- 更新日 2024.10.17
- カテゴリー 業務システム
勤怠管理システムならICカード式がおすすめ|メリットや選ぶ際のポイントなどをご紹介【2024年最新版】
「勤怠管理に割かれる時間が長くて困っている」
「勤怠管理作業のミスが多くて、修正に時間を取られている状況を改善したい」
「ICカード式勤怠管理システムはどのような便利機能があるか知りたい」
現在、紙のタイムカードなどのアナログ手法で勤怠管理を行っており、雇用する従業員の増加や勤怠管理者の減少などが原因で、作業に手間がかかっている総務部の労務担当者様は少なくないでしょう。保険や福利厚生など労務の仕事はたくさんあるのに、勤務時間の多くを勤怠管理の雑務に追われていては、他の作業に影響が出て困っているはずです。
その状況を改善するために、勤怠管理システムの導入を検討されているのでしょう。とくに、元々会社で社員が所有しているICカードを利用した「ICカード式勤怠管理システム」に搭載される機能や特徴がどのようなものか知りたく検索したのではないでしょうか。
ICカード式勤怠管理システムは、安価かつ容易に導入できるハードルの低さで注目されています。システムの種類も幅広く、特徴も様々です。
そこで本記事では、ICカード式勤怠管理システムを導入しようと検討しているご担当者の方に、以下の内容をお伝えしています。
・ICカード式勤怠管理システムの特徴や機能、料金などについて
・ICカード式勤怠管理システム導入がおすすめの企業
・おすすめのICカード式勤怠管理システム
こちらの内容を参考にしていただき、ICカード式勤怠管理システムの導入をするかいなかの判断材料にお役立てください。
※ICカード式勤怠管理システムの導入を検討しているが、何を選べばよいかわからない、おすすめを知りたいという方は、システム幹事にお問い合わせください。予算や運用形態などを伺った上で、貴社にふさわしいICカード式勤怠管理システム選定のお手伝いをします。相談料・紹介料など一切無料です。
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ICカード式勤怠管理システムとは?
画像引用:KING of TIME
ICカード式勤怠管理システムとは、ICカードを打刻の際に使う勤怠管理システムです。ICカードで従業員の出退勤をはじめ、休暇や休憩などを記録し、労働時間管理や給与計算などを自動で行なえます。
ここでは、そのICカード式勤怠管理システムの機能や特徴についてお伝えします。
主な機能
ICカード式勤怠管理システムは、システム自体に加えて、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードやnanacoや楽天Edyなどの小売店系ICカード、ICカードを使用した社員証などとカードリーダーが必要です。出退勤情報の記録は、ICカードをカードリーダーにかざすことで可能となります。あらかじめ、ICカードの識別番号と勤怠管理システムの従業員情報を紐づけておく必要があります。
カードリーダーの種類
カードリーダーは大きく分けて2つとなります。
1つ目は、カードリーダー専用機です。
画像引用:SONY
これはさらに2タイプに分かれており、1つは、ソニー製の「PaSoRi(パソリ)」に代表される、パソコンに接続して使用するタイプ。1,000円以下の商品もあるなど、価格が手頃なのが特徴です。
もう1つは、パソコンに接続せず読み取り可能なタイプ。
画像引用:KING of TIME
これらは、近くにパソコンがない場所でも設置できますので、設置の自由度が高まります。
2つ目は、タブレットなどにアプリを入れてカードを読み取らせるものです。
画像引用:シュキーン
別途カードリーダーが必要ですが、すでにカードリーダーとして使える端末が会社にあれば、新たに購入する必要がないです。
ICカードの規格は2種類
現在、日本で一般的に利用されているICカードには2つの規格があります。
・Felica規格
