【厳選】無料で使える予約システム10選｜機能比較と選び方もわかりやすく解説【2024年4月最新版】

最近予約客が増えてきてExcelなどでの予約管理が大変になり、ダブルブッキングなどのミスも増えてきていませんか？

しかし、下記のような悩みを抱えているのではないでしょうか？

「システム導入にそこまで予算に余裕がない」
「店舗運営後初めてのシステム導入になるので、まず無料のものを使いたい」
「有料プランより機能面で劣る無料版でも、使える機能がどのくらいか知りたい」

そこでこの記事では、無料で導入できるおすすめの予約システムの比較、無料版で使える機能を紹介。また、選び方のポイントも解説します。

記事を読めば、あなたの業種や現状の予約管理状況に適したシステムを選び抜けるでしょう。

※自社に合う予約システムの選び方がわからない、選ぶ時間がない、おすすめのツールを選んでほしい方はシステム幹事にお問い合わせください。予算や目的などをヒアリングした上で、御社に最適な予約管理システムを選定します。相談料・紹介料はいっさいかかりません。

【無料】おすすめの予約システムを紹介してもらう

無料で使える予約システムおすすめ10選

本章内では、無料プランでも利用できる機能を紹介しています。

STORES：予約と決済を同時に完結させたい店舗に

STORESのおすすめポイント ・ポイント1：180を超える業種向けのテンプレートを用意
・ポイント2：お客様専用アプリで予約・振替・キャンセルが簡単
・ポイント3：顧客管理が自動作成・管理が簡単

画像引用：STORES

STORESは、10万以上の利用実績がある予約システムです。
確認メール・DM配信などのマーケティング機能、Zoom連携などの外部機能を搭載しています。

決済手段は、予約をWebで行って現地で支払う「現地支払い」・「クレジットカード事前決済」・教室業などで活用できる「回数券制」「月謝制」が用意されています。

同システムは、総合下着メーカー株式会社ワコールやサウナ施設のTheSauna、ヨガピラティススタジオのStudio Taoなど、サロンやフィットネスの業種を中心に導入されています。

ポイント1：180を超える業種向けのテンプレートを用意

画像引用：STORES Magazine

顧客が自由に来店時間を選んで予約できるタイプのテンプレートや、顧客の来店時間と希望のスタッフを選べるタイプのテンプレートなど、さまざまな予約スタイルに応じられるよう豊富なテンプレートが用意されています。HTMLやCSSなどの操作も必要ないので、初心者でもテンプレートを使えば簡単に予約システムを作れるのです。

ポイント2：お客様専用アプリで予約・振替・キャンセルが簡単

お客様専用アプリによって、人を介さず予約・振替・キャンセルなどの応対が可能。アプリ上で回数券の利用や月謝の支払いもできるため、リピート率向上も期待できます。
店舗向けアプリもあるので、時間・場所を問わずに予約状況を確認できます。

ポイント3：顧客管理が自動作成・管理が簡単

同システムにて予約を受けると、顧客カルテが自動作成されます。また、顧客が予約時に入力する項目も店舗側で調整可能です。これによって、顧客の予約時の入力工数を減らすこともできます。

さらに、CSVで顧客情報を一括でシステムに登録でき、すでに社内で使っている別システム内にある顧客情報を容易に移行できます。

【無料】おすすめの予約システムについて相談する

Airリザーブ：最低限の予約管理機能さえあればいい店舗に

Airリザーブのおすすめポイント ・ポイント1：2種類の予約タイプから使える
・ポイント2：予約件数無制限で広告非表示
・ポイント3：サイトやブログに手軽に導入

画像引用：Airリザーブ

Airリザーブは、電話予約・ネット予約・来店時の次回予約などの予約をクラウドで一元管理できる予約システムです。

決済手段は、同グループが別で販売している決済サービス「AirPAY」のみ対応。同システムは、玉田レディースクリニックや元町マリン眼科、パーソナルトレーニングスタジオmoveなど、サロン・クリニックやパーソナルスタジオ業で中心に導入されています。

ポイント1：2種類の予約タイプから使える

アカウント作成後、予約客が好きな時間から申し込める「自由受付タイプ」、店舗側が事前に設定した予約枠から申し込む「事前設定タイプ」の2つから選択して利用できます。予約管理者が設定しなければならない項目が少ないので、最低限予約管理機能があればいい店舗にもおすすめです。

