- 更新日 2023.10.25
- カテゴリー システム開発
【初心者必見】システム開発が学べるおすすめの本8選【2024年10月最新版】
タイトル |
価格 |
出版年 |
Kindle |
上流・下流工程から改善・監査までわかる システム開発のすべて |
3,080円 |
2008年6月 |
× |
新版 SEの基本 この1冊ですべてわかる |
1,584円 |
2022年3月 |
〇 |
ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの 新人研修 第3版 エンジニアになったら押さえておきたい基礎知識 |
1,980円 |
2018年12月 |
〇 |
システム開発をより速く確実に 本当に使える開発プロセス |
2,475円 |
2018年6月 |
〇 |
お金をドブに捨てない システム開発の教科書 |
1,965円 |
2015年12月 |
〇 |
読めばわかる!情シス入門 情報システムの基礎知識 |
1,584円 |
2020年1月 |
〇 |
基礎からのIT担当者リテラシ |
2,068円 |
2020年11月 |
〇 |
システムを作らせる技術 エンジニアではないあなたへ |
2,574円 |
2021年7月 |
〇 |
「システム開発はどのように進めていくのが正しいのか」
「どのように進めればシステム開発を成功に導けるのか」
これらはまだ経験の浅いエンジニアやなりたての情シス担当者にとって共通の疑問。とりわけシステム開発はプロジェクト失敗事例の方がよく耳に入ってきます。大手企業のシステム不具合のニュースもよく見かけるようになりました。そのような状況に陥らないように、システム開発を成功に導くための知見を深めたいところです。
幸いなことにDX推進が叫ばれる昨今では、システム開発に関する本が数多く出版されています。
本には先人たちの失敗事例も踏まえたノウハウが詰まっているので実践で役立つものも多いです。
しかし、例えばAmazonで「システム開発」と検索すると1,000を超える書籍がヒットします。この大量の本の中から自分に適した本を見つけるのはなかなか骨が折れる作業。本記事では、駆け出しのエンジニアや情シス担当者におすすめの本をそれぞれ4冊ずつ紹介します。
※システム開発を自社のみではできない、システム開発に実績のある開発を依頼したいという方は、システム幹事にご相談ください。専任のアドバイザーが最適な開発会社をご紹介します。相談料などは一切かかりませんので、お気軽にお問い合わせください。
エンジニアにおすすめのシステム開発の教本4選
ここではまだシステム開発の経験の浅いエンジニアやシステム開発の基礎を再確認したい方におすすめの本を4冊紹介します。いずれの本もシステム開発のプロセスや全体像を掴めます。またエンジニアの仕事の範囲を再確認することもできるでしょう。
上流・下流工程から改善・監査までわかる システム開発のすべて
画像引用:Amazon
1冊目は2008年に発売されて以来、システム開発の入門本として長く親しまれています。
著者の北村充晴氏は株式会社プライドの社長。
独自のシステム開発方法論をベースとしてシステム開発のコンサルティングサービス等を請け負っているシステム開発のプロです。
そんな本書から以下の事を学べます。
①システム開発の全体像
②システム開発に必要な作業と成果物
③システム開発で有用な手法やフレームワーク
システム開発の上流から下流までのみならず、システムの移行や開発後の運用に至るまで幅広く要点がまとめられています。システム開発の全体像を網羅的に学びたい、あるいは基本を再確認したいエンジニアにピッタリな本。
当サイト・システム幹事の記事を執筆する際も参考図書として利用しています。
SEの基本 この一冊ですべてわかる
画像引用:Amazon
2冊目は2009年に初版が発刊されて以来ロングセラーを続けるSE入門本。著者の山田隆太氏はSE経験もあるソフトウェア工学のコンサルタントです。IT技術関連雑誌での記事執筆やIT系専門学校での特別講師を務めるなど、その活躍は多岐にわたります。
そんな本書から以下の事を学べます。
①システム開発の全体像
②SEの業務範囲
③SEに必要な技術スキル、ヒューマンスキル、マネジメントスキル
④今後のSE業務の変化
システム開発のプロセスのみならず、エンジニアとしてどういうキャリアを歩んでいくかまで考えさせられる良書です。
一冊目同様にSE業務の基本をしっかり学びたいエンジニア向けですが、昨今のIT事情も踏まえて将来目指すべきSE像を悩んでいる人にもおすすめの本です。
ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修 第3版 エンジニアになったら押さえておきたい基礎知識
画像引用:Amazon
3冊目は2009年に当時のNTT情報流通基盤総合研究所がソフトウェアエンジニアリングの内容を新人研修向けにまとめたもの。現在の最新版は2018年に発刊された第3版です。新人エンジニア向けの教科書ですのでゼロ知識からでも学ぶことが可能です。
そんな本書から以下の事を学べます。
①システム開発の全体像
②ウォーターフォール型システム開発の詳細
③アジャイル型システム開発の詳細とウォーターフォール型との違い
④プロジェクトマネジメントの概観
本書の最大の特徴は講義と演習がセットになった内容であること。ただ本を読み進めるよりも問題を解きながら学ぶ形式の方が頭に入りやすい、という方におすすめの本です。
システム開発をより速く確実に 本当に使える開発プロセス
画像引用:Amazon
4冊目は2008年に発刊されて以来、何度かの改訂を繰り返して今日に至るシステム開発の良書の一つです。著書の二人はさまざまなシステム開発プロジェクトに参画経験のある熟練者。特に岡大勝氏は2013年に日経BP社「日本のトップアーキテクト」に選出されています。
そんな本書から以下の事を学べます。
①システム開発の基本的な流れ
②システム開発で特にキモとなる作業の要点