・MIFARE規格
Felica規格
日本国内では、交通系ICカードや小売店系ICカードなど、多くのICカードがこのFelica規格を採用しています。代表的なFelica規格のICカードは、Suicaやnanaco、楽天Edyなどです。
画像引用:JR東日本
MIFARE規格
Felicaに比べて安価なために世界では広く普及している規格です。ただし、日本での普及率はそこまで高くなく、taspoに採用されている他、社員証などで使用される程度です。
メリット・効果
ICカード式勤怠管理システムを導入することで、得られるメリットや効果について解説します。
導入・使用が簡単
運用する上で必要なものは、システム自体とカードリーダー、ICカードのみだからです。システム面においても、クラウド型(ネットワーク上でサービスを提供)でもオンプレミス型(ソフトウェアを設置)でも、導入にあたって専門的な知識はほぼ必要なく、導入作業自体も容易。カードリーダーも入手に手間がかかることはありません。
ICカードに関しては、いまやほとんどの人がSuicaやnanacoなど何らかのICカードを1枚は持っている時代です。それらを利用すれば、新たに従業員へシステム専用のICカードを配布する必要もなく、システムの運用を始められます。
ICカード式勤怠管理システムの使い方は紙のタイムカードとほぼ同じなので、使い方を迷うこともないでしょう。
運用業務を効率化できて人件費を削減できる
紙のタイムカードを利用した勤怠管理に比べて記帳や計算などの作業が減るので、人件費を削減できます。
紙のタイムカードを利用する場合、タイムカードの購入や配布、回収などに人手がかかり、帳簿類への転記や時間の集計などでも人の手間が必要です。
しかし、ICカード式勤怠管理システムの場合、打刻データがシステムに自動転送されます。そのため、以前まで人力で行っていた転記や計算などの作業が大幅に削減されるため、転記ミスや計算ミスといったヒューマンエラーの発生を防げます。結果的に人件費も削減でき、運用の障害となる勤怠管理業務が以前よりもスムーズになります。
導入・運用費用を抑制できる
システムによっては、少人数なら無料で利用できるものもあります。
また、ICカード式勤怠管理システムには紙のタイムカードのような消耗品も不要です。誰もが1枚はICカードを持っている時代なので、ICカードを用意する必要もないでしょう。タイムカード自体は100枚で2,000円程度とそこまで高価なものではないとはいえ、毎月発生する費用を抑制できるのは大きなメリットです。
会社にカードリーダーとして使えるタブレット端末があれば、端末をカードリーダーとして機能させるアプリを無料でダウンロードしましょう。アプリのダウンロードができれば、カードリーダーの導入費用は不要です。
また、カードリーダー専用機を購入する場合でも、1,000円以下のリーダーも販売されています。
それに対して、紙のタイムカードに打刻するレコーダーの相場が10,000円以上であることを考えると、新たに紙のタイムカードを導入するよりも割安です。
労働時間管理が容易になる
ICカード式勤怠管理システムを導入すれば、残業時間や休暇取得などの労働時間管理をしやすくなります。
アナログの勤怠管理を行っている場合、その都度計算をしなければなりません。しかし、ICカード式勤怠管理システムであれば、ICカードの読み込みによって自動で勤怠の集計が行なわれるので、月の途中でも累計の労働時間が瞬時にわかります。それによって、従業員の働き過ぎを防止するなどの時間管理に大いに役立ちます。
不正打刻対策が可能
紙のタイムカードでは、本人以外が打刻する不正が行えます。しかし、ICカード式勤怠管理システムであれば、各個人のICカードが必要です。自分のICカードを他人に渡してしまうと本人の生活に支障をきたすため、他人に預けて打刻を代行してもらうことは起きにくくなります。
不正打刻の対策にも、ICカード式勤怠管理システムの導入が有効です。
そもそも勤怠管理システムは自作できる?
