- 更新日 2024.10.17
- カテゴリー 業務システム
おすすめ在庫管理アプリ比較18選|特徴・できること・選び方も解説【2024年最新版】
・手軽に使えるおすすめの在庫管理アプリは?
・在庫管理アプリでどこまでできる?
・在庫管理アプリをどう選べばいい?
在庫管理業務をシステム化したい、できれば手軽に素早く導入したい、そう考えている企業・店舗担当者の方なら、スマートフォンやタブレットで使える在庫管理アプリを探しているのではないでしょうか?
そんな方に向け、本記事ではおすすめの在庫管理アプリを比較表も交えながら紹介!在庫管理アプリにはどのような特徴があるのか?どこまでできるのか?を選び方のポイントとともに解説していきます。
※自社に合う在庫管理アプリの選び方がわからない、選ぶ時間がない、おすすめのアプリを選んでほしい方はシステム幹事にお問い合わせください。予算や目的などをヒアリングした上で、自社に最適なアプリを選定します。相談料・紹介料はいっさいかかりません。
- 1. 在庫管理アプリとは?
- 2. 在庫管理アプリの機能・できること
- 3. 在庫管理アプリの4つの特徴
- 4. 在庫管理アプリ比較表
- 5. 無料から使えるおすすめ在庫管理アプリ6選!
- 6. 店舗におすすめの在庫管理アプリ3選!
- 7. 在庫管理を複数人・複数拠点で行う際におすすめのアプリ3選
- 8. 社内備品の在庫管理におすすめのアプリ2選
- 9. その他おすすめの在庫管理アプリ4選
- 10. その他のクラウド在庫管理アプリ
- 11. 在庫管理アプリの代わりにExcelを使うのもひとつの手
- 12. 在庫管理アプリの選び方ポイント
- 13. 在庫管理アプリのメリット
- 14. 在庫管理アプリのデメリット
- 15. 在庫管理アプリ導入に不可欠なもの
- 16. 在庫管理アプリまとめ
在庫管理アプリとは?
画像引用:ロジクラ
アプリとは、コンピュータープログラムであるアプリケーションの略称です。つまり、在庫管理アプリとは在庫管理業務を効率化するアプリケーション・ソフトウェアのこと。そのため、コンピュータープログラムで構築された在庫管理システムも、在庫管理アプリと呼ぶことができるでしょう。
しかし、本記事の読者の方であれば「在庫管理アプリ」と「スマートフォンやタブレットで在庫管理できるアプリ」は同じものとという認識であるはず。本記事でも、スマートフォン・タブレットで使えるアプリを「在庫管理アプリ」として紹介していきます。
※在庫管理システムについてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:在庫管理システムとは?種類・メリット・導入ポイント・おすすめのツールや開発会社を紹介!
在庫管理アプリの機能・できること
機能 |
概要 |
在庫一覧 |
実在庫や在庫ロケーションをリアルタイムに確認・管理できる |
入出庫管理 |
入荷予定・出荷予定の商材を管理する機能 |
検品管理 |
入荷・出荷商材の検品を管理する機能 |
返品管理 |
商材の返品が生じた際の対応を効率化する機能 |
マスター管理 |
製品・仕入先・担当者・顧客情報などのデータを マスター登録して管理する機能 |
在庫分析 |
入出庫に関連するデータ、実在庫に関連するデータを 集計・分析する機能 |
データ・システム連携 |
CSV入出力、外部システムとの |
棚卸し |
実在庫とデータを一致させる棚卸し業務を |
在庫管理に関連する業務フローは、業界・業種の違いだけでなく、店舗の規模や体制によって正しいあり方はさまざま。市場に存在する在庫管理システム・アプリが機能も特徴もさまざまであるのはこのためだともいえるでしょう。
しかし、モバイルデバイスでの管理を前提とするアプリには、共通するともいえる特徴があることも事実。以下から簡単に解説していきましょう。
機能の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:在庫管理システムの機能一覧|知っておきたい在庫管理業務と機能の関係を解説!
在庫管理アプリの4つの特徴
在庫管理アプリには、以下4つの特徴があります。
- クラウド型が主流
- シンプルな在庫管理にも特化できる
- バーコード・QRコード管理できるアプリもある
- Webブラウザで利用できる在庫管理システムも多い
1. クラウド型が主流
本記事で紹介した在庫管理システム・アプリをご覧いただいてもおわかりのように、アプリを活用する在庫管理システムの主流はクラウド型です。
クラウド型には自社でサーバ・ネットワークなどのインフラ環境を用意する必要がない、メンテナンスの必要がない、毎月の利用料金を経費にできるなどのメリットがあります。
一方、信頼性は高まっているとはいえ、自社の在庫データをクラウド環境に置くことに不安を感じる方もいるでしょう。
オンプレスとクラウドの比較は下記記事をご参照ください。
関連記事:オンプレミスとクラウドの違いを比較!適切な選び方や移行のポイントを徹底解説
2. シンプルな在庫管理にも特化できる
スマートフォンでの利用を前提とした在庫管理アプリは、機能をシンプルな在庫管理機能のみに絞り込む傾向があります。「入庫・保管・出庫という在庫の流れを手早く確認したい」「そもそも管理する在庫量・種類がそれほど多くない」という場合は、在庫管理アプリの導入によって業務の効率化・正確性を実現できるでしょう。
ただし、在庫量・種類が多い、あるいは仕分けの組み合わせで管理したい、在庫の流れを詳細に分析したいといったニーズに在庫管理アプリは向いているとはいえません。
3. バーコード・QRコード管理できるアプリもある
スマートフォン・タブレットで使える在庫管理アプリのほとんどがバーコードスキャン機能を搭載しており、在庫の入庫・出庫・移動を手軽に管理できます。なかにはQRコードのスキャン・出力に対応するサービスも。在庫管理アプリの導入を検討している方は「在庫をバーコード管理したい」が大きな目的だという方も多いでしょう。
※バーコードを活用した在庫管理についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:在庫管理システムでのバーコード活用は必須なのか?メリット・デメリットや活用場面・使い方を解説!
