アプリ開発フレームワーク、iOS・Androidクロスプラットフォームおすすめ8選【2024年最新版】

アプリ開発フレームワーク、iOS・Androidクロスプラットフォームおすすめ8選

効率的にアプリ開発を進めたり、開発コストを抑えるためにもフレームワークは有効。しかし、どんなアプリ開発にどんなフレームワークを採用すればいいのか、迷ってしまう方も少なくないでしょう。

・アプリ開発を効率化するフレームワークとは?
・iOS / Androidアプリ開発におすすめのフレームワークは?
・Webアプリ開発にもフレームワークを活用できる?

そこで本記事では、iOS / Androidクロスプラットフォームアプリ開発、Webアプリ開発、それぞれにおすすめのフレームワークを厳選して紹介!モバイルユーザーをターゲットにしたい企業・店舗担当者の方は必見です。

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目次
  1. 1. アプリ開発を効率化するフレームワークとは
  2. 2. クロスプラットフォームアプリ開発におすすめのフレームワーク3選
    1. 2-1. React Native(iOS / Android)
    2. 2-2. Flutter(iOS / Android / Web / macOS / Windows / Linux)
    3. 2-3. APACHE CORDOVA(iOS / Androidハイブリッド)
    4. 2-4. iOSかAndroidのみの開発ならネイティブアプリの開発環境
  3. 3. Webアプリケーション開発におすすめのフレームワーク5選
    1. 3-1. Angular(TypeScript / フロントエンド)
    2. 3-2. Vue.js(JavaScript / フロントエンド)
    3. 3-3. Laravel(PHP / バックエンド)
    4. 3-4. Django(Python / バックエンド)
    5. 3-5. Ruby on Rails(Ruby / バックエンド)
  4. 4. アプリ開発フレームワークまとめ

アプリ開発を効率化するフレームワークとは

アプリ開発を効率化するフレームワークとは

画像引用:Unity

「フレームワーク」とは、アプリの汎用的な機能が実装された、アプリ開発のベースとなるプログラム「アプリケーション・フレームワーク」のこと。React NativeやFlutter、Unityなどが挙げられます。実際にUnityにて、人気ゲームアプリの『みんなのゴルフ』『ドラゴンクエストウォーク』が開発されています。フレームワークを活用することで、各アプリに共通する機能を実装する必要がなくなるため、アプリ開発の効率化・コスト削減を実現できます。

市場にはアプリのプラットフォームに応じたさまざまなフレームワークが存在しており、ニーズに応じて選択可能。インターネットユーザーの大半がモバイルデバイスを利用している現状から、モバイルユーザーをターゲットにしたアプリ開発に活用できるフレームワークが注目されています。

ただし、iOS・Androidプラットフォーム向けのアプリ開発には「ネイティブアプリ」「ハイブリッドアプリ」「Webアプリ」「PWA(Progressive Web Apps)」という4つの選択肢があります。

アプリの種類

ネイティブアプリ

ハイブリッドアプリ

Webアプリ

PWA

端末へのインストール

App Store /

Google Play経由

App Store /

Google Play経由

不要

Webブラウザ経由

アプリの動作速度

最も高速

改善されているが遅い

遅い

高速

オフラインでの利用

×

×

端末機能へのアクセス

ほぼ全ての機能にアクセス可能

一部制限あり

原則として不可

一部制限あり

クロスプラットフォーム

iOS / Android

それぞれの専用アプリ

対応

対応

対応

それぞれ特徴や開発環境が異なるため、自社の戦略に併せて適切なアプリ / フレームワークを選ぶことが重要です。

ネイティブアプリの詳細やPWA(Progressive Web Apps)の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:ネイティブアプリ開発のメリット!将来性・開発に必要な言語・環境も解説
関連記事:PWA開発(Progressive Web Apps)とは?技術・開発環境・開発のメリット・注意点を解説!

