- 更新日 2024.11.21
- カテゴリー アプリ開発
Webサイトのアプリ化とは?向いているサイト・具体的な方法を紹介
Webサイトを運営しており、事業拡大に向けてスマホユーザーからのアクセスを増やしたい方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Webサイトのアプリ化に向いているサイト、メリット・デメリット、具体的な方法などを紹介します。Webサイトのアプリ化を検討するために、本記事をお役立てください。
なお、Webサイトのアプリ開発会社の探し方・選び方がわからない!という方はシステム幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。
【無料】Webサイトのアプリ化に向く開発会社を紹介してもらう
アプリ開発に役立つ記事もご覧ください Webサイトのアプリ化におすすめ!アプリ開発かんたんマニュアル
Webサイトのアプリ化とは
Webサイトのアプリ化とは、既存のWebサイトをベースにアプリを開発することです。スマートフォンのアプリ上でWebサイトを閲覧できるようになります。
Webサイトとアプリの違い
Webサイトのアプリ化が本当に必要なのかを検討するために、Webサイトとアプリでどのような違いがあるかを把握しましょう。
項目 |
Webサイト |
アプリ |
ダウンロード |
ブラウザでWebサイトを 閲覧できるため、 アプリのインストールが不要 |
アプリをインストールするとWebサイトを閲覧できる |
機能性 |
ユーザーが一方的に 閲覧するための機能が多い |
プッシュ通知といった企業側からの コミュニケーション機能が使える |
通信速度 |
情報取得のために、 常にサーバーと通信しているため 通信回線の影響を受けやすい |
端末にインストールすると、 コンテンツ更新時のみ通信するため、 Webサイトよりも通信回線の影響を受けづらい |
【無料】Webサイトのアプリ化に向く開発会社を紹介してもらう
アプリ化に向いているWebサイト
続いて、アプリ化に向いているWebサイトを紹介します。
ECサイト
ECサイトとは、商品やサービスを販売するWebサイトのことです。ECサイトをアプリ化することでユーザーはホーム画面のアプリからECサイトにアクセスできるため、すぐに商品を探して購入できます。
また、ECサイトでクーポンの配布やセールなどを実施する際、アプリであれば通知を送れるので購買につながりやすくなります。
ニュースサイト
ニュースサイトは、インターネット上で政治や経済、スポーツなどさまざまなニュースを閲覧できるサイトです。コンテンツの更新頻度が高いため、アプリ化に適しています。
ニュースサイトをアプリ化することで、ユーザーがサイトにアクセスしやすくなり、必要な情報を素早く取得できます。さらに、プッシュ通知を活用することで、新着記事を素早くお知らせしたり、興味を引くニュースをおすすめできたりもできるでしょう。
【無料】Webサイトのアプリ化に向く開発会社を紹介してもらう
Webサイトをアプリ化するメリット
続いて、Webサイトをアプリ化すると、どのようなメリットがあるのかを紹介します。
ユーザーの利便性が高まる
Webサイトをブックマークしていても、一度検索サイトを表示して、ブックマークを開く手間がかかります。
その点Webサイトをアプリ化していると、ユーザーはホーム画面のアイコンをタップするだけで、Webサイトにアクセスできます。そのため、ユーザーの利便性が高まったり、アクセス数の増加・リピート率の向上につながったりします。
離脱防止につながる
Webサイトを開こうとすると、読み込みに時間がかかるケースがあります。すぐにサイトが開けばよいですが、通信環境によっては時間がかかることもあるでしょう。あまりにも読み込み時間がかかると、ユーザーが離脱する原因になります。
アプリは、すでに必要なデータが端末にインストールされている状態です。アプリを開くと素早くWebサイトが表示されるため、ユーザーに離脱されることなくサイトを閲覧してもらえます。
リピーター獲得につながる
Webサイトのアプリ化を行うと、プッシュ通知機能を使って、サイト運営者側からダイレクトにコミュニケーションが取れるようになります。例えば新着商品・再入荷、セール情報などをユーザーの元に届けられます。ユーザーは、いち早く新情報を獲得できるため、リピートしてもらいやすくなります。
Webサイトをアプリ化するデメリット
Webサイトのアプリ化はメリットだけでなく、デメリットもあるので紹介します。
インストールの手間がかかる
アプリでWebサイトを閲覧するには、アプリをインストールする必要があります。インターネットで検索するだけで閲覧できるWebサイトよりも、ユーザーに手間がかかります。アプリのインストールを面倒だと思うユーザーには、敬遠される可能性があるでしょう。
