- 更新日 2024.02.27
- カテゴリー システム開発
アジャイル開発とは?メリット・デメリット、発注側の注意点をわかりやすく解説【2024年最新版】
システム開発の現場では「アジャイル開発」の手法を提案する開発会社が増えています。一方、アジャイル開発に馴染みのない発注者側にとって、下記の疑問点を抱いている方も多いはず。
- アジャイル開発はどんな開発手法?
- アジャイル開発に向いているプロジェクトは?
- アジャイル開発のメリット・デメリットは?
本記事ではアジャイル開発の特徴を紹介しながら、メリット・デメリットについても解説します。
アジャイル開発が向いているケースについて理解でき、自社に導入すべきかも判断できますので、ぜひ最後までご覧ください。
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アジャイル開発とは?
アジャイル開発とは、システム・ソフトウェア開発の主流となっている開発手法の一つです。主に下記の特徴が挙げられます。
- 初期の段階では仕様を綿密に決めない
- 計画・設計・実装・テストのサイクルを繰り返す
- 優先度の高い機能から開発する
- 発注者側のフィードバックを得ながら進める
アジャイル(agile)には「機敏な」「素早い」という意味が含まれており、スピード感のある開発がアジャイル開発では可能です。
システム要件を「イテレーション」と呼ばれる小さな機能単位で分ける点が特徴的で、開発開始から2週間程度で実装できます。
優先度の高い機能から開発を進め、計画〜テストまで一通り完了した時点でリリース。最初のサイクルが完了した段階で、ある程度動かせるシステムを完成させます。
発注側のフィードバックを得た後、再び計画〜テストのサイクルに戻り、改善しながらシステムを洗練させるのがアジャイル開発の特徴です。
アジャイル開発とウォーターフォール開発との違い
ウォーターフォール開発は、要件定義からリリースまでの工程を一貫して進める開発手法です。初めに機能設計や要件定義をしっかりと決めてから開発に着手するため、システムの完成まで時間を要します。
アジャイル開発との主な違いは、途中での仕様変更・追加が難しい点です。仕様の抜けや変更点を開発途中で発見した場合でも、一旦最後までシステムを完成させるのがアジャイル開発の特徴です。
一方、ウォーターフォール開発の途中で修正点を見つけたら、ひとつ前の工程に戻って見直す必要があります。追加費用や開発期間の大幅な遅れが生じやすく、ウォーターフォール開発のデメリットといえます。
ウォーターフォール開発の詳細は、下記事を参考にすると良いです。
関連記事:ウォーターフォール型システム開発とは?開発工程・メリットなどを解説!
アジャイル開発のメリット
アジャイル開発には下記のメリットがあります。自社のプロジェクトに向いているか判断するためにも、発注前に把握しておきましょう。
- スピード感のある開発が可能
- 顧客ニーズへ柔軟に対応できる
スピード感のある開発ができる
アジャイル開発のメリットとして、開発スピードが早い点が挙げられます。
最初の工程である計画段階で細かく仕様を決める必要がなく、素早く開発に着手できるのが強み。不具合が発生した場合でも、ひとつのイテレーション内を戻る工数分で対応できます。
例えば、イテレーションごとに開発を行う中で、3つ目のイテレーション中に不具合が発生した場合を想定します。
1つ目、2つ目のイテレーションはリリース済みで完成しているので、修正する必要はありません。不具合が起きた3つ目のイテレーションを修正する工数分で対応できます。
発生した不具合も影響の範囲が少ないため、最小限の被害で済む可能性が高く、効率的でスピード感ある開発が実現可能です。
顧客ニーズへ柔軟に対応できる
アジャイル開発のメリットとして、顧客ニーズへ柔軟に対応できる点も挙げられます。
アジャイル開発は変更・修正を前提とした開発手法です。最初に細かな仕様を決める必要がなく、開発途中での仕様変更や機能の追加に柔軟に対応できます。
またアジャイル開発では、テストが完了したイテレーションごとでシステムを公開。リリースの度に発注側へ確認してもらい、フィードバックを取り入れながら開発を進めるため、高い顧客満足度が実現できます。
アジャイル開発のデメリット・失敗原因
一方でアジャイル開発には下記のデメリットも存在します。
- 全体のスケジュール管理が難しい
- 方向性がブレやすい
全体のスケジュール管理が難しい
アジャイル開発のデメリットとして、全体のスケジュール管理が難しい点が挙げられます。
ウォーターフォール開発では最初に綿密な計画を立てるため、途中で仕様変更が発生するケースが少なく、比較的スケジュールが組みやすいです。
