- 更新日 2024.10.17
- カテゴリー 業務システム
無料レンタルサーバーのおすすめ6選!有料との違いや注意点も解説
予算を抑えるために無料サーバーを検討しているが、どのようなサーバーを使うべきか悩んでいる方もいるかと思います。そこで本記事では、無料で使えるレンタルサーバーをご紹介。その他にも無料と有料の違いや、無料サーバーのメリット・デメリット、失敗しない選び方まで詳しくお伝えします。
なお、サーバー構築に強いシステム開発会社の探し方・選び方がわからない!という方はシステム幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。
レンタルサーバーの無料と有料の違い
まずは、レンタルサーバーの無料版と有料版の違いについて見ていきましょう。
広告が表示されるかどうか
決定的な違いとして「広告表示の有無」があります。無料レンタルサーバーの場合、広告が表示されるケースが多いです。これは、運営側がサーバー自体を無料としている分を広告収益でカバーするため。サーバーによっては広告が多く煩わしさを感じることもあるでしょう。
対する有料サーバーでは多く場合、広告は表示されません。同一サービスで「無料版から有料版にアップグレードすることで広告が消える」といったケースもあります。
サポート体制が整っているかどうか
無料のレンタルサーバーは、サービス自体が無料で提供されている分、サポート体制がほとんどありません。人件費がかかることから、電話やメール対応も行われていないケースがあります。
反対に有料サーバーでは、電話やメールをはじめサーバーの保守・運用のために24時間の監視体制を整えているなど充実しているのが特徴です。遠隔でトラブルに対応してくれるケースもあります。
ディスク容量が十分にあるかどうか
ディスク容量の大きさも無料・有料で異なります。無料レンタルサーバーの場合、300MB〜2GB程度です。これはWebサイトに画像や動画を使うとすぐに容量が圧迫されるレベルの容量といえます。
一方の有料サーバーでは、少なくても300GB程度のディスク容量を確保できます。画像や動画など容量の大きなデータを扱う場合は、有料のレンタルサーバーがおすすめです。
SSLによって暗号化が行われているか
セキュリティ対策の中でも「SSL」が行われているかチェックしましょう。SSLとは、サーバーとWebサイトの通信を暗号化すること。無料レンタルサーバーはSSLに対応していないケースが多いです。
非対応だとWebサイトのURLバーに「保護されていない通信」という表示がされ、ユーザーに不信感を与える可能性があります。反対に有料サーバーでは、SSLが行われているケースがほとんどです。セキュリティに不安のある方は有料版がおすすめといえます。
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無料レンタルサーバーはどんな人におすすめ?
無料のレンタルサーバーは、当然ながら有料版と比べてスペックが劣ります。ただし、次の点に当てはまる人は無料サーバーでも十分といえるでしょう。
- 小規模のWebサイトを制作・運営したい人
- 集客力にこだわりのない人
- テスト用のWebサイトを作りたい人
無料のレンタルサーバーは有料版と比べてディスク容量が小さいため、小規模サイトの運用を考えている方におすすめです。また、サーバーのネットワーク回線の強さなどによって、同時アクセス数の上限も異なります。そのため、サイト自体の集客力にこだわりのない人、テスト用のサイトを作りたい人にも無料サーバーはおすすめです。
無料レンタルサーバーを選ぶポイント
有料サーバーの方がサービスの質は高いです。しかしながら、コスト面で見ると無料サーバーにも十分に魅力があります。無料のレンタルサーバーを選ぶ際どのようなポイントに気をつければよいか、ここで見ていきましょう。
商用利用の可否
無料レンタルサーバーの中には、商用利用を許可していないものがあります。
商用利用とは、自分(自社)のWebサイトやブログなどから広告収入を得たり、商品やコンテンツを販売したりする行為です。
商用利用の可否は、公式ホームページの規約などに記載されています。もし商用利用を考えている場合は、必ず確認しておきましょう。
独自ドメインの設定可否
ドメインとは「インターネット上の住所」のこと。具体的には、URLの「http://」より後の文字列を指します。
独自ドメインを設定すれば、ユーザーからの認知や信頼を獲得しやすいです。サーバー移管などもスムーズに行えます。
ただし、無料のレンタルサーバーによっては「独自ドメインの設定不可」となっているものもあるので、事前に確認しておきましょう。
WordPressの利用可否
WordPress(ワードプレス)とは、Webサイトやブログなどを簡単にできるプラットフォームです。店舗のホームページや個人ブログをWordPressで作るユーザーは多く、広く支持されています。
しかし中には、無料のレンタルサーバーの中には、WordPressが使えないものも。理由としては、サーバー自体のディスク容量が小さいため、WordPressがインストールできないことがあります。
無料サーバーのおすすめ6選
続いて、無料で使えるレンタルサーバーのおすすめをご紹介します。まずは全サーバーの比較表をご覧ください。
サーバー名 |
特徴 |
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XREA(エクスリア)
画像引用:XREA
XREAのおすすめポイント
- 10GBのディスク容量、1日5GBまでデータ転送できる
- マルチドメインの設定もできる
- サポート体制も充実している
XREAは、GMOデジロック株式会社が提供するレンタルサーバーです。無料プランと有料プランの2つの料金形式を用意。無料プランでは、10GBまでのディスク容量、1日あたり5GBのデータ転送が可能です。
広告は付きますがマルチドメインの設定ができ、WordPressにも対応。そのほかデータのバックアップ機能やチャットサポートなど支援体制も整っています。
XREAの概要・価格感
運営会社 |
GMOデジロック株式会社 |
ディスク 容量 |
10GB |
商用利用 |
可能 |
広告表示 |
あり |
価格感 ※税込み |
