開発プロジェクトにおける工数管理とは?おすすめの工数管理ツール11選を紹介【2024年最新版】

開発プロジェクトにおける工数管理とは?おすすめの工数管理ツール11選を紹介

開発プロジェクトでは、適切な工数管理によって会社の収益を上げることが可能です。しかし、工数管理ツールには様々なものがあり「どれが自社に合うのかわからない」とためらっている方は多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、

  • 自社にあった工数管理ツールを導入したい
  • プロジェクトメンバーの作業状況を知りたい
  • 効率的な進捗管理をしたい

とお悩みの方に向けて、

  • 工数管理が重要な理由
  • おすすめの工数管理ツール11選を比較
  • 開発プロジェクトの工数管理の流れ

について解説します。

最後まで読めば、開発プロジェクトにおける工数管理について理解でき、自社にあった工数管理ツールがわかります

※工数管理システムについて相談したい、工数管理システムの内製が難しいという方は、システム幹事にご相談ください。専任のアドバイザーが最適な開発会社をご紹介します。相談料、会社紹介料などは一切かかりませんので、お気軽にお問い合わせください。

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目次
  1. 1. 開発プロジェクトにおける工数管理とは
  2. 2. 工数管理が重要な理由
    1. 2-1. プロジェクトの進捗状況をしっかり把握できる
    2. 2-2. 開発コストを減らせる
    3. 2-3. PDCAサイクルの改善につなげられる
  3. 3. 工数管理を実施する上での注意点
    1. 3-1. メンバーの進捗報告を徹底させる
    2. 3-2. 工数管理の目的をメンバーと共有する
    3. 3-3. 工数管理にリソースをかけすぎない
  4. 4. 自社の開発プロジェクトに合った工数管理ツールの選び方
    1. 4-1. ツールのタイプを見極める
    2. 4-2. 自社の予算内に収める
    3. 4-3. 目的に沿った機能があるか確かめる
    4. 4-4. プロジェクトメンバーが全員利用できるか確かめる
  5. 5. おすすめの工数管理ツール11選を比較
  6. 6. プロジェクト管理特化タイプ4選
    1. 6-1. Asana
    2. 6-2. Brabio!
    3. 6-3. ERP ZAC
    4. 6-4. monday.com
  7. 7. 工数管理特化タイプ4選
    1. 7-1. Backlog
    2. 7-2. CrowdLog
    3. 7-3. freeeプロジェクト管理
    4. 7-4. TimeCrowd
  8. 8. カスタマイズ自在タイプ2選
    1. 8-1. Redmine
    2. 8-2. Wrike
  9. 9. ソフトウェア開発特化タイプ1選
    1. 9-1. Jira Software
  10. 10. 開発プロジェクトの工数管理の流れ
    1. 10-1. 開発プロジェクト開始前の準備
    2. 10-2. 開発プロジェクト遂行中の管理
    3. 10-3. 開発プロジェクト終了後の振り返り
  11. 11. 開発プロジェクトの工数管理を紹介しました 

開発プロジェクトにおける工数管理とは

開発プロジェクトにおける工数管理とは、開発プロジェクトの要件定義や基本設計などタスクの作業量についての把握と管理です。工数管理によって、見積もりと実際の工数とのずれを確認し、解消が可能です。

