- 更新日 2024.10.17
- カテゴリー 業務システム
無料で使える会計システムおすすめ10選|選び方や導入メリットも紹介【2024年最新版】
※本記事には広告が掲載されています
「会計業務をExcelでやるのは時間がかかって面倒」
「複数の会計書類があり業務が煩雑。作業ツールで一つにまとめたい」
「まずは無料で使えるシステムで使用感など試してみたい」
事業を行っていれば必ず発生する会計業務。以前から続けているからと紙の帳簿やExcelで管理していることに、非効率さを感じる経理担当者は多いはず。ミスが発生するたびにしなければならない修正に、多くの手間と時間を割いているものです。
そんな時に役立つのが会計システム。導入することで会計業務の時間や手間を減らし、手作業から起こるミスも少なくすることが期待できます。
しかし、会計システムを導入しようにも、数多くある会計システムからどれを選択するか悩んでしまうでしょう。また、有料システムを導入した後に、自社に適していなかったことがわかるという事態も避けたいものです。
そこで本記事では、無料で使える会計システムのおすすめを個人事業主向け・法人向けにそれぞれ紹介!システムの選ぶ6つのポイントや無料会計システム導入のメリットも解説します!
無料会計システムの導入をお考えの人はぜひ参考にしてみてください。
※自社に合う無料会計システムの選び方がわからない、選ぶ時間がない、おすすめのシステムを選んでほしい方はシステム幹事にお問い合わせください。用途や目的などをヒアリングした上で、貴社に最適な無料会計システムを選定します。相談料・紹介料はいっさいかかりません。
代表的な無料で使える会計システム10選
システム名 |
機能 |
料金体系 |
対象 |
フリーウェイ経理Lite |
帳簿作成 申告書の作成 |
・トライアル期間 なし ・有料プランの料金 月額3,000円~ |
個人事業主 |
円簿会計 |
帳簿作成 申告書の作成 |
・トライアル期間 なし ・有料プランの料金 なし |
個人事業主 |
確定申告freee |
自動仕訳 取引データ自動取込 帳簿作成 申告書の作成 固定資産管理 |
・無料トライアル あり ・有料プランの料金 月額1,180円~ |
個人事業主 |
マネーフォワード クラウド確定申告 |
自動仕訳 取引データ自動取込 帳簿作成 申告書の作成 |
・無料トライアル あり ・有料プランの料金 月額980円~ |
個人事業主 |
やよいの青色申告 オンライン |
自動仕訳 取引データ自動取込 帳簿作成 固定資産管理 |
・無料トライアル あり ・有料プランの料金 年額8,000円~ |
個人事業主 |
クラウド会計freee |
自動仕訳 取引データ自動取込 帳簿作成 予実管理 申告書の作成 |
・無料トライアル あり ・有料プランの料金 月額¥1,980~ |
中小企業 |
マネーフォワードクラウド 会計 |
自動仕訳 取引データ自動取込 帳簿作成 予実管理 申告書の作成 固定資産管理 |
・無料トライアル あり ・有料プランの料金 月額3,980円~ |
中小企業 |
弥生会計 オンライン |
自動仕訳 取引データ自動取込 帳簿作成 予実管理 |
・無料トライアル あり ・有料プランの料金 年額26,000円~ |
中小企業 |
勘定奉行クラウド |
自動仕訳 取引データ自動取込 帳簿作成 予実管理 申告書の作成 固定資産管理 |
・無料トライアル あり ・有料プランの料金 年額60,000円~ |
大~小規模法人 |
会計王 |
自動仕訳 取引データ自動取込 帳簿作成 予実管理 申告書の作成 |
・無料トライアル あり ・有料プランの料金 40,000円(買い切り) |
中小企業 |
個人事業主向け
フリーウェイ経理Lite
画像引用:フリーウェイ経理Lite
「フリーウェイ経理Lite」は期間の制限なく無料で使い続けられるインストール型会計システムです。初期コストを抑えたいと考えている個人事業主や中小企業向け。
有料版とは異なり、無料版はパソコンなどにインストールをすることで利用できます。ただし、無料版では「報告式決算報告書」の作成など一部機能が制限されています。導入の際には制限されている機能の確認が必要です。
有料版に切り替える際はデータの移行が容易にでき、機能制限がなくなりますので、将来的なアップグレードも可能です。
■「フリーウェイ経理Lite」のおすすめポイント
ポイント1:無料期間の制限なし
有料版と比べると一部機能制限はありますが、無料のまま期間制限なく利用できます。多くの会計システムが、無料といえども期間限定であるところ、完全無料で使い続けられる点が大きな特徴。