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Wix(ウィックス)
画像引用:Wix
Wixのおすすめポイント
- ホームページ制作とサーバー取得を同時に行える
- 商用利用もできる
- HTTSSやSSLといったセキュリティ対策も揃う
Wixは、Wix.com Japan株式会社が運営するレンタルサーバーです。Wix自体はホームページ作成サービスですが、無料のレンタルサーバーも用意。同一サービスでホームページ制作とサーバー契約を済ませることができるのが強みといえます。
コーポレートサイトやEC、ブログなど多形式のWebサイトを作成でき、商用利用も可能です。サイトと訪問者が安全に通信できるよう「HTTSS」や「SSL」といった暗号化も施されています。無料かつ安全にホームページ・サーバーを利用できるサービスといえるでしょう。
Wixの概要・価格感
運営会社 |
Wix.com Japan株式会社 |
ディスク 容量 |
500MB |
商用利用 |
可能 |
広告表示 |
あり |
価格感 |
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シン・クラウド for Free
画像引用:シン・クラウド for fiee
シン・クラウド for fieeのおすすめポイント
- 広告なしで無料サーバーを使える
- ディスク容量も10GBと大きい
- デフォルトでSSLに対応している
シン・クラウド for fieeは、エックスサーバー株式会社が運営するレンタルサーバーです。広告なしで無料サーバーを無期限で利用できます。
10GBのディスク容量、WordPressにも対応。ドメインの幅も広く、独自ドメインを10個、サブドメインも50個まで作成可能です。デフォルトでSSLにも対応しており、無料サーバーの中ではセキュリティ面は強固といえます。
シン・クラウド for fieeの概要・価格感
運営会社 |
エックスサーバー株式会社 |
ディスク 容量 |
10GB |
商用利用 |
可能 |
広告表示 |
なし |
価格感 ※税込み |
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StarServerFree(スターサーバーフリー)
画像引用:StarServerFree
StarServerFreeのおすすめポイント
- 無料版でも広告表示なし・SSLに対応している
- 他社のドメインも取得できる
- WordPressの表示を最大8倍の高速化を実現している
StarServerFreeは、ネットオウル株式会社が提供するレンタルサーバーです。無料版と有料版を提供しており、無料版でも広告表示なし・SSLに対応しています。
同社が展開するドメインサービス「スタードメイン」をはじめ、他社のドメインも取得可能です。WordPressが高速表示されるのも強み。一度見たページ情報を保存する「キャッシュ」がない場合、最大8倍の高速化を実現します。
StarServerFreeの概要・価格感
運営会社 |
ネットオウル株式会社 |
ディスク 容量 |
2GB(広告ありの場合は4GB) |
商用利用 |
可能 |
広告表示 |
なし |
価格感 |
※税込価格は要問い合わせ |
Google Cloud Hosting(グーグルクラウドホスティング)
画像引用:Google Cloud Hosting
Google Cloud Hostingのおすすめポイント
- 3ヶ月のトライアル期間は無料で使える
- ディスク容量も30GBまでと大きい
- 広告なしで商用利用もできる
Google Cloud Hostingは、Googleが運営するレンタルサーバーです。3ヶ月間のトライアル期間が付与され、期間内で300ドル分のクレジットを利用できます。なおクレジットは、Compute Engine(仮想サーバー)、Cloud Storage(ストレージ)、BigQuery(データ管理・分析)など複数のGoogleサービスを利用可能です。
ディスク容量は30GBと大きく、広告表示なしで商用利用も可能。WordPressにも対応しています。
Google Cloud Hostingの概要・価格感
運営会社 |
Alphabet社 |
ディスク 容量 |
30GB |
商用利用 |
可能 |
広告表示 |
なし |
価格感 |
無料 |
WordPress(ワードプレス)
画像引用:WordPress
WordPressのおすすめポイント
- Webサイト制作に付随してサーバーも取得できる
- 「WordPress.com」のドメインなら完全無料で使える
- SEO対策がしやすい
WordPressは、アメリカに本社を構えるAutomattic社が運営するサービスです。Webサイト制作がメインですが、付随してサーバーも提供。「WordPress.com」のドメインであれば完全無料で利用できます。WordPress自体がWebサイト作成サービスなので、デザインの幅が広い、SEO対策がしやすいなどのメリットがあります。
WordPressの概要・価格感
運営会社 |
Automattic社 |
ディスク 容量 |
1GB |
商用利用 |
可能 |
広告表示 |
あり |
価格感 |
※税込み価格は要問い合わせ |
なお、サーバー構築に強いシステム開発会社の探し方・選び方がわからない!という方はシステム幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。
【まとめ】おすすめの無料サーバーを紹介しました
無料のレンタルサーバーでも、小規模なホームページ制作・運営には十分対応できるでしょう。しかし、規模が大きくなるとディスク容量やサポート体制、セキュリティ面などに少なからず不安を感じる場面も出てくるかと思います。その際は有料版への移行も検討しましょう。
なお、サーバー構築に強いシステム開発会社の探し方・選び方がわからない!という方はシステム幹事にお気軽にご相談ください。貴社の目的・予算にあった最適な会社を厳選してご紹介します。相談料・会社紹介料などは無料です。
この記事を書いた人
三浦 麗市
専門分野: SEO、ライティング
Webライター。大学在学中よりSEOライティングを学び後にフリーランスとして独立。また並行して飲食店も経営しています。仕事のモットーは「顧客第一主義」