人月単価は人員1人が1か月作業した場合の費用

ソフトウェアやシステム開発では、作業時間は「人数×時間」で表します。また作業に要する単位は、下記の単位を使用します。

  • 人月
  • 人日
  • 人時

例えば1人が8時間作業した場合は「1人日」で、1人が1ヵ月作業した場合は「1人月」です。

2人が開発して3カ月かかるシステムの工数は下記の通りです。

2人月×3カ月=6人月

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工数管理が重要な理由

工数管理が重要な理由

工数管理が重要な理由について詳しくみていきます。

プロジェクトの進捗状況をしっかり把握できる

工数管理によって、最初の見積もりと現状の工数状況を把握し、プロジェクトの進捗を大まかに知ることが可能です。計画の工数とズレがある場合は早めの調整もできます。

プロジェクトの規模が大きければ大きいほど、工数管理の重要性は増し、結果を大きく左右します。

工数管理を活用すると、効率的に工程の管理やメンバーのパフォーマンス管理が可能です。その結果、プロジェクトを円滑に進められます。

開発コストを減らせる

自社に合ったスケジュール設定により、メンバーの生産性が高まり、当初の計画よりプロジェクト全体のコスト削減も可能です。

人件費をプロジェクトごとに算出しないと、ムダなコストが発生する可能性があります。しかし、工数管理の実施により、以下のようにプロジェクトの収益性を把握できます。

  • 各プロジェクトに何人が関わったのか
  • 開発者は何時間ずつ関わったのか

ただし開発者が少なく、短期間で終わるようなプロジェクトの場合、形式ばった工数管理をするとかえって工数がかかります。

上記のプロジェクトでは、簡単なタスク管理の方がコスト削減につながる場合もあります。

PDCAサイクルの改善につなげられる

開発プロジェクトで得られたデータをもとに改善点を洗い出し、次の開発の改善につなげることが可能です。その結果、精度の高い計画や見積もりが作成できます。

しかし、実際には下記のような理由によりPDCAを回さない企業が多いといった傾向があります。

  • バックログの解消に追われ事後評価まで手が回らない
  • ユーザー部門やシステム部門が事後評価を求めない
  • 責任の所在が不明確である
  • やっても評価されない

たとえば、商品販売サイトを構築し目標とする売上に達しなかった場合、企業では以下のような取り組みが必要です。

部門

取り組むべき内容

経営層

業績を回復するための意思決定をする

営業部門

別の販売網を探す

システム部門

運用コストを削減する

事後評価のアウトプットは会社の状況をよくするためのインプットです。PDCAを回すことにより、会社の業績向上や企業の競争力強化につながるでしょう。

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工数管理を実施する上での注意点

工数管理を実施する上での注意点

工数管理を実施する上での注意点について解説します。

メンバーの進捗報告を徹底させる

進捗報告は毎日、できるだけ決まった時間帯にやりましょう。まとめて入力すると、正確な進捗管理やコスト管理ができなくなります

たとえば、製造業が正確な工数管理を行わないと、下記の点について把握できないでしょう。

  • 誰が働いているのか
  • いつ働いているのか
  • どんな働き方をしているのか

上記について把握できないと、作れば作るほど赤字が発生するという状況になる可能性があります。

雑な工数管理はプロジェクトの延期につながり、コスト増大につながるでしょう。その結果、プロジェクト破綻のリスクも発生します。

工数管理の目的をメンバーと共有する

なぜ工数管理ツールを導入しているのか、何を目的としてツールを導入しているかメンバーに説明する必要があります。ただし、工数管理そのものを目的としないことが重要です。

目的を説明しないと報告漏れや、正確ではないデータが集まる可能性があります。

また、工数管理の精度を高めるためには、工数管理する目的をメンバーに説明するほか、プロジェクトマネージャーからのフィードバックも必要です。

フィードバックによってメンバーが課題を把握できたり、工数管理の達成感を得られたりします。

工数管理にリソースをかけすぎない

管理する工程を細分化し、工数管理自体に多くのリソースを割きすぎると本末転倒です。

たとえば、管理者が作業状態やチームメンバーのスケジュールを把握するため、下記のような細かい報告まで義務づける場合があります。

  • 過剰な報告作業
  • 定時ミーティングの報告
  • チャットでの随時報告

上記の工数管理はメンバーの作業負担を増やし、モチベーションも下げてしまいます。

そのため、工数管理の入力業務は細分化しすぎず、簡単な入力フォーマットやシステムが必要です。

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自社の開発プロジェクトに合った工数管理ツールの選び方

自社の開発プロジェクトに合った工数管理ツールの選び方

自社の開発プロジェクトに合った工数管理ツールの選び方について解説します。

ツールのタイプを見極める

工数管理のツールにはクラウド型とオンプレミス型があります。それぞれのメリット・デメリットは下記の通りです。

タイプ

メリット

デメリット

クラウド型

  • ・導入コストが安い
  • ・すぐに導入できる
  • ・保守・監視・障害対応を
  •  ベンダーに任せられる
  • ・カスタマイズが限定される
  • ・障害対応や情報資産に関しては
  •  ベンダー依存になる

オンプレミス型

  • ・自社の他システムと連携がしやすい
  • ・リソースの増強が簡単にできる
  • ・自社のセキュリティポリシーに合う
  •  運用ができる
  • ・設置スペースや機器の調達が必要になる
  • ・環境構築に知見のあるスタッフが
  •  必要になる
  • ・初期費用が高い

