- 更新日 2024.03.18
- カテゴリー ECサイト開発
Shopifyを構築する方法を徹底解説!主な制作会社も紹介【2024年最新版】
画像引用:Shopify
ShopfyはECサイトの中でも、カスタマイズ性が高く、サブスクリプション型で利用しやすいことから、多くの会社で利用されています。
しかし、一方でこのような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
- Shopfyの構築で制作会社を選ぶポイントがわからない
- Shopfyの構築に強い制作会社を知らない
- Shopfyの構築をどのような手順で進めればよいかわからない
本記事では、Shopfyの構築をしようとされている方に対して、Shopfyで構築するECサイトの魅力や制作の手順、おすすめの制作会社まで紹介します。Shopfyの構築をご検討の方はぜひ参考にしてください。
ShopifyでのECサイト構築が注目されている理由
Shopifyはカナダ発のECサイト開発のためのプラットフォームで、サブスクリプション型のサービスで利用しやすいという特徴があり、世界175カ国以上で使われています。
どのような特徴なのか、次の見出しで詳しく解説します。
サブスクリプション型のECサイトで使いやすい
Shopifyはサブスクリプション型で、初期投資と手間をかけずに導入できることが特徴です。サブスクリプション型とは、サービスそのものを購入するのではなく、サービスの利用権を月額や年額で支払うことで利用できるサービスです。
通常の場合、ECサイトをつくる際には、独自でサーバーを取得し、制作にかかる費用、決済手段の導入時には手数料が別途かかります。
Shopifyのベーシックプランであれば、月25ドル(日本円で3400円程度)の利用料を支払うだけで済み、初期投資を大幅に抑えて運用可能です。
カスタマイズしやすい
Shopifyの魅力は機能拡張用のアプリが豊富に用意されているため、カスタマイズしやすいことです。
ShopifyはAPIを外部開放しており、外部製品との連携がしやすくなっています。APIとは「Application Programming Interface」の頭文字を取ったもので、ソフトウェアとソフトウェアの機能を連携するために必要なものです。
APIが解放されていることで、3000種以上のアプリと連携できるようになっており、SNSの連携も簡単に行えます。
決済方法が豊富にある
Shopifyは29種類の豊富な決済手段があることが特徴です。主要な決済方法の例としては以下のものがあります。
- Shopify ペイメント
- Apple Pay
- Google Pay
- Shop Pay
- PayPal
- Amazon Pay(アマゾンペイ)
- KOMOJU
- 携帯キャリア決済
- Paidy
- GMOイプシロン
- SBペイメントサービス
- NP後払い
- atone
Shopifyペイメントとは、各種クレジットカードやApple Pay、Google Payでの決済も可能なサービスで、多くの決済方法に対応しています。決済手段にShopifyペイメントを利用した場合には、決済手数料がかかりません。
また、導入が簡単で海外向けの決済方法にも対応しているため、「決済手段がない」という理由での機会損失を防ぐことが可能です。
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構築時の参考になるShopifyの導入事例
Shopifyはデザインテンプレートがあり、簡単にデザインできますが、サイトのデザインをどのようにするべきか、迷う人もいるでしょう。そのような場合には、実際にShopifyを導入しているECサイトを参考にすることがおすすめです。
酒類の販売を行うオリオンビールのECサイトは、アクセスしてすぐにどんな商品カテゴリがあるのかがわかりやすくなっており、買い物を目的に訪れたお客さまがスムーズに買い物できるデザインとなっています。
電気自動車や太陽光発電などを取り扱うTeslaのECサイトは、最初に電気自動車や太陽光発電を導入した住宅の画像を大きく見せることで、視覚的なインパクトが強いサイトとなっていることが特徴です。
ドッグカメラを扱うFurboのECサイトは、ドッグカメラの魅力を画像を使いながらわかりやすく解説しています。
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ShopifyでECサイトを構築する流れ
ShopifyでのECサイトを構築する手順は、以下のような流れで行います。
初期設定については、設定の画面の案内に沿って進めていくことで、ある程度自然にECサイトで必要な項目を埋められるでしょう。
外観のデザインについては無料や有料のテンプレートを利用することで、初心者でもある程度自由にデザインをカスタマイズできます。
