- 更新日 2024.01.10
- カテゴリー ECサイト開発
Shopify構築で利用できるIT導入補助金とは?【2024年最新版】
画像引用:Shopify
Shopify構築に補助金を利用することで、導入コストを抑えたい人も多いでしょう。そのような人の中には、以下のような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
- 補助金が利用できるかわからない
- 補助金の概要や導入手順がわからない
- 補助金を利用できる事業者をどう選ぶべきかわからない
本記事では、 Shopify構築で利用できる補助金である、IT導入補助金2022の概要、申請の手順、IT導入支援事業者の選定のポイント、おすすめのIT導入支援事業者について解説します。Shopify構築に補助金を利用したい方はぜひ参考にしてください。
Shopify構築に補助金を利用できる企業をどう探せばよいか迷っている方は、システム幹事にご相談ください。会社の状態や予算に合わせ、適切な会社を専任のアドバイザーがご提案いたします。
相談料は一切かかりませんので、お気軽にご相談ください。
IT導入補助金2022とは
IT導入補助金とは、IT基盤を整えることを目的とし、新型コロナウイルス感染症の影響を受けつつも、生産性向上に取り組む中小企業・小規模事業者等を対象として、支援をする補助金です。
インボイス制度への対応や、企業間取引のデジタル化の推進なども目的としています。
まずはIT導入補助金2022が自社で利用できるのかどうか、確認しておくことが大切です。
ここでは、IT導入補助金2022年の対象者や利用できる枠、申請に必要なもの、申請のスケジュールについて解説します。
補助の対象者
IT導入補助金の対象者は中小企業や小規模事業者が主な対象ですが、具体的な要件は、業種や組織形態で変わります。
製造業やサービス業などの一般企業の場合、資本金の額または出資の総額と従業員数が一定基準以下の場合に利用できます。
例えば、製造業、建設業、運輸業の場合であれば、「資本金の額か出資の総額が3億円以下の会社、または従業員の数が300人以下の会社」が対象です。
上記に当てはまらない方や、詳細を確認したい方は以下資料の「2-2-1 申請の対象となる事業者及び申請の要件(p8)」のページをご覧ください。
IT導入補助金2022 公募要領
利用できる枠
IT導入補助金2022では、通常枠(A・B類型)セキュリティ対策推進枠・デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)に分けられています。Shopifyを構築する場合はデジタル化基盤導入枠で利用可能です。
利用できる枠は以下の通りです。
デジタル化基盤導入類型の場合、PCなどの機器が必要な場合、上記とは別で、ハードウェア購入費用として補助率1/2以内、補助上限額10万円まで補助されます。
申請のスケジュール
2022年11月27日以降の申請スケジュールは以下の通りです。
締切日 |
交付決定日 |
事業実施期間 |
事業実績 報告期限 |
|
16次締切分 |
11月28日(月) 17:00(予定) |
2023年1月18日(水) (予定) |
交付決定~ 2023年 6月30日(金)17:00 |
2023年 6月30日(金) 17:00 |
17次締切分 |
12月22日(木) 17:00(予定) |
2023年2月7日(火) (予定) |
交付決定~ 2023年 6月30日(金)17:00 |
2023年 6月30日(金) 17:00 |
18次締切分 |
2023年1月19日(木) 17:00(予定) |
2023年3月3日(金) (予定) |
交付決定~ 2023年 6月30日(金)17:00 |
2023年 6月30日(金) 17:00 |
19次締切分 (最終締め切り) |
2023年2月16日(木) 17:00(予定) |
2023年3月23日(木) (予定) |
交付決定~ 2023年 6月30日(金)17:00 |
2023年 6月30日(金) 17:00 |
上記以降の最新のスケジュールは以下のサイトより確認できます。
公募締切の期間は1ヶ月に1回と短く、スピーディな対応が求められます。補助金の導入をご検討であれば、書類の手配や見積もりなど、早めに行動しましょう。
申請に必要なもの
申請に必要なものは、法人と個人事業主で異なります。まずは法人と個人事業主両方で必要になるものを紹介します。
gBizIDプライムアカウントは、行政サービスを利用するためのアカウントで必要となるIDです。gBizIDは以下のサイトから取得できます。
SECURITY ACTIONとは、独立行政法人情報処理推進機構が実施している制度で、中小企業や小規模事業者が情報セキュリティに対して取り組むことを宣言する制度です。SECURITY ACTIONの申込みURLは以下から行えます。
詳細は以下の交付申請の手引きのp10、21をご覧ください。
法人と個人事業主で必要となるものは以下の画像の通りです。
画像引用:IT導入補助金2022 交付申請の手引き
Shopify構築でIT導入補助金2022を申請する手順