ポイント2:初心者にも安心
無料版は電話やメールなどでのサポートに対応していません。しかし、しっかりしたマニュアルが用意されていてパソコン画面で見られるようになっています。また、FAQや解説動画も充実しているため、サポートがなくても、初心者でも安心して使えるでしょう。
ポイント3:2種類の入力方式
2種類の入力方式があり、複式簿記の知識が必要な『仕訳データ入力』方式と複式簿記の知識がなくても入力可能な『出納帳入力』方式から選択可能です。担当者に専門知識が無くても複雑な会計処理ができるので、業務を正確に進めることができます。
提供会社 |
株式会社フリーウェイジャパン |
||
種類 |
インストール型 |
||
機能 |
無料プランの機能制限 |
あり |
|
自動仕訳 |
✕(有料版のみ◯) |
||
取引データ自動取込 |
✕(有料版のみ◯) |
||
帳簿作成 |
◯ |
||
予実管理 |
ー |
||
申告書の作成 |
◯ |
||
固定資産管理 |
ー |
||
連携できるシステム |
・Excel ・フリーウェイ給与計算 ・フリーウェイ販売管理など |
||
サポート体制 |
・メール ✕(有料版のみ◯) ・電話 ✕(有料版のみ◯) ・チャット ✕ |
||
無料トライアル |
なし |
||
料金体系 |
月額3,000円~(有料版) |
||
導入実績 |
ー |
円簿会計
画像引用:円簿会計
「円簿会計」は、期間の限定なし・機能制限なしで、無料で使い続けられるクラウド型の会計システムです。法人にも個人事業主にも対応していますが、サポートがメールでの問い合わせしかできないため、メールサポートのみで十分という事業者が向いています。
無料版のみの提供となっており、有料版はありませんので、本製品で機能的に不足を感じた時には、他のシステムに切り替える必要がでてきます。
■「円簿会計」のおすすめポイント
ポイント1:機能制限がない
そもそも有料版がないのですが、本製品は無料版といえども機能制限がありません。もちろん無料トライアルとも違うので、期間制限なく利用できます。機能制限も期間制限もなく無料で使える点は、他の会計システムにはない特徴です。
ポイント2:法人向け決算書の作成可能
無料版では、法人向け決算書の作成機能に制限をかけられているシステムもある中で、当システムは作成が可能です。当然、利用期間の制限もありませんので、様々な業種や業態、規模の事業で利用できます。
ポイント3:二重のセキュリティ
自動でバックアップされるデータは暗号化され、関東と関西の2つのサーバーに保管されます。もしもの場合も、データが消失する可能性は少ないので安心して運用可能です。
提供会社 |
株式会社円簿インターネットサービス |
||
種類 |
クラウド型 |
||
機能 |
無料プランの機能制限 |
なし |
|
自動仕訳 |
✕ |
||
取引データ自動取込 |
✕ |
||
帳簿作成 |
◯ |
||
予実管理 |
ー |
||
申告書の作成 |
◯ |
||
固定資産管理 |
ー |
||
連携できるシステム |
ー |
||
サポート体制 |
・電話 ✕ ・チャット ✕ ・メール ◯ |
||
無料トライアル |
なし |
||
料金体系 |
なし |
||
導入実績 |
ー |
確定申告freee
画像引用:確定申告freee
「確定申告freee」は、個人事業主向けのクラウド型会計システムです。無料ながらも、確定申告に対応しています。
無料で利用できるのは、「無料プラン」と「有料プランのトライアル」の2パターン。無料プランの場合、データを出力できる数などに制限がかかってて、サポートの利用もできません。
有料プランのトライアルは、
・必要最低限の機能で確定申告を済ませたい方向けの「スターター」
・日常の経理業務を効率化し確定申告までを行いたい方向けの「スタンダード」
・確定申告に対して不安がありトータルサポートを受けたい方向けの「プレミアム」
の3つが用意。それぞれ機能と料金が異なっています。導入の際にはこれらの比較が必須です。
■「確定申告freee」のおすすめポイント
ポイント1:アプリによりスマホで簡単作業
スマホアプリが用意されていますので、ブラウザを立ち上げることなく、スマホで作業が可能です。スキマ時間にも業務を遂行できますので、外出が多い方におすすめです。
ポイント2:写真によるデータの取り込みが可能
