株式会社 ADX Consultingインタビュー|Salesforceの導入支援に強い会社

東京都中央区を拠点とする株式会社 ADX Consulting（アデクスコンサルティング）。
営業支援・顧客管理などの機能を持つクラウドサービス「​Salesforce​」の導入支援・コンサルティングを得意とする会社です。

Salesforceに追加できるアプリも構築しているほど、​Salesforceに精通しています。今回はCRM事業部 事業部長の金本孝泰様に同社の強みやサービスのこだわりを伺いました。

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株式会社 ADX Consultingの会社概要

会社の成り立ちと事業領域

金本： 弊社はデジタルの力で循環型社会を実現することを経営理念に掲げ、2020年12月に創業しました。主にクラウドERP（会計・人事・生産などの業務システム）の導入コンサルティング事業に取り組み、企業のDXを支援しています。

社名は企業のDXをAccelerating（加速）させる思いを込め、ADXという名称を付けました。創業当初から製造業、金融、流通・小売など様々な業種のクライアント様と並走し、2021年11月からはSalesforceの事業も始め、営業・顧客管理におけるDX推進をサポートしております。

また、Salesforce社が運営するビジネスアプリのマーケットプレイス「AppExchange」には帳票出力アプリ「PlainReport」を展開し、Salesforceがより便利に使えるように支援しています。

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株式会社 ADX Consultingの強み

ーー貴社の強みはどのような点にあるのでしょうか？

弊社の主な強みは以下の5つだと考えています。

1.提供できるサービスの数が多い
2.アプリ構築で機能の拡張ができる
3.マーケティング全般の支援ができる
4.大規模案件のマネジメントもできる
5.営業支援だけでなくバックオフィスの改革もできる

1.提供できるサービスの数が多い

金本：Salesforceは、営業支援や顧客管理の機能を中核としたクラウドサービス（インターネットを経由して利用するシステム）です。

ただしSalesforceと一口に言っても、顧客管理、MA（メール送信などのマーケティング施策を自動化すること）、BI（大量のデータを分析して迅速な意思決定をサポートすること）など、提供されているサービスがたくさんあります。

Salesforceのうち1種類のサービスしか提供できないパートナー会社も多いのですが、弊社では以下の10種類のサービスを提供させていただいているので、お客様の課題に合わせて最適なサービスを提案できます。

・Sales Cloud（顧客情報、商談の管理）
・Service Cloud（顧客対応の効率化）
・Experience Cloud（顧客とのコミュニケーション促進）
・Tableau（データの分析・可視化）
・CRM Analytics（AIを用いたデータ分析）
・Marketing Cloud Account Engagement (メールの自動送信などマーケティングの自動化)
・Marketing Cloud（ユーザーデータの分析）
・App Cloud（アプリケーションの開発プラットフォーム）
・AppExchange（アプリケーションの開発・提供）
・Sales Enablement(社内向け学習プラットフォーム)

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2.アプリ構築で機能の拡張ができる

※画像引用：AppExchange

金本：弊社で開発したアプリをSalesforceに追加して機能を増やせることが2つ目の強みです。

Salesforceでは、上の「AppExchange（アップエクスチェンジ）」というアプリケーションストアからアプリを追加して機能を増やすことができます。App StoreやGoogle Playから、スマートフォンにアプリをダウンロードするのと同じようなものです。

Salesforceのパートナーには、Salesforceそのものの販売ができるパートナーと、AppExchangeでオリジナルのアプリを提供できるパートナーの2種類があります。多くの会社はどちらかのパートナー認定しか持っていないのですが、弊社では両方のパートナー認定を持っているため、販売から機能の拡張までできます。

アプリ開発もできるのは、設定の方法など表面的な部分だけではなく、Salesforce内部の仕組みまで把握しているからです。お客様から「こんな機能を追加したい」という要望があった時に、どうアプリを作ればSalesforce上で要望通りに機能が動作するかがわかるのです。

※画像引用：AppExchange

弊社で提供しているアプリに、上の「PlainReport」があります。月額1万円でSalesforceからの帳票出力を簡単に行えるアプリで、ありがたいことにレビューの85％が最高評価の「★★★★★」をいただいています。