自社の予算内に収める

ツールの選定時に、料金が自社の予算内に収まっているかを確認します。工数管理ツールには以下の3種類があり、サービスによって料金体系が異なります。

  • 買い切り型
  • 定額制
  • 従量課金制(100分使ったら100円のように使った分だけ料金が発生する仕組み)

無駄な導入コストを抑えるため、ベンダーのサイトで導入前に料金プランを確認し、適切な見積もりをしておくのが大切です。

ベンダーからの見積書が理解できない場合、理解できるように作成してもらうことをおすすめします。

「〇〇開発業務一式いくら」「何人月」などのように画面や帳票などのアウトプットがはっきりしていない状態で契約するとリスクが高くなるでしょう。上記のような見積もり書で契約を交わすと、見積もりの妥当性を検証するのは困難です。プロジェクトが進行した段階でトラブルが発生すると、交渉が難しくなる可能性もあります。

目的に沿った機能があるか確かめる

工数管理ツールは、プロジェクトの進捗管理やレポート出力がメインである一方、勤怠管理やチャット機能付きのツールもあります。

上記のほか、工数予算や原価管理などの機能を持つツールもあり、工数をどのように分析、管理していきたいのかをあらかじめ決めた上で、機能を選定する必要があります。そのため、ツールを使用する目的の明確化が重要です。

工数管理の機能はツールごとに異なるため、自社の目的にあわせて必要な機能を選びましょう。

プロジェクトメンバーが全員利用できるか確かめる

工数管理は毎日使うツールのため、開発プロジェクトのメンバーが全員使えるか確かめる必要があります。そのため、ITに不慣れな人でも使いこなせるツールを導入するのがおすすめです。

メンバーが負担なく操作できれば、作業もスムーズに進むでしょう。直感的に操作できるツールなら、機能や運用方法について教育せずに済みます。

入力漏れがないよう、アラート機能が搭載されているかなども確認しておきましょう。

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おすすめの工数管理ツール11選を比較

工数管理ツールには、以下の4種類があります。

  • プロジェクト管理特化タイプ
  • 工数管理特化タイプ
  • カスタマイズ自在タイプ
  • ソフトウェア開発特化タイプ

プロジェクト管理特化タイプは、プロジェクトの進捗や課題の管理など、開発プロジェクトを俯瞰して全般的に管理したい場合におすすめのタイプです。

工数管理特化タイプは、詳細な工数登録など、工数の入力と把握に絞って使いたいシンプルな用途に向いています。

カスタマイズ自在タイプは、用途に合わせたワークフローやステータスの設定変更など、仕様を変更できるタイプです。

ソフトウェア開発特化タイプは、開発工程を機能単位で小さいサイクルによって繰り返す「アジャイル開発」など、ソフトウェア開発に適しています。

タイプ

ツール名

特徴

価格

導入実績

プロジェクト

管理

特化タイプ

Asana

  • ・タスク管理方式を
  •  選択可能
  • ・連絡先が豊富
  • Basic
    0円/月
  • Premium:
    1,475円/月
  • Business:
    2,700円/月

NTT東日本、

SmartHRほか

Brabio!

  • ・5人まで無料で
  •  サービス利用開始
  • ・エクセル形式で
  •  ガントチャートの
  •  一括入力が可能
  • Freeプランあり
  • 価格は問い合わせ

アイブリなど

ERP ZAC

  • ・勤怠管理機能で、
  •  作業時間を集計
  • ・案件ごとに
  •  作業時間を入力
  • 問い合わせ

早稲田大学

アカデミック

ソリューションなど

monday.com 

  • ・タスク管理や
  •  プロジェクト管理などの
  •  一元管理が可能
  • ベーシック:
    900円/月
  • スタンダード:
    1,100円/月
  • プロ:
    1,800円/月
  • エンタープライズ:
    要お問い合わせ

UberやAdobeなど

工数管理

特化タイプ

Backlog

  • ・チャット機能搭載
  • ・プロジェクト計画を
  •  ガントチャートで
  •  タイムライン的に
  •  可視化
  • スタンダード:
    17,600円/月
  • プレミアム:
    29,700円/月
  • プレミアム:
    82,500円/月
  • エンタープライズ:

要お問い合わせ

経済産業省など

CrowdLog

  • ・プロジェクトの損益を
  •  見える化が可能
  • ・空き工数の状況を
  •  リアルタイムに
  •  把握可能
  • ベーシックプラン:

要お問い合わせ


  • プレミアムプラン:

要お問い合わせ

株式会社マネーフォワード、

株式会社電通マネジメント

サービスなど

freee

プロジェクト管理

  • ・分析レポートの
  •  自動作成機能搭載
  • ・カレンダー形式の
  •  入力画面
  • 年額プラン:
  • 1,650円/月(税込)
  • 月額プラン:
  • 1,980円/月(税込)

アイティアスリート、

オリシロジェノミクスほか

TimeCrowd

  • ・タスクをリアルタイムに
  •  確認可能
  • ・さまざまなレポートを
  •  表示

  • 個人利用:
    無料
  • ライト:
    550円/1ユーザー/月
  • スタンダード:
    880円/1ユーザー/月

初期費用 11万円

  • エンタープライズ:

問い合わせ


  • 初期費用は
    見積り

パソナ

キリンホールディングス、

株式会社SERENDECなど

カスタマイズ

自在タイプ

Redmine

  • ・無料ダウンロードによる
  •  自社開発が可能
  • ・オープンソース
  •  ならではの
  •  優れたカスタマイズ性
  • 問い合わせ

非公開

Wrike

  • ・高いカスタマイズ性
  • ・コメント欄活用による
  •  他部門への工数大幅削減
  • Free:
    0$
  • Team:
    $9.8/月
  • Business:
    $24.8/月
  • Enterprise:

問い合わせ

  • Pinnacle:

問い合わせ

Google、

SIEMENSほか

ソフトウェア

開発

特化タイプ

Jira Software

  • ・レポート機能が充実
  • ・タスクの
  •  進捗ステータスがわかる
  •  カンバンボード方式を搭載
  • Free:
    0円
  • Standard:
    920円/1 ユーザー/月
  • Premium:
    1,810円/1 ユーザー/月
  • Enterprise:
    問い合わせ

VISA、

ebayほか

ここから、4タイプの工数管理ツールをそれぞれ詳しく紹介します。

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プロジェクト管理特化タイプ4選

プロジェクト管理特化タイプ4選について紹介します。

Asana

asana

画像引用:Asana

項目

内容

提供会社

Asana, Inc.

特徴

  • ・タスク管理方式を選択可能
  • ・連絡先が豊富

価格

  • ・Basic
     0円/月
  • ・Premium:
     1,475円/月
  • ・Business:
     2,700円/月

導入実績

NTT東日本、SmartHRほか

「Asana」は、プロジェクトとタスクを一元管理できるワークマネジメントツールです。プロジェクトの工程から期日や担当者を明確にできます。その結果、進捗管理やレポートの手間が減り、無駄のない工数管理ができます。

「Asana」導入の機能は下記の通りです。

  • プロジェクトの進捗を視覚的に管理できる
  • タイムラインを使ったプロジェクト計画でスケジュール通りに進められる
  • 複数プロジェクトを横断して状況を把握できる
  • 日常的によく使う操作を自動化できる
  • フォームを使用して仕事リクエストを作成できる
  • カレンダーでメンバーの予定を確認できる

また、「Asana」は下記のアプリを含めた100以上の製品と外部連携できます。

  • Microsoft Teams
  • Adobe Creative Cloud
  • Slack
  • Microsoft Office 365
  • Googleカレンダー
  • Gmail
  • Outlook

asana

画像引用:Asana

Brabio!

Brabio!

画像引用:Brabio!

項目

内容

提供会社

ブラビオ株式会社

特徴

  • ・5人まで無料でサービス利用開始
  • ・エクセル形式でガントチャートの一括入力が可能

価格

  • ・Freeプランあり
  • ・価格は問い合わせ

導入実績

アイブリなど

「Brabio!」は、誰でも簡単にガントチャートが作れるツールです。複数のプロジェクトを作成できるだけではなく、グループも複数作成して運用できます。

プロジェクト毎にユーザーの権限を変更可能で、社内秘や社外秘の情報も安心して共有できます。

Brabio!

画像引用:Brabio!

「Brabio!」の機能は、下記の通りです。

  • 達成率の表示
  • マイルストーン
  • プロジェクト横断ビュー
  • 4つのユーザーモード(管理者・スタッフ・パートナー・ゲスト)
  • エクセルファイル や CSVファイル に対応
  • カレンダー表示
  • 閲覧記録
  • コメントのメール通知
  • 進捗管理

Brabio!

画像引用:Brabio!