アプリには、領収証やレシートをカメラで撮影することで、金額などの情報を読み取る機能があります。手の空いた時に撮影しておけば後の作業が楽になるため便利です。ただし、無料プラン・トライアルでは枚数の制限がありますので、注意が必要です。
ポイント3:口座とのデータ連携
銀行口座やクレジットカードと連携することで自動で明細を取り込み、仕訳もしてくれます。連携している金融機関も3,200社を超えていますので、業務の時間や手間を大きく減らすことが可能です。
提供会社 |
freee株式会社 |
||
種類 |
クラウド型 |
||
機能 |
無料プランの機能制限 |
あり |
|
自動仕訳 |
◯ |
||
取引データ自動取込 |
◯ |
||
帳簿作成 |
◯ |
||
予実管理 |
ー |
||
申告書の作成 |
◯ |
||
固定資産管理 |
◯ |
||
連携できるシステム |
ー |
||
サポート体制 |
・電話 ✕ ・チャット ✕(有料版のみ◯) ・メール ✕(有料版のみ◯) |
||
無料トライアル |
あり |
||
料金体系 |
月額1,180円~(有料版) |
||
導入実績 |
ー |
マネーフォワード クラウド確定申告
画像引用:マネーフォワード クラウド確定申告
「マネーフォワードクラウド確定申告」は、個人事業主向けのクラウド型会計システムです。有料プランのトライアルとして1ヶ月無料で利用できますが、トライアル期間が過ぎても機能制限付きで無料で使い続けられます。その場合、年間の仕訳登録の上限が50件などの制限があります。
サポートは、電話・チャット・メールでの対応があります。ただし、簿記の知識をある程度持っていることを前提に作られているようで、初心者にはややハードルが高くなっています。
有料プランには、「パーソナルミニ」「パーソナル」「パーソナルプラス」の3つがあり、機能や料金がことなっています。なお、無料のトライアルは「パーソナル」プランのみ利用可能です。
■「マネーフォワード クラウド確定申告」のおすすめポイント
ポイント1:AIによる学習
AIがビッグデータを参照して勘定科目を提案する機能が付いています。また、利用するほどに自動仕訳の精度も上がっていくため、長く使うほどに帳簿作成などが簡単になっていく点が特徴です。
ポイント2:口座と連携した自動仕訳
銀行口座やクレジットカードと連携し、明細を自動で取得し、自動で仕訳してくれます。多くの作業が自動化されるために、業務にかかる時間や手間を大きく削減可能です。
ポイント3:スマホアプリで作業可能
クラウド型なので、WindowsだけでなくMacでも運用できる上に、スマホアプリも用意されているので、パソコンの前にいなくても作業可能です。隙間時間で作業を進めたい場合に大変便利です。
提供会社 |
株式会社マネーフォワード |
||
種類 |
クラウド型 |
||
機能 |
無料プランの機能制限 |
あり |
|
自動仕訳 |
◯ |
||
取引データ自動取込 |
◯ |
||
帳簿作成 |
◯ |
||
予実管理 |
ー |
||
申告書の作成 |
◯ |
||
固定資産管理 |
ー |
||
連携できるシステム |
ー |
||
サポート体制 |
・電話 ◯ ・チャット ◯ ・メール ◯ |
||
無料トライアル |
あり |
||
料金体系 |
月額980円~ |
||
導入実績 |
ー |
やよいの青色申告 オンライン
画像引用:やよいの青色申告 オンライン
「やよいの青色申告 オンライン」はクラウド型の会計システムで個人事業主向けシステムです。
無料で利用するには、「無料体験プラン」と「セルフプラン」の無料トライアルの2つの選択肢があります。「無料体験プラン」は確定申告書類の作成ができないなどの制限があり、2ヶ月間無料です。「セルフプラン」の無料トライアルは機能制限なく、しかも2023年3月15日までのキャンペーン期間中に申し込めば1年間無料で利用できます。ただし、この場合は口座振替またはクレジットカード情報の登録が必要です。
無料で利用する際は、いずれもサポートを受けられませんので注意が必要です。有料プランには、機能やサポート内容、料金が異なる「セルフプラン」「ベーシックプラン」「トータルプラン」の3つが用意されています。
■「やよいの青色申告 オンライン」のおすすめポイント
ポイント1:e-Taxに対応
2020年に法改正があり、65万円の青色申告特別控除を受けるための要件の一つとなったe-Tax。やよいの青色申告 オンラインはこのe-Taxにも対応しています。そのため、自宅からでも確定申告の提出をすることが可能です。
ポイント2:スキャン・撮影で自動仕訳