必要な設定が完了したら、最後にやることがプランの契約です。Shopifyの利用には、14日間のトライアル期間がありますが、トライアルの場合でも何らかのプランを選択する必要があります。なお、トライアル期間中に解約すれば、月額料金は発生しません。
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ShopifyでECサイトを構築する方法
ShopifyでECサイトを構築する場合、大まかに2つの方法で構築します。
- 自社で構築する
- 外部に構築を依頼する
ShopifyはECサイトの作成を経験したことがない人でも、ある程度の操作がしやすいよう設計されています。しかし、一定水準以上のECサイトを構築したい場合には、外部に構築を依頼することも選択肢です。
自社で構築する
ShopifyはECサイトの作成をしたことがない人でも、テンプレートによって一定のデザインができ、操作がしやすいようになっています。具体的には操作画面のレイアウトなども直感的な操作が可能です。
ただし、テンプレートの範囲外のものを構築する際には、ある程度のHTMLやCSSに関する知識が必要不可欠です。
メリット |
デメリット |
・テンプレートがあり、 ある程度までの水準のデザインは簡単にできる ・プログラミングやコーディングの 高度な知識なしで制作できる |
・HTMLやCMSの最低限の知識は必要 ・Shopifyの機能を活用しきれない恐れがある ・デザインの専門知識がなければ、 デザイン性が高いサイトは難しい ・設定に時間がかかってしまう可能性がある |
外部に構築を依頼する
Shopifyでより高度なサイトをつくりたい場合には、外部にShopifyの構築を依頼することがおすすめです。外部に依頼する方法としては以下の方法があります。
一般的な制作会社
Webサイトの制作やデザインを行う会社に、Shopifyを使ったECサイト制作を依頼する方法です。
費用が高額になる可能性がありますが、専門知識がなければ難しい設定やデザインができません。ただし、Shopifyを使ったECサイト構築に慣れていない可能性もあるため、制作実績などを確認し、信頼できる企業か実績の確認は欠かせません。
メリット |
デメリット |
・高度なデザインのECサイトがつくれる ・トラブルがあった場合のサポートも可能 |
・費用がかかりやすい ・Shopifyの専門知識がない可能性がある ・人気の制作会社の場合、 作成に時間がかかる可能性 |
Shopify公認の制作会社
ShopifyがShopify Expertsに認定している制作会社に依頼する方法もあります。Shopify Expertsに認定されるためには、審査を受け一定の条件を満たしていなければいけません。
そのため、Shopifyの構築に関する信頼性は高く、Shopifyの機能を最大限活かしたECサイト作成ができるでしょう。
メリット |
デメリット |
・Shopifyについて高い専門性がある ・Shopifyの審査に通っており、信頼性が高い |
・ECサイトそのものの知識が十分にない可能性 ・Shopifyの構築以外のことで 依頼できないことがある可能性 ・サポートが充実していない可能性 |
フリーランス
フリーランスにShopifyの構築やデザインを依頼する方法もあります。制作会社に依頼する場合と比べて柔軟な対応ができ、コスト面も抑えられる可能性がある点が特徴です。
ただし、信頼性については制作会社以上に確認が必要で、制作品質も誰に依頼したかで大きな差が出てしまう可能性があります。
メリット |
デメリット |
・柔軟な対応が可能 ・コストを抑えやすい ・短時間での制作が可能な場合がある |
・信頼性の確認が必要 ・誰に依頼するかで 制作品質の差が出てしまう可能性 |
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Shopifyの構築を依頼する制作会社の選び方
以下の条件に当てはまる場合には、Shopifyの構築を制作会社に依頼することがおすすめです。
しかし、Shopifyの構築を依頼する制作会社をどのように選べばいいかわからない人も多いでしょう。ここでは制作会社を選ぶポイントについて解説します。
今までの制作実績から選ぶ
制作会社を選ぶ際には、今までの制作実績を確認しましょう。制作実績を確認する際には、以下の点を確認することが大切です。
- Shopifyの制作実績
- Shopify以外のECサイトの制作実績
Shopifyの制作実績だけではなく、ECサイト全体の制作実績があるかどうかも、確認するべきポイントです。ECサイトの運用サポートや広告運用についてもサポートしてくれる会社があるため、どのような成果が出たのかも確認しておきましょう。
これらを満たしつつ、Shopify公認であるShopify Expertsを受けている制作会社であれば、より安心して依頼できます。
構築までにかかるコストで選ぶ
