- 更新日 2024.10.22
- カテゴリー システムの費用相場
会計システムの費用・金額を比較|比較のポイントまで解説【2024年最新版】
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Excelで会計処理を行っていたけれど、事業拡大により取引社数が増えると限界を感じてくるものです。この記事をお読みの方は「そろそろ会計システムを導入しなくては」と、ツール導入を検討しているのではないでしょうか?会計システムには、豊富な種類があるため、どれを導入すべきか悩んでしまいがちです。
・システム開発会社のサイトを見ても費用感がイマイチ分からない…
・システム開発会社の見積金額が妥当か分からずに不安を感じる…
・会計システムの費用を安く抑える方法はないのだろうか…
今回は、会計システムを導入する際に気になる費用・金額を徹底比較してご紹介します。この記事を読めば、会計システムの費用相場だけではなく比較ポイントまで分かるようになるため、ぜひ参考にしてみてください。
※会計システムの導入を検討している方はシステム幹事にご相談ください。予算や目的から最適な会計システムを選定させていただきます。相談料などは一切かかりません。
※無料でダウンロードできるシステム開発相場ガイドブックをご用意しています。こちらもあわせてご活用ください。
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会計システムの種類は大きく2つ
まずは、会計システムの「種類」について説明します。会計システムの種類について理解を深めておかなければ検討違いのものを導入をしてしまう恐れがあるからです。
会計システムの種類は「インストール型」と「クラウド型」に分けられます。利用用途などに応じて、どちらが良いかは異なってきます。
種類 |
メリット |
デメリット |
インストール型 |
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クラウド型 |
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インストール型
インストール型とは、PCに会計ソフトをインストールして使用する製品をいいます。ソフトを購入するため月額料金はかかりません。(※法改正や税率変更でソフトのアップデートを行う場合は別途料金が必要です。)
PCに会計ソフトをインストールして使用するためネットワーク環境が閉鎖しやすく、サイバー攻撃の被害に遭いにくいです。また、ログイン・パスワードが盗まれて情報漏洩するなどのトラブルを防止できます。
このようにセキュリティ面を強化したい方におすすめの型ですが、特定のPC上で操作するため、ハードディスク容量の消費に注意しなければいけません。なぜなら、空き容量が少なくなると動作停止や書き込みエラーが起きたり、読み込み速度の時間がかかったりするからです。
さらに、会計ソフトをインストールしたら終わりではなく、法改正に応じてアップデートが必要になります。その都度、PCに会計ソフトのアップデートをしなければいけないため手間に感じてしまうでしょう。
クラウド型
クラウド型とは、インターネット上に構築された会計サービスを利用することをいいます。インターネット接続でクラウドにアクセスしてサービスを利用するため、リモートワークに移行しやすいです。クラウド型は月額料金がかかりますが、法改正のアップデートなどの対応料金も料金内に含まれています。そのため、突発的な出費に慌てる必要がありません。
しかし、月額料金のサービスが多いため、毎月料金を支払う必要があります。さらに、クラウド上にサーバーを設置するためサイバー攻撃の被害を受けないようにセキュリティ対策を行わなければいけません。
インストール型の会計システムの費用・金額を比較
システム幹事が厳選したインストール型の会計システムの費用・価格を比較表は以下の通りです。
システム名 |
特徴 |
パッケージ費用 |
サポート料金 |
弥生会計 |
充実した機能とサポート体制 |
スタンダード:44,000円 プロフェッショナル:80,000円 |
20,000円/年 |
会計らくだ |
仕訳業務を内製化したい企業向け |
12,000円 |
0円 |
MJSかんたん!会計 |
操作性にこだわられた製品 |
30,000円
|
20,000円 |
弥生会計
画像引用:弥生会計
おすすめのポイント
・メーカー別販売本数No.1を誇る会計システム
・スマート取引取込や集計など22個の機能が搭載
・独自サポートサービス「あんしん保守サポート」を提供
弥生会計は、メーカー別販売本数No.1を誇る会計システムです。