レシートや領収証のスキャンデータあるいは撮影データから自動仕訳をしてくれます。金額などを手入力する必要がありませんので、作業が簡単で手間も省けて便利です。
ポイント3:簿記知識が不要
青色申告に必要な複式簿記の作成が、金額や日付の入力のみで自動でできますので簿記の難しい知識が不要です。確定申告のための手順もひと目でわかり、画面の案内に従って入力すれば書類作成まで簡単にできます。
提供会社 |
弥生株式会社 |
||
種類 |
クラウド型 |
||
機能 |
無料プランの機能制限 |
あり |
|
自動仕訳 |
◯ |
||
取引データ自動取込 |
◯ |
||
帳簿作成 |
◯ |
||
予実管理 |
ー |
||
申告書の作成 |
✕(有料版のみ◯) |
||
固定資産管理 |
◯ |
||
連携できるシステム |
ー |
||
サポート体制 |
・電話 ✕(有料版のみ◯) ・チャット ✕(有料版のみ◯) ・メール ✕(有料版のみ◯) |
||
無料トライアル |
あり |
||
料金体系 |
年額8,000円~ |
||
導入実績 |
ー |
個人事業主におすすめの会計ソフトの詳細は下記記事をご参照ください。
関連記事:個人事業主にオススメ会計ソフト12選!無料版・クラウド型・インストール型ごとに
法人向け
クラウド会計freee
画像引用:クラウド会計freee
「クラウド会計freee」は、法人向けのクラウド型会計システムです。簿記や会計の知識が少ない人にも使いやすいよう工夫されています。
無料で利用する際は、「無料プラン」と「有料プランの30日間トライアル」が用意されています。無料プランは取引データや請求書類の閲覧・編集などでの制限があり、トライアルは有料プランとほぼ同じ機能が使えるといったように、制限内容が異なっています。
また、無料版ではチャットボット以外のサポートを利用できず、有料版では利用可能です。ただし、「ミニマム」「ベーシック」「プロフェッショナル」「エンタープライズ」のプランの違いにより、サポート内容が異なります。
■「クラウド会計freee」のおすすめポイント
ポイント1:初心者にも使いやすい
システムには、勘定科目や専門用語などに解説を付けてくれる「テキストのガイド」が用意されています。このガイドを参考にすることによって、初心者や経理に不慣れな人でもミスなく入力作業を進められます。
ポイント2:経理業務をすべて任せられる
有料プランの「おまかせパック」では、経理担当者に外注でき、日々の経理業務をすべて任せることが可能です。自社で従業員を雇用するより安価なので、知識を持った経理担当者がいない会社にとって有利です。
ポイント3:自動で帳簿付け
AIが仕訳を推測し、最適なものを提案します。その仕訳を承認するだけで、帳簿の作成が可能なので、入力漏れや転記ミスが防げて作業時間を削減できます。
提供会社 |
freee株式会社 |
||
種類 |
クラウド型 |
||
機能 |
無料プランの機能制限 |
あり |
|
自動仕訳 |
◯ |
||
取引データ自動取込 |
◯ |
||
帳簿作成 |
◯ |
||
予実管理 |
◯ |
||
申告書の作成 |
◯ |
||
固定資産管理 |
✕ |
||
連携できるシステム |
Keynote、Excel、Salesforceなど |
||
サポート体制 |
・電話 ✕ ・チャット △(登録後1週間) ・メール ◯ |
||
無料トライアル |
あり |
||
料金体系 |
月額¥1,980~ |
||
導入実績 |
・株式会社Gunosy ・株式会社KDDI ・コンテンツイズキング株式会社 |
マネーフォワードクラウド 会計
画像引用:マネーフォワードクラウド 会計
「マネーフォワードクラウド 会計」は、法人向けのクラウド型会計システムです。同シリーズで給与計算、勤怠管理などの他システムが多数用意されていますので、連携させることが可能です。
1ヶ月無料でトライアル利用できます。トライアル期間が過ぎて有料契約をしなければ、年間の仕訳登録の上限が50件などの機能制限はありますが、無料で使い続けられます。サポートは、電話・チャット・メールにて相談可能です。
有料プランは、規模に応じて「スモール」「ビジネス」の2つが用意されていますが、従業員が50人を超える企業に対しても、別途相談に応じる体制を整えています。
■「マネーフォワードクラウド 会計」のおすすめポイント
ポイント1:金融関連サービスとの連携
銀行やクレジットカードなど2,400を超える金融機関との連携が可能です。入出金の明細を自動で取得し、入力まで自動化できますので、会計業務の大幅削減が可能です。