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クロスプラットフォームアプリ開発におすすめのフレームワーク3選

なかでも近年注目の高まっているのが、iOS・Androidアプリをひとつのコードで開発できるクロスプラットフォームアプリ開発、およびクロスプラットフォーム対応のフレームワークです。クロスプラットフォームアプリ開発なら、iOS・Androidそれぞれの開発環境を用意する必要がないのもポイント。ただし、App Storeで登録・公開するiOSアプリは、Xcodeの動作するMacが必須であることには注意が必要です。

React Native(iOS / Android)

React Native(iOS / Android)

画像引用:React Native

メリット

注意点

JavaScriptでクロスプラットフォームの

アプリ開発を実現

OSアップデートのタイミングにフレームワークの

アップデートが間に合わない

Web技術を活用するため

比較的容易にアプリ開発可能

ネイティブ技術者はJavaScriptを

習得する必要がある

ホットリロード機能でコード変更を

確認できるため開発効率を高めやすい

 

「React Native」は、Meta社(旧Facebook)が開発・公開するオープンソースのモバイルアプリ開発向けクロスプラットフォーム・フレームワークです。開発言語であるJavaScriptで書かれたコードは、iOS・AndroidのAPIと直接通信できる仕組みが採用されており、ネイティブアプリと同等のルック&フィールを実現できます。また、カレンダーや位置情報などモバイルアプリ用のライブラリも充実しているため、アプリの機能を拡張しやすい点も魅力です。

「ホットリロード」と呼ばれる、プログラムの修正をリアルタイムでUIに反映する機能も装備。ソースコードを保存した後に再び実行結果を確認する必要がないため、他のJavaやCのように、微調整のたびにコンパイルする手間が省けます。Web技術者でもスムーズにアプリ開発できる使いやすいフレームワークです。

■React Nativeで開発された主なアプリ

  • NAVITIME
  • Instagram
  • Shopify

ただし、ReactNativeは頻繁に大規模なアップデートをしています。ネイティブアプリのように自動でアップデートに対応してくれるわけではないため、アップデートの度にアプリの動作確認やコード修正をする必要があります

また、エラーが発生した際にJavaScriptのコードに問題があるのか、ReactNativeのレイヤーで不具合が起こっているのか切り分けなければいけません。そのため、インフラや社内システムなどダウンタイムが長引くと影響が大きいシステムへの導入には不向きといえます。

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Flutter(iOS / Android / Web / macOS / Windows / Linux)

Flutter

画像引用:Flutter

メリット

注意点

ひとつのコードベースで

マルチプラットフォームアプリを開発可能

比較的新しいフレームワークであるため、

開発したアプリの動作が不安定になる場合がある

ARM / Intelチップのネイティブコードに

コンパイルされるため動作が高速

Dartを習得する必要がある

ホットリロード機能を利用できる

 


「Flutter」は、Google社が開発・公開する、オープンソースのマルチプラットフォームアプリ開発向けフレームワークです。Googleが開発したプログラミング言語「Dart」のソースコードを書くだけで、iOS・Android・Web・macOS・Windows・Linuxアプリを開発できます。多様なOS上で動くアプリを同じコードで修正できます。そのため、仕様変更の際に迅速に対応できるのも大きなメリットです。

開発を支援する各種ツールが充実しており、ウィジェットベースのデザインツールで美しいUIを素早く作成可能で、マテリアルデザインに沿ってUIを設計できます。マテリアルデザインとはGoogleが提唱しているデザインシステムのこと。直感的に操作できることを理想に掲げているため、Flutterにも操作性に優れたUIを設計できるライブラリが充実しています。

■Flutterで開発された主なアプリ

  • Alibaba
  • eBay
  • じゃらん
  • Green(IT求人メディア)
  • Kubota Dignostics(故障診断アプリ)

ただし、開発するアプリによっては、FlutterでOS独自の機能を利用できなくなるケースがあります。その場合は個々のOSに対応した言語でコーディングしなければいけません。

またFlutterは、海外で人気が高まっているフレームワークですが、日本では扱えるエンジニアは少ないのが現状。Flutterの対応言語がDartといわれるGoogleが開発した独自言語で、日本ではあまり浸透していません。そのためエンジニアを確保しにくいのがデメリット。しかし、Flutterの利用者人口が増えているため、エンジニア不足のデメリットは解消されつつあります。

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APACHE CORDOVA(iOS / Androidハイブリッド)