一方、アジャイル開発は計画段階で詳細を詰めないため、開発途中で変更・修正が頻繁に発生し、スケジュールや進捗の管理が難しい傾向にあります。
アジャイル開発を採用する際は、全体の進捗管理が難しい点を考慮に入れておくことが重要です。
方向性がブレやすい
アジャイル開発では、開発途中で仕様変更や機能の追加を繰り返すうちに、当初の目的から方向性がブレてしまう可能性があります。
アジャイルの柔軟性が逆に悪影響を及ぼし、場当たり的な開発に陥ってしまう場合も。発注側のフィードバックを優先させ過ぎず、あくまでシステム開発の目的を見失わないよう注意しなければなりません。
アジャイル開発が向いているケース
柔軟性があり効率的に開発できるアジャイル開発は、以下のようなプロジェクトに向いています。
- 要件や仕様が固まっていないプロジェクト
- Webサービス・アプリ開発
要件や仕様が固まっていないプロジェクト
アジャイル開発に向いているケースとして、要件や仕様が明確でないプロジェクトが挙げられます。
計画段階で具体的な仕様を固めないプロジェクト、例えば変化の激しい研究分野でのシステム開発は、仕様変更が容易なアジャイル開発が向いています。
Webサービス・アプリ開発
新しいWebサービスやアプリを開発する場合も、アジャイル開発が適しています。
特に日々進化しているモバイルアプリ開発では、ユーザーからの素早いフィードバックが求められるため、スピード感のあるアジャイル開発を採用するケースが多いです。
仕様変更が起こりやすいWebサービスの開発においても、柔軟に対応できるアジャイル開発が適しており、現代に見合った開発手法といえます。
アジャイル開発が向いていないケース
アジャイル開発が向いていないケースとして、下記の例が挙げられます。
・数十年手作業で行ってきた工程をシステム化する場合
・既存のシステムを新しいシステムに置き換える場合
・システムの要件が細部まで明確な場合
上記のケースでアジャイル開発を取り入れると、仕様を固めずに進められる利点が逆にデメリットとなり、失敗に終わる場合が多いです。
システム開発を成功させるには、まず自社のプロジェクトがどの開発手法に向いているのか、事前に把握しておくことが重要です。
またシステム開発の手法は、他にもスパイラル開発やプロトタイプ開発などがあり、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。詳細は下記事をご覧ください。
関連記事:システム開発の手法4つの特徴・メリット・デメリットを解説!【比較表付き】
アジャイル開発の工程
アジャイル開発では要件ごとにイテレーションに分けられ、工程を繰り返し行いながら、優先度の高い機能から開発が進みます。アジャイル開発のそれぞれの工程について詳しく確認しましょう。
1.リリース計画
初めにプロジェクト全体を管理するための「リリース計画」を行います。アジャイル開発では機能追加などに柔軟に対応するため、最初の段階では細部まで詳しく計画(要件定義)を立てる必要がありません。大まかな仕様や要求を決定しながら、イテレーションごとに開発を進めるための準備を行います。リリース計画では受発注間で意見をすり合わせながら、開発の方向性を統一させることが重要です。
リリース計画では下記の項目を決めます。
・プロジェクトのゴールを決める(納期、機能、費用の決定)
・どの機能をいつまでにリリースするか(イテレーションの長さを決める)
・どの機能から開発するか(優先順位をつける)
リリース計画は状況が変わったときに更新することができます。例えば各イテレーションの終了時や要件定義が追加されたときなどです。リリース計画を見直しながら柔軟に開発を進めていき、システムを完成に近づけていきます。
2.イテレーションごとに繰り返す
アジャイル開発は小さな機能単位で分けられたイテレーションを繰り返しながら、細かく開発を進めます。計画、設計、実装、テストと行いながら、イテレーションごとに成果物をリリースするのが特徴です。
2-1.計画(要件定義)
要件定義は、発注側のニーズや要求を実現するために必要な機能を明確にする作業です。「何を開発するのか」開発の目的を明らかにします。
要件定義では以下の項目などを決定します。
・解決したい課題、機能を作る目的
・必要な機能
・必要な性能・セキュリティ
・予算とスケジュール
・必要な人員体制
・実装手順
要件定義について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
関連記事:システム開発の要件定義とは?受託開発における重要性や進め方を解説!
