

広告

広告を表示する機能

SNS連携

X(旧Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSと連携できる機能

会員登録

会員登録できる機能

通知

新着ニュースを通知する機能

ブックマーク

お気に入りのニュースを保存できる機能

ダウンロード

記事をダウンロードする機能

カテゴリー

カテゴリーに分類できる機能

ニュースアプリに必要な機能は、目的によって異なるので「何のために開発するのか」を明確にすることが重要です。

【無料】アプリ開発会社を紹介してもらう

ニュースアプリの開発費用相場は300万円程度

ニュースアプリの開発費用相場は約300万円です。開発費用のほとんどは人件費が占めます。そのため、開発期間が長くなるほど費用も高額になります。なお、人件費の相場は以下の通りです。

  • 個人のプログラマー・エンジニア:40〜70万円
  • 企業に在籍するプログラマー・エンジニア:50〜100万円

開発期間が長くなればなるほど費用も高額になります。開発期間は会社ごとに異なりますが、3~6か月程度が目安です。

ニュースアプリの開発費用を左右する要素

ニュースアプリの開発費用を左右する要素

ニュースアプリの開発費用を左右する要素を詳しく解説します。

対応OS

iOSとAndroidのどちらか1つ、もしくは両方にニュースアプリを対応させるのかによって費用は異なります。両方のOSに対応させるのであれば、どちらか1つに対応させるケースと比べて費用は2倍程度かかるでしょう。同じOSだったとしても、バージョンが異なる場合も費用が別途請求されます。なお、1つの開発言語で異なるOSのアプリを動作させる「クロスプラットフォーム」の技術により、費用を抑えて開発できます。

搭載する機能

ニュースアプリに搭載する機能が多いほど費用も高額になります。以下が機能ごとの費用相場です。

機能

費用相場

ログイン

10~30万円

検索

5~10万円

広告

10~30万円

通知

10~100万円

課金

20~50万円

チャット

20~40万円

連携

5~40万円

位置情報

10~25万円

機能は多ければよいというわけではありません。ユーザーの使いやすさを考慮して必要なもののみを搭載しましょう。

開発手法

アプリの開発手法はフルスクラッチ開発とノーコード開発の2つが主流です。

フルスクラッチ開発

フルスクラッチ開発とは、既存のテンプレートやフレームワークを使用せずに、ゼロからアプリを開発する手法です。自由度が高いため、オリジナリティのあるアプリを開発できるのがメリット。一方で、費用が高額になるというデメリットもあります。

ノーコード開発

ノーコード開発とは、プログラミング言語を記述せずに直感的な操作でアプリを開発する手法です。既存のプログラミングコードを使用するため、費用を抑えられるのがメリットです。一方で、フルスクラッチ開発よりも自由度が低いというデメリットがあります。

アプリの種類

アプリには以下の3種類があり、それぞれ費用が異なります。

  • ネイティブアプリ:iOSやAndroidのアプリストアからダウンロードできるアプリ
  • Webアプリ:Webブラウザ上で使用できるアプリ
  • ハイブリッドアプリ:ネイティブアプリとWebアプリの特性を併せもったアプリ

ネイティブアプリの場合、iOSとAndroidの両方に対応させるのであれば費用は高額になります。Webアプリはネイティブアプリよりも開発にかかる工数が少ないため、費用を抑えることが可能です。ハイブリッドアプリはWebサイトを制作する技術によってアプリを開発でき、ネイティブアプリよりも費用は安価です。

ニュースアプリの開発以外にかかる費用

アプリの開発以外にもサーバー代や保守・運用費用などがかかります。サーバー代は月間で数千円から数万円程度、保守・運用費用は開発費用の15%程度が目安です。iOSやAndroidのバージョンアップに対応するためのメンテナンス費用も定期的に発生します。また、アプリストアに登録する費用もかかります。AppStoreへの登録費用は年間99ドル、Google Playは初回登録時に25ドル必要です。

ニュースアプリを開発する手順

ニュースアプリを開発する手順

ニュースアプリの開発を外注する場合であっても、どのような流れでアプリを作るのか把握しておきましょう。外注先とのコミュニケーションが円滑になります。

企画の立案

ニュースアプリを開発する目的や搭載する機能、対応OSなどをを明確にした上で、企画を立案します。企画書があれば、外注先も開発期間や費用の見積もりを正確に行えるでしょう。ただし、企画が曖昧な場合、開発途中で方針を変更したり、機能を追加・削除したりする事態に陥るおそれがあり、開発費用もかさむので注意が必要です。