ポイント2:AIによる学習
システムが自動取得した入出金明細から勘定科目を判断し提案してくれます。さらに、AIが登録した仕訳を学習することで、提案の精度を上げていきます。使うほど業務負担が軽くなるのです。
ポイント3:経営状況をリアルタイムで把握
日常の業務で入力された仕訳データをもとにして、自動で決算書が作成されます。それ以外にも、収益計算書やキャッシュフロー計算書などにも対応しています。これらの経営に役立つ帳票類により、経営状況をリアルタイムに把握することが可能です。
提供会社 |
株式会社マネーフォワード |
||
種類 |
クラウド型 |
||
機能 |
無料プランの機能制限 |
あり |
|
自動仕訳 |
◯ |
||
取引データ自動取込 |
◯ |
||
帳簿作成 |
◯ |
||
予実管理 |
◯ |
||
申告書の作成 |
◯ |
||
固定資産管理 |
◯ (「マネーフォワードクラウド固定資産」 の契約で可能) |
||
連携できるシステム |
楽天Pay、STORES決済、Lancersなど |
||
サポート体制 |
・電話 ◯ ・チャット ◯ ・メール ◯ |
||
無料トライアル |
あり |
||
料金体系 |
月額3,980円~ |
||
導入実績 |
・chatwork株式会社 ・株式会社ビズリーチ ・Retty株式会社 |
弥生会計 オンライン
画像引用:弥生会計 オンライン
「弥生会計 オンライン」は、会計システムの老舗が提供する小規模法人向けのクラウド型会計システムです。「セルフプラン」と「ベーシックプラン」の2つが用意されており、どちらも機能制限なしで1年間の無料トライアルが可能です。
無料期間であってもサポートが受けられます。「ベーシックプラン」では電話・メール・チャットが用意されていますが、「セルフプラン」では、電話・メールのみ、さらに最大2ヶ月間の初期サポートのみとなっています。
■「弥生会計 オンライン」のおすすめポイント
ポイント1:入力の自動化
銀行やクレジットカードなどの取引データの取り込みが自動で行われます。また、スキャンやスマホで撮影した、領収証やレシートのデータの仕訳の登録も自動です。これら入力と仕訳の省力化により、会計業務の効率化が進みます。
ポイント2:取引入力が簡単
簿記や会計の知識がなくても使いこなせるよう、金額や日付を入力するだけの設計となっています。「ベーシックプラン」であれば、無料期間中もサポートが充実しているので、初心者にやさしいシステムとなっています。
ポイント3:1年間の無料トライアル
他の会計システムでは、無料のトライアル期間が1ヶ月程度のところ、弥生会計では「セルフプラン」「ベーシックプラン」とも1年間となっています。さらに、現在は設立から2年以内の法人に対し、無料期間を2年とするキャンペーンを行っています。
提供会社 |
弥生株式会社 |
||
種類 |
クラウド型 |
||
機能 |
無料プランの機能制限 |
あり |
|
自動仕訳 |
◯ |
||
取引データ自動取込 |
◯ |
||
帳簿作成 |
◯ |
||
予実管理 |
◯ |
||
申告書の作成 |
✕(有料版のみ◯) |
||
固定資産管理 |
✕ |
||
連携できるシステム |
Moneytree、MISOCA、AirREGIなど |
||
サポート体制 |
・電話 ◯(2か月) ・チャット ✕(有料版のみ◯) ・メール ◯(2か月) |
||
無料トライアル |
あり |
||
料金体系 |
年額26,000円~ |
||
導入実績 |
・株式会社セイエンタプライズ ・株式会社ZIKICO ・株式会社アメリア・ネットワーク |
勘定奉行クラウド
画像引用:勘定奉行クラウド
「勘定奉行クラウド」は、60万社以上の導入実績を持つベンダーが提供する、法人向けのクラウド型会計システムです。ベースとなるシステムに対し、クライアントに合わせてカスタマイズをしていくため、柔軟性の高いシステム構築が可能です。30日間の無料トライアルも用意されているので、機能制限なく試験的な導入もできます。
■「勘定奉行クラウド」のおすすめポイント
ポイント1:充実したサポート体制
一般的な電話でのサポートに加えて、WebやFAXでのサポートにも対応しています。さらに、リモートサービスも実施しており、画面を共有しながら具体的に操作方法を案内してくれますので、会計システムに不慣れな担当者にもおすすめです。
ポイント2:税理士などとのデータ共有