2-2.設計
実際に開発作業に入る前に、機能や仕様を具体的に決定する工程です。設計は「基本設計(外部設計)」「詳細設計(内部設計)」に分けられます。
基本設計 |
要件定義を基にシステムを実装する機能を明確化・具体化する作業 「何をどう作るのか」概要を決める |
基本設計は、実際にシステムを利用する発注者側に向けた、画面デザインや操作方法、ユーザーインタフェースなどの機能を構築する設計です。
詳しくは以下のような作業が行われます。
・必要な機能の洗い出し
・扱うデータを整理
・画面のレイアウト
・ネットワークの構成
・必要となるデータを明確化
基本設計について詳しくは、以下の記事で説明します。
関連記事:システム開発の基本設計とは?その位置付け・重要性・発注者としての関わり方を解説!
詳細設計 |
基本設計を基に詳細な設計をする作業 「どうやって実現させるのか」具体的に設計する |
詳細設計は基本設計を基に、システムの中身を具体的に設計する工程です。どのように動作・設計するかなど、実装を想定して決めていきます。
基本設計は主に発注者側向けに設計されるのに対して、詳細設計は開発者側の視点で設計されます。多くの専門用語を使いながら、実装するエンジニア向けに設計する作業工程です。
関連記事:システム開発の詳細設計とは?プロジェクトの位置付け・役割をわかりやすく解説!
2-3.実装
設計を基に実際のシステムを開発する工程です。イテレーションごとにプログラムで新しい機能を作ります。
2-4.テスト
開発されたシステムが正しく動くか行うテストです。
テストには「単体テスト」「結合テスト」「総合テスト」があります。
単体テスト |
機能ごとに正しく動作するか検証するテスト イテレーションごとに行う |
結合テスト |
他の機能やシステムと連携させて動作を検証するテスト イテレーションごとに開発した複数のプログラムを組み合わせたときに行う動作確認 |
総合テスト |
本番と同じ環境でシステム全体の動作を検証するテスト 総合テストを実施するタイミングはプロジェクトにより異なる (イテレーションごとに毎回リリースする場合は総合テストも毎回実施する、 テスト時間省略のためにリリース期日前に総合テストを行うなど) |
関連記事:システム開発のテスト工程を徹底解説!システムテストと受け入れテストの違いは?