設計・開発に着手

アプリのデザインや搭載する機能、使用するプログラミング言語など、必要な情報を整理した上で、開発に着手します。動作確認やバグの修正を行いながら、スケジュールに沿って進めます。

テストしてリリース

アプリが完成したら正常に動作するかテストを行い、問題なければアプリストアに申請。登録されるまでに1か月程度かかる場合もあるので余裕をもって進める必要があります。リリース直後は不具合やバグに迅速に対応できるような体制を整えておくとよいでしょう。

ニュースアプリの開発費用を抑えるコツ

ニュースアプリの開発費用を抑えるコツ

ニュースアプリの開発費用相場は300万円程度なので、できるだけ費用を抑えたいと考えている方も多いでしょう。ここでは、費用を抑えるコツを6つ紹介します。

可能な限り自社で対応する

外注する業務が多ければ多いほど開発費用は高額になるので、可能な限り自社で対応しましょう。アプリ開発の知見がなかったとしても「企画書を細部まで作り込む」といった作業はできるはずです。外注先に丸投げしてしまうと、意図したアプリを開発できなくなる可能性も高まるので注意が必要です。

納期を長めに設定する

外注する際は、納期を長めに設定しておきましょう。納期を急げば、外注先は通常よりも多くの人員を割かなければならないため、外注費用が高額になるケースがあるからです。3~6か月は見積もってプロジェクトを進めるとよいでしょう。また、納期が短い場合、依頼を断られるケースも生じるため、外注先選びにも苦労するおそれがあります。

相見積もりをとる

外注先を選定する際は、複数社から見積もりをとりましょう。相見積もりをとることで、費用の妥当性を判断できます。他社の見積もりをもとに価格交渉を行い、値下げにつなげることも可能です。もちろん、安ければよいというわけではないので、ニュースアプリの開発実績も含めて判断する必要があります。

Flutterを活用する

Flutterは、iOS、Android、Webアプリを同時に開発できるのが特徴です。開発にかかる工数やコストを削減できるので、費用を抑えられます。提供元がGoogleということもあり、開発に必要な情報を入手しやすいだけでなく、日本語対応のコミュニティもあります。

レベニューシェアを活用する

レベニューシェアとは、アプリの収益を自社と開発会社で分配する契約形態のことです。開発費用が高額になりがちな大規模プロジェクトで採用される傾向があります。レベニューシェアを活用すれば、費用面のリスクを抑えることが可能です。

補助金を活用する

ニュースアプリの開発に使える補助金を3つ紹介します。

ものづくり補助金

ものづくり補助金とは、革新的なサービスを開発する企業を支援することを目的とした補助金です。補助金の上限額は1億円、補助率は1/2~1/3で、以下の枠が設けられています。

  • 省力化(オーダーメイド)枠
  • 製品・サービス高付加価値化枠
  • グローバル枠

IT導入補助金

IT導入補助金とは、ITツールの導入を支援するための補助金です。5つの枠が設けられており、アプリ開発であれば、通常枠が対象になります。補助額は最大で450万円、補助率は1/2です。

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金とは、以下の小規模事業者を対象とした補助金です。

  • 商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く): 常時使用する従業員数が5人以下
  • 宿泊業・娯楽業:常時使用する従業員が20人以下
  • 製造業その他:常時使用する従業員の数が20人以下

Webサイト関連費や開発費のような販路拡大につながる経費が補助されます。補助額は最大で200万円、補助率は2/3~3/4です。

【無料】アプリ開発会社を紹介してもらう

【まとめ】ニュースアプリの開発費用について解説しました

ニュースアプリの開発費用相場は約300万円です。搭載する機能や開発手法、対応OSなどによって費用は左右されます。開発費用を抑えたい場合は、自社でできることは自社で行い、レベニューシェアやFlutter、補助金などを活用するのがおすすめです。

なお、アプリ開発会社の探し方・選び方がわからない!という方はシステム幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

【無料】アプリ開発会社を紹介してもらう