金融機関の取引データや売上データを自動で取り込める「スマート取引取込機能」や独自の集計表を簡単に作成できる「集計機能」など22個の機能が搭載されています。充実した機能で経理業務の効率化が図れます。
また、弥生会計の魅力は独自サポートサービス「あんしん保守サポート」が用意されていること。電話やメールによるサポートだけではなく、データバックアップサービスや確定申告、法改正に関する相談ができます。
さらに、PC機器の購入やネットワーク構築の相談まで可能です。このように幅広いサポートサービスを提供していることが弥生会計の強みとなっています。
製品名 |
弥生会計 |
提供会社 |
弥生株式会社 |
機能 |
簡単入力機能(仕訳アドバイザー)、 自動取込・自動仕訳機能(スマート取引取込)、 集計機能、資金繰り管理機能、経営分析機能など |
価格 |
スタンダード:44,000円 プロフェッショナル:80,000円 (※サポートを希望する場合+20,000円/年) |
サポート体制 |
有(電話・メール) |
会計らくだ
画像引用:会計らくだ
おすすめのポイント
・税理士の声から生まれた会計システム
・日常的な取引の仕訳業務を内製化する際に役立つ
・12,000円とリーズナブルな価格で導入がしやすい
会計らくだは、税理士の声から生まれ、決算業務は税理士に依頼しているけれど、日頃の取引関連の記帳業務は自社で行いたいという方向けのソフトウェアです。
とくに、入金伝票や出金伝票、振替伝票を手入力してきて、システム化を考えている方に向いています。なぜなら、実物の伝票の様式と同じ入力画面だからです。そのため、これまで手入力してきた方も違和感なく操作できます。それだけでなく、仕訳ミスが発生した場合は警告が表示されるためミスを減らし、日常的な仕訳業務の内製化、作業効率化に最適です。
また、会計らくだは12,000円と他製品と比較してもリーズナブルのため、気軽に導入できることも魅力となっています。
製品名 |
会計らくだ |
提供会社 |
株式会社ビーエスエルシステム研究所 |
機能 |
日付簡易入力・カレンダー入力、検索コード入力、 付箋メモ、残高・繰越の自動計算、柔軟な印刷機能など |
価格 |
12,000円 |
サポート体制 |
有(電話・メール・FAX) |
MJSかんたん!法人会計
画像引用:MJSかんたん!法人会計
おすすめのポイント
・アシストメニューが用意されている会計システム
・大きく見やすいアイコンで操作性に優れている
・豊富な機能と30,000円のリーズナブルな価格設定が魅力
MJSかんたん!法人会計は、アシストメニューが用意されており会計支援するために開発された会計システムです。
アシストメニューでは会計システムの操作方法を調べたり、会計事務所の検索、サプライ用品(計算機)の購入などができます。このようなメニューが用意されており経理部門の負担を軽減してくれることが大きな特徴です。
また、大きく見やすいアイコンが設置されており、PC操作に不慣れな方でも簡単に操作できます。摘要辞書や伝票辞書により入力項目をパターン化すれば、複数の伝票に同じ入力をするという手間を省力化できるでしょう。さらに、機能が充実しており銀行口座やクレジットカードを連携してデータを取り込み、経理業務の効率化をすることも可能です。
ソフトウェアは30,000円で購入できるため、気軽に導入できる会計システムとなっています。(※別途、サポートが必要な場合は年20,000円のサポート料金が必要です。)
製品名 |
MJSかんたん!法人会計 |
提供会社 |
株式会社ミロク情報サービス |
機能 |
予算管理機能、伝票検索機能、部門管理機能、 データ取込機能、使用者の設定など |
価格 |
30,000円 サポート料金:20,000/年 |
サポート体制 |
有(電話・メール・FAX) |
クラウド型の会計システムの費用・金額を比較
システム幹事が厳選したクラウド型の会計システムの費用・価格を比較表は以下の通りです。
システム名 |
特徴 |
費用 |
クラウド会計ソフトFreee |
クラウド会計システムでシェアNo.1 |
|
マネーフォワード クラウド会計 |
3,000以上の外部サービスと連携できる 経理業務効率化を実現 |
|
勘定奉行 |
業務に精通したスタッフがサポート |
|
クラウド会計ソフトFreee
画像引用:クラウド会計ソフトFreee
おすすめのポイント
・クラウド会計システムでシェアNo.1を誇る
・月額1,980円から利用できるリーズナブルな料金体型
・拡張性に優れているためスモールスタートで始めやすい
クラウド会計ソフトFreeeは、クラウド会計システムでシェアNo.1を誇る会計システムです。