ERP ZAC

クラウドERP ZAC

画像引用:ERP ZAC

項目

内容

提供会社

株式会社 オロ

特徴

  • ・勤怠管理機能で、作業時間を集計
  • ・案件ごとに作業時間を入力

価格

  • 問い合わせ

導入実績

早稲田大学アカデミックソリューションなど

「ERP ZAC」は、案件・契約・プロジェクト単位で業務進行する下記の業種に向いたクラウドERPです。ベンチャー・上場企業・大手企業を含む850社以上が導入しています。

また、以下の業種に特化したサービスです。

  • システム業
  • IT業
  • 広告業
  • クリエイティブ業
  • イベント業
  • 士業
  • コンサルティング業

「ERP ZAC」を導入するメリットは下記の通りです。

メリット

内容

タイムリーな損益管理

  • ・コスト×プロジェクトの紐付け
  • ・リアルタイムな損益管理
  • ・利益のボトルネックを視覚化

売上・利益の正確な予測

  • ・見込み時点から損益管理
  • ・迅速な経営判断
  • ・事前に赤字案件を察知

業務の一元管理

  • ・データの一元管理
  • ・二重入力のヌケモレ・ミスについて防止
  • ・バックオフィスの業務効率化

内部統制の構築

  • ・電子申請・ワークフロー
  • ・ログ自動保存による証跡管理
  • ・社内統制の実現

「ERP ZAC」は、自社が必要なライセンス数と機能で導入でき、ライセンス数の拡張・縮小が可能です。

ERP ZAC

画像引用:ERP ZAC

monday.com

monday.com

画像引用:monday.com

項目

内容

提供会社

株式会社ギャプライズ

特徴

  • タスク管理やプロジェクト管理などの一元管理が可能

価格

  • ・ベーシック:900円/月
  • ・スタンダード:1,100円/月
  • ・プロ:1,800円/月
  • ・エンタープライズ:要お問い合わせ

  ※個人利用は無料で利用可能

導入実績

UberやAdobeなど

「monday.com」は、あらゆる業務を一元管理できるクラウド型のプロジェクト管理システムです。世界中で152,000以上、国内で500以上の企業が利用しています。ワークフローを自由にカスタマイズでき、効率性・生産性を高めることが可能です。

「monday.com」には下記の機能があります。

  • ガントチャート
  • プロジェクトダッシュボード
  • 仕事量ビュー
  • マイルストーン
  • 全ステークホルダーへの通知
  • 計画と実際のスケジュール比較
  • 外部連携
  • 豊富なテンプレート

また、「monday.com」には下記のメリットがあります。

  • カスタムダッシュボードで進捗状況・タイムライン・予算を可視化できる
  • タスク配分による優先順位付けで、従業員の作業を確認できる
  • ボトルネックやリスクを把握できる
  • API※を使った外部連携により作業の統合ができる

※API:2つのアプリやソフトウェア同士が情報をやり取りする際に使用される、プログラミング上の窓口

monday.com

画像引用:monday.com

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工数管理特化タイプ4選

工数管理特化タイプ4選について紹介します。

Backlog

Backlog

画像引用:Backlog

項目

内容

提供会社

株式会社ヌーラボ

特徴

  • ・チャット機能搭載
  • ・プロジェクト計画をガントチャートでタイムライン的に可視化

価格

  • ・スタンダード:17,600円/月
  • ・プレミアム:29,700円/月
  • ・プレミアム:82,500円/月
  • ・エンタープライズ:要お問い合わせ

導入実績

経済産業省など

「Backlog」は、チームのタスクを一元管理できるツールです。直感的な操作ができるため、誰でも安心して使えます。外部連携やWebhook※・APIが充実しているため、更新通知の外部サービスへの送信や締め切り日とカレンダーの同期なども可能です。

※Webhook:アプリの更新情報を他のアプリに提供する仕組み

「Backlog」の機能は、下記の通りです。

  • プロジェクト管理機能
  • チームのタスク管理機能
  • チームのコラボレーション機能

プロジェクトチームの種類

チームでおすすめの機能

開発

  • ・課題状況の更新通知
  • ・差分表示
  • ・ガントチャート
  • ・カスタム属性
  • ・マイルストーン
  • ・Jira・Redmineからの移行