ポイント2：予約件数無制限で広告非表示

月間予約件数は無制限で、予約管理や顧客管理、メール自動配信などの機能が利用できます。24時間予約受付可能で、予約カレンダーの埋め込み機能も搭載。

また、他の予約管理システムの無料プランでは広告が画面上に表示されることが多いですが、同システムでは無料プランでも広告非表示です。

ポイント3：サイトやブログに手軽に導入

すでに自社でオウンドメディアを持っている場合、Airリザーブで発行した予約画面のURLを自社サイト内にリンク設定するだけで、簡単にオウンドメディアからもネット予約ができるようになります。

また同システムでは、電話やインターネットなどさまざまな経路からの予約情報を集約して、顧客情報・予約履歴・予約変更などの情報も一元管理できます。
そのため、従業員間で情報共有が可能です。

【無料】おすすめの予約システムについて相談する

MOSH：個人事業主に

画像引用：MOSH

MOSHのおすすめポイント ポイント1：事前決済機能搭載
ポイント2：オンライン教室の展開におすすめの機能が充実

MOSHは、予約の受付・事前決済・顧客管理の一連の管理をスマホでできるのが特徴の予約システム。4万人を超える店舗の利用実績があります。

決済手段は、クレジットカードの事前決済と現金支払いに対応。同システムは、クラシックギターのオンラインレッスン、ダンスオンラインレッスンなど、主に音楽やヨガなどのオンラインレッスン業を中心に導入されています。

ポイント1：事前決済機能搭載

クレジットカードによる事前決済機能が搭載されているので、手動で集金や料金管理などの手間が省けます。決済手数料は通常8％ですが、現在は3.6％のキャンペーン中です。

ポイント2：オンライン教室の展開におすすめの機能が充実

予約受付やキャンセル管理のほか、月謝・チケット・回数券管理などの柔軟な決済対応も可能です。また、サブスクリプション機能・顧客管理機能・予約完了後のURL発行機能などの機能も搭載。そのため、月額料金を収益としたオンラインレッスンなどの無形商材を販売する教室にとくに向いています。

また、各種SNSと連携しているので、見込み客のファン化・集客にも同システムを活用できます。Zoomと連携しているので、オンラインレッスン業にはとくに向いています。

【無料】おすすめの予約システムについて相談する

RESERVA予約：パソコン操作への苦手意識が強い店舗に

※画像引用：RESERVA予約

RESERVA予約のおすすめポイント ポイント1：充実したメール関連機能
ポイント2：GoogleカレンダーやGoogleアナリティクスとの連携可能
ポイント3：顧客管理もできる

RESERVA予約は、宿泊業・クリニック・イベントなど350以上の業種に対応した予約システムです。シンプルな操作性と3分ほどで設定完了できてすぐに使えます。

個人事業主から大企業、官公庁まで20万社以上が利用。同システム導入企業の87%が「売上アップを実感」と回答しているほどの高い満足度を誇っています。

決済手段は、クレジットカードの事前決済のみ対応。同システムは、湯治の宿山口荘や就職面接指導教室東京三澤面接塾など、主に宿泊施設や教室業などを中心に導入されています。

ポイント1：充実したメール関連機能

予約通知メールを顧客側に自動配信できます。通知メールを予約者が見れば、顧客も手軽に予約確認が可能です。キャンセルする際も、メールに記載のURLをクリックすれば、簡単にキャンセル処理ができるのです。

管理者側にもこの通知メール機能があります。予約がキャンセルされた際も管理者に自動で通知されるので、即座に最新の予約状況を把握できるのです。

また、特定の顧客のみにターゲティングしてメール配信が可能。そのため、リピーターに向けた限定キャンペーンなどの情報を送れば、顧客満足度アップも期待できます。

ポイント2：GoogleカレンダーやGoogleアナリティクスとの連携可能

Googleカレンダーと連携することで、管理者のGoogleカレンダーに予約情報を反映できます。一度同期すれば、他のカレンダーへの書き写しも不要です。

また、Googleアナリティクスと連携できるので、予約客の属性や自店舗サイトへの流入経路を把握でき、次なる集客施策に活用できます。

ポイント3：顧客管理もできる

顧客の氏名やメールアドレス、電話番号などをシステムに登録して、顧客情報を自動的にデータベース化できます。顧客情報の新規登録・編集ができるので、顧客・予約情報を1つの画面で把握でき、一元管理が可能です。

