- 更新日 2024.09.19
- カテゴリー システムの費用相場
b→dashの費用は?機能・メリット・口コミも紹介【2024年最新版】
マーケティングツールとして、b→dashの導入を検討している人の中には以下のような悩みを抱えている人も多いのではないでしょう。
- b→dash導入にどのくらいの費用がかかるかわからず、導入すべきか判断できない
- b→dashにはどのような機能があるのかわからず、導入に踏み切れない
- b→dashと他のツールがどのように違うかわからず、どのツールを選ぶべきか迷ってしまう
本記事では、b→dashについて、費用や利用できる機能、導入事例、他のツールとの比較まで詳しく紹介します。本記事を読むことで、b→dashの費用や機能について理解が深まり、ツールを導入すべきか判断の助けになります。
※b→dashをはじめ、どのツールを導入すべきか、お悩みであれば、システム幹事にご相談ください。専門のコンサルタントが、無料で貴社の要望をヒアリングし、最適なツールをご提案いたします。
b→dashの費用
b→dashは初期費用(オンボーディングプログラム導入費用)として500,000円かかります。初期費用以外の料金については、要問い合わせで、どのような機能が必要かかによって費用は変わります。
b→dashで提供しているサービスは以下の通りです。
b→dashのサービス
名称 |
主な機能 |
b→dash CDP |
データ統合 |
Marketing Cloud for web |
メールやLINE、SNSを使ったMA ※MA:マーケティングオートメーション (マーケティングを効率化するツール) |
Marketing Cloud for app |
スマホアプリを使ったMA |
Analytics Cloud |
顧客分析 売上分析 サイトアクセス解析 |
Site Management |
Web接客 チャットボット |
b→dashでどのようなサービスがあるのか解説します。
必要なサービスを選択して導入する仕組みとなっています。そのため、それぞれのサービスの概要を知り、自社に必要なものを見極めることが大切です。
b→dash CDP
引用:b→dash CDP
b→dash CDPはデータを連携・加工・統合し、b→dashの別のツールに活用するためのツールです。
企業にある顧客情報や販売情報などのあらゆるデータは、部門別に管理されます。そのため、フォーマットが揃っていない、どこにどのデータがあるのかわからないという状態になりがちでした。
データ連携から、加工・統合し、フォーマットを統一し、データをまとめることで、そのような事態を回避できます。
また、従来のデータベース運用ではプログラミングに関する知識が必要で、エンジニアでなければ運用できませんでした。
しかし、b→dash CDPは、コード不要で視覚的に操作できるのが特徴です。
様々なツールへのデータ抽出や連携を画面の操作だけで、完結させられます。
Marketing Cloud for web
Marketing Cloud for webは、メールやLINE、SNSなどの顧客にアプローチできるツールを複数組み合わせた、顧客へのアプローチを可能にするツールです。
例えば、ECサイトとメールを組み合わせて、カートに入ったまま購入されていない商品があるときに、顧客に自動連絡を入れるような対応もできます。
27種類の業種・業界に対応し、スムーズに顧客へのアプローチができるよう、いくつかのテンプレートが入っています。そのため、エンジニアでなくても、簡単に使えるようになっていることが特徴です。
Marketing Cloud for app
Marketing Cloud for appは、Push通知や、アプリ接客など、スマホアプリを使った顧客アプローチをサポートするツールです。
SDK(ソフトウェア開発キット)と呼ばれ、新しく開発しやすい仕組みを採用しており、自社独自のサービスをアプリに簡単に取り込みやすくなっています。
SDKとは、プログラムやAPI、サンプルコードなどをまとめてパッケージしたものです。パッケージ化されていることで、プログラマーが状況に合わせた加工がしやすくなります。
Analytics Cloud
引用:Analytics Cloud
Analytics Cloudとは、顧客分析や、売上分析、サイトアクセス解析など、マーケティングに関する分析をサポートするツールです。
27種の業種・業界に対応したテンプレートが用意されており、様々な業界に合わせ、独自の分析を行うことも可能です。
Site Management
引用:Site Management
Site Managementは、Webサイトの運用を効率的にするためのツールです。レコメンド機能や、チャットボット、Web接客など機能により、Webサイトを効果的に運用できるようサポートします。
レコメンド機能とは、おすすめ商品を紹介する機能です。チャットボットは、チャット機能で自動接客を行います。
Web接客とは、特定の行動をしたお客様に対して、特定の行動を促せる機能です。例えば、化粧品をよく購入するお客様に新しい化粧品のおすすめができます。
b→dashとは?導入のメリット
b→dashは手軽に豊富な機能を利用できるツールです。
しかし、他のツールと比較して、どのような特徴があるのか、知っておくと自社に合った運用ができるのか、判断の助けになります。
ここでは、b→dashを導入してどんなメリットがあるのか、解説します。
ノーコードでも設定ができる
※画像引用:b→dash