製品管理

  • ・マイルストーン
  • ・ガントチャート
  • ・お知らせ機能
  • ・ファイル共有
  • ・Wiki
  • ・IPアドレス制限

マーケティング

  • ・マイルストーン
  • ・ガントチャート
  • ・お知らせ機能
  • ・ファイル共有
  • ・課題状況の更新通知
  • ・iCal

営業

  • ・課題
  • ・Wiki
  • ・お知らせ機能
  • ・ファイル共有
  • ・Wiki
  • ・IPアドレス制限

backlog

画像引用:Backlog

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CrowdLog

CrowdLog

画像引用:CrowdLog

項目

内容

提供会社

株式会社クラウドワークス

特徴

  • ・プロジェクトの損益を見える化が可能
  • ・空き工数の状況をリアルタイムに把握可能

価格

  • ・ベーシックプラン:要お問い合わせ
  • ・プレミアムプラン:要お問い合わせ

導入実績

株式会社マネーフォワード、

株式会社電通マネジメントサービスなど

「CrowdLog」は、直感的な操作で工数入力できるツールです。特定のプロジェクトにおいて業務の実施状況を詳細に登録できます。複数階層の工数登録ができるため、工数の多角的な分析が可能です。

また、ガントチャートとの連携により1つの工程で、計画、工数実績、進捗率を並行して表示できます。そのため、工程の負荷や遅延状況をリアルタイムで把握可能です。

「CrowdLog」は、以下のように工数管理に便利な機能を利用できます。

  • 様々な工数入力時間を選択できる
  • 特定日以前のタイムシート編集の制御ができる
  • 未来のタイムシート入力可否ができる
  • プロジェクトごとの工数原価算出ができる
  • スマートフォンやタブレットでも使える
  • アクセス場所の制御ができる
  • プロジェクトの優先表示ができるなど

CrowdLog

画像引用:CrowdLog

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freeeプロジェクト管理

freeeプロジェクト管理

画像引用:freeeプロジェクト管理

項目

内容

提供会社

freee株式会社

特徴

  • ・分析レポートの自動作成機能搭載
  • ・カレンダー形式の入力画面

価格

  • ・年額プラン:1,650円/月(税込)
  • ・月額プラン:1,980円/月(税込)

導入実績

アイティアスリート、

オリシロジェノミクスほか

「freeeプロジェクト管理」は、自動で工数分析できるツールです。カレンダー画面UIで工数入力ができるほか、Googleカレンダーとの連携もできます。工数情報を自動で集計・レポート化できるため、工数データの一元管理が可能です。

メンバーの稼働状況の見える化ができ、任意のカテゴリーでレポート化もできます。

また、以下の3つの中から自社に合った権限の付与が可能です。

  • メンバー
  • プロジェクトマネージャー
  • 管理者

下記のように、権限によって利用できる機能は異なります。

権限

利用できる機能

メンバー

  • 工数入力

プロジェクトマネージャー

  • ・工数入力
  • ・プロジェクト工数の参照
  • ・工数データの確認
  • ・従業員のプロジェクト割り当て

管理者

  • ・工数入力
  • ・プロジェクト工数の参照
  • ・工数データの確認
  • ・分析タグの設定
  • ・従業員の追加
  • ・従業員のプロジェクト割り当て

freeeプロジェクト管理

画像引用:freeeプロジェクト管理

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TimeCrowd

TimeCrowd

画像引用:TimeCrowd

項目

内容

提供会社

タイムクラウド株式会社

特徴

  • ・タスクをリアルタイムに確認可能
  • ・さまざまなレポートを表示

価格

  • ・個人利用:無料
  • ・ライト:550円/1ユーザー/月
  • ・スタンダード:880円/1ユーザー/月

・初期費用 11万円

  • ・エンタープライズ:問い合わせ

・初期費用 お見積り

導入実績

パソナキリンホールディングス、

株式会社SERENDECなど

「TimeCrowd」は、テレワークに適したシンプルな時間管理ツールです。ブラウザ、Chrome拡張、アプリから利用でき、タスクの時間を記録し視覚化できます。
チームメンバーの時間記録をチームで共有でき、チーム・ユーザー・期間ごとのグラフも出力可能です。

「TimeCrowd」には以下の機能があります。

  • Googleアカウントでログインできる
  • 稼働中のチームメンバーを確認できる
  • チーム・ユーザーごとに単価を設定できる
  • ChatWorkからの記録もできる
  • Webhookを使いSlackやGoogle Calendarと連携できる
  • APIを使って機能を拡張できる