システムには、「利用者ライセンス」の他に必ず「専門家ライセンス」が付属しています。これは顧問税理士などにアクセス権を付与するものなので、専門家とのデータ共有を可能にします。
ポイント3:安心のセキュリティ
ユーザーのデータはすべて暗号化されて、他のユーザーのデータに干渉しない状態で安全に保管されます。また、データセンターへの通信なども含めすべての通信はSSLで保護されます。運用監視も365日24時間体制で行われますので安心です。
提供会社 |
株式会社オービックビジネスコンサルタント |
||
種類 |
クラウド型 |
||
機能 |
無料プランの機能制限 |
なし |
|
自動仕訳 |
◯ |
||
取引データ自動取込 |
◯ |
||
帳簿作成 |
◯ |
||
予実管理 |
◯ |
||
申告書の作成 |
◯ |
||
固定資産管理 |
◯ (「固定資産奉行クラウド」 の契約により可能) |
||
連携できるシステム |
Keynote、スマレジ、Microsoft Officeなど |
||
サポート体制 |
・電話 ✕ ・チャット ✕ ・メール ✕ ・専用Webサポート ◯ |
||
無料トライアル |
あり |
||
料金体系 |
年額60,000円~ |
||
導入実績 |
・九州栄孝エキスプレス株式会社 ・株式会社アルコン ・朝日新聞倉敷販売株式会社 |
会計王
画像引用:会計王
「会計王」は、中小企業および個人事業主向けのインストール型会計システムで、Windowsのみ対応です。無料版は、有料版とは別にインストールする必要があり、仕訳数の上限が150件などの機能制限もあります。無料版から有料版へのデータの引き継ぎも可能です。
また、無料版利用時のサポートは、有料版とは別に「30日無料版サポートセンター」での対応となっています。
■「会計王」のおすすめポイント
ポイント1:導入が簡単
導入時には、リストにある業種を選択するだけで勘定科目が反映されます。初期設定が簡単なので、初心者にも安心でスムーズに運用を開始できます。
ポイント2:AIによる自動入力
銀行やクレジットカードの明細が、AIにより自動仕訳されます。手入力しなければならないときも、取引と日付を選択するだけなので仕訳を素早く行えます。
ポイント3:初心者にやさしい機能
対話形式で仕訳をアドバイスする機能がついていますので、仕訳に迷ったときも容易に解決することが可能です。また、入力のミスや漏れをチェックする監査機能も搭載されているため、作業に不慣れな人にも安心です。
提供会社 |
ソリマチ株式会社 |
||
種類 |
インストール型 |
||
機能 |
無料プランの機能制限 |
あり |
|
自動仕訳 |
◯ |
||
取引データ自動取込 |
◯ |
||
帳簿作成 |
◯ |
||
予実管理 |
◯ |
||
申告書の作成 |
◯ |
||
固定資産管理 |
✕ |
||
連携できるシステム |
達人シリーズ、タイムロボ、レッツ原価計算Go!など |
||
サポート体制 |
・電話 ✕(有料版のみ◯) ・チャット ✕ ・メール ✕(有料版のみ◯) |
||
無料トライアル |
あり |
||
料金体系 |
40,000円(買い切り) |
||
導入実績 |
・株式会社ワコーズ ・有限会社ランテック ・ラーメン青 |
※様々な無料で利用可能な会計システムを見たが、自社に合うシステムが選びきれない、選ぶ時間がない、おすすめのシステムを選んでほしい方はシステム幹事にお問い合わせください。用途や目的などをヒアリングした上で、貴社に最適な無料会計システムを選定します。相談料・紹介料はいっさいかかりません。
無料の会計システムを選ぶポイント
無料で利用できる会計システムにも様々なタイプがあります。どれを選択するかによって、使い勝手や今後の運用の仕方などが変わってきます。選ぶ際のポイントをお伝えしますので、自社に最適なシステムを検討するときの参考にしてください。
クラウド型かインストール型か
無料会計システムの導入方法には以下の2つに分類でき、それぞれにメリットも異なります。
クラウド型のメリット
クラウド型会計システムのメリットは、特定の端末にインストールする必要がないこと。インターネットに接続されていて、アカウント情報さえあればいつでもどこでも利用できます。端末が固定されていないので、複数の端末で利用でき、パソコン以外のタブレットやスマホでも使用可能。また、パソコンのOSもWindowsとMacどちらにも対応しているため便利です。導入時のコストが不要な場合も多く始めやすいのですが、有料版では契約期間中は継続的に料金が発生します。