アンインストールされる可能性がある
アプリはユーザーに必要ないと判断されると、アンインストールされる恐れがあります。スマートフォンの容量がなくなったり、単純に使わなくなったりなどがアンインストールの理由として考えられます。
アプリを一度アンインストールすると、再度インストールする必要があるため、ユーザーによっては面倒に感じるでしょう。Webサイトをアプリ化する際は、ユーザーに継続的に使ってもらい、アンインストールを防ぐような対策が必要です。
コストがかかる
Webサイトをアプリ化するには、開発コストがかかります。開発するアプリによりますが、数十万円から、高い場合は数百万円以上するケースも珍しくありません。アプリを開発する際は、自社の予算にあう方法を選択しましょう。
なお、アプリ開発の費用相場については「【参考】アプリ開発の費用相場」の見出しにて説明しているので、ご確認ください。
【無料】Webサイトのアプリ化に向く開発会社を紹介してもらう
Webサイトをアプリ化する方法
Webサイトをアプリ化する方法を紹介します。
方法1:PWA(Progressive Web Apps)の活用
PWAとは、Webサイトをアプリのような感覚で利用できるようにする技術です。WebサイトをPWAに実装すると、オフラインでの動作、プッシュ通知など、ネイティブアプリと同じような機能が使えます。さらに、Apple StoreやGoogle Playなどのアプリストアからのインストールが不要なため、ユーザーの負担をかけずに利用を開始してもらいやすいでしょう。
方法2:Webview(ウェブビュー)の活用
Webviewとは、アプリ内ブラウザとも呼ばれており、アプリ内でWebサイトを表示できるようにする機能のことです。
Webviewは、Webサイトを構成するHTMLやCSSといった言語を使ってサイトを表示するので、iOSやAndroidなどのOSを問わず使用できます。そのため、OSごとに開発する必要がなく、開発工程や費用を削減しやすくなるでしょう。
また、Webviewは、ネイティブアプリのようなプッシュ通知を実装したり、ホーム画面にアイコンを追加したりできます。さらに、Webサイトに搭載されている機能もそのまま導入可能です。
方法3:ネイティブアプリの開発
ネイティブアプリとは、App StoreやGoogle Playなどのアプリケーションストアから、端末へインストールして使用するアプリのことです。OSごとにプログラミング言語を使って開発する必要があり、各アプリストアの審査基準を持たすことで配信が可能です。
ネイティブアプリは、アプリ内のUIを使用するため、自由に画面設計を行えます。他には、スマホとの連携がしやすく、カメラや位置情報など端末の機能をアプリに実装できます。
ただし、OSごとに適したプログラミング言語で開発しなければならず、開発費用が高額になる可能性があるので注意しましょう。
【参考】アプリ開発の費用相場
最後に、参考としてスマホアプリ開発の費用相場を紹介します。スマホアプリ開発を外注する際の費用相場は、以下のとおりです。
アプリの種類 |
主な特徴 |
費用相場 |
EC系アプリ |
|
200~300万円 |
金融系アプリ |
|
1,000万円~ |
メディア系アプリ |
|
180万円~ |
店舗系アプリ |
|
200万円~ |
SNS位置情報系 アプリ |
|
300万円~ |
上記のように、開発するアプリによって費用が異なります。外注する際は、自社の開発したいアプリを明確にした上で、予算を決めましょう。スマホアプリ開発について、詳しく知りたい方は以下の関連記事をご確認ください。
関連記事:スマホアプリ開発に必要な環境・言語をニーズごとに紹介|開発費用や開発の流れも【2023年最新版】
【まとめ】Webサイトのアプリ化を紹介しました
ここまで、Webサイトのアプリ化を紹介しました。アプリはプッシュ通知といったWebサイトにはない機能を実装し、ユーザーにダイレクトにアプローチできます。ユーザーの利便性が高まったり、リピーターの獲得につながったりします。本記事を参考に、Webサイトのアプリ化を検討してみてください。
なお、Webサイトのアプリ開発会社の探し方・選び方がわからない!という方はシステム幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。
この記事を書いた人
坂田憲亮
専門分野: Webマーケティング
フリーランスのSEOマーケター/Webライター。業界大手の採用メディア制作部を経て30歳を機に独立。各種オウンドメディアのSEO構築、ディレクション、ライティング、取材撮影、デザインまで一環して担当する自称・マルチクリエイターとして多岐にわたり活躍中。