- 更新日 2024.10.24
- カテゴリー アプリ開発
Flutter(フラッター)とは?メリットはクロスプラットフォーム開発が可能【2024年最新版】
「アプリの開発予算が限られているためクロスプラットフォーム対応が厳しい」
「各プラットフォーム向けの開発に十分な期間を確保できない」
上記の悩みを解消する方法を調べていくなかで「Flutterによるアプリ開発」を知ったかと思います。そこで、本記事ではアプリ開発を検討中の方に主に下記の内容を説明します。
・Flutterを導入するメリットとデメリット
・Flutterによって作られたアプリの事例
・Flutterを使ったアプリ開発の主な費用・開発期間
最後まで読めば、Flutterのアプリ開発を依頼すべきかが判断できます。
※現在、アプリ開発を検討している方は一度システム幹事にご相談ください。予算や開発目的から自社に最適なアプリ開発をご提案します。Flutter以外でも大丈夫です。相談料・紹介料は一切かかりません。
アプリ開発に役立つ記事もご覧ください Flutterでのアプリ開発におすすめ!アプリ開発かんたんマニュアル
Flutterとは?
画像引用:Google Developers
Flutterとは、 Googleが提供するモバイルアプリフレームワークの1つです。フレームワークとはアプリ開発における土台となるシステムのことで、開発に役立つ便利な機能が多数備わっています。
一般的にiOS・Androidの双方でアプリリリースをする際、開発言語の違いから別々にアプリを開発する必要があります。例えば、iOS用に「Swift」Android用には「Kotlin」など、それぞれ別のプログラミング言語で開発する必要があるのです。
一方、Flutterによるクロスプラットフォーム開発(異なるプラットフォーム上で、同じ仕様のアプリを動作させること)では、1つの言語でiOS・Androidの両OSに対応したアプリを作ることができます。厳密には100%同じものではありませんが、基本的な機能であれば問題なく対応できるアプリを作ることが可能です。
ちなみに、Flutterの開発に使うのは「Dart」という言語です。この言語は元々JavaScriptに代わる新しい開発言語として2011年10月10日にリリースされたものです。JavaScriptの知識が活かせる部分も多いため、開発者の学習コストを抑えられるメリットがあります。
Flutterの説明を動画でご覧になりたい方は下記動画をご視聴ください。
Flutterが注目されている理由
Flutterが注目を集める最大の理由は、何といっても単一言語によるクロスプラットフォーム開発が可能である点です。先ほど説明したように、一度の開発でiOS・Androidの両方で動作するプログラムを構築できるため、費用においても人的リソースにおいても開発コストを大幅に削減することが可能です。
さらに、Flutterと同等に普及しているフレームワーク「React Native」と比較すると、Flutterの方が対応プラットフォーム数の多さや、UI(ユーザーインターフェース)の統一性から高い評価を受けています。こうした利便性の高さやリーズナブルに扱えるところから、注目を集めているのです。
また、2021年3月4日にFlutter2がリリースされたことによって、AndroidやiOSだけではなくWeb、Windows、macOS、Linuxにも対応しました。こうした利便性の高さから、IT大国であるアメリカや中国、インドのみならず、日本国内でも多く用いられるなど、Flutterは世界中から注目されるようになりました。
Flutterを導入するメリット【発注者視点】
アプリ開発にFlutterを導入するメリットは、開発の発注側と受注側の双方にあります。
特に発注側視点で見たときのメリットは大きく、Flutterでの開発に切り替えることで、より多くのユーザーへ訴求しつつ、開発・運用・保守にかかるコストを低減できます。
開発期間を抑えてiOSとAndroidに対応