4. Webブラウザで利用できる在庫管理システムも多い
本記事では、スマートフォン・タブレットアプリが用意されている在庫管理システムを中心に紹介してきました。しかし、アプリがなくてもクラウド型であればスマートフォン・タブレットのWebブラウザから在庫管理システムにアクセス可能。これはクラウドサービスがWebサービスとほぼ同じだからです。
上述したように、バーコード・QRコードでの在庫管理が目的というのであれば、在庫管理アプリの選定が最適に思えるかもしれませんが、バーコードスキャナーでも管理可能。バーコードスキャン機能に特化したアプリが使える在庫管理システムも存在します。
在庫管理アプリ比較表
これから紹介するアプリを一覧で比較できるよう比較表を下記に記載しました。
アプリ名 |
対応する端末 |
プラン |
PC / iOS / Android |
無料プラン エントリー(980円/月) スタンダード(2,980円/月) シッピング(9,800円/月) |
|
PC / iOS |
Freeプラン(無料) Liteプラン( 9,000円/月) Standardプラン(25,000円/月) Premiumプラン(40,000円/月) ※金額は年間契約の場合 |
|
iOS |
商品登録数50件までの無料プランのみ |
|
iOS(iPhone / iPad) |
月額4,500円、 ユビレジとセットで月額11,400円 |
|
iOS(iPad) |
レジアプリ、在庫管理オプション、 売上分析オプション (それぞれ月額980円) |
|
※今後スマホで 実装予定 |
<無料プラン> 初期費用は100,000円 |
|
iPhone、Android パソコン(Windows、Mac) |
<スタンダード> |
|
iPhone、Android パソコン(Windows、Mac) |
※要問合せ |
|
iPhone、Android |
150,000円/月~ |
|
iOS(iPhone / iPad) |
無料 |
|
パソコン(Windows) |
初期費用:90万円〜 月額費用:55,000〜100,000円 ※オプション、ユーザーライセンスの 数によって変動あり |
|
スマホ(iPhone、Android) |
無料 |
|
iOS / Android |
フリー:0円 プラス:0〜2,000円 プレミアム:カスタム対応 (要問い合わせ) |
|
iOS / Android |
パッケージ版(要問い合わせ) |
|
iOS / Android(Web版もあり) |
無料:0円 エントリー:980円/月 ライト:2,980円/月 スタンダード:9,800円/月 |
|
iOS / Android |
スタンダードプラン(1名220円) アカデミックプラン(1名110円) 1名のみの利用なら無料 |
|
iOS / Android |
月1,500円(kintoneの月額費用) ※30日間の無料期間あり |
|
iOS / Android |
スタート:5,000円/月 スモール:要問い合わせ ミドル:要問い合わせ |
※おすすめの在庫管理アプリを見ても自社に合うアプリの選び方がわからない、選ぶ時間がない、おすすめのアプリを選んでほしい方はシステム幹事にお問い合わせください。予算や目的などをヒアリングした上で、自社に最適なアプリを選定します。相談料・紹介料はいっさいかかりません。
無料から使えるおすすめ在庫管理アプリ6選!