また、1回のみの利用客・リピーター・3か月以上利用なしの顧客など、顧客のデータベースを表示可能。各顧客に適切なマーケティング施策も立案しやすくなります。

【無料】おすすめの予約システムについて相談する

SuperSaaS：海外客が多い店舗に

画像引用：SuperSaaS

SuperSaaSのおすすめポイント ・ポイント1：多様な業種に適用できるスケジュールタイプ
・ポイント2：カスタマイズ性が高い

SuperSaaSは、33言語に対応していて国内外12万以上の会社に利用されている予約システムです。
予約管理画面やシステム利用のマニュアルなどは日本語対応しているので、日本の会社でも導入実績もあります。

決済手段は、PayPalでのオンライン決済のみ対応。ただし、26通貨に対応しています。

同システムの導入事例は、公式サイトで公開されていません。しかし、主に海外で幅広く導入されており、190,000以上の企業が利用している実績があります。

ポイント1：多様な業種に適用できるスケジュールタイプ

パーソナルトレーナーなどのマンツーマンサービス業、英会話スクールなどの定員制、ヘアサロンなど顧客が予約するサービスまで、さまざまな業種に適用できる予約スケジュールタイプが用意。公式HPから業種別のデモを確認できます。

画像引用：SuperSaaS

ポイント2：カスタマイズ性が高い

予約システムとして最低限必要な機能はそろっているうえで、予約する際のカレンダー、予約画面、ロゴなどのレイアウトがカスタマイズできます。

また、Facebook、Googleカレンダー、PayPalなど連携可能な外部サービスが多いため、予約管理のみならずマーケティング・集客・決済・顧客対応など一連の業務でも活用できるのです。

【無料】おすすめの予約システムについて相談する

SELECTTYPE：予約フォームとホームページを同時制作したい店舗に

画像引用：SELECTTYPE

SELECTTYPEのおすすめポイント ・ポイント1：業種に適したテンプレートから簡単に作成可能
・ポイント2：ホームページ制作もできる
・ポイント3：単発決済と継続課金を用意

SELECTTYPEは、予約フォームも作成できる予約システムです。

同システムの導入事例は、公式サイトで公開されていません。しかし、ヨガ、整体、飲食、医療、サロンなど様々な業種に対応できるよう、業種ごとの予約フォームの作り方をレクチャーするページが、公式サイト内にたくさん用意されています。

ポイント1：業種に適したテンプレートから簡単に作成可能

テンプレートが豊富で、自店舗のビジネスジャンルに適するものを選んで簡単に予約管理システムを作成できます。教室/イベントタイプ・営業時間受付タイプ・宿泊施設タイプ・スタッフ指名タイプなどさまざまな種類があります。

ポイント2：ホームページ制作もできる

予約フォーム付きのホームページを一から制作可能。予約フォームのみ作成して、既存のWebサイトへ埋め込みも可能です。

ポイント3：単発決済と継続課金を用意

お客様からのオンライン決済にも対応しています。Stripe社の決済システムを利用したクレジットカードの事前決済予約が可能です。お支払いフォームの導入にも対応しているため、スムーズな支払い環境を利用者に提供できます。

また、1回限りの「単発決済」と、定期的な支払いの「継続課金(サブスクリプション)」の2つの支払い方法を備えているのもポイントです。サービスごとに支払い方法を設定できることから、入金漏れの防止にも役立ちます。

【無料】おすすめの予約システムについて相談する

Goope：パソコンやシステム操作が苦手な店舗に

画像引用：Goope

Goopeのおすすめポイント ・ポイント1：イベント予約機能搭載
・ポイント2：テイクアウト専用予約フォームを用意できる
・ポイント3：テンプレートのデザインが豊富

Goopeは、最短1日で予約フォーム付のHPが作成できるシステムです。

決済手段は、自動継続機能付きのクレジットカード決済に対応。GMOペパボ株式会社が提供する決済代行サービスを利用すれば、ドコモ・auのキャリア決済 銀行振り込み コンビニ決済 WebMoney Paypalも利用できます。

同システムは、菓子店御菓子司新泉堂やヘアサロンmer by PUUR、和食料理屋笊麦 zarubakuなど、主にサロンや飲食業などを中心に導入されています。

ポイント1：イベント予約機能搭載

イベント予約機能とは、イベントを実施する際に参加予約を受け付ける機能。この機能によって、幅広い業種のレッスンやイベント、セミナーなどの予約受付が可能です。

イベントへの参加予約希望が入ると、参加者に事前に店舗側で設定した自動返信メールが送信できます。イベント案内のページ作成をして（サービス名・サービス画像1枚・サービス内容・料金・日時のみ設定）予約日程の設定して表示設定するだけで、予約受付ページが出来上がります。