先にご説明した通り、iOSとAndroidの両方で動作するアプリを開発しようとすると、それぞれ別の言語を用いて開発する必要があります。こうした場合、アプリの開発期間を圧縮するために、リリース先をいずれか一方のプラットフォームに絞ることも選択肢の一つかもしれません。
しかし、リリース先を限定してしまうと、他方のプラットフォームを利用するユーザーにはリーチできません。
こうした機会損失を生まず、より多くのユーザーにサービスを届けられるのは大きなメリットです。
開発&運用コストを削減できる
ソフトウェアやシステム開発では、開発期間が長ければ長いほどエンジニアやプログラマにかかる人件費が増加します。Flutterの場合は、ひとつのDart言語で複数のプラットフォームに対応できるため、開発期間を抑えて必要な人件費=開発コストを削減できます。
また、Flutterで開発したアプリは保守・運用にかかるコストの削減効果も期待できます。メンテナンスの際にiOSとAndroidそれぞれにエンジニアを用意する必要がなく、最小限の人員と期間でアプリを保守・運用できる点も、Flutterならではのメリットです。
ユーザーが使いやすいUIを設計しやすい
FlutterはGoogleが提唱する「マテリアルデザイン」に沿って設計されています。
マテリアルデザインとは「視認性に優れた直感的な操作が可能なWebページ及びサービス」の作成に向けて定められたデザインのことです。マテリアルデザインを採用することで、ユーザーのプラットフォーム環境に左右されることなく、共通のUIを備えた使いやすいアプリをユーザーに提供できます。
実際、使用頻度や継続率が高いアプリの多くは、優れたUI設計が施されています。これは見栄えよりもユーザーの使いやすさを重視することで、継続的なサービス利用を意識したものです。競合が多いジャンルで多くのユーザーを維持したい場合、見やすく使いやすいUIの採用はアプリの大きな利点になるでしょう。
Flutterを導入するメリット【開発者視点】
続いて、開発者視点からFlutterのメリットを考えてみましょう。
アプリ制作会社やエンジニアなど開発者側にもたらすメリットは、端的に示すと業務効率や生産性の向上が期待できる点です。Flutterには「ホットリロード」と呼ばれる高速開発をサポートする機能や、UIを効率的に描画させる機能など、利便性を向上させる機能が多く搭載されています。こうした機能を利用すれば、従来の手法よりも開発速度を高速化することが可能です。
Flutterを使ったアプリ制作のデメリットとは?
Flutterには開発期間短縮などのメリットがある一方、主に開発プロセスにおけるいくつかのデメリットも存在します。ここでご紹介するデメリットは基本的にアプリ開発者側に発生するものですが、発注側も把握しておくことで制作会社などに依頼する際にスムーズに相談ができるようになるでしょう。
扱える技術者が少ない
一点目に挙げられるのは、扱える技術者の少なさです。
Flutterは2018年に正式版1.0が公開されたばかりの比較的新しい技術ということもあり、扱える人はそう多くありません。また、最新アプリ開発技術ということもあり、まだまだFlutterでの制作実績が豊富な制作会社もそう多くないでしょう。そのため、アプリ開発の際にFlutterに精通したエンジニアを確保することが困難になるケースは想定しておく必要があります。
Flutterの開発資料は日本語の資料がまだ少なく、基本的には英語の資料を参照することとなります。Flutterは日本国内ではまだ発展途上にある技術であり、Web上でも十分な日本語資料を検索することが難しい状況です。ただし、これはFlutter特有の事柄ではなく、IT/ソフトウェア関連の技術情報は英語で共有されることが一般的です。そのため、アプリ開発経験が豊富な制作会社やエンジニアにとっては、開発資料が英語でも大きなデメリットにはならない可能性もあり得ます。
関連記事:Flutterのおすすめアプリ開発会社をプロが厳選!
