- 更新日 2024.10.17
- カテゴリー ECサイト開発
Shopifyはいくらで始められる?料金や費用について解説【2025年最新版】
Shopifyに興味があるものの、料金や費用に関して分からないことがあり、導入を踏みとどまっている人もいるでしょう。どれだけ機能が充実していても、予算を超える料金がかかるようでは長期的に利用するのは困難です。
そこで、本記事ではShopifyの料金体系や入金サイクルについて詳しく解説します。また、Shopifyの利用料金・費用を安くする方法についても解説するため、ぜひ参考にしてください。
- Shopifyの利用料金や手数料について理解したい
- BASEやMakeShopなどのECサイトとの違いを知りたい
- Shopifyを導入するメリットを知りたい
上記の項目に該当する方は、ぜひ参考にしてください。
※なお、ShopifyでECサイトを作れる制作会社の探し方・選び方がわからない!という方は、当サイト「システム幹事」へお気軽にご相談ください。目的・予算にあった制作会社をご紹介します。相談料、会社紹介料はすべて無料です。
Shopifyの費用体系や入金サイクル
Shopifyは、月額費用や運用コストはかかりますが初期費用がかからないため気軽に導入できます。また、商品が売れると最短5日で入金されるのも魅力の1つです。
Shopifyには様々なプランがありますが、最も安いスタータープランを利用すれば、月たったの750円でネットショップが開設できるため、導入ハードルが低いといえます。
ここでは、Shopifyの料金体系や入金サイクルについて詳しく解説します。
Shopifyの主要プランは3種類
Shopifyの主要プランは以下の表のとおりです。
ベーシック |
スタンダード |
プレミアム |
|
初期費用 |
0円 |
0円 |
0円 |
月額費用 |
4,850円 ※初月150円 |
13,500円 ※初月150円 |
58,500円 ※初月150円 |
国内クレジットカード決済手数料 |
3.55%~ |
3.40%~ |
3.25%~ |
3.9% |
3.85% |
3.8% |
|
JCBクレジットカード決済手数料 |
3.55% |
3.4% |
3.25% |
Amexクレジットカード決済手数料 |
3.9% |
3.85% |
3.8% |
外部決済サービス使用料 (Shopifyペイメント以外で決済する場合) |
2% |
1% |
0.6% |
追加できるスタッフアカウント数 |
追加なし |
5 |
15 |
商品登録数 |
無制限 |
無制限 |
無制限 |
無料体験期間 |
14日間 |
14日間 |
14日間 |
最新の料金はShopifyの公式サイトでご確認ください。
(※表中の数字は2024年8月時点のデータ)
上記の表3種類をまとめて標準プランと呼ぶ場合もあります。また、上記とは別にスタータープランと呼ばれる新規利用者向けプランもあります。
Shopifyのその他のプラン
Shopifyの標準プランの他には、以下のようなプランがあります。
- 月750円から始められるスタータープラン
- 月2,300ドルで利用できる法人向けのShopifyPlusプラン
月750円から始められるスタータープラン
初めてネットショップを開設する人には、月額750円から始められるスタータープランがおすすめです。
スタータープランは、顧客管理などはできないものの、すぐに商品の販売を始められるプランです。FacebookやInstagramなどのSNSで商品を販売するために必要な機能がそろっています。
具体的な機能としては、商品ページの登録やチェックアウト(決済)、Inbox(メッセージツール)、Linkpop(ランディングページ作成ツール)が利用可能です。また、注文管理やストア分析も利用可能で、カスタマーサポートも受けられます。
軌道に乗るかどうか分からない段階でも気軽に始められるのでテストマーケティングをしたい方は、ぜひスタータープランを検討してみてください。
月2,300ドルで利用できる法人向けのShopifyPlus
取引の多い法人のネットショップ開設に向けて、ShopifyPlusというプランも用意されています。取引量の多いマーチャントを対象としており、月額料金がかかる代わりに、カード決済手数料が抑えられています。ShopifyPlusは、越境ECを運営している企業や大規模なECサイトを運営している企業におすすめです。
標準機能のほか、200箇所の在庫ロケーションに対応していたり、スタッフアカウントを無制限に追加できたりと大規模なECサイト運営に適したプランです。
ShopifyPlusのプランを選択すれば、月2,300ドルで大規模なECサイトの運営に必要なツールや、重い負荷に耐えられるサーバーが利用できます。また、他のサービスから移行する際の費用はかからないのも嬉しいポイントです。そのため、始めは他のプランでスタートして、事業拡大にあわせてShopifyPlusに移行するといった戦略も有効な戦略です。