APACHE CORDOVA

画像引用:APACHE CORDOVA

メリット

注意点

HTML・CSS・JavaScriptなどの

Web技術でアプリを開発できる

ハイブリッドアプリのため一部の

デバイス機能にアクセスできない

開発を容易にする豊富なプラグインを利用可能

ネイティブアプリより動作が遅い


「APACHE CORDOVA」は、PhoneGapとして開発され、現在ではAPACHE財団によって管理・開発されているオープンソースのモバイルアプリ開発フレームワークです。デバイスに搭載される「WebView」を活用してネイティブAPIを呼び出す、iOS・Androidハイブリッドアプリを開発可能。HTML・CSS・JavaScriptなどのWeb技術を応用するため、一般のWebアプリ開発感覚で利用できるのが特徴です。

iPhone端末のカメラ・センサーなどの制御を可能にする多彩なプラグインが用意されており、加速度計・カメラ・コンパスなどの端末機能を利用するモバイルアプリを作成できます。

■APACHE CORDOVAで開発された主なアプリ

  • Diesel(時計ブランド)
  • MarketWatch(財務情報、ビジネスニュース、株式市場データの提供会社)

ただし、DOMが大きくなるほど動作が遅くなります。また、プラグインを独自で制作する際は専門知識が必要です。

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iOSかAndroidのみの開発ならネイティブアプリの開発環境

Android Studio

画像引用:Android Studio

マーケティング戦略上、iOSもしくはAndroidアプリのみ開発するという選択肢もあるでしょう。その場合は、もっともユーザーエクスペリエンスを獲得しやすいネイティブアプリ開発がおすすめ。たとえばAndroidアプリの場合は、ライブラリを含む各種ツールの用意された統合開発環境「Android Studio」を利用し、Kotlin / Javaで開発するのが一般的です。

Android Studioとは、Googleが公式ツールとして提供するAndroidアプリ開発用の「統合開発環境」。Androidアプリをプログラミング・開発するために必要な機能がパッケージングされており、Android TVアプリやAndroid Autoアプリの開発も可能です。LinuxやChrome OSでも動作するため、環境を選ばずAndroidアプリを開発できるツールとして、世界中の開発者から活用されています。

強力なコードエディタ(プログラムコードを記述する編集画面)、各種開発ツール、アプリ構築ツール「Gradie」などが統合されたAndroid Studioは、開発者向けのWebサイト「Android Developers」から無償でダウンロード可能。事実上、Androidアプリを開発するために必須のツールだといえるでしょう。Androidアプリ開発の生産性を高める機能(コードの補完機能など)があらかじめ備わっているので、経験が少ないエンジニアでも使いやすいです。

Androidアプリ開発の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:Androidアプリ開発に必要な環境・言語・手順を解説!プログラミングのスキルは必要?

Android同様、iOSアプリ向けにも「Xcode」という統合開発環境(IDE)が用意されています。

「Xcode」という統合開発環境

画像引用:Xcode

Xcodeなら、iOS以外にもiPadOS / WatchOS / tvOS / macOSアプリも開発可能。「SwiftUI」というUIフレームワークも用意され、直感的な操作でAppleアプリのインターフェースを開発できます。

Xcodeは、Appleが提供するiPhone・iOSアプリ開発に必須のIDE(統合開発環境)です。iOS / macOS / iPad OS / tv OSのインターフェースを簡単に作成できる「SwiftUI」、強力なコードエディタ、作成したアプリをエミュータで確認できる「TestFlight」などが完全に統合されています。iPhone・iOSアプリ開発からビルド、App Store公開までをシームレスに実行できます。

Xcodeには、アプリ操作画面、ボタンの配置、画面の遷移の動きなどをドラッグ&ドロップだけで簡単に操作できる「ストーリーボード」という機能があります。そのため、初心者でも開発作業がしやすいです。

iPhone・iOSアプリ開発の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:iPhone・iOSアプリ開発の基本|アプリの種類・開発方法・言語・環境・手順や学習のヒントを解説!