機能によってはOSごとに実装が必要
Flutterでは、さまざまな機能を複数OSで動作させるためにプラグインを活用します。スマホのカメラを使った機能や、プッシュ通知機能なども、対応するFlutterのプラグインが提供されているからこそ、簡単に導入することができます。しかし、全ての機能に対してプラグインが提供されているわけではなく、例えば一部の「サードパーティが提供する機能」にはFlutter用のプラグインが用意されていない場合があります。
「サードパーティが提供する機能」とは、各OSの提供元ではない企業が提供している機能を指しており、「SNSに投稿できる機能」「広告の成果計測機能」「決済サービスを使った決済」などが挙げられます。これらを搭載したい場合、対応するFlutter用のプラグインが公開されていなければ、各OS向けにプログラムを作る必要があり、追加で開発コストが発生する可能性があります。
スマホアプリ開発の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:スマホアプリ開発に必要なものは?言語や費用、流れを紹介
Flutterによって作られたアプリの事例
Flutterの正式版リリース以降、アプリの更新時にFlutterを導入するケースが増加傾向にあります。
ここでは実際にFlutterを導入したアプリ開発の事例をご紹介します。なお、Flutterの技術的な側面についての内容が多くなりますが、Flutterがどのようにアプリ開発コスト削減に貢献しているかに注目してご覧ください。
じゃらん
画像引用:じゃらん ビジネスやレジャーに 宿泊・ホテル検索/予約アプリ
じゃらんアプリはリクルートが提供する宿泊・ホテル検索/予約アプリです。
じゃらんアプリはリリースから10年目の2020年に更なる開発効率と品質向上を目的に、アプリのサービスをFlutterに順次移行すると発表しています。じゃらんアプリはリクルート初のFlutter採用プロダクトであり、国内のFlutterアプリ開発事例として広く知られています。
じゃらんアプリがFlutterを採用した背景には、プロジェクト大規模化に伴う開発期間の増加、プロジェクト全体のコードが古くなっているという課題がありました。そこで、サービスを段階的にFlutterに移行し、マルチプラットフォーム開発工数とリプレイスコストの削減を図っています。
Green
画像引用:Green - 転職アプリ
アトラエが提供する求人アプリGreenは、IT業界に強みを持つ求人メディアです。現在Android版の開発にFlutterが採用されています。Greenのアプリ開発にFlutterが採用された背景には、社内にアプリを開発できる人材が不足していたことがあります。コア業務に人材を集中する必要がある中、限られた人材を有効的に使ってアプリ開発の生産性を高める手段としてFlutterが用いられました。
開発担当エンジニアはFlutterアプリ開発が初めてだったにもかかわらず、短期間でAndroid版アプリのリリースを成功させています。今後はFlutterのクロスプラットフォーム開発を最大に生かすために、GreenのiOSアプリもFlutterに対応していくことがアナウンスされています。
giftee(ギフティ)
画像引用:giftee(ギフティ)- SNSで手軽にギフト送信
gifteeは600種類以上の人気ブランドのギフトを贈ることができるアプリです。gifteeは2020年12月に一般消費者向けアプリにFlutterを採用したリニューアルを実施しています。
従来のgifteeアプリ開発ではiOSとAndroidでそれぞれ異なる言語を使って開発を行っていました。しかしFlutterの導入によって、各プラットフォーム専任エンジニアが担当する開発体制をすぐに整える難しさが解消されたそうです。その結果、アプリ開発体制を整えて決められたスケジュールで要件を満たす開発体制を実現しています。
また、gifteeがFlutterを採用した理由として、「Web開発の知識を生かせるツールを採用して、既存メンバーで開発を実施したい」という条件にマッチしたことも挙げられています。
カウル
画像引用:中古マンションの売買がかしこくできる不動産アプリ - カウル(リンク切れ)
カウルはハウスマートが提供する売買マンション提案アプリです。
カウルは現在iOS・Android共にFlutterをベースに開発されています。カウルのアプリ開発にFlutterを導入した理由は、生産性や費用対効果の向上のためです。
Flutter以前のアプリは改修・改善の繰り返しで技術的負債を抱えており、生産性向上の妨げになっていました。そこで、Flutterを用いてアプリのリプレイスを実施、高い生産性の確保など想定していた通りの状況を実現させることに成功しています。
SUZURI
画像引用:SUZURI
GMOペパボがリリースしているSUZURIは、ユーザーの「オリジナルグッズを作れる、売れる、変える」を実現するアプリです。
現在はSUZURI AndroidアプリにFlutterが導入され、iOSアプリと同等の機能を提供しています。Flutter非採用のiOS版と比較すると、Android版は約3倍の開発速度でリリースを実現しているそうです。
この結果につながったのはFlutterがエンジニアとデザイナーが協業しやすい体制をサポートできる、モバイルアプリ開発に必要な機能がほとんどFlutterに揃っているといったメリットがあったためです。
Chompy(チョンピー)
Chompyは国内発のフードデリバリーサービスです。
Chompyはフードデリバリーサービスという特性上、ユーザー、クルー(配達員)、パートナー(飲食店)に向けて3つのアプリが必要でしたが、個別で開発を進めるにはいくつかの課題を抱えていました。一方、ユーザー訴求にはiOS・Androidの両プラットフォームでリリースする必要性もあります。そこで、クロスプラットフォーム開発の課題をクリアするために利便性に優れたFlutterが採用されました。