結論、自作は可能です。プログラミングのような専門知識がなくても、Excelで作ることも可能です。しかし、有料システムと同程度のものを作ろうとすれば、プログラミング知識を持った人材が必要になります。
自作にはシステムを柔軟にカスタマイズできる利点があります。しかし、データ処理の正確性や法改正への対応などのメンテナンスが都度必要となり、かえって人的リソースがかかります。
その結果、自作システムの運用には有料システム以上のコストがかかることも考えられます。自作システムの導入を検討する際には慎重なシミュレーションが必要です。
ICカード式勤怠管理システム導入がおすすめの企業
ICカード式勤怠管理システムには多くのメリットがありますが、すべての企業がメリットを得られるとは限りません。とくにメリットを得やすい企業の条件を挙げていきます。
従業員が多い
導入時の手間やコストに対して、従業員数が多いほどシステムによる勤怠管理の効率化のメリットが大きくなるからです。
例えば、ICカード式勤怠管理システムを導入することで、初期費用が10万円かかり、従業員1人あたりの勤怠管理コストが月額1,000円削減できるとします。この場合、従業員100人の会社と5人の会社で初期費用の回収期間を比較すると、100人の会社は1か月、5人の会社は20か月です。
逆に、これまで慣れ親しんだ勤怠管理方法から変更する手間や費用を考えると、負担と比較して削減できるコストが小さくなります。先程の例を参考にすると、1期内に初期費用の回収が可能な従業員数10人程度が目安となります。
業務上交通機関の利用が多い
ICカード式勤怠管理システムによっては、交通費の精算機能を備えたものがあり、勤怠管理と交通費精算の処理を一括で行えます。
営業の外回りや出張のために公共の交通機関を利用する機会が多い会社では、交通費精算業務が効率化されるので、導入メリットは大きいでしょう。
勤怠管理をアナログで行っていてミスが多い
ICカード式勤怠管理システムを導入すると、勤怠管理時のミスが減りコストを削減できます。アナログの勤怠管理で最もミスが起きやすいのは、データの転記や計算時です。
ICカード式勤怠管理システムでは、出退勤時刻や休暇取得などのデータ取得が自動で行われるので、このような人為的ミスはほぼ起きません。現在、計算ミスを原因とする修正作業が多発している会社であれば、この修正コストを削減できるので大きな利点となります。
すでにICカード化している社員証がある
社員証に使用しているICカードの規格に対応しているシステムを選べば、新たにICカードを揃える必要がなく、運用を始められます。
最近では、オフィス入館時の解錠などのため社員証にICカードを利用している会社も多いです。このような会社では、ICカード式勤怠管理システムに既存のICカードが使えるので、導入するメリットは大きいでしょう。
※機能や導入メリットはわかっても、どんなICカード式勤怠管理システムを選べばよいかわからない、おすすめを知りたいという方は、システム幹事にお問い合わせください。予算や運用形態などを伺った上で、貴社にふさわしいICカード式勤怠管理システム選定のお手伝いをします。相談料・紹介料など一切無料です。
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ICカード式勤怠管理システムの選び方
ICカード式勤怠管理システムには多くのものがあり、特徴はシステムごとに様々です。選ぶ際のポイントを説明しますので、これらを各システムで確認しながら検討すると、自社にふさわしいものを選択してみましょう。
必要な機能が搭載されているか
ICカード式勤怠管理システムには、基本的な機能として打刻がありますが、他にも複数の機能を備えています。
代表的なものは以下の通りです。
・勤務時間の集計機能
・交通費精算機能
・シフト管理機能
・労務アラート機能
・各種(残業や休暇など)申請機能
・通知機能
・日報作成機能
・年末調整機能
・従業員のグループ別管理機能
・工数管理機能
・多言語対応機能
・他システムとの連携機能
・データダウンロード機能
例えば、外国で現地の従業員を採用している場合には、多言語に対応しているものが必要でしょう。また、日常の業務報告を課している会社なら、日報作成機能があると便利です。
自社に必要な機能を洗い出して、それらを搭載しているシステムを選びましょう。
セキュリティ対策が万全か
一般的にICカードには、従業員の個人情報が含まれています。これらが社外に流出することは、従業員個人の損失につながるだけでなく、会社の社会的信用を失います。