無料プランで機能・使い勝手を試せるため、導入前に自社業務とのマッチングをチェックするのにもおすすめです。
1. ZAICO
対応する端末 |
PC / iOS / Android |
主な機能 |
在庫の写真登録、簡易検索、 入出庫管理、QRコードラベル印刷、 CSVインポート・エクスポート、freeeとの連携 |
プラン |
無料プラン エントリー(980円/月) スタンダード(2,980円/月) シッピング(9,800円/月) |
「ZAICO」は、山形県米沢市に拠点を構える株式会社ZAICOが開発・提供する、クラウド型在庫管理システムです。
「誰でもカンタン!在庫管理をシンプルに」をコンセプトにしたわかりやすいインターフェースを持ち、PCはもちろんiOS / Androidなどのモバイル端末でも利用できることが特徴です。低コストで在庫管理ができるアプリを求める企業におすすめです。
200件までの商品登録と商品の簡易検索に特化した無料プランのほか、iPhone / Android端末でのピッキング・検品も可能な有料プランも用意。バーコード・QRコードで簡単在庫管理を可能とした「エントリー」、会計ソフトとのAPI連携、CSV連携に対応する「スタンダード」、発送業務機能を活用できる「シッピング」を選択できます。
2. ロジクラ
対応する端末 |
PC / iOS |
主な機能 |
商品・仕入先・出荷先マスタ登録、 入荷・出荷・在庫管理(入荷・出荷履歴含む) |
プラン |
Freeプラン(無料) Liteプラン( 9,000円/月) Standardプラン(25,000円/月) Premiumプラン(40,000円/月) ※金額は年間契約の場合 |
「ロジクラ」は、東京都港区に拠点を構える株式会社ロジクラが開発・提供する、クラウド型在庫管理システム・アプリです。
ECビジネスの効率化を目的に開発されたロジクラは、本格的な倉庫管理にも対応可能。iOSアプリを活用した携帯端末での在庫管理、カメラを活用したバーコードスキャン機能が搭載されるほか、出荷担当者が倉庫担当のスマートフォンに指示を出すこともできます。複数の店舗・倉庫を管理する企業におすすめです。
出荷量・拠点数・倉庫管理機能の有無に応じて「Liteプラン( 9,000円/月)」「Standardプラン(25,000円/月)」「Premiumプラン(40,000円/月)」の3つの有料プランが用意されるほか、シンプルな入荷・出荷・在庫管理に特化した「Freeプラン」を利用できるのが嬉しいポイント。いずれのプランも初期費用は無料です。
3. ハウメニ
対応する端末 |
iOS |
主な機能 |
バーコードスキャンによる入庫・出庫・在庫管理 |
プラン |
商品登録数50件までの無料プランのみ |
「ハウメニ」は、東京都中央区に本社を構えるシステム開発会社、株式会社スイートスポットが開発・提供するクラウド型在庫管理アプリです。
入庫・出庫・履歴というシンプル機能に絞り、だれでも素早く簡単に操作できることが特徴。ライトと連動したバーコードスキャン機能を持ち、暗い倉庫でもiPhone / iPadだけで在庫管理業務を完結できます。
完全無料で使えるクラウドアプリながら、Android未対応、商品登録数50件までに限定されることがデメリット。登録数を増やすオプションや有料プランも用意されていません。
4. SokoLight
提供会社 |
株式会社TSUNAGU |
||
機能 |
在庫一覧表示 |
〇 |
|
入出庫管理機能 |
〇 |
||
倉庫間移動管理機能 |
不明 |
||
フリーロケーション管理機能 |
不明 |
||
在庫の引当管理機能 |
〇 |
||
マスター管理機能 |
不明 |
||
他システムとの連携 |
不明 |
||
タイプ |
iOS(iPhone / iPad) |
||
対応端末 |
iPhone / iPad |
||
利用料金 |
無料 |
SokoLightは、株式会社TSUNAGUがリリースした在庫管理アプリ。主な機能は、以下の通りです。
- 在庫確認
- 入出庫
- 在庫調整
- データのインポート、エクスポート
iPhoneとiPadに対応しており、外でも在庫状況の確認や調整を行えます。完全無料で使えるのも大きな利点です。
操作方法も分かりやすく、直感的に理解し在庫確認や商品・入庫実績を登録できるようになっています。
無料ですので、興味がある場合は試してみると良いでしょう。
5. Convi.BASE(無料トライアル)
提供会社 |
株式会社ネットレックス |
||
機能 |
在庫一覧表示 |
〇 |
|
入出庫管理機能 |
〇 |
||
倉庫間移動管理機能 |
不明 |
||
フリーロケーション管理機能 |
不明 |
||
在庫の引当管理機能 |
〇 |
||
ピッキングリスト作成機能 |
〇 |
||
返品管理機能 |
〇 |
||
棚卸 |
〇 |
||
自動発注機能 |
不明 |
||
検品機能 |
不明 |
||
在庫分析機能 |
〇 |
||
データ抽出機能 |
不明 |
||
マスター管理機能 |
〇 |
||
他システムとの連携 |
〇 |
||
特徴 |
物品管理アプリ導入実績No.1 |
||
対応端末 |
パソコン(Windows) |
||
導入実績 |
レオパレス21 キヤノン株式会社 日産自動車株式会社 三菱重工パワーインダストリー 株式会社 etc. |
||
無料トライアル |
2週間 |
||
利用料金 |
初期費用:90万円〜 月額費用:55,000〜100,000円 ※オプション、ユーザーライセンスの 数によって変動あり |
||
サポート体制 |
Web問い合わせ 無料個別オンライン相談会 |
Convi.BASEは、株式会社ネットレックスが提供する在庫管理アプリです。物品管理アプリ導入No.1の実績があります。
柔軟な台帳機能と棚卸し、貸出し・入出庫などの機能を備えており、物品管理で手間のかかる業務を効率化できます。
例として棚卸し業務は「目視で探す棚卸し」から「バーコード・ICタグを読み取る棚卸し」に変化し、従来の4分の1ほどの時間への短縮が可能です。
2週間の無料トライアルがあるため、実際に試して導入するかを決められます。
6. Amazon Seller
提供会社 |
Amazon.com |
||
機能 |
在庫一覧表示 |
〇 |
|
入出庫管理機能 |
〇 |
||
倉庫間移動管理機能 |
不明 |
||
フリーロケーション管理機能 |
不明 |
||
返品管理機能 |
〇 |
||
棚卸 |
〇 |
||
検品機能 |
不明 |
||
データ抽出機能 |
不明 |
||
マスター管理機能 |
不明 |
||
特徴 |
Amazonの出品に関する業務を一貫して行える バーコードスキャン可能 |
||
対応端末 |
スマホ(iPhone、Android) |
||
利用料金 |
無料 |
Amazon Sellerでは、Amazonの出品に関する以下の作業を全て管理できます。
- 出品
- 返品
- 売上予測
- 在庫管理
- 写真撮影
商品在庫管理や画像・バーコード検索といった、在庫管理に必要な機能は全て揃っています。次回の支払いを確認したり、サポートへ問い合わせたりなどの作業も、一貫して行えるのも利点です。
操作性にも優れており、出品から出荷完了までの作業を簡単に行えます。スマホアプリらしく、バーコードスキャンも可能です。
店舗におすすめの在庫管理アプリ3選!