Macを活用したアプリ開発の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:アプリ開発にはMacがおすすめ|iOS・macOSアプリ開発だけではないMacの実力を解説

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Webアプリケーション開発におすすめのフレームワーク5選

PCユーザーを含めた幅広いターゲットにリーチできるWebアプリは、モバイルユーザー向けのアプローチとしても有効な選択肢です。コンテンツマーケティングによる、オーガニック検索からの流入が見込めるうえ、簡単にPWAを実装してモバイルユーザーを取り込むことも可能だからです。以下から、Webアプリ開発におすすめのフレームワークを紹介していきましょう。

Angular(TypeScript / フロントエンド)

Angular(TypeScript / フロントエンド)

画像引用:Angular

メリット

注意点

双方向データバインディング機能を持つため、

ソースコードの記述量を減らせる

多機能フレームワークのため

学習コストは高め

高速表示を可能とするコンパイラ

頻繁にバージョンアップ

されるため対応が難しい

複雑なHTMLをパーツ化して

再利用できるコンポーネント機能

 

「Angular」は、Googleがコミュニティとともに開発してオープンソースとして公開しているWebアプリのフロントエンド開発向けフレームワーク。GoogleはもともとJavaScriptベースの「AngularJS」を開発・公開していましたが、機能面での問題を解決するためTypeScriptベースの「Angular」へと刷新。表示速度が高速なコンパイラが搭載され、注目の高まりつつあるSPA(シングルページアプリケーション)開発に最適です。Webアプリ開発向けとして開発された「Angular.JS」の問題点を解決し、JavaScriptを拡張した「TypeScript」を標準言語とするのが特徴です。

基本的にはWebアプリのフロントエンド開発向けとされているものの、データベース連携を含む多彩な機能を利用可能。シングルページアプリケーションの開発に向いていることから、Reactと並んで採用されることの多いフレームワークです。

■Angularで開発された主なアプリ

  • McDonald’s
  • Forbes(アメリカの経済雑誌)
  • MasterCard

ただし、Angularは他のフレームワークと比べて頻繁にバージョンアップが行われます。そのため、バージョンアップによって、これまで使えた機能が使えなくなることもあります。すでにAngularで開発したアプリも、バージョンアップによって修正・調性などしなくてはならなくなることに注意しましょう。

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Vue.js(JavaScript / フロントエンド)

Vue.js

画像引用:Vue.js

メリット

注意点

シンプルな設計のため気軽に利用できる

英語での情報が少ない

他のライブラリと組み合わせて

使えるなど拡張性・柔軟性が高い

モバイルアプリ向けとしての

機能があまり充実していない

HTMLとJavaScriptの関連付けを

自動化できる(DOM自動化)

 


「Vue.js」は、Googleに在籍していたことのあるエヴァン・ヨー氏が開発したオープンソースのJavaScriptフレームワークです。Angularを利用していた同氏が「より効率的で簡単にアプリ開発」できるよう、シンプルかつ柔軟性の高さを目指して開発されているのが特徴。また、DOMの自動化を含め、Webアプリのフロントエンド、モバイルアプリ、デスクトップアプリ開発を効率化する機能が搭載されています。

また、コンポーネントのようなアプリの小さいインタラクティブなコードは、既存のアプリケーションに簡単に統合できます。
その際にVue.jsを使用しても、既存のインフラへの悪影響がありません。この特徴により、既存のテンプレートに複数のリアクティブなコンポーネントを追加できる優れたツールになっています。

■Vue.jsで開発された主なアプリ

  • ZOZO
  • DMM

ただし、Vue.jsは比較的新しいフレームワークで、非英語圏のユーザー・開発者が多いです。中国語で書かれたコードやチュートリアルしかないこともあります。そのため、プラグインでも英語での説明がないこともあるため、コミュニティで綿密に情報を集める必要があります。

またVue.jsは、この数年で発展したフレームワークのため、対応できるプラグインの数が他のフレームワークと比較して少ないです。ただし、今後このフレームワークの発展の最中に対応できるプラグインは増えていくことでしょう。

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Laravel(PHP / バックエンド)

Laravel(PHP / バックエンド)

画像引用:Laravel

メリット

注意点

多機能なフルスタックフレームワーク

処理速度は速くない

Artisanを利用した開発の効率化が可能

ソースコードが複雑化しやすい

バリデーション(入力値チェック)を自動化できる

 