これを避けるには、以下のどちらかを取得している企業のシステムを選択するとよいでしょう。
・日本産業規格「JIS Q 15001個人情報保護マネジメントシステム-要求事項」に適合した事業所に付与される「プライバシーマーク」
・情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格である「ISO 27001」
また、より強固なセキュリティを求めるのなら、「オンプレミス型」ICカード式勤怠管理システムの導入を検討をおすすめします。外部のネットワークとつながっている「クラウド型」より、それらから遮断されている「オンプレミス型」のほうが、外部からの侵入などのリスクが低いからです。
すでに使っているICカードに対応しているか
現在国内で使用されるICカードは「Felica規格」「MIFARE規格」の2通りに分かれています。導入を検討しているICカード式勤怠管理システムが、すでに使用しているICカードに対応していなければ運用できません。
そのため、システム導入前に会社で使っているICカードが対応しているかを確認しておきましょう。各システムの製品概要に「Felica規格」「MIFARE規格」のいずれに対応しているか記載があるので、目を通しておいてください。
サポートがどうなっているか
勤怠管理システムはほぼ毎日使用するものであり、トラブルがあった場合にすぐに対応できなければ、業務に支障をきたしてしまいます。
とはいえ、導入する会社によって必要とするサポートの内容や程度は様々です。社内にシステムに強い従業員やエンジニアがいる場合、メールでのサポートがあれば十分でしょう。しかし、パソコンに不慣れな従業員ばかりであれば、リモートで操作をしてもらえるくらいの手厚いサポートが必要となります。
ICカード式勤怠管理システムを検討する際は、自社の運用スキルに合わせたサポートがあることも確認してください。
費用対効果が見合っているか
ICカード式勤怠管理システムを導入すれば、多くの企業で業務は効率化されます。しかし、システムの利用料もかかるため、これに見合っていなければ導入が会社にとってマイナスになることがあるからです。
例として、新たにかかる費用と削減できるであろうコストを計算します。
ICカード式勤怠管理システムとしては標準的な「初期費用無料」「月額使用料300円/ユーザー」とします。
※導入時のカードリーダー購入費用は計算に入れません
※ICカードも新たに用意する必要がなかったものとします
この場合、新たに発生した費用は一人当たり月300円です。
一方、削減できるコストは、タイムカードの代金として月あたり20円であり、差額は280円となります。
つまり、従業員1人にかける勤怠管理で発生する人件費が280円以上削減できれば、システム導入の経費上のメリットがあることになります。
時給1,500円の従業員の280円分の勤務時間は11分強。つまり、導入することで従業員1人あたりの勤怠管理の時間が月12分以上短縮されるなら、システム導入または変更する価値はあるといえるでしょう。
【計算式】
1ユーザーの月額使用料…300円
タイムカード1枚あたりのコスト…20円
1か月に削減できるコスト…300-20=280円
時給1,500円の従業員の280円分の労働時間…280÷1,500×60=11.2分
このように、自社でもシミュレーションをして、検討時の材料としてください。
どのような他システムと連携できるか
ICカード式勤怠管理システムは、単独で使用しても多くのメリットが得られますが、他のシステムと連携させることで、より業務効率が向上するからです。
連携できる他のシステムとして、勤怠管理システムとの親和性が高いのが給与計算システムが挙げられます。連携すると、労働時間及び残業時間、パート・アルバイトなどの勤務時間なども瞬時に勤怠管理システムに反映されるので、人件費の把握に役立ちます。
他にも、会計システムや入退室管理システムなど、システムごとに連携できるものが異なります。
また、Slackなどのアプリと連携させることで、出張や在宅勤務などでオフィスに出社しない場合でも打刻可能となります。社外での打刻が想定される会社では、この点も考慮するとよいでしょう。
このように、他システムとの連携も、導入に際してはこれらも見逃せないポイントです。
おすすめのICカード式勤怠管理システム5選
ICカード式勤怠管理システムは、多くの種類が販売され利用されています。