IT導入補助金2022の申請は、事前に手続きの流れを知っておくことで、スムーズに申請できます。
- IT導入支援事業者の選定
- 交付申請
- ECサイト構築
- 事業実績報告
- 事業実施効果報告
ここでは、どのような手順で進めるべきか、手順を解説します。
1.IT導入支援事業者の選定
Shopify構築でIT導入補助金2022を利用するためには、Shopify構築で補助金申請が可能な、IT導入支援事業者を選定する必要があります。
IT導入支援事業者の認定を受けていない開発会社では補助金の申請ができません。IT導入支援事業者を選定する際のポイントは複数あるため、後の見出しで解説します。
2.交付申請
IT導入支援事業者を決めたら、IT導入支援事業者とともに交付申請の手続きを行います。
具体的な手順は以下の通りです。
画像引用:IT導入補助金2022 交付申請の手引き
手続きを行うためには、まずIT導入支援事業者から、申請ページへの招待をもらう必要があります。IT導入支援事業者と会社とそれぞれでやることがあるため、並走しながら、手続きを進めていきましょう。
3.ECサイト構築
IT導入補助金2022の交付が決定した後に、IT導入支援事業者と契約し、IT導入支援事業者にECサイトを構築してもらいます。
交付決定の前に発注や契約、支払いをしてしまうと、補助金を利用できなくなるため、注意が必要です。また、交付決定から実績報告期間の締め切り前にECサイトを完成させる必要があります。
4.事業実績報告
画像引用:IT導入補助金2022 事業実施・実績報告の手引き
ShopifyでのECサイト構築が完成した後には、IT導入補助金2022の事務局に対して申告を行います。実績報告時には、事業実施に関わる書類の提出が必要です。
必要書類は以下のものがあります。
- 請求に係る書類
- 支払いに関わる書類
- 補助金の交付を受ける口座情報
- ITツールの利用を証する資料
なお、それぞれの書類についての詳細な条件については、「交付申請の手引き」p89をご覧ください。
申請後に、IT導入補助金2022事務局による確定検査が行われ、補助金額の確定が行われます。
なお、検査時に不備や確認事項がある場合には、IT導入支援事業者に連絡が入るので、内容に合わせ修正対応する必要があります。
事業実績報告が完了したら、補助金額が確定するため、会社が補助金の交付申請を行った後に、補助金が交付されます。
5.事業実施効果報告
IT導入補助金2022は申請して完了ではなく、完了後の事業実施効果報告を実施する必要があります。事業実施効果報告では、インボイス制度への対応状況と、ECサイトを継続的に活用していることを報告します。
IT導入支援事業者を選ぶポイント
Shopify構築の際には、適切なIT導入支援事業者を選ばなければ、IT導入補助金2022が利用できなくなる恐れがあるため、会社の目的に合わせた事業者選びが大切です。
ここでは、どのような点に注意して選ぶべきなのか、解説します。
Shopifyに関するIT導入支援事業者の認可を受けているか
Shopify構築でIT導入補助金2022を利用するためには、Shopify構築に対応したIT導入支援事業者を選ぶ必要があります。IT導入支援事業者であっても、 Shopifyの構築に関する認可を受けていない業者の場合、Shopify構築ではIT導入補助金2022の申請はできません。
IT導入支援事業者のリストは調べられますが、どのサービスで認可を受けているのかは各事業者のホームページなどで確認する必要があります。
Shopifyの公認かどうか
Shopifyの構築は、Shopify公認の「Shopify Experts」を受けている業者であれば、信頼して依頼できます。
Shopifyの構築についての制作実績も豊富な傾向にあり、Shopify構築について、高度な技術も導入しやすく、やりとりがスムーズに進む傾向があります。
Shopifyについてどのような制作実績があるか確認し、見積もりや相談の際には、過去の実績の「どこにこだわったのか」「成功した要因は何か」について確認しておくと、実力も確かめられるでしょう。
予算内での構築が可能か
IT導入補助金2022を導入する場合、補助金の上限があるため、予算の範囲内での構築が可能かどうか確認しておきましょう。
ECサイトのみの場合、IT導入補助金2022の上限は50万円以下のため、予算の範囲内で構築できるか確認しましょう。Shopifyは基本機能のみでつくれば50万円以内で抑えることも可能ですが、オリジナルデザインを導入する場合や、大規模なECサイトの場合には、予算が高額になるため、注意が必要です。
Shopify構築ができるIT導入支援事業者おすすめ
IT導入補助金2022を利用しShopifyの構築をするには、IT導入支援事業者でかつShopifyの構築が対象となっている開発会社であることが必要不可欠です。しかし、Shopifyが対象になっているかどうかはリスト化されておらず、会社ごとに調べる必要があります。
- フィッシュリップル株式会社
- 株式会社飛躍
- 株式会社 GO RIDE
- 株式会社ディーメイク