ポイント2：テイクアウト専用予約フォームを用意できる

テイクアウトも提供している飲食店にとっては、店内飲食用とテイクアウト用それぞれの予約フォームを用意できます。これにより、多忙な業務に追われる飲食店でも、予約内容のミスを減らせるでしょう。
ちなみに、予約時に必要なプランやコースを画像にて表示できます。

ポイント3：テンプレートのデザインが豊富

テンプレートが豊富で、専門知識がなくてもデザインを選ぶだけで簡単にページが作成できます。カラーやフォントはHTMLやCSSを直接編集して修正できるのです。

また、無料プランならTwitterやLINEなど各種SNSと連携できます。

【無料】おすすめの予約システムについて相談する

EDISONE予約：ホームページがない店舗に

※画像引用：EDISONE予約

EDISONE予約のおすすめポイント ・ポイント1：あらゆる業種に対応する予約タイプ・テンプレートが用意
・ポイント2：シフト管理機能で人員調整も簡単
・ポイント3：好きなときに一時的に有料プランへの変更が可能

「EDISONE予約」は、簡易ホームページの作成機能を活用した自社サイトの構築も可能なシステムです。そのため、ホームページがない店舗やホームページをリニューアルしたい店舗にはとくにおすすめです。

決済手段は、クレジットカードの事前決済のみ対応。GMOペパボ株式会社が提供する決済代行サービスを利用すれば、ドコモ・auのキャリア決済 銀行振り込み コンビニ決済 WebMoney Paypalも利用できます。

同システムは、パーソナルコーチングのウォズ合同会社や占いサロン株式会社占龍館など、主にサロンやパーソナル教室業などを中心に導入されています。

ポイント1：あらゆる業種に対応する予約タイプ・テンプレートが用意

イベント向け、宿泊向け、スクール向け、テイクアウト向け、施設向け、レンタル向け、クリニック向け、サロン向け、飲食店向けから選んでテンプレートを活用できます。ホームページがない店舗でも、登録後に最低限の入力をすることで、すぐに予約システム・ホームページを運用できます。そのため専門知識がなくても安心です。

ポイント2：シフト管理機能で人員調整も簡単

スタッフ・シフト管理機能が搭載されています。そのため、スタッフのシフトに応じてメニューを変更したり、受け入れ時間を調整するのに便利です。

ポイント3：好きなときに一時的に有料プランへの変更が可能

繁忙期だけ有料プランに変更して、クレジットカード決済機能やオリジナル自動配信メール作成機能を有効にすることもできます。閑散期に再度無料プランに変更すれば、システムのコスト削減につながります。月に1回までならプラン変更が可能です。

【無料】おすすめの予約システムについて相談する

yoyakul.jp：美容室・サロン向けオールインワンパッケージ

画像：yoyakul.jp

yoyakul.jpのおすすめポイント ・ポイント1：美容室・サロンに特化したオールインワンパケージを提供
・ポイント2：30顧客または月間30件の予約までは月額料金無料

「yoyakul.jp」は、美容室やサロン向けに特化したSaaSタイプの予約システム。

美容室やサロンをスタートする人に必要な機能を1つのパッケージに集約しているため、低コストかつスピード感をもって予約システムを導入できる点が強みです。

ポイント1：美容室・サロンに特化したオールインワンパケージを無料提供

予約管理システムだけでなく、POSレジ機能、売上分析、メール配信、顧客カルテ、ホームページ作成など、美容室やサロンを経営するうえで必要なツールを無料でまとめて利用可能です。このパッケージ1つで予約から会計、マーケティング、売上分析まで実現可能です。

ポイント2：30顧客または月間30件の予約までは月額料金無料

無料版は月間30顧客または30件の予約までの対応となります。ビジネスが成長してきたら有料プランにすぐに切り替えできるため、柔軟にプランを切り替えられる点も便利です。

【無料】おすすめの予約システムについて相談する

Restaurant BOARD（レストランボード）：ホットペッパーグルメ連携可

画像：Restaurant BOARD

yoyakul.jpのおすすめポイント ・ポイント1：ホットペッパーグルメと連携して集客できる
・ポイント2：決済サービス「Airレジ」と連携で会計できる
・ポイント3：注文管理や座席稼働管理などオペレーション面でも役立つ

