IP電話とは?アナログ電話との違いや導入メリット・注意点も解説

IP電話とは?アナログ電話との違いや導入メリット・注意点も解説

固定電話に煩わしさを感じていて、それを解消するために「IP電話」を検討している方もいるかと思います。最近注目されている「IP電話」ですが、どのような特徴があるのでしょうか。本記事では、IP電話の仕組みやアナログ電話との違い、導入のメリット・デメリットなどについて詳しく解説します。

なお、IP電話システムの開発会社の探し方・選び方がわからない!という方はシステム幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

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目次
  1. 1. IP電話とは
    1. 1-1. IP電話の仕組み
    2. 1-2. アナログ電話との違い
  2. 2. IP電話は3種類ある
    1. 2-1. 050で発着信するIP電話
    2. 2-2. 市外局番から発着信するIP電話
    3. 2-3. 電話番号のないIP電話
  3. 3. 企業がIP電話を使うメリット
    1. 3-1. 料金が安く済む場合が多い
    2. 3-2. 初期費用を抑えられる
    3. 3-3. スマートフォンを子機として使える
  4. 4. 企業がIP電話を使う際の注意点
    1. 4-1. 災害時に利用できない場合がある
    2. 4-2. ネット回線の混雑具合に影響されやすい
    3. 4-3. 発信先によっては制限がある
  5. 5. 【まとめ】IP電話を導入して業務効率を高めよう

IP電話とは

IP電話とは、インターネット経由で通話できる電話のこと。プロバイダ(ネット接続を行う事業者)によって供給されているケースが多く、スマートフォンなど固定電話以外のデバイスでも利用できます。IP電話の種類によっては、通話機能のほかWeb電話帳やCRM(顧客管理システム)と連携しているケースも多いです。

IP電話の仕組み

IP電話では、小さく分割されたデータ「パケット」でやり取りを行います。電話発信者の音声を電気信号に変換し、VolPゲートウェイ(アナログ電話網とIP電話網の中継装置)によって、電気信号をパケットに変換。その後インターネット回線を用いて、着信者に電話をつなげる仕組みです。

アナログ電話との違い

一般的なアナログ電話は、アナログ信号やメタル線(電流を使って音声を変換する線)を用いて電話の発着信を行います。対してIP電話は、インターネットを用いて発着信を行うため、そもそもの仕組みが異なるのです。

アナログ電話では、相手との距離が遠くなるほど通話料は高くなる傾向に。IP電話はインターネットを用いるため距離に応じた料金変動はありません。

通話品質では、通話専用の回線が使われているアナログ電話の方が安定する傾向に。インターネットを用いるIP電話は、ネット環境によっては音声が聞き取りづらくなる場合があります。

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IP電話は3種類ある

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IP電話は大きく3種類に分かれます。それぞれの特徴について見ていきましょう。

050で発着信するIP電話

頭の番号が「050」から始まり、合計11桁の番号が割り当てられるタイプです。スマホアプリからの発着信が可能で、050同士であれば通話料が無料。個人からビジネスまで幅広く利用されています。

市外局番から発着信するIP電話

「03」や「06」といった市外局番を用いたIP電話です。NTT東日本・西日本による光回線が用いられ、アナログ電話と同等の通話品質が実現されています。

電話番号のないIP電話

「LINE」や「Skype」など通話機能のあるアプリケーションを用いたIP電話です。電話番号を持たないため個人間でよく利用されます。同一アプリ間のみの通話が可能で、アプリから050番号や市外局番のIP電話には発信できません。

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企業がIP電話を使うメリット

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企業がIP電話を使うことには以下のようなメリットがあります。

料金が安く済む場合が多い

IP電話に変更することで、通話料が抑えられる場合があります。先述の通り、相手との距離が遠くなるほど料金がかさむアナログ電話に対して、IP電話は距離に関係なく料金が一定です。基本料金や月額料も安いケースが多いため、アナログ電話を使っている方はIP電話への切り替えを検討されてもよいでしょう。

初期費用を抑えられる

「050番号」と「電話番号を持たないIP電話」は、ほとんどの場合、工事が不要です。これまでの電話では、設置場所に電話線を引いてPBXなどの専用機器を設置する工事が必要でした。IP電話では工事が必要ないため、初期費用を抑えることができます。

スマートフォンを子機として使える

IP電話は、スマートフォンを子機として使用できます。たとえば、従業員の個人スマホにIP電話番号を割り振り、業務利用することも可能です。固定電話にありがちな「取り次ぎや折り返しの手間」も省くことができます。電話応対の機会損失を抑えることで、会社全体の業務効率アップにつながるでしょう。

企業がIP電話を使う際の注意点

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IP電話にはメリットがある反面、気をつけなければならない点も。企業がIP電話を使う際の注意点をいくつかお伝えします。

災害時に利用できない場合がある

ひかり回線などIP電話の固定電話を利用している場合、コンセントからの電源供給が必要です。そのため災害による停電が起きると利用できません。そのほか地震などでネット回線が滞った場合も利用が難しくなります。

ネット回線の混雑具合に影響されやすい

IP電話はインターネットを経由するため、ネット回線の混雑状況によっては繋がりにくい場合があります。その場合、通話が途切れたり音質が低下したりと、通話に支障が出てしまいます。あくまでIP電話はネット回線に依存している点も考慮しておきましょう。

発信先によっては制限がある

IP電話の発信先によっては利用できない場合も。たとえば以下のようなケースが考えられます。

  • 「050番号」から「110や119などの緊急通報」は発信不可
  • 「電話番号を持たないIP電話」から「050番号」「市外局番のIP電話」「緊急通報」は発信が不可(着信も不可)

緊急通報以外にも天気予報(177)や時報(117)、ナビダイヤル(0570)といった番号も発信ができません。IP電話を導入する際は注意しましょう。

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【まとめ】IP電話を導入して業務効率を高めよう

IP電話は、インターネット経由で通話を行うため料金が安くなったり、スマートフォンを子機として使えたりとメリットが多いです。新たな電話番号を取得すれば、従業員個人のスマホを業務利用できます。災害時の利用できない場合があるものの利便性が高いため、、アナログの固定電話に煩わしさを感じている方は、ぜひIP電話の導入を検討なさってください。

なお、IP電話会社の探し方・選び方がわからない!という方はシステム幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。

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