本記事では、Shopify構築でIT導入補助金2022が利用でき、かつ実績がある会社をピックアップして紹介します。
フィッシュリップル株式会社
フィッシュリップル株式会社は、コンサルティングや、ECサイトをはじめとしたWeb制作を行う会社です。補助金を活用することで、Shopifyを利用したECサイト構築を実質15万円台で作成できるサービスを提供しています。
ECサイト制作においては、サイト制作だけではなく、マーケティング支援も行っています。あるアパレルブランドでは、ECサイトの販売強化により、1年目より設定した売上目標を達成させた実績もあります。
Shopify構築をコストをかけずに作成したい方、マーケティングまで依頼したい方におすすめです。
会社名 |
フィッシュリップル株式会社 |
TEL |
050-5471-2057 |
会社所在地 |
〒150-0013 東京都 渋谷区 恵比寿 1丁目19-19 恵比寿ビジネスタワー10階 ビジネスエアポート恵比寿内 |
設立年 |
2017年5月 |
制作実績 |
https://fishripple.jp/works/ |
株式会社飛躍
株式会社飛躍は、ECサイトに関するコンサルティングから、構築、運用サポートまでECに関するサービスを総括して提供している会社です。Shopify Expertの認定を受けており、越境ECや、DtoC型EC、オムニチャネル型ECにも対応しています。
越境ECだけでも100を超える制作実績があり、Shopifyテンプレートを活用したスピーディなサイト構築にも対応可能です。
Shopifyの構築から運用まで幅広いサポートを受けたい事業者におすすめできます。
会社名 |
株式会社飛躍 |
TEL |
03-6721-1285 |
会社所在地 |
〒106-0032 東京都港区六本木7-18-8 第Ⅲ大栄ビル8F |
設立年 |
2017年9月 |
制作実績 |
要問い合わせ |
株式会社GO RIDE
株式会社GO RIDEは、Shopify公認エキスパート「Shopify Plus Partner」であり、Google広告の正規広告代理店「Google Partner」としてEC事業を支援している会社です。アメリカのLAにも事業所があり、北米を中心にしたECサイト構築に強みがあります。
株式会社GO RIDEでは、ECサイト制作、WEBサイト制作、デジタルマーケティング、アプリ開発を事業として行っています。そのため、ECサイトだけではなく、マーケティングやSNS、広告運用まで依頼できることが特徴です。
会社名 |
株式会社 GO RIDE |
TEL |
050-3188-6793 |
会社所在地 |
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい3-7-1 |
設立年 |
2015年 |
制作実績 |
https://goriderep.com/collections/works |
株式会社ディーメイク
株式会社ディーメイクは、システム開発からWeb制作、デザイン制作を行っている会社です。 Shopify構築においては、ITツール導入支援事業に加え、デザイナーによるshopify導入支援・店舗デザイン・エンジニアたちによる開発サポートも行います。
デザインに関して強みがあり、ECサイト構築から運用までまとめて依頼可能です。Shopifyを利用した独自のシステムの開発にも対応しています。
会社名 |
株式会社ディーメイク |
TEL |
050-3131-1082 |
会社所在地 |
〒272-0824 千葉県市川市菅野2-13-15 |
設立年 |
2015年7月 |
制作実績 |
https://www.d-make.co.jp/portfolio/ |
Shopify構築で利用できるIT導入補助金について解説しました
本記事ではShopifyの構築の際に利用できる補助金である、IT導入補助金2022の概要、申請手順、IT導入支援事業者を選ぶポイントやおすすめのIT導入支援事業者について解説しました。
Shopifyの構築でIT導入補助金2022を利用するためには、IT導入支援事業者でかつ、Shopifyの構築が対象となっている企業を選ぶ必要があります。
コンサルタントのご紹介
岩田
専任のコンサルタントが、
お客様の予算と目的を丁寧にヒアリング。
最適な会社をピックアップ・ご紹介させていただきます!
初心者の方でも安心してご相談いただけます。
IT導入補助金2022を利用してShopifyを構築する際に、どのような制作会社に依頼すればよいかわからない場合には、システム幹事にお任せください。専門のコンサルタントが、予算や納期、ECサイトの規模に合わせて要望に合ったIT導入支援事業者を個別でご提案いたします。
Q. Shopify構築の際にIT導入支援事業者を選ぶポイントは?
Shopify構築の際にIT導入支援事業者を選ぶポイントとして「Shopifyに関するIT導入支援事業者の認可を受けているか」「Shopifyの公認かどうか」等が挙げられます。詳しい内容は記事内で紹介していますので、ぜひご覧ください。
この記事を書いた人