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3.マーケティング全般の支援ができる

金本：弊社では、Salesforceだけではなく、マーケティング全般の支援も行っています。

ユーザー購買行動の分析やターゲット設定などマーケティングの土台となる部分からコンサルティングできます。現状どこに課題があるか？どのようにSalesforceを使えばマーケティング全体を改善できるか？など戦略設計までサポート可能です。また、EFO（問い合わせフォームの改善）やランディングページなどのノウハウも豊富です。

パートナー企業と協力して、Webサイトや動画などマーケティングに活用するコンテンツの作成も行っています。

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4.大規模案件のマネジメントもできる

金本：Salesforceパートナーの会社の多くは200～500万円くらいの中小規模の導入支援が中心ですが、弊社では私を含めて数千万～数億円規模の大型プロジェクトを経験したことのあるメンバーが複数おり、官公庁や金融機関のプロジェクトも実績があります。

大規模な案件の場合は、ドキュメントの作り方や要件定義（発注者と開発会社が話し合って開発の方向性を決めること）、コンサルティングの進め方などが中小規模の案件とは異なります。弊社はこれまでの経験の中で、大規模案件もスムーズに進められるノウハウを蓄積しています。

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5.営業支援だけでなくバックオフィスの改革もできる

金本：バックオフィスの業務改革まで一気通貫で支援することも可能です。

営業活動における見積もりや契約、請求、債務の支払いなどはバックオフィスの業務にも大きく関わります。そのため、Salesforceをバックオフィスとも連携させたほうがより業務プロセスを改善できるケースもあります。

たとえば、お客様の使っている基幹システム（生産・販売など業務の中核となる機能を持つシステム）とSalesforceのデータを連携させて「同じデータを何度も入力する」など無駄な作業を削減することが可能です。

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株式会社 ADX Consultingのサービスのこだわり

1つのアプリを改善し続けてサービスの質を高める

ーー貴社で既に開発済みのアプリを追加して機能を増やせる、と伺いましたが、お客様ごとに新たに機能を開発することはないのでしょうか？

金本：機能を追加する場合、弊社で既に開発したアプリケーションを使う形式を取っていて、お客様ごとに機能を一つ一つ開発することはしていません。

理由は、1つのアプリを改善し続けながら多くのお客様に使ってもらったほうが、高い品質を担保しやすいから。たとえば、お客様からいただいた「こんな使いかたができたらいいな」などの声をアプリに反映させ、より便利なサービスを他のお客様にも届けることが簡単にできます。

開発の対象が1つに絞られているから、お客様の声を反映して改善する、というPDCAサイクルを回しやすく、どんどんサービスの質が高まる好循環がうまれるのです。

一方で、お客様ごとに開発を行うと一件の開発で相当の手間がかかるため、それぞれのプロジェクトで担保できる品質に限界ができてしまいます。さらに、手間がかかるということは開発の人件費もかかるということで、費用が高騰してお客様に負担をかけてしまいます。

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社内と社外の両方でノウハウを共有する

ーー弊社でもSalesforceを導入していて、「Salesforce独自の関数などが難しく、社員が使用方法を習得するのに時間がかかる点」が課題だと感じています。この課題を解決するために、取り組んでいらっしゃることはありますか？

金本：弊社にはSalesforceの導入支援歴の長いメンバーが何人もいます。社内で勉強会を開くなどして経験豊富なメンバーのノウハウを共有し、お客様がより使いやすいサービスにするにはどうしたら良いかを追求しています。

勉強会だけでなく上画像のようなEラーニングシステムを導入しています。Salesforceについて学べるコンテンツを日々増やし、「社員が勉強したいときに学べる」環境を作ってSalesforceの認定資格の取得を後押ししています。

また、ノウハウを習得するのに時間がかかる点はお客様に限った話ではなく、セールスフォースを販売したいがノウハウがない企業様も実は結構多いです。そのような企業様と提携して弊社のノウハウを提供し、アプリを開発してもらって共同販売する、といった取り組みも行っています。

他の企業様と提携すると、提携先の企業様でたまった知見を、弊社に共有してもらうことができ、サービスの品質向上につなげられます。社内・社外の両方でノウハウを共有し、より使いやすいサービスをお客様に提供できるように尽力しています。