Shopifyプランの選び方のポイント3選
Shopifyのプランを決める際に、料金以外で意識すべきポイントは以下の3つです。
利用するスタッフアカウント数は十分か
Shopifyは、プランによって利用できるスタッフアカウントの数が変わります。スタッフアカウント数が足りない場合は、アカウントを交代で使うなどの工夫が必要です。その場合、同時に作業ができないため作業スピードが落ちたり、アカウントにログインするタイミングを管理する手間が発生したりするなどのデメリットがあります。
販売する商品の登録作業をするスタッフや管理・分析をするスタッフの人数を計上して、滞りなく作業ができるプランを選びましょう。
必要な機能が使えるか
プランによって使える機能が違うため、自社が求めている機能がすべて使えるプランかどうかを確認することもポイントです。
ただし、Shopifyに機能を追加するShopifyアプリを利用することで解決できる場合もあります。Shopifyの機能をさらに高機能にしたShopifyアプリもあるので、Shopifyアプリについても事前に確認しておくと良いでしょう。
Shopifyアプリについては以下の記事で解説しています。Shopifyアプリの開発実績があるシステム会社も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:Shopifyのアプリ開発入門開発に必要な手順・開発環境・言語も解説
手数料は問題ないか
Shopifyは、基本的に上位プランになるほど手数料が安くなる仕組みです。そのため、売り上げが多いと上位プランのほうが低コストで済むことがあります。自社のECサイトの売り上げからかかる手数料を計算して、各プランの月額との兼ね合いを見てプランを選択しましょう。
売り上げが全く想定できないような場合は、安いプランでECを始めて実際の売り上げを見ながら状況にあわせてプランの変更を検討する戦略も有効です。
Shopifyペイメントとは
Shopifyペイメントとは、Shopifyが提供する決済手段の1つです。Shopifyペイメントを利用しない場合は、外部サービス取引手数料としてプランごとに異なる取引手数料が発生する場合があります。
Shopifyペイメントを利用すると、クレジットカードで決済をした際にかかる手数料がクレジットカードの決済手数料だけで済みます。
Shopifyペイメントを利用するのは簡単で、Shopify管理画面を通じてストア情報を入力するだけで導入できます。ECサイトで決済サービスを使い始める際には審査に時間がかかるのが一般的ですが、Shopifyペイメントなら、設定が完了してすぐに決済に対応できます。
Shopifyで利用できる決済方法
Shopifyは、日本では主に以下の決済方法が利用できます。
- Shopify ペイメント(Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover)
- Apple Pay
- Google Pay
- Shop Pay
- PayPal
- Amazon Pay(アマゾンペイ)
- KOMOJU
- 携帯キャリア決済
- Paidy
- SBペイメントサービス(SBPS)
- NP後払い
- atone
- NP掛け払い
- GMOペイメントゲートウェイ
- Smartpay
- 後払い.com
- ペイジェント
- GMOイプシロン
ただし、Shopifyペイメントと一部の決済方法以外を利用すると外部サービス取引手数料がかかってしまうことに注意が必要です。
Shopifyに支払う手数料
Shopifyペイメントを利用した場合の手数料は以下のとおり。
決済手数料 |
|
Visa/Mastercard国内カード |
2.90%~3.55% |
JCB カード手数料 |
2.90%~3.55% |
海外発行カード/American Express |
3.75%~3.90% |
Shopifyペイメント以外の決済方法の手数料は以下のとおり。
決済手数料 |
外部サービス取引手数料 |
|
Apple Pay |
Shopify ペイメントと同じ |
無料 |
Google Pay |
Shopify ペイメントと同じ |
無料 |
Shop Pay |
Shopify ペイメントと同じ |
無料 |
PayPal |
3.6% + 40円 (取引量で変動あり) |
Shopifyペイメントで利用すれば無料 |
Amazon Pay |
3.9%~4.5% |
0.2%~2.0% |
KOMOJU |
3.25% |
0.2%~2.0% (Shopifyプランで変動) |
携帯キャリア決済 (NTT DOCOMO,au,Softbank) |
デジタルコンテンツ:15% その他:6.4% |
0.2%~2.0% (Shopifyプランで変動) |
SBペイメントサービス(SBPS) |
クレジットカード:3.10%~ PayPay:3.45% |
0.2%~2.0% (Shopifyプランで変動) |
NP後払い |
2.9%~5.0% |