経理業務の自動化で経理業務の負担を軽減できるため、100万社社以上の企業に選ばれています。具体的に説明すると、スマホで請求書やレシートを撮影するだけで仕訳入力を自動化できたり、システム上で経費精算の承認が行えたりするので業務負担が軽減できるのです。さらに、人工知能が搭載されており、仕訳入力する際に勘定科目を推測して提案してくれます。このような機能で仕訳入力のスピードを上げていくことができるでしょう。
このように充実した機能が搭載されていますが、1,980円から利用可能とリーズナブルな料金設定がFreeeの魅力となっています。それだけでなく、拡張性に優れているため、データ容量やアカウントを増やしたい場合にも柔軟に対応できます。このような利便性があるため、個人事業主から大企業まで幅広い企業に導入されています。
製品名 |
クラウド会計ソフトFreee |
提供会社 |
freee株式会社 |
機能 |
AI自動経理、取引データ自動取り込み、 請求書の一括請求機能、ワンクリック振込など |
価格 |
ミニマム:1,980円/月 ベーシック:3,980円/月 お任せパック:29,800円/月 |
サポート体制 |
有(電話・チャット・メール) |
マネーフォワードクラウド会計
画像引用:マネーフォワードクラウド会計
おすすめのポイント
・バックオフィスに必要な機能が揃って月額2,980円から利用できる
・会計システムの導入実績数は15万社以上
・3,000社以上のサービスと連携して業務効率化ができる
マネーフォワードクラウド会計は、会計業務を効率化できるクラウド型の会計システムです。
中小企業から上場企業まで幅広い企業で導入されており、15万社以上に導入されています。
支持を集めている理由は、3,000社以上のサービスと連携できるからです。例えば、銀行やクレジットカードの取引データを連携して仕訳入力を自動化したり、POSレジと連携して仕訳入力を自動化することができます。このような連携による業務効率化を得意としている会計システムです。
さらに、蓄積データを参考にした日次・週次・月次の経理状況をリアルタイムで分析できます。この分析データレポートがキレイで見やすいことも大きな特徴です。
それだけではなく、経費精算、勤怠管理、給与計算など、バックオフィスに必要な機能も搭載されています。バッグオフィスに必要な機能が搭載されており、月額2,980円で利用できるのでお得さが感じられるでしょう。
製品名 |
マネーフォワードクラウド会計 |
提供会社 |
株式会社マネーフォワード |
機能 |
仕訳・帳票の自動化、金融機関連携、レジ連携、決算書の作成など |
価格 |
スモールビジネス:2,980円/月 ビジネスプラン:4,980円/月 |
サポート体制 |
有(電話・チャット・メール) |
勘定奉行クラウド
画像引用:勘定奉行クラウド
おすすめのポイント
・専門家ライセンスが1つ付いて月額5,000円から利用できる
・経理業務に精通したオペレーターが対応してくれる
・エクセルと連携すればアナログ業務を変えずにDX化ができる
勘定奉行クラウドは、アナログ式で行っていた経理業務の方法を大きく変えることなくDX化できる会計システムです。紙の証憑収集の流れがそのままデジタルに切り替えることができたり、エクセルと繋げれば、従来の入力作業のまま会計処理が行えます。
他の会計システムと同じように、インターネットバンキングとの接続やAIによる自動仕訳にも対応しているので、会計業務を効率化していくことができるでしょう。
また、他のシステムとの大きな違いとして、専門家ライセンスが1つ付いていることが大きな特徴です。このライセンスを税理士に提供することで、勘定奉行の画面を共有し合えます。無償ライセンス付きで5,000円から利用できるのでコストパフォーマンスに魅力が感じられるでしょう。
さらに、約280席のサポート体制で対応しているため、困ったことがあれば迅速に対応してもらえるので安心してシステムを利用できます。
製品名 |
勘定奉行 |
提供会社 |
株式会社オービックビジネスコンサルタント |
機能 |
オリジナル帳票作成、資金繰り、資金予測、仕訳伝票項目追加 |
価格 |
iEシステム:5,000円/月~ iJシステム:8,000円/月~ iAシステム:13,400円/月~ |
サポート体制 |
有(電話・オンライン・メール・FAX) |
会計システムを比較する際のポイント
会計システムの費用を紹介してきましたが、自社に合う会計システムを選ぶ際の比較ポイントをご紹介します。
1.コスト(費用対効果)