続いて、アパレルや雑貨などの小売店・店舗におすすめの在庫管理システム・アプリを紹介していきます。POSシステムと連動、または内蔵しているシステム・アプリのため、在庫管理から販売まで小売店・店舗の管理業務を効率化できます。
1. ユビレジ在庫管理
対応する端末 |
iOS(iPhone / iPad) |
主な機能 |
在庫管理、データ自動集計、 バーコードスキャン機能、発注アラートなど |
プラン |
月額4,500円、ユビレジとセットで月額11,400円 |
「ユビレジ在庫管理」は、POSシステム「ユビレジ」で知られるクラウドソリューションベンダー、株式会社ユビレジが開発・提供するクラウド型在庫管理アプリです。
iPhone / iPadによるバーコードスキャン機能はもちろん、独自バーコードの作成・プリントアウトにも対応。日常業務を遂行するだけでPOSデータの集計ができるため、在庫に関連するコスト管理にも有効です。iPadやiPhoneさえあれば導入できるので、個人事業主にもおすすめのアプリです。
在庫変動傾向から在庫切れのタイミングを自動計算して警告する「自動発注アラート」、発注データを発注先ごとに自動仕訳可能など、発注管理機能も充実。同社のPOSシステムと連動させることにより、販売数と在庫数をリアルタイムで更新できます。ユビレジとのお得なパックプランも用意されています。
2. NEXPO(ネクスポ)
対応する端末 |
iOS(iPad) |
主な機能 |
在庫管理、顧客管理、レジ機能、 売上分析バーコードスキャン・作成、SKU管理、棚卸など |
プラン |
レジアプリ、 在庫管理オプション、 売上分析オプション (それぞれ月額980円) |
「NEXPO(ネクスポ)」は、東京都港区に本社を構えるシステム開発会社、株式会社ユーエスエスが開発・提供する小売店向けのクラウド型POSレジアプリです。
特徴的なのは「レジアプリ」を基本に「在庫管理」「売上分析」オプションを追加できること。3つを合計しても初期費用無料、月額2,940円で利用できるコストパフォーマンスの高さが魅力です。
アパレル・雑貨店などを念頭に開発されているため、SKU管理、バーコードスキャン・発行機能なども搭載しています。クレジットカード連携できる追加オプション、複数のiPad利用、複数店舗での利用可能です。
システム開発会社らしく、ニーズにあわせた「NEXPOカスタマイズ」サービスを提供していることもポイント。小売店で使うPOSレジを求めている企業におすすめです。
3. Square
対応する端末 |
iOS / Android |
主な機能 |
POSレジ、予約管理、売上データ分析、 顧客リスト、在庫管理、ギフトカード、 特典プログラム、連携サービス |
プラン |
フリー:0円 プラス:0〜2,000円 プレミアム:カスタム対応(要問い合わせ) |
Squareは、Square株式会社が提供している在庫管理アプリです。設定・操作が簡単なのが特徴で、あらゆるビジネスで使えます。
取り扱う商品が大量でも、CSVファイルで一括インポートできます。在庫数が変わった際は、登録情報をいつでも編集可能です。
また、オプション機能を使うことで、顧客からのさまざまな要望に対応できます。コーヒーショップであれば「エスプレッソ追加」「豆乳多め」などのオプションを追加することで、さまざまな要望に迅速な対応が可能です。
在庫管理を複数人・複数拠点で行う際におすすめのアプリ3選
在庫管理を複数人・複数拠点で行う場合は、以下の在庫管理アプリがおすすめです。
- WelThings
- クラプロ
- tana
1. WelThings
対応する端末 |
iOS / Android |
主な機能 |
発注、引当、在庫管理、入出庫、棚卸し、伝票発行、 セット品管理、ロット管理、シリアル管理etc. |
プラン |
パッケージ版(要問い合わせ) |
WelThingsは、ウェルコムデザイン株式会社が提供している在庫管理アプリです。倉庫担当や営業担当など、複数の部署間で同じデータを管理できるため、社内での意思疎通に活かせます。
バーコード・2次元コード(QR)などのハンディターミナルとスムーズに連携可能で、データを読み取ることで現場での入力作業を簡略化できます。
「在庫切れアラートメール機能」や在庫の推移をグラフで確認できる「履歴機能」などもあり、在庫管理に必要な機能がそろっているアプリです。
2. クラプロ
対応する端末 |
iOS / Android(Web版もあり) |
主な機能 |
バーコード・QRコード読み取り、在庫数アラート、 ABC分析レポート、カスタマイズ機能etc. |
プラン |
無料:0円 エントリー:980円/月 ライト:2,980円/月 スタンダード:9,800円/月 |
クラプロは、ビズノード株式会社が提供している在庫管理アプリです。5,000社以上の会社に登録されており、確かな実績があります。
無料のプランもあり、商品数50点・メンバー数1人であれば全ての機能を使えます。
商品数ごとに在庫数のアラートを設定できる「在庫数アラート機能」により、商品の在庫数を適切に管理可能です。商品ごとに出荷数や入出荷数を確認できる「ABC分析レポート機能」もあるため、営業やマーケティングにも役立ちます。
3. tana
(見出し位置を変更。以下内容は引用)