「Restaurant BOARD（レストランボード）」は、株式会社リクルートが運営するレストラン・飲食店向けの予約システムです。

ポイント1：ホットペッパーグルメと連携して集客できる

本予約システムは同社が提供している「ホットペッパーグルメ」と連携して集客できる点が強みです。自店舗を見つけてもらうために多くの人が利用する媒体に掲載できることで、訪問者の獲得向上が期待できます。

ポイント2：決済サービス「Airレジ」と連携で会計できる

同社が提供している「Airレジ」と連携することで、予約情報と会計情報を紐づけ、売上管理はもちろん顧客分析や販促・マーケティングにも生かすことができます。

ポイント3：注文管理や座席稼働管理などオペレーション面でも役立つ

予約システムとしてだけでなく、テーブル管理も利用可能です。現在の空きテーブルや着席してからの経過時間を一目で把握でき、注文管理機能も備わっているため、お客様が来店してから退店するまでをスムーズに案内できます。

※自社に合う予約システムの選び方がわからない、選ぶ時間がない、おすすめのツールを選んでほしい方はシステム幹事にお問い合わせください。予算や目的などをヒアリングした上で、御社に最適な予約管理システムを選定します。相談料・紹介料はいっさいかかりません。

【無料】おすすめの予約システムについて相談する

無料で使える予約システムの選び方

各システムから選びきれなかった方は、下記で紹介する選び方を見て、数あるシステムから候補を絞り込む判断材料にしてください。きっと候補を厳選できるようになります。

決済機能は何が対応しているか

自店舗の決済状況と照らし合わせて、クレジットカード決済や現地決済、月謝制、回数券制などどのような決済手段にシステムが対応しているか、確認する必要があります。

クレジットカード決済のなかでも「事前決済機能」があれば、顧客も当日に支払いの手間が省けて、店舗側も集金作業の手間を減らせます。顧客宅に訪問するサービスなら、現地ですぐ顧客が現金払いできるように現地決済に対応する予約システムを選ぶことをおすすめします。

月額料金を支払うかたちで運営するスクール・教室は月謝機能が、不定期にイベントを開催する店舗は回数券制の決済機能が搭載されているシステムを選ぶべきでしょう。

どんな他システム・アプリと連携しているか

SNSと連携できれば、自店舗への集客経路を増やせます。 とくにLINE公式アカウントと連携できれば、顧客は気軽にLINEで店舗に質問できるので、店舗は顧客とコミュニケーションがとりやすく信頼関係も築きやすくなり、商品購入やサービス申込にもつなげやすくなります。

Googleカレンダーと連携できれば、予約システムがGoogleカレンダー内の空き状況を自動確認して予約可能な時間を提示してくれます。

自社と似たビジネスジャンルでの導入実績があるか

導入を検討している予約システムが自店舗と似たビジネスジャンルでの導入実績が少ないと、そのシステムが自店舗にとって使いにくい可能性があります。

自店舗と似たビジネスジャンルでの導入実績が多ければ、予約システムがそのビジネスジャンルの特質と相性がよく、システムの運営会社からのサポートも充実していると考えられます。システムの運営会社からのサポートも、自店舗のビジネスジャンルの特質を理解したうえで、適切なアドバイスを提供してくれるでしょう。

予約システムを使うメリット

予約システムを使うことには、以下のようなメリットがあります。

1. 24時間対応可能
2. 顧客データを収集・分析しやすい
3. リアルタイムで予約状況を把握できる
4. 集客の機会損失を抑えられる
5. 予約管理のミスを減らせる