b→dashはノーコードで設定でき、使い勝手がいい操作画面になっていることが特徴です。通常BIツール(組織が様々な経営判断を効率的に行えるよう、データの収集や分析を効率的にできるツール)を導入し、自社にあったカスタマイズをする際には、複雑な設定をする必要もあり、プログラミングに関する知識が必要です。そのため、専門知識がない人には操作できない状態でした。
b→dashは専門的な知識が不要で、上画像のように視覚的に操作ができるため、一般的に使われる分析手法であれば、直感的に操作可能です。また、コードを使わずに、自由度の高いカスタマイズができるため、コードに関する知識がなくても操作できます。
メールMA機能が優れている
b→dashはメールMA機能が優れていることが特徴です。リマインドメールやリコメンドを様々な条件で設定でき、コンテンツ配信や、LINE、SNS連携も簡単に設定できます。
※画像引用:b→dash
見込み顧客との接点を効率的に増やせるため、マーケティング効率をより高めることが可能です。
データパレット機能がある
b→dashで独自に利用されている、データパレット機能も特徴の1つです。データパレット機能とは、エクセルやプログラミングでなければ難しかった、「切り張り」「抜き出し」「結合する」などの操作を直感的にできます。
紙でスクラップブックを使うような手軽さで、専門知識がない人でも簡単に操作できる点が特徴です。
b→dashの導入が向いている企業
ビジネスを便利にするようなツールは多数ありますが、b→dashの導入を特におすすめしたいのは以下のような企業です。
PDCAサイクルを高速で回したい
b→dashは、PDCAサイクルを回したい場合におすすめです。
b→dashは必要に応じて、BI機能を搭載でき、会社内にあるデータを収集・統合し、様々な施策の効果測定や分析を行えます。
直感的な操作ができ、高精度の分析ができるため、PDCAサイクルを効率的に回しやすく、企業の成長を加速させやすいでしょう。
複数のマーケティングツールを1つにしたい
b→dashは、マーケティングツールを集約したい場合におすすめです。データ収集から分析まで、マーケティングで必要とされている機能を幅広くそろえることができおり、施策の立案から実施、分析までのプロセスをb→dashで効率化できます。
別々のツールを利用する場合と比較すると、費用が抑えやすく、それぞれのツールの使い方も把握しやすいため、業務効率化にも効果的です。
社内にエンジニアがいない
b→dashは、社内にエンジニアがいない場合におすすめのツールです。多くのマーケティングツールはSQLでつくられています。そのため、自社で扱うためには、社内にSQLを扱えるエンジニアが必要でした。
b→dashはデータパレットにより、プログラミングをする必要なく、操作ができるようデザインされています。プログラミングの知識がなくても、画面を見ながら操作ができるため、エンジニアでなくても、様々なマーケティングツールを簡単に利用可能です。
【注意】Salesforceとは連携できない
b→dashを利用する際には、Salesforceと連携できないことに注意が必要です。Salesforceは、顧客管理プラットフォームの1つでデータ統合や、アプリ作成などを行えます。
Salesforceと並行して使うことはデータが二重にならないようにして利用すればよいので特に問題はありません。しかし、データ移転のために、高額の費用がかかる可能性があり、機能も一部重複しています。そのため、Salesforceとの連携はあまりおすすめできません。
b→dashの導入事例・効果
b→dashを導入して、実際どの程度成果が出るかわからず、不安に思う人も多いでしょう。ここでは、b→dashを導入した事例や効果について、紹介します。
株式会社阪急阪神百貨店
関西を中心に15の百貨店を展開している株式会社阪急阪神百貨店は、デジタルを活用して顧客との接点を増やそうとしていました。
顧客の生活や購買行動の変化に対応するため、社内の顧客データや売上データ、ECサイトの訪問データを活用し、サービスの満足度を上げることを目標に設定。データ統合やマーケティングができるツールの導入を検討しました。
b→dashを選んだのは、統合したデータを別のツールと連携せず、分析から施策まで一気通貫でできることが大きな要因です。
導入した結果、顧客の年代や、お客様の反応、行動に基づいたステップメールを効果的に送付できるようになり、メールを利用したCV率を約2倍にできました。
株式会社ダスキン
衛生的で快適な環境づくりを提供する株式会社ダスキンは、同社が提供している「DDuet(ディーデュエット)」というサイトのCVRを向上させるため、b→dashを導入しました。
b→dashの導入前は、顧客ごとの購買履歴データや行動履歴データなどが作成されておらず、顧客の行動に合わせたリコメンドが困難という問題がありました。
b→dashを選定した決め手は、システム部門に頼らずに運用できるツールを検討したことです。
b→dashの導入後は、リピート訴求メールや誕生日メールなどの実施を、企画から実施まで1から2日程度で実施できるようになりました。ポップアップによるWeb接客や、データ分析についても効率化が実現。b→dash導入前と比較してCVRを15%向上させられました。
※参照元:b→dash導入事例 株式会社ダスキン
株式会社クレディセゾン
クレジットカードをはじめとしたペイメントサービスや、ファイナンスビジネス、資産運用などを手がける株式会社クレディセゾン。データ処理の工数削減と、粒度の細かい施策と分析をするために、b→dashを導入しました。