Flutterを導入することに多少の不安はあったものの、開発コストの削減やスムーズなクロスプラットフォーム化を達成し、特別な問題が発生することなくアプリを開発させることを成功させています。
※flutterでのアプリ開発を考えている方はシステム幹事にご相談ください。最適な開発会社を代わりにお探しします。相談料・紹介料は一切かかりません。
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Flutterを使ったアプリ開発の流れ・費用・期間
アプリ開発にかかる作業工数や開発期間を抑えることが可能なFlutterですが、どのような流れで開発され、どの程度の費用削減効果があるのでしょうか。
ここからはアプリ開発の流れ、一般的なアプリ開発費用の相場と、それを踏まえてFlutterを利用することでどのように開発費用と開発期間を抑えることができるかを解説します。
Flutterでのアプリ開発の流れ
アプリ開発の流れは基本的に「企画」からはじまります。アプリの企画はどのようなコンセプトのアプリを・どのようなユーザーに提供したいか、この2つのポイントを明確化することが重要です。また、iOS・Androidの両プラットフォーム対応においてFlutterをどのように活用するかは、アプリの骨格に該当する重要な要件なので、企画段階から十分に練っておきましょう。
同時に、アプリ開発の体制構築や全体像・規模感の共有を行いましょう。プロジェクトメンバーで共有することは、アプリに搭載する機能を取捨選択するうえで非常に重要です。アプリの企画が曖昧なままだとプロジェクトチーム内で混乱を招くどころか、アプリ開発を外注する制作会社ともやり取りがうまくいかないでしょう。そのため、アプリ開発の流れのスタートにあたる企画は十分な時間をかけて検討する必要があります。
次に、アプリを内製するか外注するかを決めていきます。従来の手法でのアプリ開発経験があれば、Flutterを使ったアプリ開発難度はそこまで高くないと言われています。しかし、社内に経験者がいない場合は、専門的な知識と経験が豊富なアプリ制作会社などに依頼する方法が現実的です。特にアプリにデータベース連動やOS独自機能(カメラやフォトライブラリ)連携を搭載させたい場合はエンジニアの技術力が必要になるでしょう。
内製または外注による開発が完了次第、各アプリストアへの申請を経て公開に至ります。
必要なパソコンのスペック
iOS・Androidアプリによって開発に対応するパソコンのOSが異なります。
・iOSアプリを開発するならMac
・Androidアプリを開発するならWindowsまたはMac
そのため、いずれのアプリ開発にも対応できるよう、Macのパソコンを用意するのが無難です。アプリ開発のパソコンとして最低限必要なスペックは、下記になります。
・CPU:Core i5 以上
・メモリ:8GB 以上
・ストレージ:256GB 以上 (SSD)
・Mac OS 10.12以降
開発必要の一般的な相場
一般的なアプリ開発にかかる相場は以下の計算方法によって算出できます。
作業単価×開発期間×固定費用
・作業単価:エンジニアやプログラマの1月あたりの費用
・開発期間:アプリ開発に要する実際の期間
・固定費用:サーバーなどの維持費
先述のとおり、一般的な手法によるモバイルアプリ開発は、iOS・Android用のアプリをそれぞれ開発する必要があるため、エンジニアの作業単価と開発期間が増加しがちです。アプリの種類で開発費用の相場は変動しますが、例としてショッピングアプリの費用相場は100〜300万円程度とされています。
一方、Flutterを導入した場合はクロスプラットフォーム開発によって作業単価と開発期間を抑えられるため、上記の費用相場よりも開発費用を削減できる可能性があります。実際に100万円ほどの費用削減に成功した事例もあるようです。
開発にかかる期間
アプリの企画からスタートして、設計・開発・テストを経てリリースまでを開発期間とするのが一般的です。アプリの開発にかかる期間は、アプリの種類や搭載する機能、そして開発難易度によって変動します。ショッピングアプリの場合は1〜3ヶ月程度が目安とされていますが、アプリをゼロベースで開発すると、期間は1年以上必要になる場合もあります。
ただし、過去に類似したアプリの開発実績がある制作会社であれば、開発にかかる期間が短くなるかもしれません。また、Flutter開発の開発環境が整備されている制作会社であれば、期間をさらに圧縮できるでしょう。
Flutterを使ったアプリ開発を依頼する際の注意点
アプリ開発の大幅なコストダウンが見込めるFlutterでのアプリ開発ですが、ご説明したとおりFlutterを扱える技術者の確保が課題点として挙げられます。Flutterを利用したアプリ開発をアプリ制作会社などに外注しようとしても、外注先にFlutterの開発実績がなければ想定していたコスト削減効果は得られない可能性もあるでしょう。
Flutterを使って開発コストを抑えたアプリ開発を実現したい場合は、Flutterの開発実績が豊富なアプリ制作会社への開発依頼をおすすめします。Flutterの国内における開発事例はまだまだ多いとはいえませんが、その中でもFlutter開発に舵を切り積極的に取り組んでいる企業は存在します。開発を成功させるためには、経験を積んだ開発会社に依頼するのがよいでしょう。
また、アプリ制作会社には専門分野や得意分野があります。開発予定のアプリと似たアプリの開発実績があるかどうかを確認すれば、制作会社の具体的な実力を判断することが可能です。
Flutterの将来性は有望!