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「チーム」で取り組みサービスのスピードと質を高める

※画像引用：Salesforce導入における「高い品質」とはどういうことか？

ーーお客様対応のスピードアップやサービスのクオリティを上げるために、他にどんな工夫をされていますか？

金本：スピード・クオリティの両方を上げるために、「チームで」取り組むことを意識しています。

プロジェクトの現場を取りまとめる「プロジェクトリーダー」に加えて、プロジェクト全体を俯瞰してマネジメントを行う「マネジメントチーム」や、技術面でのサポートを行う「テクニカルラボ」のメンバーなど、各分野のプロフェッショナルが補佐役となりサポートします。

プロジェクトリーダーだけが問題を抱え込むことのないように各チームが互いに支援・協力し、高い品質で、かつ迅速にサービスを提供するように努めています。

※画像引用：株式会社 ADX Consulting

金本：また、お客様のニーズを把握しやすくするために、様々なツールを取り入れています。たとえば、お客様が弊社に問い合わせる際などに使うポータルサイトは、「Backlog（バックログ）」というプロジェクト管理のツールとつながっています。お客様がポータルサイトから問い合わせるとバックログに上のように通知が飛んで、社内のメンバーがすぐに対応できる仕組みになっています。

さらに、サービスの質を高めるために社内でトレーニングも行っています。勉強会の動画や模擬試験など教育コンテンツを用意し、社内メンバーがオンラインで受講できる仕組みを作っています。

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株式会社 ADX ConsultingのSalesforceのコンサルティング実績と料金

実績

ーーこれまでのコンサルティング実績を教えていただけますでしょうか？

CASE：株式会社フレンドホーム

※画像引用：Plain Report導入事例　株式会社フレンドホーム様

金本：株式会社フレンドホーム様は、不動産売買の代理・仲介業務、賃貸仲介を手掛けています。Salesforceの帳票出力に手間がかかるという課題があり、ご相談いただきました。

他社の帳票出力アプリから、弊社のアプリ「Plain Report」に替えていただいたところ、見積書や提案書が簡単に出せるようになり「帳票出力にかかる時間が大幅に軽減された」とのお声をいただきました。

また、「細かく連絡をいただけて質問への返答も早く行っていただけるので、導入面での不安も少ないツールだと思います」とサポート面でも高い評価をいただきました。

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料金

ーーSalesforce導入を依頼する場合の料金の目安はありますか？

金本：恐れ入りますが決まった目安はなく、お客様からの依頼に応じて見積もりを提示させていただいております。

Salesforceを社内で何人が使うか？どんな機能を求めるか？などによって、金額が大きく変わるためです。200～300万円程度の場合もあれば、規模によっては数千万円以上になることもあります。

ご依頼内容に応じて見積もりを作成いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

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Salesforceの導入をお考えの方へアドバイス

発注者がうまくコンサルティングを依頼するためのポイント

ーー発注者がコンサルティングをうまく依頼するための準備やポイントは何でしょうか？

金本：何を達成したいか、などゴールのイメージや現状抱えている課題を具体的に伝えていただけると提案がしやすいです。

また事業計画書など、会社のビジョンがわかる資料を共有してもらえると、長期的な視点で戦略が立てやすくなります。もし無い場合は、ヒアリングする中でお客様と一緒に明確にしていくのでご安心ください。

ーー最後に、こんな相談があれば是非、などアピールをお願いいたします。

金本：特に以下の2つのケースで困っている企業様は、是非ご相談いただきたいと思います。

「DX化したい！」
・DXと言われても何からやったらいいのかわからない
・未だにテレアポ、訪問営業など従来の営業手法から抜け出せない

「営業プロセスを改善したい！」
・顧客管理の方法が部署ごとにばらばらで管理しにくい
・営業に関わるデータをすぐに引き出せるようにしたい

営業プロセスの改善は一朝一夕に叶うものではありません。だからこそ、弊社のようなSalesforceパートナーの存在が大切になってくるのです。我々には確かな実績とノウハウ、そして顧客視点で伴走する行動指針があります。外注するというより、貴社に我々をジョインさせるイメージで依頼していただければと思います。

また、「AppExchangeでアプリ開発がしたい」という企業様も是非ご相談ください。弊社にはSalesforceの導入、運用に加えてアプリ開発のノウハウも蓄積されています。

営業プロセス改善のご相談は是非、株式会社 ADX Consultingへご相談ください！

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