各システムの詳細を比較することで、自社にふさわしいシステムのイメージができてくるはずです。
システム名 |
打刻方法 |
基本機能 |
料金体系 |
おすすめの企業 |
ジョブカン勤怠管理 |
・ICカード打刻 ・PC/タブレット打刻 ・モバイルGPS打刻 ・指静脈打刻 ・LINE/Slack打刻 |
・出勤管理 ・シフト管理 ・休暇・申請管理 ・工数管理 |
・初期費用:なし ・月額費用:200円~/人 ・無料トライアル:あり (30日間) |
大企業や工場など同時間帯に 一つのカードリーダーに 多くの人が集中する |
タッチオンタイム |
・ICカード打刻 ・PC/タブレット/ スマートフォン打刻 ・指紋/指静脈認証打刻 ・GPS打刻 |
・タイムレコーダー ・出退勤時間や 残業時間の集計 ・シフト管理 ・休暇申請および承認 |
・初期費用:なし ・月額費用:300円/人 ・無料トライアル:あり (30日間) |
自社従業員だけでの 運用に不安があり、 充実したサポートが必要 |
KING OF TIME |
・ICカード打刻 ・PC/タブレット/ スマートフォン打刻 ・指紋/指静脈認証打刻 ・GPS打刻 ・顔認証打刻 など |
・シフト管理 ・休暇管理 ・残業時間管理 ・休暇申請および承認 |
・初期費用:なし ・月額費用:300円/人 ・無料トライアル:あり (30日間) |
人の入れ替わりが激しい |
kinnosuke |
・ICカード ・PC/タブレット/ スマートフォン ・GPS打刻 ・指紋認証 ・暗証番号 |
・出勤管理 ・休暇管理 ・シフト作成 ・労基法アラート |
・初期費用:別途見積もり ・月額費用:350円/人 ・無料トライアル:あり (最大60日間) |
複雑な就業規則や運用がある 環境に沿った設定を依頼したい |
jinjer勤怠 |
・ICカード ・PC/タブレット/ スマートフォン ・GPS打刻 ・Slack/Chatwork打刻 |
・勤怠登録 ・シフト作成 ・休暇管理 ・休暇申請および承認 |
・初期費用:別途見積もり ・月額費用:400円/人 ・無料トライアル:あり (30日間) |
勤怠管理に加えて 人事や経費計算など、 バックオフィス業務を 1社のサービスに集約したい |
ジョブカン勤怠管理
画像引用:ジョブカン
ジョブカンは、出勤管理やシフト管理などの勤怠管理システムに必要な主要な機能を備え、FeliCa/MIFAREのどちらにも対応しています。1ユーザーあたりの月額利用料は200円と安価で、導入のしやすさが特徴です。
さらに、給与計算や経費精算など同シリーズでの連携サービスも豊富。セキュリティ面では「ISO 27001」を取得し、電話・メール・チャットとサポート対応も充実しているので、運用面での安心感があります。
ジョブカン勤怠管理の特徴
・ポイント1:初期費用・サポート費用無料、月200円/ 人〜と導入しやすい
・ポイント2:シリーズ累計導入実績が15万社以上あり、様々な企業におすすめ
・ポイント3:勤怠管理機能が充実
ポイント1:初期費用・サポート費用無料、月200円/ 人〜と導入しやすい
30日間無料で全機能の使用が可能です。出勤管理、シフト管理、休暇・申請管理、工数管理の4つの機能を自由に組み合わせて利用できます。
初期費用・サポート費用ともに無料で、1ユーザー当たり月額200円(最低利用料金2,000円)からという料金体系なので、導入のハードルが低くなっています。
ポイント2:シリーズ累計導入実績が15万社以上
多くの企業に選ばれ、2021年ITトレンド上半期ランキング1位を獲得しているシステムです。地方自治体や一部上場企業の多くで利用されているので、導入に関して不安の少ないシステムです。
ポイント3:勤怠管理機能が充実
変形労働やフレックス勤務などの勤務形態に加え、雇用形態ごとの細かい設定、運用にも対応しています。
・36協定支援
・同日複数勤務
・申請承認
・シフト作成
・給与計算連携
・スマホ対応
などの機能が充実。
今後、自社の出勤体制に変更があった場合でも、柔軟に対応できます。
提供形態 |
・クラウド ・SaaS ・ASP |
打刻方法 |
・ICカード ・PC ・タブレット ・スマートフォン ・GPS ・静脈認証 |
基本機能 |
・出勤管理 ・シフト管理 ・休暇・申請管理 ・工数管理 |
セキュリティ対策 |
「ISO 27001」取得 |
ICカード対応規格 |
・FeliCa ・MIFARE |
サポート |
・電話 ・メール ・チャット |
無料トライアル |
30日間 |
初期費用 |
0円 |
