フリマアプリの開発費用相場|フリマアプリの基本や開発に失敗しないヒントも紹介!

フリマアプリの開発費用相場|フリマアプリの基本や開発に失敗しないヒントも紹介!

注目の高まるフリマアプリを利用して新たなビジネスを展開したい。しかし、フリマアプリの開発費用はどのくらいなのか?

そんな企業担当者の方に向け、知っておきたい基本やフリマアプリの開発費用相場、開発に失敗しないためのヒントを紹介していきます。

なお、フリマアプリに強い開発会社の探し方・選び方がわからない!という方はシステム幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です

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目次
  1. 1. フリマアプリの開発費用相場
  2. 2. 知っておきたいフリマアプリ開発の基礎知識
    1. 2-1. スクラッチ開発が基本
    2. 2-2. ウォーターフォール型開発が主流
    3. 2-3. フリマアプリの開発費用が決まる仕組み
    4. 2-4. フリマアプリに必要な機能
  3. 3. 開発前に考慮しておきたいフリマアプリのビジネスモデル
  4. 4. フリマアプリ開発に失敗しないためのヒント
    1. 4-1. コンセプトの有効性
    2. 4-2. MVPで市場の反応を確認
    3. 4-3. アジャイルの手法でフリマアプリをグロース
  5. 5. 【まとめ】フリマアプリの開発費用相場や失敗しないヒントを紹介しました

フリマアプリの開発費用相場

ひとことにフリマアプリといっても、実装される機能やシステム規模はサービスによって多種多様。たとえば、出品・登録・検索機能、価格交渉・決済機能に絞った最小限のサービスもあれば、サービス内にECサイトの仕組みを作れるメルカリのようなサービスもあります。

規模の小さなフリマアプリであれば、安価なホスティングサービスの利用も可能ですが、大量のトラフィックを処理する大規模システムではそうもいきません。当然、多機能かつシステム規模の大きなフリマアプリほど開発費用は高額です。

フリマアプリ開発費用の相場感が非常に幅広くなってしまいまうのはこのため。たとえば、小規模フリマアプリの開発費用はおおよそ300万円〜800万円程度、大規模フリマアプリの開発費用はおおよそ900万円〜1,500万円以上が目安です。

 

フリマアプリ開発費用の目安

小規模フリマアプリ

300万円〜800万円

大規模フリマアプリ

900万円〜1,500万円

もちろん、メルカリのような大手フリマアプリの開発費用はもっと高額です。開発費用が1億円を超えるのはもちろん、機能追加を含む年間の運用 / 保守 / 開発費用が1億円を超えることも珍しくありません。

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知っておきたいフリマアプリ開発の基礎知識

知っておきたいフリマアプリ開発の基礎知識

そもそもフリマアプリとは、出品者と購入者間の個人売買プラットフォームを提供するアプリのこと。フリーマーケットアプリの略称であり、現実のフリーマーケットのように中古品 / 不用品や、自作の商品をメインに取り扱うことが特徴です。

こうした特徴を持つフリマアプリの開発費用相場はなぜ幅広いのか?それを理解するためにも、フリマアプリ開発の基礎知識を簡単に解説しておきましょう。

スクラッチ開発が基本

フリマアプリ開発の基本は、ゼロからオリジナルのシステムを作る「スクラッチ開発」です。ECサイト / コミュニティサイトなどに近い一面を持つフリマアプリではありますが、それぞれにはない機能も実装しなければなりません。このため、既存のパッケージやオープンソースを活用するよりも、スクラッチで開発した方が適切なアプリを作れるのです。

社内にアプリ開発のできるITチームがなければ、外部アプリ開発会社へアウトソーシングすることになるでしょう。

スクラッチ開発の基本やメリットについては以下の記事もあわせてご覧ください。
関連記事:スクラッチ開発とは?メリット・デメリット、パッケージ開発との違い

ウォーターフォール型開発が主流

フリマアプリに限ったことではありませんが、日本で主流の開発手法は「ウォーターフォール型」です。ウォーターフォール型開発とは、水が上流から下流に流れるように、各開発工程を順序立てて進めていくアプリ開発手法のこと。1つの工程を完了させてから次の工程に移ることが基本。原則として工程の手戻りは想定されていません。

ウォーターフォールの開発工程

概要

企画 / 要求定義

どのようなフリマアプリを開発するのか企画し、

実装すべき必要な機能や条件を定義する

要件定義

要求定義をもとに、技術面から実現する必要な機能 / 条件を定義する

基本設計 / 詳細設計

要件定義をもとにユーザーの目にする画面や、

機能を実現するための内部構造を設計する

開発

詳細設計図をもとに開発作業(プログラミング)を進める

テスト

開発されたプログラムが正常に動作するかテストする。

体 / 結合 / システムテストを段階的に実施

リリース

クライアントの受け入れテストを経てアプリリリース

ウォーターフォール型システム開発については以下の記事もあわせてご覧ください。
関連記事:ウォーターフォール開発とは?開発工程・メリット・向いているプロジェクトも解説

フリマアプリの開発費用が決まる仕組み

フリマアプリの開発費用は、実装する機能 / システム規模に応じた「人件費」「開発工数 / 期間」でおおよそが決まります。たとえば、ユーザー情報管理機能を実装するために必要な工数 / 期間を見積もり、アサインするエンジニアの人件費を掛ければ機能単体の費用を算出可能。これを積み上げていったものがフリマアプリ開発費用です。