対応する端末 |
iOS / Android |
主な機能 |
バーコードスキャンによる入庫・出庫・在庫管理、 棚卸 |
プラン |
スタンダードプラン(1名220円) アカデミックプラン(1名110円) 1名のみの利用なら無料 |
「Tana」は、東京都港区に拠点を構えるInstoll株式会社が開発・提供するクラウド型在庫管理アプリです。
資材の欠品で研究が中断されてしまうという、大学の研究室が抱えがちな課題を解決するため、スマートフォンで手軽に使えるツールを開発したのが原点。11種類のバーコードに対応するスキャン機能を搭載し、iOSだけでなくAndroid端末でも手軽に利用できます。
1名で利用するのであれば、すべての機能を制限なく使える無料プランも用意。チームで在庫管理できる有料プランも用意されており、メンバー1名ごと月額220円で利用できます。留学生でも使いやすいよう英語対応していることもTanaの特徴です。
社内備品の在庫管理におすすめのアプリ2選
社内備品の在庫管理を行うなら、以下のアプリがおすすめです。
- kintone備品在庫管理アプリ
- 備品管理クラウド
1. kintone備品在庫管理アプリ
対応する端末 |
iOS / Android |
主な機能 |
入出荷数登録、在庫管理、在庫チェックetc. |
プラン |
月1,500円(kintoneの月額費用) ※30日間の無料期間あり |
kintone備品在庫管理アプリは、サイボウズ株式会社が提供する在庫管理アプリです。業務アプリ構築クラウドサービスである「kintone」のサンプルアプリの一つです。
入出荷数を登録していくと、自動的に現在の在庫数を計算できます。在庫数をグラフ化することもできるため、在庫数の少ないものを確認し発注漏れをなくせます。
現在すでにkintoneを使っている場合は、同じアカウントですぐに利用できるためスムーズです。kintoneについては、以下の記事で解説しています。
2. 備品管理クラウド
対応する端末 |
iOS / Android |
主な機能 |
備品管理機能、リース・レンタル・契約管理機能、 スマホ機能、数量管理機能、修理点検管理機能、 固定資産管理機能、セキュリティetc. |
プラン |
スタート:5,000円/月 スモール:要問い合わせ ミドル:要問い合わせ |
備品管理クラウドは、アストロラボ株式会社が提供している在庫管理アプリです。ひとめで使い方が分かるインターフェースとなっており、難しい操作がないため従業員への教育コストがかかりません。
在庫の登録作業は、スマホアプリでJANコードや製品ラベルを読み込むだけで行えます。Excelを使っていた場合、台帳からインポートするだけで登録可能です。
また、導入支援も実施しており、初期の登録は全て代行してもらえます。導入後もサポートデスクがフォローするため、安心して利用できるでしょう。
その他おすすめの在庫管理アプリ4選
1. eeeCLOUD:複数倉庫がある会社に
提供会社 |
株式会社ネットランド |
||
機能 |
在庫一覧表示 |
〇 |
|
入出庫管理機能 |
〇 |
||
倉庫間移動管理機能 |
〇 |
||
フリーロケーション管理機能 |
〇 |
||
在庫の引当管理機能 |
不明 |
||
ピッキングリスト作成機能 |
〇 |
||
返品管理機能 |
不明 |
||
棚卸 |
〇 |
||
自動発注機能 |
× |
||
検品機能 |
ハンディターミナルによる検品 |
||
在庫分析機能 |
〇 |
||
データ抽出機能 |
〇 |
||
マスター管理機能 |
〇 |
||
他システムとの連携 |
〇 |
||
特徴 |
卸・小売業から製造業など、全業種で活用可能 |
||
タイプ |
汎用タイプ |
||
向いているビジネスジャンル |
卸・小売業、製造業 |
||
対応端末 |
パソコン(Windows) |
||
導入実績 |
不明 |
||
無料トライアル |
〇 |
||
利用料金 |
<無料プラン> 無料 <Lite版> 20,000円/月額 <Standard版> 30,000円/月額 ※Lite版、Standard版の初期費用は100,000円 |
||
サポート体制 |
マニュアル+Web/メール/電話サポート |
eeeCLOUDは、予定在庫機能があるシステムです。
予定在庫や安全在庫が自動で計算されるため、発注数と必要数などが分かるのため便利です。これにより、取り扱っている商品の納期遅れや在庫切れを未然に防ぐことが容易になります。
受注・発注・在庫・受入・出荷などの一連の在庫管理業務を、ChromeやEdgeなどのWebブラウザからシステムにログインするだけでどこからでも利用可能です。
在庫を複数倉庫で管理できます。倉庫だけでなく店舗の登録も可能で、登録数は無制限です。クラウド上での利用のため、受発注拠点や倉庫が遠隔地に分散していても、在庫情報をリアルタイムに最新情報を共有できます。
2. flam:セキュリティ対策を最優先したい会社に
提供会社 |
株式会社フリップロジック |
||
機能 |
在庫一覧表示 |
〇 |
|
入出庫管理機能 |
〇 |
||
倉庫間移動管理機能 |
〇 |
||
フリーロケーション管理機能 |
不明 |
||
在庫の引当管理機能 |
不明 |
||
ピッキングリスト 作成機能 |
不明 |