月額費用 |
200円/1人~ (最低利用料金2,000円) |
他システムとの連携 |
給与計算システムなど |
おすすめの企業 |
大企業や工場など同時間帯に 一つのカードリーダーに 多くの人が集中する |
タッチオンタイム
画像引用:タッチオンタイム
タッチオンタイムは、FeliCa/MIFAREの両規格に対応している、機能も打刻以外にシフト管理や休暇管理など基本的なものを網羅した勤怠管理システム。
初期費用無料、1人あたり月300円で最低契約期間もなしという導入のしやすさが特徴です。
「MoneyForwardクラウド給与」や「人事労務freee」などの外部システムとの連携も確保されており、「プライバシーマーク」と「ISO 27001」も取得していますので、日常業務に不安を感じることはないでしょう。
「タッチオンタイム」の特徴
・ポイント1:充実の無料サポート体制
・ポイント2:初期費用0円、月額300円で全機能利用可能
・ポイント3:便利な打刻方法
ポイント1:充実の無料サポート体制
導入から運用までに、「勤怠管理ルールを確認した上での設定方法の案内」や「法改正への対応」などの手厚いサポートが用意されているシステム。無料で使えて、システム運用に不安がある企業にとっては安心のシステム。その結果サービス利用継続率は99%以上です。
ポイント2:初期費用0円・月額300円で全機能利用可能
初期設定費用は無料となっており、運用料金も1人あたり月に300円。しかも、追加料金不要で全機能の利用が可能です。
最低契約期間や最低利用人数の制限もないので、導入への障害が少なくなっています。
ポイント3:便利な打刻方法
独自開発の「タッチオンタイムレコーダー」が用意されています。この機器を導入するとパソコン不要で手軽に打刻ができます。他にも、多種類のタイムレコーダーが用意されており、打刻方法も様々なので用途によって運用方法を選べます。
提供形態 |
・クラウド ・SaaS ・ASP |
打刻方法 |
・ICカード ・PC ・タブレット ・スマートフォン ・指紋認証 ・指静脈認証 ・GPS |
基本機能 |
・タイムレコーダー ・出退勤時間や残業時間の集計 ・シフト管理 ・休暇申請および承認 |
セキュリティ対策 |
「プライバシーマーク」 「ISO 27001」取得 |
ICカード対応規格 |
・FeliCa ・MIFARE |
サポート |
電話 (無料でサポートセンターを利用可能) |
無料トライアル |
30日間 |
初期費用 |
0円 |
月額費用 |
300円/1人 |
他システムとの連携 |
人事管理・給与管理システムなど |
おすすめの企業 |
自社の従業員だけでの運用に不安があり、 充実したサポートを必要とする |
KING OF TIME
画像引用:KING OF TIME
KING OF TIMEは、シンプルでわかりやすい操作画面で、FeliCa/MIFAREに対応したICカード式勤怠管理システムです。
登録者の数ではなくその月にシステムを利用した人数分だけ課金されるという特徴があります。
「給与奉行クラウド」など連携できる外部システムも数多く、「プライバシーマーク」と「ISO 27001」を取得しています。電話・メール・チャットでサポートを受けることが可能です。
「KING OF TIME」の特徴
・ポイント1:打刻方法の多さ
・ポイント2:グローバル展開している企業に強い
・ポイント3:リアルタイム管理
ポイント1:打刻方法の多さ
打刻方法が17種類もあります。手軽に打刻ができるICカードを利用するもの以外にも、不正打刻が難しいとされる顔認証や指静脈認証などが利用できます。
ポイント2:グローバル展開している企業に強い
同システムを導入した、世界中にあるグループ拠点の勤怠データを一元管理ができるので、各拠点からデータを集めることなく本部で一括処理できます。また、英語の勤怠管理や時差対応など、グローバルに展開している企業に役立つサービスが用意されています。
ポイント3:リアルタイム管理
残業などを含めた勤務データから人件費の概算などを、リアルタイムに確認できます。パートやアルバイトなどの時給で働く人が多い職場でも、人件費の管理をしやすくなるので便利です。
提供形態 |
・クラウド ・SaaS ・ASP |
打刻方法 |
・ICカード打刻 ・PC/タブレット/スマートフォン打刻 ・指紋/指静脈認証打刻 ・GPS打刻 ・顔認証打刻 など |
基本機能 |
・シフト管理 ・休暇管理 ・残業時間管理 ・休暇申請および承認 |