TimeCrowd

画像引用:TimeCrowd

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カスタマイズ自在タイプ2選

カスタマイズ自在タイプ2選について紹介します。

Redmine

REDMINE

画像引用:Redmine

項目

内容

提供会社

ファーエンドテクノロジー株式会社

特徴

  • ・無料ダウンロードによる自社開発が可能
  • ・オープンソースならではの優れたカスタマイズ性

価格

  • 問い合わせ

導入実績

非公開

「Redmine」は、タスクの進捗状況をチームで共有できる、オープンソースのプロジェクト管理ツールです。会社・チームの業務やプロジェクトの作業を記録・管理できます。

「Redmine」には下記の機能があります。

  • チケット(やるべきタスク)
  • ガントチャート
  • Wiki
  • リポジトリ(ファイルや変更履歴の保存場所)
  • ニュース

また、「Redmine」を導入すると下記のメリットがあります。

  • 2人以上が同時にアクセスできる
  • 離れたメンバーと共有できる
  • データを一元管理できる
  • やるべき仕事を明確にできる
  • ガントチャートを自動作成できる
  • スマートフォンやタブレットからも参照・更新ができる

Redmine

画像引用:Redmine

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Wrike

Wrike

画像引用:Wrike

項目

内容

提供会社

Wrike, Inc.

特徴

  • ・高いカスタマイズ性
  • ・コメント欄活用による他部門への工数大幅削減

価格

  • ・Free:0$
  • ・Team:$9.8/月
  • ・Business:$24.8/月
  • ・Enterprise:問い合わせ
  • ・Pinnacle:問い合わせ

導入実績

Google、SIEMENSほか

「Wrike」は、直感的な操作でプロジェクトや業務プロセスに合わせたワークフローを簡単に作成できるツールです。リアルタイムの自動ダッシュボードとレポート機能により、遅延予測と防止ができます。

メンバー全員の業務状況と進捗状況を把握できるだけでなく、経営陣に向け報告レポートを自動作成可能です。メール、電話、チャットなどによるタスク依頼を、リクエストフォームに一本化もできます。

「Wrike」には下記のような用途別テンプレートがあります。

  • プロジェクトスケジューリングテンプレート
  • プロジェクトのフェーズ分け
  • アジャイルプロジェクト
  • 受信リクエスト
  • カンバンプロジェクト
  • 製品の立ち上げ

また、下記のアプリを含む400以上のツールと外部連携できます。

  • Adobe Creative Cloud
  • Salesforce
  • Outlook
  • GitHub
  • Gmail

Wrike

画像引用:Wrike

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ソフトウェア開発特化タイプ1選

ソフトウェア開発特化タイプ1選について紹介します。

Jira Software

Jira Software

画像引用:Jira Software

項目

内容

提供会社

Atlassian

特徴

  • ・レポート機能が充実
  • ・タスクの進捗ステータスがわかるカンバンボード方式を搭載

価格

  • ・Free:0円
  • ・Standard:920円/1 ユーザー/月
  • ・Premium:1,810円/1 ユーザー/月
  • ・Enterprise:問い合わせ

導入実績

VISA、ebayほか

「Jira Software」は、プロジェクトを一元管理できるアジャイル開発向けのツールです。スクラム ボードを使って、プロジェクトを管理しやすい作業単位に分割できるため、チームはスプリントに集中できます。

「Jira Software」には、下記のようにアジャイル開発向けのテンプレートが用意されています。そのため、チームの成長に合わせたカスタマイズが可能です。

  • スクラム テンプレート
  • カンバン テンプレート
  • バグ追跡テンプレート

また「Jira Software」では、Atlassianのプロジェクト管理アプリと統合し、開発の各段階の進捗状況を把握できます。プロジェクト管理には、下記の機能があります。

  • 小規模プロジェクト向けの軽量タスク管理を追跡できる
  • ガント チャートを使用してプロジェクト管理ワークフローを表示できる
  • リリース日の見積もりを予測して比較できる
  • 複数のアジャイル プロジェクト間の問題を可視化できる

Jira Software

画像引用:Jira Software

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開発プロジェクトの工数管理の流れ

開発プロジェクトの工数管理の流れ

開発プロジェクトの工数管理の流れについて解説します。工数管理の流れを継続的に行うことにより、企業の収益性を上げられます。

開発プロジェクト開始前の準備

開発プロジェクト開始前の準備は下記の通りです。

プロジェクト全体を統括する責任者の決定

工数管理を導入する場合、まずプロジェクト全体を統括する責任者を決定します。

責任者の役割は、メンバーに対しルール通りに工数を入力してもらうことです。入力作業がスムーズにいくように、責任者は工数管理を行う意義をメンバーに説明します。目的意識をもつと、メンバーの入力作業も継続できるでしょう。