||
返品管理機能 |
不明 |
||
棚卸 |
〇 |
||
自動発注機能 |
× |
||
検品機能 |
× |
||
在庫分析機能 |
〇 |
||
データ抽出機能 |
〇 |
||
マスター管理機能 |
不明 |
||
他システムとの連携 |
〇 |
||
特徴 |
レスポンス性の高さ |
||
タイプ |
汎用タイプ |
||
向いているビジネスジャンル |
あらゆる業種 |
||
対応端末 |
パソコン(Windows、Mac) スマホ(iPhone、Android) |
||
導入実績 |
株式会社東急ハンズ他 |
||
無料トライアル |
〇 |
||
利用料金 |
<スタンダード> 9,300円/月 <プロフェショナル> 19,800円/月 <プレミアム> 49,800円/月 |
||
サポート体制 |
電話、Webサポート |
flamは、セキュリティ対策やバックアップに対応。
実施しているセキュリティ対策は徹底的な不正アクセス対策と通信の暗号化です。全ての在庫管理のデータを日々専用サーバーに自動でバックアップしています。
flamの利用料金は、一人1日あたり300円と低価格で全ての機能が使えます。標準機能で利用可能なアカウント数は3アカウントです。また導入費用も無料です。
3. ATS:アパレル業の会社に
提供会社 |
インネット株式会社 |
||
機能 |
在庫一覧表示 |
〇 |
|
入出庫管理機能 |
〇 |
||
倉庫間移動管理機能 |
不明 |
||
フリーロケーション管理機能 |
不明 |
||
在庫の引当管理機能 |
〇 |
||
ピッキングリスト作成機能 |
〇 |
||
返品管理機能 |
〇 |
||
棚卸 |
〇 |
||
自動発注機能 |
不明 |
||
検品機能 |
不明 |
||
在庫分析機能 |
〇 |
||
データ抽出機能 |
不明 |
||
マスター管理機能 |
〇 |
||
他システムとの連携 |
〇 |
||
特徴 |
アパレル業界に特化 |
||
タイプ |
特化タイプ(アパレル) |
||
向いているビジネスジャンル |
アパレル業界 |
||
対応端末 |
パソコン(Windows、Mac) |
||
導入実績 |
株式会社イトウ、株式会社マルフク他 |
||
無料トライアル |
〇 |
||
利用料金 |
要問合せ |
||
サポート体制 |
要問合せ |
ATSは、アパレルに特化した販売・在庫管理システムです。
受発注管理や在庫管理、物流業務などアパレル業の基幹業務に対応しています。複数店舗との連携やリアルタイムでの在庫把握などが可能です。
過去に取り引きされた生産や販売情報を無制限に保管が可能です。データはすべて同一のサーバーに保管され、データの収集や分析が簡単にできます。例えば、蓄積されたデータから在庫や売れ筋商品を把握・分析できれば、適切な生産計画を立てるのに役立ちます。
ATSはマルチプラットフォーム対応のため、Windowsだけでなく、スマホが対応するモバイルOS、iOSやAndroidでも操作可能です。そのため、スマホやタブレットで、在庫状況、売上状況の確認ができます。
4. クラウドトーマスPro For foods:食品事業の会社に
提供会社 |
株式会社関通 |
|
機能 |
ロット別管理 |
要問合せ |
ロケーション管理 |
○ |
|
セット品管理 |
○ |
|
賞味期限管理 |
○ |
|
荷姿管理 |
○ |
|
得意先管理 |
要問合せ |
|
預かり在庫の管理 |
要問合せ |
|
ハンディ連携 |
○ |
|
在庫情報照会 |
○ |
|
予定在庫の管理 |
要問合せ |
|
各種アラート |
○(賞味期限) |
|
タイプ |
スマホのアプリ |
|
利用料金 |
150,000円/月~ ※1アカウント追加:5,000円/月 ※ショップ追加:25,000円/月 |
|
連携可能なシステム |
要問合せ |
|
サポート体制 |
プロによる導入支援など |
クラウドトーマスPro For foodは、物流会社が開発した食品業界に特化した在庫管理システムです。
クラウドサーバーとスマホを使ったシステムですので、社内にサーバーやパソコンを新たに用意する必要がありません。初期コストを軽減でき、月額150,000円から利用可能です。
また、クラウド型なので、機能も随時アップデートされていきます。賞味期限別に在庫管理を行うことができ、集荷時には使用期限内かのチェックが行われるアラート機能もあります。
その他のクラウド在庫管理アプリ
これまで紹介した在庫管理アプリを見ても自社に合うものが無いと思われた方は下記の3つも検討してみてください。アプリ名をクリックすると公式サイトに遷移できます。
アプリ名 |
特徴 |
プラン |
ナノ倉庫 |
iPhoneまたはiPodで管理 インターネットに接続する必要がない |
無料 |
mylogi |
小規模や小ロットから対応 多モール注文の管理に対応 |
15,000円〜 |
WMSics |
リアルタイムで実在庫を把握 エリアごとのピッキング順の設定 |
要見積もり |
在庫管理アプリの代わりにExcelを使うのもひとつの手
在庫管理アプリではなく、Excelを使い管理するのも有効です。Excelでは、以下2種類の在庫管理表を作成可能です。