2-5.リリース
テストを行い、すべてのプロセスに問題がなければリリースとなります。アジャイル開発でリリースされた成果物は、ある程度動かすことができる状態です。発注側に実際にシステムを触ってもらい、フィードバックを得ることができます。
アジャイル開発の主な3つの手法
アジャイル開発の手法は、主に下記の3つです。
- スクラム
- エクストリーム・プログラミング(XP)
- ユーザー機能駆動開発(FDD)
スクラム
アジャイル開発で一般的な手法が「スクラム」です。ラグビーで肩を組むように、プロジェクトチーム一丸となって連携しながらプロジェクトを進めることから「スクラム」と呼びます。
10人以下の少ないメンバーで構成され、全員で情報共有をしながら、短期集中的に開発を進める手法です。
スクラムで重要なのはチーム内でのコミュニケーションです。以下の役割のある10人以下のメンバーで構成され、プロダクトを完成させます。
プロダクトオーナー |
プロダクトの責任者 作業の優先順位を判断、メンバーへの指示やスケジュール管理を行う |
スクラムマスター |
開発がスムーズに進むようにチームを導く支援役・調整役 開発の障害を除去 |
開発者 |
開発を行うメンバー 計画、設計、コーディング、テスト、運用など一通りのスキルが必要 |
小さな機能単位のサイクルであるイテレーションをスクラムでは「スプリント」と呼びます。スクラムではスプリントごとに以下の工程が行われ、開発を繰り返します。
1.スプリント計画 |
どの機能を、どれくらいの規模で開発するのかを決める |
2.スプリント実施 |
開発サイクルは1~4週間の期間で行われる スプリント中は計画の変更ができない |
3.デイリースクラム |
毎日メンバー全員で集まり行う短いミーティングをする 進捗管理や問題点、その日の作業予定の確認等を行う |
4.スプリントレビュー |
スプリントの後に行うレビュー プロダクトが安定して動作するか品質を確認する |
5.振り返り |
スプリントの振り返りを行うミーティング 問題点や要因を考え、改善策を検討する 次回のスプリントに備える |
エクストリーム・プログラミング(XP)
エクストリーム・プログラミング(Extreme Programming:XP)は、10人程度の比較的少人数で行われる小規模開発に向いた開発手法です。
プロジェクト全体を、1~2週間程の非常に短いサイクルで分け、開発を行うのが特徴です。サイクルが短いため、発注側のフィードバックもその都度受け取ることができます。
アジャイル開発の中でも、特に仕様変更や追加など途中で変更することを前提とした、発注側の要求を柔軟に受け入れる開発手法です。
2人1組で行う「ペアプログラミング」や、プログラム実装前にテストコードを作成する「テスト駆動開発」、完成したコードをわかりやすく書き換える「リファクタリング」などを行うところが特徴です。
またエクストリーム・プログラミングを考案したケント・ベックの著書※では、以下の5つの価値が定義されています。
コミュニケーション |
開発チームや発注者とのコミュニケーションを重視する |
シンプル |
最初の設計は基本的な機能のみでシンプルに、単純に |
フィードバック |
頻繁にテストを行い、発注者からのフィードバックを得て重要な機能を洗いだす |
勇気 |
仕様変更や設計変更に立ち向かう勇気を持つ |
尊重 |
チームメンバーを互いに尊重しあう |
少人数のチームかつ短いサイクルで開発を行うエクストリーム・プログラミングを行う上で、重視すべき点とされています。
※XPエクストリーム・プログラミング入門 — 変化を受け入れる 第2版 ケント・ベック著
ユーザー機能駆動開発(FDD)
ユーザー機能駆動開発(FDD/Feature Driven Development)は、1997年シンガポールの大銀行向けのソフトウェア開発プロジェクト(工数は50人で15か月)のために提案された手法です。
大規模案件も対応できるのが特徴で、2週間ごとに短期の開発を反復しながらリリースします。発注側にとって価値のある機能を中心に開発を進める手法で、発注者とのコミュニケーションが欠かせません。
発注側が求めているものを明確にし、必要な機能を洗いだすことが大切です。ユーザー機能駆動開発では以下の5つの順にプロセスが進み、4と5は機能ごとに反復して行われます。
1.全体モデル作成 |
これから作成するシステムの骨組みとなるモデルを作成する |
2.機能リスト作成 |
機能を明確にし、優先度をつけたリストを作成する リストは2週間以内で完成できるように作成・分割する |