同社では顧客数が多くデータ量も膨大なため、データ処理に時間がかかってしまい、データの鮮度も落ちてしまう状態に。そのことから、顧客のニーズに合わせた粒度の細かい施策が困難でした。
3〜4社のツールを比較し、同社ではセキュリティ性の高さと、大量配信への対応、スムーズな導入を理由にb→dashを導入。導入後には、メールの配信に1ヶ月かかっていたものが最短2日になり、開封率、クリック率も200%アップしました。
b→dashの口コミ・評判
ここでは、b→dashを利用したクチコミをいい点と悪い点に分けて、紹介します。
良い口コミ
いい口コミとしては、以下のようなものが見られました。
「サービスを初めて利用した顧客に対して、タイミングを指定して、2回目利用キャンペーンをご案内する施策ができるようになりました」
「メールとLINEをかけ合わせた配信によって、サービスの利用率や、サービス予約からの利用率が向上しています」
「実施すべき施策や分析を導入時にご提案いただき、そのために必要なデータの準備や実装もご対応いただけました。そのため、導入後すぐにb→dashの機能が一通り使える状態を構築できました」
良くない口コミ
良くない口コミとしては、以下のようなものが見られました。
「普段からSQLを使っていると、DataPaletteは、少し使いづらい」
「担当者不在時などのときに、窓口以外のサポート担当の方々に対応してもらうと、想定外の回答がくることがあるため、サポートのレベルを統一してほしい」
「サポートサイトの情報についてもっと詳細なものが増えてほしいと思っています」
b→dashと類似しているシステムの比較
ここでは、b→dashと類似しているシステムについて解説します。
他のツールのおおまかな特徴をまとめると以下の表の通りです。
ツール名 |
月額料金 |
特徴 |
Salesforce Sales Cloud |
・Essentials: 3,000 円(税抜)/ユーザー/月 ・Professional: 9,000 円(税抜)/ユーザー/月 ・Enterprise: 18,000 円(税抜)/ユーザー/月 ・Unlimited: 36,000 円(税抜)/ユーザー/月 |
CRMに強み Salesforce モバイルアプリが利用可能 高いカスタマイズ性 |
Oracle Eloqua |
要問い合わせ |
高精度なスコアリング機能 きめ細かい設定が可能 |
Probance |
初期ライセンス費用:500,000円 初期導入コンサルティング費用: 要問い合わせ (PRO契約時は必須) START:月額180,000円〜 PRO:月額375,000円〜 詳細は要問い合わせ |
AIを利用した顧客分析 手厚いサポート体制 顧客への過度なコンタクトを 予防する機能 |
Salesforce Sales Cloud
Salesforce Sales Cloudは、以下の機能で、業務の効率化とコストカットができ、特に顧客との関係構築(CRM)について強みがあるツールです。
- メールマーケティング
- モバイルマーケティング
- 広告管理・分析
- 顧客ごとのWeb接客
以上のような豊富な機能であることが特徴です。できることの幅が広く、売上のための仕組みづくりをしたい場合にSalesforce Sales Cloudはおすすめできます。
その反面、アメリカの企業のため、サポート体制が少し使いにくく感じる人もおり、ツールの操作しやすさにこだわる場合には、b→dashがおすすめです。
Oracle Eloqua
Oracle Eloquaは豊富な機能が特徴のツールです。顧客の個人情報から購買行動を分析し、高精度なスコアリングができ、きめ細かいWeb接客対応を可能にします。
その反面、高機能すぎるために、機能を使いこなしきれないケースもあり、少し扱いづらさを感じる点がデメリットです。
より高精度で多機能なツールを使う場合には、Oracle Eloquaがおすすめできます。使い勝手のよさや効率的な運用を重視する場合には、b→dashがおすすめです。
Probance
ProbanceはBtoC向けで、充実したサポート体制が魅力のMAツールです。AIを利用した顧客分析ツールにより、顧客の行動を予測まで行います。大手企業をはじめ800社以上に利用された実績があるツールです。
総勢80名を超えるデータサイエンティストによるサポートが受けられるため、サポートの手厚さを重視する場合におすすめです。
b→dashの費用 まとめ
本記事では、b→dashの費用について、大まかな機能、導入のメリット、導入がおすすめの企業、導入事例、その他のツールとの比較について、解説しました。
b→dashはデータ分析から、顧客へのWeb接客まで一気通貫でサポートしてくれ、使い勝手のいい操作画面が魅力のツールです。初期費用としては500,000円、必要な機能に応じて、見積もりによって全体の費用は計算されます。
本当にb→dashがよいのか、他にベストなシステムがないか、気になる方はシステム幹事にご相談ください。専門のコンサルタントが無料で貴社の要望を丁寧にヒアリングし、最適なツールをご提案いたします。
コンサルタントのご紹介
岩田
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Q. b→dashの導入費用は?
b→dashの導入費用は、初期費用(オンボーディングプログラム導入費用)が500,000円、初期費用以外の料金については要問い合わせです。その他の内訳は記事内で紹介していますので、ぜひご覧ください。
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