- 単表タイプ:単一の商品を管理。品番・商品名に対し、出荷数や日付といった項目を設定する。
- 在庫移動表タイプ:複数の商品をひとつの表で管理。全体の在庫状況を把握できる。
Excelを使う場合、すでにOffice製品が導入されていれば、新たに在庫管理アプリを導入するコストがかかりません。
オフィスワークの定番でなじみがあるため、操作に苦労することなく使えるでしょう。
しかし、扱えるデータ量が限られており、データ量が多くなると動作が重くなります。共同編集が行いにくいデメリットもあるため、複数拠点での共同編集を行いたい場合はあまり向きません。
在庫管理アプリの選び方ポイント
おすすめの在庫管理アプリを紹介するとともに、アプリならではの特徴・できることを解説してきました。それを踏まえたうえで、自社に最適な在庫管理システム・アプリを選定するにはどのようなことに気を付けておくべきなのか。ヒントとなるポイントを以下から解説していきます。
導入形態にこだわらない
バーコードで在庫管理するならアプリ、費用を抑えたいならクラウドなどと思い込んでしまいがちですが、最適な在庫管理システム・アプリを選ぶための最初のポイントは導入形態にこだわらないこと。たとえば、バーコード管理にこだわるあまり、自社業務とマッチングしない在庫管理アプリを導入したのでは「使われないツール」になってしまいます。どんなにコストパフォーマンスに優れていても、使われないのであればムダにコストを費やしたのと同じことです。
在庫管理システム・アプリ導入の目的・ゴールを明確にする
自社業務にマッチした在庫管理システム・アプリを導入するには、なぜシステムを導入するのか?どのような結果を得たいのか?目的とゴールを明確にすること。
たとえば1時間かけていた検品業務を15分に短縮したい、3名必要だったスタッフを2名に減らしたいなど、できる限り具体的な目的・ゴールを設定することが重要です。
在庫管理業務の棚卸・業務設計をする
現状の在庫管理の業務フローを棚卸して問題点がどこにあるのかを把握し、目的・ゴールを達成するための業務設計が必要です。業務設計とは、現状(As-Is)と理想(To-Be)のギャップを埋めるため、業務フローの改善方法を設計することです。
このステップでポイントになるのは、実際に作業を担当する現場の声を拾っていくこと。ただし、現場の意見を重視しすぎるのではなく、あくまでも客観的な視点で業務設計していくことが重要。従業員の声が強くなると、現場の都合が優先されるばかりで目的・ゴールを達成できない場合もあるからです。
在庫管理システム・アプリに求める機能を洗い出す
業務設計であぶり出した課題を解決するためには、どのような機能が必要か、在庫管理システム・アプリに求める機能をすべて洗い出していきます。ここまでのステップをキチンと踏んでいけば、自然とどのような在庫管理システム・アプリを選べばいいのか見えてくるはず。あとは予算・納期のバランスを考えながらサービスを選定していくだけです。
在庫管理アプリのメリット
導入することが目的になっては意味がありません。あらためて在庫管理アプリの導入メリット・効果を簡単におさらいしておきましょう。
リアルタイムでの在庫把握・共有を実現
在庫管理システムを導入する最大のメリットは、入庫から出庫まで、在庫・商材の一連の流れを関係者間でリアルタイムに共有できることです。
営業マンが外出先から簡単にアクセスできる在庫管理システムなら、会社に電話して在庫確認する必要はありません。リアルタイムに在庫状況を確認できれば、適切なタイミングでの追加発注が可能になるため容易に在庫量をコントロールできます。
精度の高い在庫管理を実現
バーコードを併用した在庫管理システムを活用することによって、人為的なミスを削減した精度の高い在庫管理を実現できるメリットが得られます。
人の介在をゼロにはできないためミスを完全になくすことは困難ですが、入出庫・検品時のルールを明確にすることによって、精度を大幅に高められることは確実。バーコードをスキャンするだけ、システムへのデータ入力も必要ないため、業務効率化による生産性向上も期待できます。
※在庫管理システムでのバーコード活用についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:在庫管理システムでのバーコード活用は必須なのか?メリット・デメリットや活用場面・使い方を解説!
データ分析によるキャッシュフローの最適化
在庫の流れを含めた過去のデータをさまざまな角度から検索・分析できる在庫管理システムは、企業・店舗のキャッシュフローを最適化できるメリットがあります。
長中期的な傾向に加え、季節要因なども加味した多角的な分析が可能になれば、高い精度で未来の需給も予測できます。ビジネスチャンスを逃さず、過剰在庫も避けられれば、売上を最大化しながらキャッシュフローを最適化できるでしょう。
※在庫管理システムの機能についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:在庫管理システムの機能一覧|知っておきたい在庫管理業務と機能の関係を解説!
在庫管理アプリのメリットの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:在庫管理システムの導入メリットを解説!デメリットを払拭するデータベースの仕組みとは?