24時間対応可能

予約システムを導入することで、Webサイト上で24時間対応可能となります。

人力で予約対応しようとすると、電話や予約フォームを通して受付を行うこととなります。営業時間内でしか対応できませんし、担当者の負担を増やすことにもなりかねません。

予約システムがあれば、Webサイト上で顧客管理や対応を自動化できます。担当者の負担を増やすことなく、24時間体制での予約対応が可能です。

また、手作業で行っていた業務を自動化できるため、オペレーションコストの削減にもつながります。

顧客データを収集・分析しやすい

予約システムによって、顧客データの収集・分析が容易となります。予約フォームに入力された顧客情報が自動的に蓄積され、データベースとして一元管理できるためです。

収集・分析できる顧客データは、以下のようなものです。

• 年齢、性別
• 利用内容
• 予約理由
• 金額
• リピート率

蓄積された顧客データを活用することで、マーケティング活動やサービス向上につなげられます。

また、顧客データをもとにフォローアップやアップセルもできるため、売上アップにも活かせます。

リアルタイムで予約状況を把握できる

予約システムを導入することで、予約状況をリアルタイムで把握できるのも利点です。予約状況は自動的に更新されるため、データを管理する手間もかかりません。

電話・予約フォームなど複数の方法で対応している場合も、予約状況を一括で管理できます。予約が重複する恐れがなく、正確な予約管理が可能です。

また、予約状況がまとめられることで、チーム内で予約状況を簡単に共有できます。業務のコミュニケーションが容易になり、効率的な運営につながるでしょう。

集客の機会損失を抑えられる

予約システムによって、集客の機会損失を抑えられます。Webサイト上で24時間対応できることで、いつでも予約を受け付けられるためです。

予約システムがなければ全て人力での対応となり、予約を受け付けられるのも営業時間内に限られます。希望時間が満席になっていることで、予約を取りこぼすこともあるでしょう。

予約システムは営業時間外も自動的に受け付けられますし、システムやプランによってはキャンセル待ちの対応も可能です。

これまで取りこぼしていた予約が受け付けやすくなることで、集客の機会損失を抑える効果が期待できます。

予約管理のミスを減らせる

予約管理のミスを減らせるのも、予約システム導入の利点です。予約情報を1箇所にまとめて管理するため予約状況を把握しやすく、ダブルブッキングや確認ミスなどを防げます。

予約システムは顧客自身がWeb上で情報を入力するため、担当者による記入間違いを防げるのもミスを減らせる要因です。

さらに予約システムは、Webだけでなく電話からの予約も一括管理できるため、聞き誤りのリスクも抑えられます。

予約管理のミスを減らす上でも、予約システムの導入は有効です。

予約システム導入のメリットとデメリットとは？選び方のポイントも紹介【2023年最新版】 | システム幹事 現在、予約の受付・管理ができる予約システムは多くの会社で導入されています。今回は予約システムを導入するメリットとデメリットについて紹介します。予約システムの主な...

予約システムを使うデメリット

予約システムには良いことだけではなく、以下のようなデメリットもあるため注意が必要です。

1. 保守やメンテナンスの手間がかかる
2. 設置の工数がかかる

保守やメンテナンスの手間がかかる

予約システムを使う場合、保守やメンテナンスの手間が発生します。顧客の個人情報を扱っているため、定期的な保守・メンテナンスが必要なのです。

保守・メンテナンスを怠りシステムの脆弱性を放置していると、個人情報の流出やデータ消失などのトラブルが発生するかもしれません。

そのようなトラブルを防ぐためにも、脆弱性を改善するアップデートやデータのバックアップといった保守・メンテナンスを定期的に行いましょう。

設置の工数がかかる

予約システムを導入することで、設置の工数が発生します。1から予約システムを作る場合は知識のあるスタッフが必要ですし、外注するなら手続きの手間や外注費用もかかります。

既存の予約システムを導入する場合も各種手続きがありますし、初期費用や月額費用がかかるものも。

無料の予約システム作成ツールも使えますが、さまざまな制限がかかる点に注意が必要です。予約システムは、設置だけでも工数がかかることを認識しておきましょう。

予約システムを導入する方法

予約システムの導入方法を以下の表にまとめました。

予約サイトの有無や自社の環境によって、適した導入方法は異なります。それぞれの特徴を比較し、導入する方法を決めましょう。

システム導入検討時に！自分で予約システムを無料で作れるか確認しよう

無料で導入できる予約システムがあるとはいえ、システム導入にはコストがかかります。なぜなら、それまで店で管理していた予約データをシステムに移行する作業や、導入するシステムの使い方を従業員にレクチャーする必要があるからです。

もし、あなたの店舗の月間平均予約数がGoogleカレンダーやWordPressのプラグイン導入での予約管理のみで事足りる見込みがあるなら、新たにシステムを導入せずに予約管理するほうがコストが少なくて無難です。