他にも、システムがバージョンアップした際のアップデートを、ユーザーが行わなくてもよいこともメリットとなります。担当者が複数いて2台以上の端末で運用したい企業や、出張や外出が多くスマホなどでも作業をしたい人に向いています。
インストール型のメリット
インストール型会計システムのメリットは、インターネットにつながっていなくても作業できたり、システムの動作が安定している点です。インターネットに接続しなければコンピューターウイルスなどの感染リスクが低いので、セキュリティ面での心配が少なく済みます。
初期費用がクラウド型と比べて一般的に高くなります。しかし、購入時のみの支払い(イニシャルコストのみ)になるシステムが多く、その後のランニングコストは無料になったり、少額になるケースがほとんどです。
担当者が少なく作業する端末が限定されている会社や、毎月の運用コストを抑えたい会社に向いています。
法人か個人事業主か
会計システムは、法人向けと個人事業主向けではできることが異なっています。それぞれに備えた機能や使い勝手などの違いがありますので、事前に確認しておきましょう。
法人向けの要件
法人は役所に申告する際、「総勘定元帳」や「領収書綴り」などの書類が必要です。そのため、法人が会計システムを導入する場合は、これらの法人決算書類の作成機能があることを確認してください。先述の「マネーフォワードクラウド 会計」なら、法人決算書類の作成が可能です。
個人事業主向けの要件
個人事業主では、「確定申告書B」や「収支内訳書」などを役所に申告しなければならないため、これらを作成する機能が必要です。また、個人事業主向けの会計システムは、簿記などの知識がなくても確定申告などを行えるよう、わかりやすく作られていることが多いです。個人事業主向けの無料会計システムとして、先述の「やよいの青色申告 オンライン」があります。
完全無料か無料トライアルか
無料で使える会計システムも、大きく分けると2つのタイプがあります。期間が限定されず使い続けられるものと、期間が来ると有料版に移行するものです。それぞれ、どのような人・会社に向いているかが異なります。導入前に確認しておきましょう。
完全無料
完全無料の会計システムに向いているのは、以下の場合です。
・多くの機能を必要としていない
・経理(簿記)の知識がありサポート不要
無料会計システムは有料のものと比べて機能的に抑えられているものがあります。特に有料版製品を無料版で提供している場合が顕著です。また、サポートに関しても手厚いとはいえません。
このような機能面・サポート面での問題が影響なければ、完全無料のシステムがおすすめです。
無料トライアル
無料トライアル版が向いているのは、この製品が気に入れば有料版に移行しようと思っている方です。無料トライアル版は、期間の制約はあるものの、基本的には有料版と同じ機能が使えるので、作業がどのくらい効率化されるのかを実感できます。データもそのまま有料版に移行できますので、手間もほとんどかかりません。
有料版の導入を前提としているならば、無料トライアル版から始めてみるのはおすすめです。
どの程度のサポートがあるか
前提として、ほとんどの無料会計システムのサポートは充実していません。一部有料版に移行することを前提とした無料トライアルでは、有料版と同じサポートを受けられるものもあります。しかしそれ以外の場合、無料版では全くサポートがないか、限られたサポートしか受けられません。
システムについて詳しくなく、多少なりともサポートが必要だと考えるなら、必要なサポートがあるかどうかをチェックしておきましょう。先述の「マネーフォワードクラウド確定申告」は、電話・チャット・メールでのサポートに対応しています。
制限される機能はどの程度か
無料の会計システムの場合は、他の有料製品と同じように機能が揃っているとは限りません。たとえば、領収証データの登録上限が設けられている製品もあります。どのような機能制限があるか、制限があっても問題ないか等、自社の規模や運用に適しているかを、検討時にしっかり確認してください。
先述の「円簿会計」は、期間の限定や機能制限なしで無料で使い続けられるシステムです。
無料から有料へ移行する場合も想定して会計システムを選ぶ
現時点では特に問題がなくても、会社の規模が大きくなったときや無料版の機能では対応できなくなったときなど、他社の有料製品に移行するのは手間がかかります。使い勝手の点などでも、慣れるまでに時間がかかるでしょう。
後々困ったり新たに製品を検討し直さなくてもいいように、無料版の検討時に先を見越して有料版も確認しておいてください。