3.機能ごとに計画 |
機能リストに従って機能ごとに設計・構築するための開発計画を立てる |
4.機能ごとに設計 |
機能単位ごとに、シーケンス図やクラス図と呼ばれる プログラムの構造や動作の設計書を作成し、 設計インスペクション(仕様書やソースコードに不具合がないか調査)を行う |
5.機能ごとに構築 |
ユーザー機能の実現に必要なクラスとメソッドを構築 クラス単位でコードを書き、テストを実行する 機能を実現するクラスをすべて作成したら、次のユーザー機能に移る |
アジャイル開発でおすすめのシステム開発会社
アジャイル開発でおすすめのシステム開発会社は、下記の3社です。
- 株式会社デジタルフォルン
- アイレット株式会社
- 株式会社アジルコア
株式会社デジタルフォルン
株式会社デジタルフォルンのおすすめポイント
・アジャイル開発の実績が豊富
・開発には「OutSystems」を採用
・アジャイル開発組織立ち上げに関するサービスも用意
株式会社デジタルフォルンは、東京都千代田区や神奈川県横浜市に本社、大阪や福岡などに事業所を構えるシステム開発会社です。
1961年に創業、1981年より開発業務を行っており、コンサルティングや組み込みソフトウェアの開発、RPA(定型作業の自動化)ツールの導入支援などさまざまな事業を展開しています。
同社はアジャイル開発の実績が多く、医療業の薬品管理システムや自治体の監視システム、金融業の運用管理システムなど業種・ジャンルも豊富。開発にはローコードプラットフォームである「OutSystems」を用いており、システムとの連携や機能の追加などにも対応しています。
また、「アジャイル開発組織立ち上げ支援」や「アジャイル人材育成」といったサポートを実施している点も特徴。必要に応じて常駐ラボ形式も選択でき、自社内でアジャイル開発の環境を整えることも可能です。
株式会社デジタルフォルンの概要・実績
TEL |
03-3519-6791 |
---|---|
会社所在地 |
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-6東京倶楽部ビルディング9階 |
設立年 |
1961年4月(創業) |
実績詳細 |
医療業向け 薬品管理システム開発 自治体向け 監視システム開発 金融業向け 運用管理システム開発 情報サービス業向け 生産管理システム開発 通信業向け 携帯電話Webアプリケーション開発 |
アイレット株式会社
アイレット株式会社のおすすめポイント
・小学館やLINEなど大手企業の実績も保有
・アジャイル開発の一種である「スクラム開発」を採用
・開発だけでなく、インフラ構築やデザインなどワンストップで支援
アイレット株式会社は、東京都港区を拠点にシステム開発やITコンサルティングなどの事業を展開している会社です。
同都内や名古屋、大阪などにもオフィスがあり、エディオンやTOTO、小学館、LINEなど大手企業における導入実績もあります。
同社はアジャイル開発のなかでも、発注者を含めたチーム体制で開発を進める「スクラム開発」を採用。システム開発だけでなく、クラウド基盤の構築やアプリ開発などさまざまな分野で培ったノウハウを活かし、トータルサポートを行います。
また、KDDI株式会社の災害・避難情報メールに関するシステムや、株式会社ウェザーニューズの対話型災害情報流通基盤システムなど、スクラム開発の実績も豊富。インフラ構築やユーザーの使いやすさを意識したデザインも含めて対応するなど、ワンストップの開発も実現しています。
アイレット株式会社の概要・実績
TEL |
03-6206-6820 |
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会社所在地 |
〒105-6307 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー7F |
設立年 |
2003年10月15日 |
実績詳細 |
通信業向け 登録エリア災害・避難情報メールの関連システム開発 通信業向け 動画閲覧サービス開発 気象情報会社向け 対話型災害情報流通基盤システム開発 |
株式会社アジルコア
株式会社アジルコアのおすすめポイント
・アジャイル/ウォーターフォール開発の両方に対応
・アジャイルの手法を用いた運用保守も実施
・ニアショア開発によるコスト削減も可能
株式会社アジルコアは、東京都渋谷区に本社、長野県長野市に支社を構えるシステム開発会社です。アジャイル開発・ウォーターフォール開発のどちらの手法でも開発を手掛けており、医療業や流通業、金融業、旅行業など幅広い業種における実績があります。