つまり、実装する機能が増えれば増えるほどフリマアプリの開発費用は膨れ上がります。大規模フリマアプリになれば、強固なインフラ環境が必要になるだけでなく、アプリ自体も大量のトラフィックを処理できるよう慎重な設計 / 開発が必要です。

フリマアプリに必要な機能

それでは、フリマアプリにはどのような機能を実装すべきなのか?出品者 / 購入者それぞれに必要な主な機能を紹介しておきましょう。

出品者機能

概要

購入者機能

概要

画像登録

商品画像をアップロード / 登録

検索機能

商品のキーワード検索など

商品情報登録

商品の説明文や価格

決済機能

アプリ上で決済する機能

タグ付け

商品ジャンルなど

お気に入り

気になる商品を登録する

   

評価機能

出品者の対応を評価

   

フォロー機能

お気に入りの出品者を登録

このほかにも、出品者 / 購入者に共通する必要な機能として「ユーザー登録」「ログイン / ログアウト」「チャット機能」「通知機能」なども挙げられます。

フリマアプリ開発の基本については以下の記事もあわせてご覧ください。
関連記事:フリマアプリ開発の流れ・手順・おすすめの開発会社4選

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開発前に考慮しておきたいフリマアプリのビジネスモデル

メルカリの成長 / 成功に象徴されるように、フリマアプリへの注目は高まりつつあります。「中古買取よりも高く売れる」「新品よりも安く買える」「スマートフォンで気軽に取引できる」など、現代のニーズにマッチしているのがその理由です。市場へ新たに参入する企業も少なくありません。

しかし、63%ともいわれるメルカリのシェアを考えれば、ある程度の需要が見込まれるという理由で「メルカリのようなフリマアプリを開発」しても成功は望めません。「フリマアプリが注目されているから開発する」のではなく、CtoCという特徴を念頭に「参入価値のあるビジネスモデルを確立」してから開発を検討するのがおすすめです。

フリマアプリ開発に失敗しないためのヒント

フリマアプリ開発に失敗しないためのヒント

本記事冒頭でも紹介したように、スクラッチ開発が主流のフリマアプリ開発費用は高額です。プロジェクトが失敗してしまった場合の損害は軽くはありません。それでは、市場に受け入れられないという、フリマアプリ開発の失敗を避けるにはどうすべきか?ヒントとなるポイントをいくつか紹介していきます。

コンセプトの有効性

マーケットリサーチを実施し、開発するフリマアプリのコンセプトが有効なのか、確認しましょう。なぜなら、市場に参入する価値のあるビジネスモデルであっても、本当に受け入れられるかどうかはわからないからです。少しでもリスクを低減させるためにも、事前のマーケットリサーチは有効です。

ここでいうマーケットリサーチには、競合他社の存在 / 現状を把握することも含まれます。自社のコンセプトに似た競合はあるか?あるなら市場に受け入れられているのか?方向性を定めるヒントも得られるでしょう。

MVPで市場の反応を確認

マーケットリサーチも必要かもしれないが、アイデアを素早く形にして市場の反応を見たいというニーズがあれば、MVPを応用してフリマアプリを開発する方法もあります。MVPとは、Minimum Viable Productの略称のこと。「利益を生み出せる最小限のプロダクト」という意味です。

そもそも、MVPは「仮説を立てたビジネスモデルが市場に受け入れられるのかを検証する」ことが目的。必ずしもアプリ / システムを開発することではありませんが、ITプロダクトとの相性は抜群です。ただし、MVPは最小限の機能を搭載したプロダクトではないことに注意が必要です。

Minimum Viable Product

画像出典:INTERACTION DESIGN FOUNDATION

MVPを応用してフリマアプリを開発し、反応がよければグロース(成長)させる、仮説が間違っていたなら損害が大きくならないうちに撤退するという判断が可能。実働しないモックアップを作り、事前に会員を募集してみるなどの方法も考えられます。

MVPについては以下の記事もあわせてご覧ください。
関連記事:MVPとは?システム開発に応用するメリットや実践方法を解説

アジャイルの手法でフリマアプリをグロース

優先度の高い機能から実装 / リリースするという本来の手法からはやや外れますが、MVPをグロースさせるならアジャイルの手法を応用することがおすすめです。なぜなら、アーリーアダプターを対象にするMVPなら、ユーザーの声を集めやすいから。ニーズの高い機能を吟味しながら、効率的にフリマアプリを開発できるでしょう。

ただし、ユーザーの声を取り入れすぎるのも考えもの。アーリーアダプターとなる人々は自身のニーズに対して「声が大きい」特徴があるからです。あまりにもユーザー声を反映させすぎると迷走してしまう場合もあるため注意が必要です。

※アーリーアダプターとは、流行に敏感で自ら情報収集して判断する購買層のこと

【まとめ】フリマアプリの開発費用相場や失敗しないヒントを紹介しました

注目の高まるフリマアプリを利用して新たなビジネスを展開したい。しかし、フリマアプリの開発費用はどのくらいなのか?そんな企業担当者の方に向け、知っておきたい基本やフリマアプリの開発費用相場、開発に失敗しないためのヒントを紹介してきました。

なお、フリマアプリに強い開発会社の探し方・選び方がわからない!という方はシステム幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

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