会計システムを導入する場合は、導入費用だけではなく費用対効果まで考えて製品を選定してください。会計システムには、簡単入力機能(仕訳アドバイザー)、自動取込・自動仕訳機能(スマート取引取込)などの機能が搭載されています。これらの機能を活用して会計業務が効率化できれば、費用対効果が感じられるでしょう。
しかし、多機能な機能が不要な場合もあります。それは、日頃の取引件数が少ない小規模事業者です。普段の業務で使わないのに高機能な会計システムを利用するとコストが圧迫して費用対効果が感じられなくなるかもしれません。そのため、企業規模や運用方法に応じて適切な会計システムを選ぶようにしましょう。
2.操作性
会計システムは経理業務の効率化のために導入します。例えば、従来の会計業務から大きく変わってしまうと操作に慣れるまで時間がかかってしまうかもしれません。さらに、使いこなせずに終わるというトラブルに繋がる恐れがあります。
このようなトラブルを防止するために、導入前に会計システムのトライアルで操作性を確かめてください。手入力していた伝票がデジタルに切り替わっただけで、抵抗なく簡単に操作できるような会計システムを選ぶことをおすすめします。
3.拡張性
事業規模が拡大して取引件数が増えたら、データ容量やアクセス権を増やす必要があります。このような場合を見据えて、拡張性が高い会計システムを選びましょう。
また、給与計算システムや経費精算システム、コミュニケーションツールなど他のシステムと連携できるかも確認してください。要望に応じて、柔軟に拡張できる会計システムを導入しておくと、事業拡大などが起きたときも安心して対応できるはずです。
4.サポート体制
会計システムのサポート体制を確認してください。なぜなら、各製品でサポート体制の範囲が異なるからです。会計システムの操作方法だけではなく、仕訳や確定申告の方法やマイナンバーや労務相談までサポートしてくれるものを選べば、経理業務に不安を感じる場合に安心できます。
また、サポート窓口の種類(電話・メール・チャットボット)を確認してください。なぜなら、どのような窓口が用意されているかで対応力が変わるからです。とくに、会計システムの操作方法に関して速やかに解決したい場合には、AIが素早く回答してくれるチャットボットによるサポート窓口が設置されている製品がおすすめです。
「会計システム」の主な機能
会計システムを導入して失敗しないように、会計システムの主な機能を覚えておきましょう。各システムで機能は異なりますが、以下のようなものがあります。
自動仕訳・データ入力補助 |
売上や各種経費を仕訳するための機能 |
勘定科目の構築 |
業種や規模に合わせた勘定科目を設定できる機能 |
集計・財務分析 |
日次・月次・年次の経営状況を把握できる機能 |
セキュリティ強化 |
企業の内部統制をしてセキュリティ強化を図る機能 |
経理機能の分散 |
経理業務を分散させるための機能(二重作業の除去) |
メリット
会計システムの自動仕訳・データ入力補助を使用すると仕訳業務を効率化できます。また、業種や規模に合わせた勘定科目が設定でき、リアルタイムの財務分析が行いやすくなります。アナログ形式で会計業務を行っていると、紙の紛失などによる情報漏洩の心配が出てくるでしょう。このようなセキュリティ面の不安も、会計システムを導入すれば強化できます。
デメリット
会計システムはインストール型でもクラウド型でも費用がかかります。エクセルで間に合う場合には、費用対効果が見込めないでしょう。会計システムには豊富な機能が搭載されていますが、本当に必要な機能かを見極めなければいけません。業種や運用方法に見合う会計システム選びは難しいことがデメリットになります。
まとめ:自社に見合った会計システムを導入しよう
会計システムを導入すれば経理業務の負担を軽減できますが、自社に見合う製品を導入してみてください。価格や操作性、機能性を比較して自社に見合うものを選ぶのがポイントです。ぜひ、この記事を参考にして会計システムを選んでみてください。
しかし、この記事を読んでも、どの会計システムを導入すべきか悩んでしまうこともあるかもしれません。その場合は「システム幹事」までお気軽にご相談ください。
※会計システムの導入を検討している方はシステム幹事にご相談ください。予算や目的から最適な会計システムを選定させていただきます。相談料などは一切かかりません。
コンサルタントのご紹介
岩田
専任のコンサルタントが、
お客様の予算と目的を丁寧にヒアリング。
最適な会社をピックアップ・ご紹介させていただきます!
初心者の方でも安心してご相談いただけます。
Q. 会計システムの費用相場は?
会計システムの費用相場は、インストール型だと1万円~10万円、クラウド型だと月2千円~3万円程度です。その他の内訳は記事内で紹介していますので、ぜひご覧ください。
この記事を書いた人