Googleカレンダーでの予約管理

予約枠の作成手順＆顧客が予約する流れ

1.Googleカレンダーを開き、予定のない時間枠をクリック

2. [予約枠] をクリックして、タイトルや予約の時間枠数や期間を設定

3.設定し終えたら保存をクリック

すると、予約枠がカレンダーに表示されます。

設けた予約枠に対して顧客に予約してもらう際は、予約ページのURLを顧客に送るか、店舗のサイト上にリンクを表示して予約ページにアクセスできるようにする必要があります。

Googleカレンダーに表示された予約枠をクリックして出現する「このカレンダーの予約ページに移動」をクリックすると、ブラウザの別タブで予約ページが開けます。

注意！予約管理の機能としては不十分

Googleカレンダーの予約管理で取得できる顧客データは、顧客のGoogleアカウントの登録名とメールアドレスのみです。住所や電話番号などの情報は、Googleカレンダーでは取得できません。商品在庫数もGoogleカレンダーでは表示できないのです。

そもそも、Googleカレンダーで予約してもらうには、店舗側が法人用Googleアカウントでないと予約枠機能が使えません。

Googleカレンダーでの予約管理方法の詳細は、下記記事をご参照ください。

ＷordPressのプラグイン導入による予約管理方法

元々ＷordPressで自店舗サイトを構築している場合に限り、ＷordPressのプラグイン導入による予約管理方法は選択肢になりえます。

そもそもプラグインとは、WordPressでの機能拡張ツールのこと。予約管理やサイト流入へのアクセス数分析などさまざまなプラグインがあります。プラグインをインストールして有効化すれば、プラグイン機能をサイトで実装できます。
数あるプラグインの中には、予約システムを作れるものもあります。予約システムを作れるプラグインをインストールして有効化すれば、Webサイト内に予約システムを構築できます。

プラグイン導入の流れ

1.ダッシュボードの下にある「プラグイン」の「新規追加」を選択

2.プラグイン名を検索して「今すぐインストール」をクリック
※今回は『Booking Package』をインストールします。

3.インストールした後は「有効化」ボタンをクリック

これだけで、プラグイン機能がサイト上に反映されます。

注意！専門スキルが必要

顧客が閲覧する予約画面などのカスタマイズをする際は、プログラミングの知識・スキルが必要です。WordPressの操作経験が短くHTML・CSSなどの知識・スキルがないと、プラグインのカスタマイズは難しいです。

しかも、プラグインのなかには個人情報漏洩対策が不十分なものもあります。プラグインの情報漏洩対策が十分か否かを見極めるにも、HTML・CSSなどの専門知識がないとできません。

Webシステム開発によく使われるプログラミング言語とは？知っておきたいフレームワークも解説【2023年最新版】 | システム幹事 Webシステム開発に使用されるプログラミング言語の種類を発注者向けに解説します。どの言語がどんなシステムに向いているのか、最後まで読めば理解できます。

予約システム無料まとめ

本記事では、システム導入前にまずはGoogleカレンダーかWordPressのプラグイン導入にて、自店舗の予約管理が十分か確認する必要があることを説きました。両方の選択肢でも予約管理が不十分な場合には、無料で使えるおすすめ予約システムの導入が選択肢に入り、この記事でおすすめを比較し、選び方のポイントも紹介しました。

記事で紹介した、「おすすめの業種」「おすすめの店舗」にまずは自店舗が該当するか確認し、自店舗が欲しい機能が搭載されているかチェックしましょう。各システムを見比べただけでは選びきれない方は、どんな決済機能が搭載されていて、どんな他システムと連携していて、自社と似たビジネスジャンルで導入実績がどのくらいあるかを確認すると、より選びやすくなります。

※本記事を読んでも、自分では最適な予約システムが選べない、探す時間もない方はシステム幹事にご相談ください。予算や目的から最適なツールを選定させていただきます。相談料などは一切かかりません。

必ずツールを導入する必要はありません。システム開発の情報から最適なツール選びを無料でサポートします。お気軽にご相談ください。

予約システムの料金相場、自社に合うシステムの見つけ方｜チェックシート付き【2023年最新版】 | システム幹事 予約システムの導入を検討している方に、ツール導入、ツールをカスタマイズ、スクラッチ開発の3つの料金相場を解説します。おすすめの予約システムツールや導入前の注意点...

コンサルタントのご紹介 岩田 専任のコンサルタントが、
お客様の予算と目的を丁寧にヒアリング。
最適な会社をピックアップ・ご紹介させていただきます！
初心者の方でも安心してご相談いただけます。

【無料】おすすめの予約システムを紹介してもらう