数あるプログラミング言語からFlutterを選んではみたものの、習得してから実はそんなに将来性がないということだと、Flutterの学習に踏み切れないと思います。ですが、Flutterの将来性は有望であることを主に2つの理由で説明します。
Dartの習得難易度が低いから
Flutterにて使うプログラミング言語のDartは、JavaScriptの代替言語としてGoogleによって開発されました。したがってJavaScriptに文法が似ています。JavaやJavaScriptを学んでいる人は、すぐにDartを習得しやすいといえます。
日経 xTECHの「プログラミング言語実態調査」のアンケート(440人の会員が回答)によると、下記の結果が示すように、JavaScriptが3位という人気の言語です。
画像引用:BizLearn
ほとんどのITエンジニアがJavaScriptを使えていることから、Dartの習得ハードルは低いといえます。
また、Dartをマスターすれば、Androidアプリ開発が得意なエンジニアとiOS開発アプリが得意なエンジニアをそれぞれ雇う必要がなくなります。そのため、エンジニア人件費削減にもつながるのです。
世界的には利用率が高いから
Statistaの調査によると、全世界のクロスプラットフォームを用いたモバイルアプリ開発者の42%がアプリ開発にFlutterを使用しています。また、世界中に比較的活発なユーザーコミュニティもあります。Stack Overflow Developer Survey 2021によると、Flutterは2番目に人気のあるフレームワーク。eBay、Alibaba、Google PayはFlutterで作られた代表的なアプリの一つです。
Flutterのおすすめアプリ開発会社
株式会社ドリグロ
株式会社ドリグロのおすすめポイント
・一般ユーザー向けのアプリでFlutterによる開発実績あり
・企画から運用などアプリ開発の一連の作業を依頼可能
・Webサイトやソフトウェアの開発も対応できる
株式会社ドリグロは大阪市北区に本社を置くアプリ開発会社です。一般ユーザーを対象にした多様なアプリを開発してきた実績があります。また、アプリはFlutterでも開発しているため、品質を落とさずに低コストでの依頼が可能です。
同社の代表的な実績は、お手伝いマッチングアプリ「ゴーデリ」と医療介護求人アプリ「IMORY」です。「ゴーデリ」は同じ地域にいる人を探せるアプリで、ちょっとしたお手伝い・仕事をお願いしたいときに役立ちます。「IMORY」は医療従事者と医療機関を繋ぐアプリで、求人情報を探すことが可能です。
また、アプリの開発より前の段階である企画やプロダクト内容の検討なども依頼できるのが特徴。各アプリストアへのリリースに加え、リリース後の保守運用と改善までも対応してもらえます。
スマホアプリ以外にも、Webサイトやソフトウェアの開発に対応可能。また、開発以外の事業として医療に特化したメディカルサポート事業と男性向けのメンズ美容事業を展開しています。
株式会社ドリグロの概要・実績
TEL |
06-6585-0004 |
---|---|
会社所在地 |
大阪市北区曽根崎1-2-8マルビル7階 |
設立年 |
2018年4月18日 |
実績詳細 |
人とサービスと配達者のマッチングアプリ「ゴーデリ」 医療介護求人アプリ「IMORY」 いずみ市民生協アプリ 「LINEサポートランディングページ」制作 「奈良県医師協同組合」ホームページ制作 |
株式会社モンスターラボ
株式会社モンスターラボのおすすめポイント
・大手企業のアプリ開発の実績が豊富
・課題解決に繋がるプロダクト開発に強みあり
・グローバル展開をサポートしており、ローカライズにも対応可能
株式会社モンスターラボは東京都渋谷区に本社を置くアプリ開発会社です。大手企業からの依頼も含め、数々の開発実績を保有。
中でも、Flutter(モバイルアプリを構築するために設計されたGoogleの開発キット)を用いた開発実績で代表的なのは、ほぼ日の動画コンテンツサービス「ほぼ日の學校」です。