セキュリティ対策 |
「プライバシーマーク」 「ISO 27001」取得 |
ICカード対応規格 |
・FeliCa ・MIFARE |
サポート |
・電話 ・メール ・チャット |
無料トライアル |
30日間 |
初期費用 |
0円 |
月額費用 |
300円/1人 |
他システムとの連携 |
給与計算システムなど |
おすすめの企業 |
人の入れ替わりが激しい |
kinnosuke
画像引用:kinnosuke
kinnosukeは、勤怠記録の抜け漏れを従業員に知らせることで担当者の負担を軽くできる、アラート機能を持ったシステムです。
ICカードはFeliCa/MIFAREの両規格に対応しており、外部ソフトも「給与奉行」「弥生給与」などと連携できます。
セキュリティ面では「ISO 27001」を取得済み。月額料金は1ユーザーあたり350円ですが、クライアント企業の環境に沿ったシステム設計を行うため、初期費用は別途見積もりが必要です。
「kinnosuke」の特徴
・ポイント1:社内のタイムマネジメントを一括管理
・ポイント2:勤怠管理の常識を変える独自機能
・ポイント3:企業ごとに異なる運用に幅広く対応
ポイント1:社内のタイムマネジメントを一括管理
勤怠管理システムを提供して10年以上の実績を持つ企業によるシステム。従業員の労働時間をグラフを使用して相対比較しやすくするほか、働き方改革への対応やシフト・工数管理、就業に関する各種申請など幅広く行えます。
ポイント2:勤怠管理の常識を変える独自機能
従来は各従業員の出勤簿の状況を人事・労務担当者がチェックをしていました。しかし、このシステムでは提案型アラート機能により、勤怠記録の抜け漏れを従業員本人に知らせます。そのため、担当者の勤怠管理業務が減り、より業務の効率化が図れます。
ポイント3:企業ごとに異なる運用に幅広く対応
導入の流れとして、システム提供会社の導入支援チームがヒアリングから設計、設定代行、システム管理者講習まで行います。複雑な就業規則や運用など、企業により異なっている出勤簿の集計や計算に幅広く対応が可能です。
提供形態 |
・クラウド |
打刻方法 |
・ICカード ・PC ・タブレット ・スマートフォン ・GPS打刻 ・指紋認証 ・暗証番号 |
基本機能 |
・出勤管理 ・休暇管理 ・シフト作成 ・労基法アラート |
セキュリティ対策 |
「ISO 27001」取得 |
ICカード対応規格 |
・FeliCa ・MIFARE |
サポート |
・電話 ・メール |
無料トライアル |
最大60日間 |
初期費用 |
別途見積もり |
月額費用 |
350円 |
他システムとの連携 |
人事管理・給与管理システムなど |
おすすめの企業 |
複雑な就業規則や運用があり、 環境に沿った設計・設定を依頼したい |
jinjer勤怠
画像引用:jinjer勤怠
jinjer勤怠は、人事管理システムや給与計算システムなど複数システムを持ったjinjerシリーズの一つです。
同シリーズの他システムを利用することで、情報の登録や変更などの手間なく一元管理できるのがメリットです。
ICカードはFeliCa/MIFAREのどちらも利用でき、機能も打刻以外の休暇申請・承認やシフト管理など一通りを備えています。ただし、一人あたりの月額利用料が400円~と、他と比べると若干高額になっています。また、セキュリティに関しても、別途資料請求をする必要があります。
「jinjer勤怠」の特徴
・ポイント1:法改正に自動対応
・ポイント2:手厚いサポート体制
・ポイント3:使いやすいシンプルな画面
ポイント1:法改正に自動対応
法改正に応じて、随時システムを自動でアップデートするため、ユーザー側の対応が不要なシステム。法改正の詳細を知らなくても、システム側で適切な対応をしてくれます。
ポイント2:手厚いサポート体制
チャットボットも駆使し、24時間365日の問い合わせに対応しています。導入から運用まで、メールや職場への訪問など様々な形態でサポートを行っており、運用に不安を抱える企業にとって、安心できるサービスです。
ポイント3:使いやすいシンプルな画面
システム操作に慣れていない人にも使いやすいように、シンプルな操作画面を採用。勤怠管理の担当者が代わることがあっても、スムーズに業務を引き継げます。
また、従業員・管理者にも操作しやすくなるよう、定期的に操作画面をはじめとしたシステムのアップデートを実施しています。
提供形態 |
・クラウド |
打刻方法 |
・ICカード ・PC ・タブレット ・スマートフォン ・GPS打刻 |