在庫管理アプリのデメリット
在庫管理アプリの導入には、以下のようなデメリットもあります。
- コストがかかる
- 導入までに時間がかかる
コストがかかる
在庫管理アプリを導入することで、初期費用や月額費用といったコストが発生します。初期費用が安くとも、オプションを追加することでコストが上がる場合もあります。
無料で使える在庫管理アプリもありますが、使える機能が限られており在庫管理の効率化にはつながらないことがほとんどです。また、セキュリティ面でも不安が残ります。
在庫管理アプリの効果を最大限得るには、追加コストが発生することは避けられません。
「オプションも含むトータルコストが見合っているか」「業務に適したシステムか」といったことを確認し、自社に適したコストの在庫管理アプリを選びましょう。
導入までに時間がかかる
在庫管理アプリの導入には、どうしても時間がかかります。導入までには、以下のように行うことが複数あるためです。
- 現状分析と目的の把握:関係者で話し合い、明確にする
- 利用する在庫管理アプリの選定:複数を比較し、自社の目的や予算に合うものを選ぶ
- 試運用:目的に合った運用ができるか確認する
すぐに在庫管理アプリを運用できるわけではなく、導入前にもやるべきことが多数です。導入に時間がかかることを理解し、余裕を持って準備を始めると良いでしょう。
在庫管理アプリ導入に不可欠なもの
定着・活用に時間がかかる課題を解決しさえすれば、在庫管理システムの導入にデメリットはありません。では、導入課題をどのように解決すべきなのか。簡単におさらいしておきましょう。
在庫管理システム導入の目的・ゴールの明確化
取り扱う商材・業種に応じて適切な在庫管理のあり方は変化します。つまり、定着・活用しやすい自社に最適な在庫管理システムを導入・開発するためにも、目的・ゴールを明確にしておくことが重要です。
そのためには、在庫管理における現在の業務課題(As-Is)および、理想とする形(To-Be)を明らかにし、ギャップを埋めるにはどのような機能が必要なのかを精査する必要があります。これこそがもっとも重要な「業務設計」であり、適切な在庫管理システムを選定する、あるいは開発うえでのカギとなります。
在庫管理システム導入・定着への強いリーダーシップ
在庫管理システムの導入・定着を阻むもっとも大きな要因は、慣れ親しんだ業務手順を変えたくない抵抗勢力の存在です。関係するスタッフすべての活用・共有が前提となる在庫管理システムでは、マニュアルの整備以前に抵抗勢力を従わせる強いリーダーシップが必要不可欠。
ただし、現場の意見を無視する形で導入・定着を進めても意味がありません。関係するスタッフ全員で活用・共有してこそ、在庫管理システムのメリットを最大化できるからです。もっとも活用する機会の多い現場の声を拾いながら、なおかつ現場の都合に流されないよう、リーダーには絶妙なバランス感覚が求められます。
在庫管理アプリまとめ
アプリ名 |
対応する端末 |
プラン |
ZAICO |
PC / iOS / Android |
無料 or 980円/月〜 |
ロジクラ |
PC / iOS |
無料 or 9,000円/月〜 |
tana |
iOS / Android |
無料 or 1名220円〜 |
ハウメニ |
iOS |
商品登録数50件までの無料プランのみ |
ユビレジ在庫管理 |
iOS(iPhone / iPad) |
月額4,500円、ユビレジとセットで月額11,400円 |
NEXPO |
iOS(iPad) |
月額980円〜 |
eeeCLOUD |
※今後スマホで実装予定 |
無料 or 20,000円/月額〜 |
flam |
iPhone、Android |
9,300円/月〜 |
ATS |
iPhone、Android |
※要問合せ |
クラウドトーマス |
iPhone、Android |
150,000円/月~ |
在庫管理業務をシステム化したい、できれば手軽に素早く導入したい、そう考えている企業・店舗担当者の方に向け、本記事ではおすすめの在庫管理アプリを比較表も交えながら紹介するとともに、どのような特徴があるのか?どこまでできるのか?を、選び方のポイントとともに解説してきました。
本文内でも触れたように、在庫管理に関連する業務フローは、業界・業種の違いだけでなく、店舗の規模や体制によって正しいあり方は実にさまざま。評判の高い在庫管理アプリであっても、自社とマッチングしなかったということはあり得るのです。
こうした失敗をしないためにも、在庫管理アプリに求める自社ニーズを明確にしておくことが重要。本記事で紹介したおすすめアプリ、選び方のポイントも参考に、自社業務を見つめ直していくことがおすすめです。
在庫管理システムの自作方法の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:在庫管理システムは自作できる?Excelの限界・FileMakerを活用した作り方を解説!
※自社に合う在庫管理アプリの選び方がわからない、選ぶ時間がない、おすすめのアプリを選んでほしい方はシステム幹事にお問い合わせください。予算や目的などをヒアリングした上で、自社に最適なアプリを選定します。相談料・紹介料はいっさいかかりません。
コンサルタントのご紹介
岩田
専任のコンサルタントが、
お客様の予算と目的を丁寧にヒアリング。
最適な会社をピックアップ・ご紹介させていただきます!
初心者の方でも安心してご相談いただけます。
Q. 在庫管理アプリのおすすめは?
おすすめの在庫管理アプリとして「ZAICO」「ロジクラ」等が挙げられます。それぞれの詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
Q. 在庫管理アプリを選ぶ際のポイントは?
在庫管理アプリを選ぶ際のポイントとして「導入形態にこだわらない」「導入の目的・ゴールを明確にする」等が挙げられます。詳しい選び方については記事をご覧ください。
この記事を書いた人
梓澤 昌敏
専門分野: 音楽・映像制作、オウンドメディア、ビジネス
音楽・映像制作の現場を経て、スタジオ構築側の業界へ。マネージャー・コンサルタントとして制作現場の構築に携わる一方、自社オウンドメディアの立ち上げを含むマーケティングも担当してきました。現在アメリカ在住。作曲を含む音楽制作も提供しています。
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