③システム開発で有用なツール
④システム開発で必要なドキュメント(設計書)の作り方
どちらかというと上流工程に重きを置いた内容で、システム開発の成功を実現するために押さえるべき要点を中心にまとめられています。従ってリーダークラスを目指しているエンジニアやシステム開発の成功率をより高めたいと考えているエンジニア向けの本です。
情報システム部におすすめのシステム開発の教本4選
ここでは企業の情シス担当になりたての方に読んでほしいおすすめの本を4冊紹介します。
DX推進に向けて情シス担当を任されたものの、何からどこまで手をつければいいのかわからない方は必読です。また失敗しないシステム開発をするためのノウハウを知りたい方には、是非一度手に取って欲しい本ばかり。
そういう意味では情シス担当のみならず、経営者やユーザー部門の方にもおすすめしたいです。
お金をドブに捨てないシステム開発の教科書
画像飲用:Amazon
1冊目は業務だけでなく経営や会計の視点も盛り込んだ内容の本書。著者は公認会計士でシステムコンサルタントの中川充氏です。上場企業や中堅企業等のシステム開発や業務改革において豊富なコンサルティング実績があり、本書にはその経験がふんだんに盛り込まれています。
そんな本書から以下の事を学べます。
①経営、会計、業務の視点からシステム開発をどう進めるべきか
②現場で使えるシステムを構築するために、発注側が意識すべきこと
③システム開発を成功に導くための8つのステップ
本書はITシステムに関する技術的な話ではなく、組織マネジメントや会計の観点を中心にまとめられています。これからDX推進を考えている中小企業の経営者やユーザー部門に是非一読して欲しい一冊です。
読めばわかる!情シス入門 情報システムの基礎知識
画像引用:Amazon
2冊目は「人と組織の未来を共に創る。」をテーマに企業の人材育成をサポートする富士通ラーニングメディアの講師陣がまとめた情シス本です。情シスの業務、役割、そして求められるスキルの全体像を捉えられる情シス入門書。
130ページとそれほどボリュームがあるわけではないので、時間がある時にさらっと目を通しながら情シスの基礎知識を身に着けることができます。
そんな本書から以下の事を学べます。
①情シスが知っておくべきIT基礎知識
②システム開発において情シスに求められる役割とスキル
③事例を元にしたシステム開発やシステム運用後のトラブル対処方法
情シスの業務全体像を把握したい情シス担当の方におすすめの本ですが、知識の有無に関わらず情シスになったらまずは一読してみてほしい一冊でもあります。
基礎からのIT担当者リテラシー
画像引用:Amazon
3冊目も情シス担当者向けの入門本です。IT知識に疎い人が読んでもわかりやすい構成と内容になっているのが特徴です。著者3名はいずれもエンジニアで、大手Sierで情シス担当の経験もあります。
情シス担当経験者の実体験がベースのため、初学者向きではあっても実用レベルの高い内容になっています。
そんな本書から以下の事を学べます。
①情シスが知っておくべきIT基礎知識
②情シスの担当業務
③システム開発における情シスの役割
本書は情シスとして必要最低限おさえておくべき知識を学びたい方向けの一冊。
またITに疎くDX推進と言われても何から手を付ければいいか迷っているような中小企業の経営者にもおすすめ。当サイト・システム幹事の記事を執筆する際も参考図書として利用しています。
システムを作らせる技術 エンジニアではないあなたへ
画像引用:Amazon
「そのシステムはなぜ作るのか?」
「何を」ではなく「なぜ」に重点を置きつつ、そのシステムをどうやって作ってもらうかについて具体的に言及した一冊が、4冊目におすすめしている本です。
著書の二人はコンサル会社のケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズに所属し、多くのシステム開発プロジェクトに携わった経験が本書に活かされています。
そんな本書から以下の事を学べます。
①システムを作る技術ではなくシステムを「作らせる」技術
②戦略立案からシステム稼働後までも見据えたシステム開発の全体像
③使えるシステムを作るために必要な要求のまとめ方
前述の3冊に比べると専門用語が多くなっているため難易度が難しめです。既に紹介した入門レベルの本に加えて本書を読むことで、システム開発の在り方の現実解が見えてきます。
経験の有無に関わらず情シス担当の方やDXに力を入れたい経営層など、システム開発に関わる幅広い層に読んで欲しい一冊です。
【まとめ】システム開発は本だけではなく実践が大事
以上、システム開発を学べる8冊の本を紹介しました。
システム開発に関する本は世の中に数多くあり、そこには先人たちの成功・失敗事例を踏まえたノウハウが沢山詰まっています。
そのような本を読むことで他人の経験を自分に取り込むことができます。それが結果的に自分の視野を広げることにつながるのです。
ただし、本を読んで知見を深めたからと言ってそれで終わりではありません。本を読んで得た知識を実践で活かしてみること、それが大事です。
本で得た知見を実践に活かし、そこで得た経験を更なるスキルアップにつなげていく。
システム開発を自社のみではできない、システム開発に実績のある開発を依頼したいという方は、システム幹事にご相談ください。専任のアドバイザーが最適な開発会社をご紹介します。相談料などは一切かかりませんので、お気軽にお問い合わせください。
コンサルタントのご紹介
岩田
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初心者の方でも安心してご相談いただけます。
Q. エンジニアにおすすめのシステム開発の教本は?
エンジニアにおすすめのシステム開発の教本として「SEの基本 この一冊ですべてわかる」「お金をドブに捨てないシステム開発の教科書」等が挙げられます。その他のおすすめ本も記事内で紹介していますので、ぜひご覧ください。
この記事を書いた人