基本機能 |
・勤怠登録 ・シフト作成 ・休暇管理 ・休暇申請および承認 |
セキュリティ対策 |
※要問合せ |
ICカード対応規格 |
・FeliCa ・MIFARE |
サポート |
・電話 ・メール ・チャット |
無料トライアル |
30日間 |
初期費用 |
別途見積もり |
月額費用 |
400円 |
他システムとの連携 |
人事管理・給与管理システムなど |
おすすめの企業 |
勤怠管理だけでなく、 人事や経費計算など、 バックオフィス業務を 1社のサービスに集約したい |
ICカード式勤怠管理システムの導入時の注意点
ICカード式勤怠管理システムの導入時に、メリットばかり考慮し決定すると、思わぬ落とし穴にはまります。あらかじめ注意すべき点を考慮に入れておくと、事後のトラブルを回避できます。
ICカードリーダーの購入費用が別途必要になる
ICカード式勤怠管理システムを導入するにはカードリーダーが必要なので、新たに購入しなければなりません。
1,000円以下で購入できるものもありますが、これらは打刻に時間がかかるため、同じ時間に出退勤者が集中する職場には向いていません。
従業員が多い職場では、高速に打刻処理ができる「リーダー」があると出退勤時に渋滞が起きにくいです。たとえば「ピットタッチ・プロ2」という高速打刻処理が可能な製品では税別で95,000円となっています。
画像引用:ピットタッチ・プロ2
自社に必要なスペックを持ったカードリーダーの購入にいくらかかるのか、入念なリサーチをしておくとよいでしょう。また、職場の数に応じてカードリーダーが必要となりますので、その点も忘れないようにしてください。
参考:ピットタッチ・プロ2価格
打刻漏れ・ICカード紛失時の対応がやや複雑になる
打刻漏れやICカードの紛失があると、アナログの勤怠管理よりも手間がかかります。
たとえば打刻漏れの場合、紙のタイムカードであれば、時間を手書きし上司の判をもらうという対処法が一般的でしょう。しかし、ICカード式勤怠管理システムの場合、パソコンなどでシステムの管理画面を開き、そこで時間を入力しなければなりません。同時に上司への報告も必要です。
また、職場に置いたままにする紙のタイムカードに比べ、従業員が常時携帯するICカードでは紛失の頻度が高まります。この場合、紙のタイムカードの再発行は容易ですが、ICカードの作成は費用も期間も多くかかります。外注でICカードを1枚作成するのに必要なのは、費用が1,000~1,500円、期間が1~2週間程度です。また、ICカードを再発行した後は、システムとも紐づけし直さなければなりません。
このように打刻漏れやICカード紛失時には、以前よりも多くの手間が発生します。頻発すると効率化に支障をきたすことも考慮して、導入を検討してください。場合によっては、打刻漏れやICカードの紛失を防ぐようなマニュアル作成も、必要になります。
ICカード式勤怠管理システムまとめ
本記事では、ICカード式勤怠管理システムについて以下のことをお伝えしました。
・ICカード式勤怠管理システムの特徴や機能、料金
・ICカード式勤怠管理システム導入がおすすめの企業
・おすすめのICカード式勤怠管理システム5選
ICカード式勤怠管理システムにも、それぞれ特徴があり多くの点で異なっています。自社が導入するとどれだけのメリットがあるのか、本当に導入すべきなのかなど、十分に吟味した上で最適なシステムを選びましょう。
※ICカード式勤怠管理システムについてはわかったけど、何を選べばよいかわからない、おすすめを知りたいという方は、システム幹事にお問い合わせください。予算や運用形態などを伺った上で、貴社にふさわしいICカード式勤怠管理システム選定のお手伝いをします。相談料・紹介料など一切無料です。
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Q. ICカード式勤怠管理システムとは何ですか?
ICカードを打刻の際に使う勤怠管理システムのことです。従業員の出退勤・休暇・休憩といった労働時間の管理や、給与計算などが自動で行なえます。
この記事を書いた人
吉崎 孝幸
専門分野: Webディレクション・Webライティング
元パン屋。マーケティングとライティングの面白さにハマり、生地作りから記事作りに転身。現在は店舗ビジネスを中心にWebコンサルティングやWebディレクションを行っている。
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