0.2%~2.0% (Shopifyプランで変動) |
NP掛け払い |
~3.6% |
0.2%~2.0% (Shopifyプランで変動) |
atone |
2.5%~ |
0.2%~2.0% (Shopifyプランで変動) |
GMOペイメントゲートウェイ |
3.15% |
0.2%~2.0% (Shopifyプランで変動) |
Smartpay |
要問い合わせ |
0.2%~2.0% (Shopifyプランで変動) |
後払い.com |
要問い合わせ |
0.2%~2.0% (Shopifyプランで変動) |
ペイジェント |
BtoCプラン:3.0%~3.3% BtoBプラン:2.5% |
0.2%~2.0% (Shopifyプランで変動) |
GMOイプシロン |
3.2% (取引量で変動あり) |
0.2%~2.0% (Shopifyプランで変動) |
Paidy翌月払い |
要問い合わせ |
要問い合わせ |
※手数料は2024年8月に確認したものです。正確な手数料は、Shopify公式サイト・決済方法の公式サイトの最新の情報を確認してください。
Shopifyと他のECカートとの費用比較
Shopifyの利用料と他のECサイトとの費用の違いは、以下の表のとおりです。
初期費用 |
月額費用 |
|
Shopify |
0円 |
750円~2,300ドル |
カラーミーショップ |
3,300円 |
4,950円~9,595円 |
Make shop |
11,000円~110,000円 |
12,100円~60,500円 |
BASE |
0円 |
0円~16,580円 |
futureshop |
22,000円~752,000円 |
24,000円~160,000円 |
STORES |
0円 |
0円~2,980円 |
ECサイトには様々な種類がありますが、初期費用が0円のところは比較した6個中3個と多くありません。また、月額費用も750円から利用できるShopifyが比較的安いことがわかります。
Shopifyを導入するメリット
ここまでShopifyの料金体系や費用について解説してきましたが、そもそもShopify自体にどのようなメリットがあるか分からない人もいるでしょう。そこで、Shopifyを導入するメリットを解説します。
具体的には、以下のとおりです。
Shopifyは、月額750円〜と低価格で導入可能ながら、豊富なアプリと連携できて拡張性が高いことが特徴です。また、海外向けにネットショップを開設できるため、越境ECを運営したい人のニーズにも対応します。さらに、必要に応じてamazonや楽天とも連携できるため、規模の大きくしたい人にもおすすめです。
低コストで導入可能
Shopifyは、初期費用0円で月額750円から利用可能です。また、標準プランであっても初月は150円で使える特典もあります。そのため、初期コストを抑えたい方や事業が軌道に乗るまで安いプランで利用したい方におすすめです。
また、プランの変更も難しくないので、安いプランで利用を開始して事業の拡大にあわせてプランを変更しやすい点もメリットといえるでしょう。
拡張性が高い
Shopifyでは、機能を追加するShopifyアプリが利用できます。8,000以上のアプリの中から欲しい機能を追加できるため、拡張性に優れていることがShopifyを利用するメリットの1つです。
また、Shopifyの公式アプリストアで公開するためには100以上の審査基準を満たす必要があるため、ある程度の信頼性が担保されています。そのため、低リスクで様々な機能を追加可能です。
海外向けのネットショップが開ける
Shopifyでは、ECサイトを翻訳する機能が利用可能です。以下の言語では、チェックアウトやプライバシーポリシー、データ販売のオプトアウトページなどの翻訳がサポートされています。(2024年8月時点)
- 中国語 (簡体字)
- 中国語 (繁体字)
- クロアチア語
- チェコ
- デンマーク語
- オランダ語
- 英語
- フィンランド
- フランス語
- ドイツ語
- ギリシャ語
- ヒンディー語
- ハンガリー語
- インドネシア語
- イタリア語
- 日本語
- 韓国語
- リトアニア語
- マレー語
- ノルウェー語 (ブークモール)
- ポーランド
- ポルトガル語 (ブラジル)
- ポルトガル語 (ポルトガル)
- ルーマニア語 (ルーマニア)
- ロシア語
- スロバキア語 (スロバキア)
- スロベニア語 (スロベニア)
- スペイン語
- スウェーデン
- タイ語
- トルコ
- ベトナム語
また、Shopifyに翻訳機能を追加するShopifyアプリも多数公開されており、100種類以上の言語に対応したアプリやAIで自動翻訳するアプリを利用できます。他国の通貨を自動的に換算する機能もあるため、容易に海外向けのネットショップを開設・運営可能です。
また、Shopify自体が海外発のサービスのため、海外向けのデザインテンプレートが豊富な点もメリットといえるでしょう。
楽天やAmazonとの連携も可能