Shopifyの構築までにどの程度のコストがかかるのか、確認しましょう。ECサイト構築のコストは、「どこまでオリジナルに作成できるか」「ECサイトの規模がどの程度か」によってコストが変わります。
大まかな費用 |
どのような場合におすすめか |
|
ベーシックなECサイト |
30〜100万円 |
・基本機能があれば十分な場合 ・ECサイト運営が未経験な場合 ・月商500万円以下の場合 |
一部オリジナルのECサイト |
100〜300万円 |
・将来的な販路拡大をしたい場合 ・複数人のスタッフがいる場合 ・月商5000万円以下の場合 |
完全オリジナルのECサイト |
300〜1500万円 |
・ECサイトのページ数が多い場合 ・スタッフが10人以上いる場合 ・月商5000万円以上の場合 |
Shopifyで最初から利用できるテンプレートやデザインのみでサイト制作を行う場合には、ベーシックなECサイトとなり、制作コストが抑えられます。
テンプレート以上のデザインでこだわりたい場合や、外部サービスと連携して、より便利に利用したい場合には、一部オリジナルのECサイトとなり、100〜300万円の費用がかかります。
アプリなどを追加し、会社独自の機能を追加したい場合には、完全オリジナルのECサイトをつくる必要があり、よりコストがかかるでしょう。特に商品数が多く、月商5000万円を超えるような場合には、300万円を超える場合があります。
なお、構築期間については制作会社によって異なるため、会社ごとに確認する必要があります。予算やいつまでにECサイトが完成すると理想なのかを決めてから、制作会社を洗い出すと要望にあった制作会社を絞りやすくなるでしょう。
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ECサイト構築に強い制作会社3選
Shopifyに限らず、ECサイト構築に強いおすすめの制作会社を3つ紹介します。
1)株式会社これから
画像引用:株式会社これから
株式会社これからは、2,800件以上のネットショップ制作実績があり、ネットショップ制作だけではなく、集客や売上支援まで相談したい事業者におすすめです。
このような方におすすめ
・ECサイトそのものの制作実績を重視する方
・ネットショップのサイト分析をサポートして欲しい方
・ネットショップの売上促進までサポートして欲しい方
会社名 |
株式会社これから(COREKARA inc.) |
所在地 |
〒160-0004 東京都新宿区四谷三丁目5番地文化エステート四谷ビル6階 |
設立年 |
2012年1月 |
公式HP |
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2)ジェイグラブ株式会社
画像引用:ジェイグラブ株式会社
ジェイグラブ株式会社は、越境EC実績No.1の実績があり、2,500社以上の制作実績があります。越境ECとは、国内から海外に向けて商品を販売するECサイトです。海外販売に関してサポートが受けられ、官公庁や自治体との連携実績も豊富です。
このような方におすすめ
・越境ECサイトを制作する方
・海外販売に関するサポートが受けたい方
・官公庁や自治体と連携する必要がある方
会社名 |
ジェイグラブ株式会社( j-Grab Inc.) |
所在地 |
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町14-1 ハッチェリー渋谷 |
設立年 |
2010年2月 |
公式HP |
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Shopify公認の主な制作会社5選
ShopifyのShopify Expertsを受けている会社であれば、Shopifyの構築を安心して依頼しやすいでしょう。主な会社としては以下の会社が挙げられます。
1)株式会社アイズバレル
画像引用:株式会社アイズバレル
株式会社アイズバレルは、ECサイトの総合的なサポートが受けられる制作会社です。構築からサイトの売上向上、広告運用、物流システムの構築、ECサイト専用アプリの作成まで対応できます。
このような方におすすめ
・ECサイトの制作や運営がはじめての方
・ECサイトの売上向上に向けて全体的なサポートを受けたい方
・ECサイト専用アプリが必要な方
会社名 |
株式会社アイズバレル |
所在地 |
〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目14番7号 ワイズ神南ビル 7F |
設立年 |
2018年8月 |
公式HP |
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2)コマースメディア株式会社
画像引用:コマースメディア株式会社