「Laravel」は、2011年に公開されたオープンソースのPHPアプリケーション・フレームワークです。PHPを利用したWebアプリ向けフレームワークとして世界的な人気を誇り、フルスタックフレームワークとしての多機能性と学習のしやすさを兼ね備えているのが特徴。使い勝手の良さ、幅広いWebアプリケーション開発に活用できる汎用性の高さゆえ、人気です。コンソールから「Artisan」コマンドを利用することにより、開発を効率化することも可能です。

■Laravelで開発された主なアプリ

  • BBC(イギリス放送協会)
  • EC-Orange

ただし、Angularなどのほかのフレームワークよりも処理速度が遅いです。これは、Laravelのメリットである「幅広いWebアプリケーション開発に活用できる汎用性の高さ」などが裏面に出てコードが複雑になることで、結果的に処理に時間がかかることが原因の一つです。そのため、スループット検証は必ず行いましょう。

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Django(Python / バックエンド)

Django(Python / バックエンド)

画像引用:Django

メリット

注意点

高速なフルスタックフレームワーク

Pythonを含む学習コストが高め

安全の高いセキュリティ

日本語の情報が少なめ

拡張性が高くメンテナンスしやすい

 

「Django」は、2005年に初版が公開されたオープンソースのPython向けWebアプリケーション・フレームワークです。分散型キャッシュシステム「memcashed」を備えた高速かつフルスタックのフレームワークであることが特徴。パスワードのハッシュ化、セッションデータをデータベースに保存するなど、セキュリティに強い設計となっているため、高品質で複雑なWebアプリを開発するのに最適のフレームワークです。

AIや機械学習のイメージが強いPythonが、Webシステム開発でも採用されるようになったのはDjangoの存在があるから。Pythonの特徴を活かした記述量の少ないプログラム開発が可能であり、シンプルなWebシステムなら数分で開発できてしまう場合もあるほどです。

■Djangoで開発された主なアプリ

  • Instagram
  • Pinterest

ただし、さまざまな機能が用意されていることもあり、Djangoを使いこなせるようになるにはかなりの時間を要することに注意が必要です。

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Ruby on Rails(Ruby / バックエンド)

Ruby on Rails(Ruby / バックエンド)

画像引用:Ruby on Rails

メリット

注意点

ソースコードの記述量を減らせる

実行速度は速くない

複雑なアプリ開発にも対応できる

柔軟性は高くない

ORMライブラリによる開発の自動化

 

「Ruby on Rails」は、2004年に初版が公開されたオープンソースのRuby向けWebアプリケーション・フレームワークです。多くのフレームワークと同様、MVCアーキテクチャが採用されており、「同じことを繰り返さない」「設定より規約」という理念を持つフルスタック・フレームワークであることが特徴。ORMライブラリによる開発の自動化を可能としており、他のフレームワークよりも少ないコードでアプリ開発できるよう考慮されています。

■Ruby on Railsで開発された主なアプリ

  • Airbnb
  • Crowd Works

ただし、Ruby on Railsはサーバーへの負荷が大きいと言われています。開発はスムーズに行えますが、完成形のWebアプリケーションは動作が遅い傾向です。大規模サービスや速度を重視するサービスの開発時は、サーバーのリソース確保を行いましょう。

Webアプリの仕組みついてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:Webシステムの仕組みをわかりやすく解説!大規模Webシステムで採用されるWeb3層構造とは?

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アプリ開発フレームワークまとめ

フレームワークを活用して効率的にアプリを開発したい、アプリ開発コストを抑えたいと考える企業担当者の方に向け、本記事では、iOS / Androidクロスプラットフォームアプリ開発、Webアプリ開発、それぞれにおすすめのフレームワークを厳選して紹介してきました。

どのようなアプリを開発するか?どのプログラミング言語を採用するか?によって、適切なアプリケーション・フレームワークは大きく異なります。選定を誤ってプロジェクトを失敗させないためにも、実績豊富なアプリ開発会社に相談してみるのがおすすめです。

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Q. アプリ開発におけるフレームワークとは何ですか?

アプリの汎用的な機能が実装された、アプリ開発のベースとなるプログラム「アプリケーション・フレームワーク」のことです。