これは、有名なコピーライターである糸井重里氏が代表を務めている企業が提供しているアプリで、あらゆるジャンルのテーマの動画が配信されています。
他にも、山口フィナンシャルグループにおける福利厚生サービスアプリの「イネサス」も開発。山口、広島、福岡の3県を中心に数多くの店舗情報とクーポンが配信されているのが特徴です。
2,200件以上もの開発実績によって積み重ねられたノウハウに加えて、最新技術を取り込める開発体制を構築。さらにソフトウェアからWebサービス、アプリ開発までをiOSとAndroidやLINEアプリなどのあらゆるプラットフォーム上で開発できます。
同社は、ドバイのフードデリバリーの注文を行えるサービスやロンドンにある電子タバコ会社の電子タバコのバッテリー状態を確認できるアプリなど、海外企業のアプリ開発を行った実績も保有。海外市場の分析をはじめ、現地プラットフォームサービスやUXに合わせ、ある国で作られたアプリを外国でも使用できるようにするローカライズにも対応しています。
株式会社モンスターラボの概要・実績
TEL |
記載なし |
---|---|
会社所在地 |
〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー 4F |
設立年 |
2021年7月1日 |
実績詳細 |
動画コンテンツサービス「ほぼ日の學校」サービス開発 福利厚生サービスアプリ「イネサス」開発 配送業者向けドライバーアプリ開発 発注プラットフォーム「Tapwiser」開発 フードデリバリーサービス「Careem NOW」開発 IoTサービスアプリ:電子タバコ機器のバッテリー状態確認スマホアプリ開発 |
その他Flutterのおすすめアプリ開発会社の詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:Flutterのおすすめアプリ開発会社11選!
Flutterのアプリ開発まとめ
今回はクロスプラットフォーム開発における画期的なフレームワーク「Flutter」についてご紹介しました。Flutterを使ったアプリは効率的なクロスプラットフォーム開発のみならず、保守・運用にかかるコスト削減が見込めます。技術者が不足している点はデメリットといえますが、今後はFlutterを扱えるエンジニアや、Flutterを用いた開発事例は間違いなく増加していくでしょう。
Flutterによるアプリ開発のメリット
・開発短期を抑えてiOSとAndroidに対応できる
・開発&運用コストを削減できる
・ユーザーが使いやすいUIを設計しやすい
Flutterアプリ制作の依頼先にお困りの方は、ぜひシステム幹事までご相談ください。専門のコンサルタントがあなたの要望を丁寧にヒアリングし、予算にあった最適な開発会社を選びます。
コンサルタントのご紹介
岩田
専任のコンサルタントが、
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Q. Flutter(フラッター)とは何ですか?
Flutter(フラッター)とは、Googleが提供するモバイルアプリフレームワークの1つを指します。1つの言語でiOS・Androidの両OSに対応したアプリが作成できるのが特徴です。
Q. Flutter(フラッター)のメリットは?
Flutter(フラッター)のメリットは「iOSとAndroidに対応していること」「開発&運用コストを削減できること」などです。詳細は記事内で紹介していますので、ぜひご覧ください。
この記事を書いた人
株式会社Pentagon
専門分野: スマートフォンアプリの開発
東京都のスマホアプリ専門の開発会社。代表が2013年からスマートフォンアプリの開発を行っている。デザイナーが制作をリードし、デザイン性に優れた使いやすいアプリを制作するのが得意。特に、SNSアプリやCtoCアプリの領域において開発実績が豊富にある。
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