Shopifyの機能を拡張するShopifyアプリを利用することで、楽天やAmazonなどのECモールとの連携も可能です。ShopifyとECモールを連携させると、それぞれに商品を登録する手間やそれぞれの在庫管理のミスを削減できます。
そのため、Amazonや楽天などのECモールと自社のECサイトを両方活用して、幅広く事業展開したい方にもおすすめです。
Shopifyの費用を安く抑える方法
少しでもShopifyの費用をおさえたい人には、以下の方法が有効です。
スタータープランで始める
先述したとおり、スタータープランを選択すれば月額750円と格安でShopifyを利用できます。14日間の無料体験期間が設けられてるうえに好きなタイミングでプラン変更ができるため、費用を抑えたい人はまずはスタータープランで始めるのがおすすめです。
売り上げが伸びたりECサイトの規模が大きくなったりしたタイミングで、上位のプランに移行すれば、上位プランの機能を使えるようになります。
Shopifyペイメントを導入する
Shopifyペイメントを導入すれば、外部サービス取引手数料がかかりません。一方で、Shopifyペイメントを利用せずに外部決済サービスのみ利用する場合、、利用する決済サービスによっては、以下の手数料が発生します。
ベーシックプラン |
スタンダードプラン |
プレミアムプラン |
Shopify Plus |
2.0% |
1.0% |
0.6% |
要問い合わせ |
取引手数料は商品が売れる度に発生するのもだからこそ、Shopifyペイメントを導入して無料にすればECサイトの運営コストを大きく抑えられるでしょう。Shopifyペイメントは簡単に導入できるため、ぜひ試してみてください。
年間契約を行う
Shopifyの利用料金・費用を少しでも安くしたい人には、年間契約を行うのもおすすめです。月額契約ではなく年間契約をすれば、25%の割引が受けられます。
使える機能には相違ないため、長期的にShopifyを利用することが確定している場合、年間契約をして費用を抑えるのがおすすめです。
短期間でお試しとしてShopifyを使ってみたい場合は、月額で支払って様子を見ることも可能です。しかし、長期で見れば損をすることになるので、Shopifyを使い続けると決めた時点で年間契約を結ぶと良いでしょう。
ShopifyのEC開発を依頼するときにかかる費用
ShopifyでEC開発をする場合、必要な費用は手数料だけではありません。ECサイトを構築する際にも料金が発生します。ECサイトを構築する際は、ASPを使う方法とオリジナルの開発をする方法があります。
ASP(Application Service Provider)とは、インターネット経由でソフトウェアそのものや稼働環境を提供する事業者のことです。別の言い方として「ASP業者」というのもあります。
ShopifyはASPに該当し、構築費用はピンキリです。無料で構築できるものもあれば、100万円程度料金が発生する場合もあります。また、費用が高いほど細かな設定やカスタマイズができる傾向にあります。
Shopifyは低コストで始められる点が魅力ですが、構築が難しいようであればシステム幹事に依頼をするのも手段の1つです。目的・予算にあった制作会社をご紹介します。
【まとめ】Shopifyの費用について紹介しました
Shopifyの費用は、初期費用0円で月額費用は750円からと、他の主要ECサイトより安いことが特徴です。様々なプランが用意されており、金額が上がるごとに使える機能が増える仕組みのため、目的にあわせて選べる点もメリットといえます。いつでもプランを変更できるため、まずは一番安いスタータープランから始めると良いかもしれません。
また、Shopifyの費用を少しでも抑えたい人には、スタータープランで始める・Shopifyペイメントを導入する・年間契約を行う、といった方法がおすすめです。ぜひ、本記事を参考にしてShopifyを導入するかどうか検討してみてください。
Shopify構築を外注する開発会社選びに迷ったら、当サイト「システム幹事」へお気軽にご相談ください。目的・予算にあった制作会社をご紹介します。相談料、会社紹介料はすべて無料です。
コンサルタントのご紹介
岩田
専任のコンサルタントが、
お客様の予算と目的を丁寧にヒアリング。
最適な会社をピックアップ・ご紹介させていただきます!
初心者の方でも安心してご相談いただけます。
Q. Shopifyの費用相場は?
Shopifyの費用相場は、スタータープランだと月額5ドル、ベーシックプランは月額25ドル、スタンダードプランでは月額69ドル、プレミアムプランになると月額299ドルです。
この記事を書いた人

久保田 幹也
専門分野: SEO、取材、書籍代筆、note運用代行
Web上のライティングをほぼ一括で請け負うライター。集客の困りごとやマーケティング戦略の手段まで幅広くご相談いただけます。最適なマーケティング方法がわからない方も、一度ご相談ください。最善と思われる施策をご提示いたします。