また、運用保守についてもアジャイルの手法を採用し、発注者のビジネスに応じてシステムの改良を提案。特に金融機関のシステムでは10年以上にわたって運用しており、経験に基づいた保守サービスを行います。
さらに同社は長野県にも支社があるため、質やコストの面においてニアショア(他県など国内の近距離にある別の企業に委託すること)開発としての強みも保有。受託開発だけでなく、勤怠管理システムや給与明細システムなどの業務改善につながるパッケージ(既製品)を多数手掛けている点も特徴です。
株式会社アジルコアの概要・実績
TEL |
03-5363-5038 |
---|---|
会社所在地 |
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-18-20 代々木フォレストビル3F |
設立年 |
1997年4月15日 |
実績詳細 |
医療業向け 社保・国保レセプト管理システム開発 流通業向け 販売管理システム開発 金融機関向け 関連システム開発・保守 自治体向け 法令規集閲覧システム開発・保守 交通管制システム開発 |
その他アジャイル開発でおすすめの会社の詳細は下記記事をご参照ください。
アジャイル開発における発注側の注意点
アジャイル開発では、発注側は下記の内容に注意しなければなりません。
- 受発注間でコミュニケーションを密に取る
- システムの導入目的を明確にしておく
受発注間でコミュニケーションを密に取る
希望するシステムを完成させるためにも、システム開発では受発注間でコミュニケーションを取ることが重要です。
中でもアジャイル開発は、フィードバックを得ながらシステムを完成に近づけていくため、発注側の協力が欠かせません。発注側も大まかな開発の流れや進捗状況を把握しておきましょう。
アジャイル開発ではフィードバックすることで問題点や改善点を発見したり、発注側のニーズを反映したりできます。
開発側が発注側の要望を正確に理解できるように、発注側は積極的にコミュニケーションを取りながら伝える努力をすることが大切です。
システムの導入目的を明確にしておく
アジャイル開発は発注者のニーズに応えやすい半面、方向性のブレやすさがデメリットです。
せっかくのフィードバックも開発の目的からずれてしまうと、希望するものとは異なるシステムが完成する恐れがあります。
発注側は新しい要望を出すとき、その要望が当初の目的から外れていないか確認しましょう。常にゴールとなる開発の目的を見据えて、プロジェクトに関わることが重要です。
システムにおけるアジャイル開発まとめ
今回はアジャイル開発の特徴、メリット・デメリット、向いているプロジェクトなどについてご説明しました。
現在主流の一つとなっているアジャイル開発ですが、すべてのプロジェクトに向いているわけではありません。システム開発を依頼する際は、自社のプロジェクトに向いている開発手法を採用することが大切です。
またアジャイル開発を採用する際は、開発会社だけではなく発注側の協力も欠かせません。希望するシステムを完成させるためにも開発会社任せにせず、互いに綿密なコミュニケーションを取りましょう。
円滑にコミュニケーションを取り、スムーズに開発を進めるためには、システム開発会社選びも非常に重要なポイント。実績豊富で信頼できる開発会社を選びましょう。
システム幹事では専任のコンサルタントがあなたのご要望をヒアリングし、ご予算にあった最適な会社をご紹介します。自社にぴったりの開発会社をお探しの方は、どうぞお気軽にシステム幹事へお問い合わせください。
コンサルタントのご紹介
岩田
専任のコンサルタントが、
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Q. アジャイル開発とは何ですか?
アジャイル開発とは、システムやソフトウェアの開発手法の一つです。「最初の段階で綿密に仕様を決める必要がない」「仕様変更や機能追加に強く、柔軟に対応できる」等の特徴があります。
Q. アジャイル開発のメリットは?
アジャイル開発のメリットは「効率的でスピーディーな開発が可能」「柔軟性がある」などです。詳細は記事内で紹介していますので、ぜひご覧ください。
この記事を書いた人
川口リカ
専門分野: Webライティング
30代で教育業界(専門は数学・情報)からWebライターへ転職。得意の説明能力を活かした、読みやすく分かりやすい文章が強みです。好奇心旺盛な性格で情報収集好き。趣味はランニングと釣りです。