無料で使える会計システム導入のメリット
会計システムによって、無料版と有料版とで機能が異なっている場合があります。違いとしては、使える機能に制限があるかないかですが、無料版であってもメリットは十分に感じられるでしょう。
以下でその代表的なものを挙げていきます。必要としているものが一つでもあれば、無料版の導入を検討してみるとよいでしょう。導入検討前に改めてメリットをおさらいしておきましょう。
会計作業時間の短縮
画像引用:会計王
会計システムを導入して最も実感するのが、作業時間の短縮です。会計システムでは、事業運営で必要な経費データを入力するだけで自動で計算されます。そのため、手作業で行うのに比べて圧倒的に手間が少なくなるのです。
さらに、金融機関との連携が可能なシステムでは、利用明細データの取り込み自体も自動化されるので、より作業時間を削減可能です。他にも、面倒な会計書類の作成も自動化できるので、業務時間が短縮できます。
このように、経理作業にかかる時間を効率化できるのが会計システム導入の大きなメリットです。
人的ミスの防止
会計システムで経理業務を行うと、必要な処理をするための入力や計算が自動化されるため、人の手で行うよりもミスや間違いを防止できます。さらに、領収証などをスキャンをして読み込める機能がついていると、転記ミス・入力ミスなどのケアレスミスも削減可能です。
取引先へ誤った金額を提示するなど、経理上のミスは大きなトラブルのもととなり、信用の喪失にもつながりやすいものです。これらのミスを減らせることも大きなメリットとなるでしょう。
経営判断への即時利用
必要なときにすぐに会計データをまとめられることは、頻繁に大きな経営判断を行う企業などにとっては重要です。重大な経営判断をする際には、会計上のデータを参考にする必要があるからです。
会計システムでは、管理画面やダッシュボードで即座に収益やキャッシュフローのレポートを作成できます。そのため、経営判断に必要な処理スピードが格段に早まるのです。もちろん、リアルタイムで経営状況がわかることは、日々の経営改善にも役立ちます。
【まとめ】自社に合う無料会計システムを選ぼう
本記事では、無料の会計システムについて以下の内容をお伝えしました。
・無料会計システム導入のメリット
・無料会計システムを選ぶ6つのポイント
・無料会計システム10選
現在、会計システムを導入しておらず、経理業務の多くを手作業でしているのなら、会計システムの導入は様々なメリットをもたらすでしょう。しかし、いきなり有料版を導入するのではなく、まずは無料版を利用して実際に効果があるのか確かめるのがおすすめです。
そのためには、様々な種類がある無料会計システムの比較検討が必要です。特徴や向いている事業形態など、各システムによって異なっていますので、自社に必要な要件を明確にしておきましょう。また、無料会計システムの多くは有料のものと比べて、機能に制限がありますので、それらが自社の運用に影響を及ぼさないかも確認しておいてください。
以上のことを念頭に置いて、現状だけでなく、将来も見据えてベストな選択をしてください。
※自社に合う無料会計システムの選び方がわからない、選ぶ時間がない、おすすめのシステムを選んでほしい方はシステム幹事にお問い合わせください。用途や目的などをヒアリングした上で、貴社に最適な無料会計システムを選定します。相談料・紹介料はいっさいかかりません。
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Q. 無料で使える会計システムのおすすめは?
無料で使えるおすすめの会計システムとして「フリーウェイ経理Lite」「円簿会計」等が挙げられます。それぞれの詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
Q. 無料で使える会計システムを選ぶ際のポイントは?
無料で使える会計システムを選ぶ際のポイントとして「クラウド型かインストール型か」「法人向けか個人事業主向けか」等が挙げられます。詳しい選び方については記事をご覧ください。
この記事を書いた人
吉崎 孝幸
専門分野: Webディレクション・Webライティング
元パン屋。マーケティングとライティングの面白さにハマり、生地作りから記事作りに転身。現在は店舗ビジネスを中心にWebコンサルティングやWebディレクションを行っている。
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