コマースメディア株式会社は、サイト制作から運用・物流までトータルサポートできるECサイト制作会社です。Shopify E-commerce Awards 2019を受賞した実績があります。
このような方におすすめ
・ECサイトの運用に不慣れな方
・物流から運用まで代行して欲しい方
・安心できるカスタマーサポートが必要な方
会社名 |
コマースメディア株式会社 |
所在地 |
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神4丁目4-11 天神ショッパーズ8階 |
設立年 |
2016年5月 |
公式HP |
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3)株式会社アーキタイプ
画像引用:株式会社アーキタイプ
株式会社アーキタイプは、Shopifyの構築に特化した制作会社です。お客様に寄り添う、伴走型のサポートを受けながらShopifyを始められます。コンテンツマーケティングや、広告運用のサポートが受けられる点も特徴です。
このような方におすすめ
・Shopifyの構築を依頼したい方
・ShopifyのECサイトを急ぎで必要としている方
・広告運用やコンテンツマーケティングのサポートが必要な方
会社名 |
株式会社アーキタイプ(ARCHETYP Inc.) |
所在地 |
〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-16-7 HAGIWARA BLDG.7 4階 |
設立年 |
2007年5月 |
公式HP |
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4)ネットイヤーグループ株式会社
画像引用:ネットイヤーグループ株式会社
ネットイヤーグループ株式会社は商品そのもののプロデュースから、構築、運用支援までサポート可能な制作会社です。大手企業との巨大プロジェクトに関わった経験が豊富で、オンラインからオフラインまで、どのように顧客との関係性を構築するか、顧客体験から再定義し、成果が出るまでサポート支援します。
このような方におすすめ
・自社商品の総合プロデュースを依頼したい方
・オンラインからオフラインまで商品を扱っている方
・企業規模が大きく、本質的なマーケティング支援を必要としている方
会社名 |
ネットイヤーグループ株式会社 (Netyear Group Corporation) |
所在地 |
〒104-0061 東京都中央区銀座2-15-2 東急銀座二丁目ビル |
設立年 |
1999年7月 |
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5)株式会社Sync8
画像引用:株式会社Sync8
株式会社Sync8はShopfyの構築から、ECサイトに関する教育を行う制作会社です。運用に関する細かい業務の運用代行も依頼でき、自社でECサイトの運用に対応できる人材が十分にいない場合に、運用負荷を削減できます。
このような方におすすめ
・ECサイト運用ノウハウの教育をして欲しい方
・ECサイトの運用に回す十分な時間や労力ががない方
・SNS更新やメルマガ配信など細かい業務を依頼したい方
会社名 |
株式会社Sync8 |
所在地 |
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神2丁目3-10 天神パインクレスト719号 |
設立年 |
2021年4月 |
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Shopifyを構築する方法を解説しました
本記事ではShopfyの構築について、注目されている理由から、構築する流れや方法、おすすめの制作会社まで解説しました。
Shopfyはサブスクリプション型のサービスで、カスタマイズしやすく、決済手段も豊富なため、多くの企業で導入されています。しかし、高度なカスタマイズやデザイン性をECサイトに求めている場合、外部の制作会社に依頼するのがおすすめです。
どのような制作会社にShopfyの構築依頼をすればよいかわからない場合には、システム幹事にぜひご相談ください。
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Q. ShopifyでECサイトを構築する流れは?
ShopifyでECサイトを構築するの流れは、無料アカウントの開設・商品登録、外観のデザイン作成・ストア情報の設定、送料の設定・プランの契約です。
Q. ShopifyでのECサイト構築が注目されている理由は?
ShopifyでのECサイト構築が注目されている理由は「サブスクリプション型のECサイトで使いやすい」「3000種以上のアプリと連携できる」等が挙げられます。詳しくは記事をご覧ください。
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