進捗状況や利益状況を評価する工程表の作成

工程表を作成し進捗状況や利益状況を評価します。

工程表作成では、以下の点に注意します。

  • メンバーのスキル
  • メンバーのスキルや作業スピードなどを見極めるため、進捗状況の共有
  • 余裕のあるスケジュールの策定

メンバーはスキルや作業スピードなどが異なります。そのため、スキルを考慮した工程表の作成のほか、進捗状況の共有も重要です。

また、タイトなスケジュールは、トラブル発生時に現場が混乱してしまいます。余裕のあるスケジュールで策定しましょう。

操作性の高いツールの導入を通じた環境づくり

工数管理は、継続して行えるようにメンバーが直感的に操作できるツールの導入がおすすめです。

gmailやMicrosoft Office 365など、普段使い慣れているツールと外部連携できる工数管理ツールも数多くあります。メンバーが操作しやすいツールを選ぶと継続しやすくなります。

また、管理職がメンバーの進捗状況について、フィードバックを行うと、メンバーのモチベーションも上がるでしょう。

開発プロジェクト遂行中の管理

開発プロジェクト遂行中の管理は下記の通りです。

毎日正確に工数を入力できているか確認

工数管理は、継続して行えるようにメンバーが直感的に操作できるツールの導入がおすすめです。

現実とデータとの間にズレがあるとプロジェクト進行でリスクが高まります。ズレが積み重なると、上述したようにコストもかかってしまうでしょう。

以下の点について、管理者の確認が必要です

  • 毎日工数を入力しているか
  • 入力漏れはないか
  • メンバーの出退社時間とプロジェクト合計時間は合っているか

厳密な予実管理

工数管理では、厳密な予実管理が重要です。

下記の点を判断の基準にしましょう。

  • 予定と比較しプロジェクトの進行状況はどうか
  • 当初の見積もりに対してコストがオーバーはどれぐらいか

上記の点について確認するとPDCAを回せ、ムダを省けます

工数管理データの全体への共有

工数管理データの全体への情報共有により、メンバーはプロジェクトの進捗状況を把握でき、以下のメリットがあります。

  • 当事者意識をもって作業できる
  • 目の前のタスクに集中できる
  • モチベーションが上がる

開発プロジェクト終了後の振り返り

開発プロジェクト終了後の振り返りは、下記の通りです。

プロジェクト別やサービス別など、幅広い視点からの分析

開発プロジェクト終了後には、質の高いデータが蓄積されています。

データを分析する場合、下記の点について分析すると、利益率の高いサービスや赤字の原因となる作業を把握できます。

  • プロジェクト別
  • サービス別
  • チーム別
  • 個人別

上記のデータ分析により、会社の問題点を見つけることが可能です。

改善策の策定

工数管理を導入した効果は下記のような改善策の策定により、効果が期待できます。

  • メンバーに対する仕事配分の偏りを調整する
  • 作業効率化が見込める業務はITツールを導入する
  • チーム別
  • 個人別

▼関連記事
システム開発の依頼準備については、「システム開発の依頼準備8点!プロジェクトを成功に導く外注ガイド」をあわせてご覧ください。

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開発プロジェクトの工数管理を紹介しました 

工数管理システム導入を検討中の方向けに、工数管理の概要やおすすめの工数管理ツール11選について解説しました。

  • 工数管理が重要な理由は下記の通りです。
  • プロジェクトの進捗状況をしっかり把握できる
  • 開発コストを減らせる
  • PDCAサイクルの改善につなげられる

※工数管理システムについて相談したい、工数管理システムの内製が難しいという方は、システム幹事にご相談ください。専任のアドバイザーが最適な開発会社をご紹介します。相談料、会社紹介料などは一切かかりませんので、お気軽にお問い合わせください。

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Q. 工数管理ツールのおすすめは?

おすすめの工数管理ツールとして「Asana」「Brabio!」等が挙げられます。それぞれの詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

Q. 工数管理ツールを選ぶ際のポイントは?

工数管理ツールを選ぶ際のポイントとして「ツールのタイプを見極める」「自社の予算内に収める」等が挙げられます。詳しい選び方については記事をご覧ください。