- 更新日 2024.01.10
- カテゴリー アプリ開発
【アプリ開発者必見】売れるアイデア出しのコツを一挙に紹介【2024年最新版】
アプリ開発で重要なのは、売れるアイデアを考えることです。
しかし、ユーザーに売れるような斬新なアプリを開発したいと思っていても、アイデアが思い浮かばず、困っている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、
- アプリ開発のいいアイデアが思い浮かばない
- 売れるアプリを作りたい
- いいアイデアを出すにはどんな方法がある?
とお悩みの方に向けて、
- アプリ開発におけるアイデア出しのコツ
- アイデア出しがはかどるフレームワーク8つ紹介
- アプリ開発のアイデア出しに便利なツール紹介
- アイデアをもとにアプリを開発する流れ
について解説します。最後まで読めば、アプリ開発者に必要な売れるアイデア出しのコツがわかります。
※アプリ開発のアイデアについて相談したい、アプリ開発の内製が難しいという方は、システム幹事にご相談ください。専任のアドバイザーが最適な開発会社をご紹介します。相談料などは一切かかりませんので、お気軽にお問い合わせください。
アプリ開発に役立つ記事もご覧ください アイデアを出した後におすすめ!アプリ開発かんたんマニュアル
アプリ開発におけるアイデア出しのコツ
アイデア出しの際は、自由な発想がなによりも大事です。現実的かどうかはいったん気にせず、思った案はもれなく出してみることが重要になります。ここから、アイデア出しのコツについて紹介します。
日常で感じる不満を列挙してみる
画像引用:STUDY HUCKER
生活の中で不満に感じることや悩みがあれば書き出しましょう。書き出す場合、大小は考えず、どんなことでも列挙しておくのがおすすめです。生活の中で感じた不満をそのままノートに書き出し、言語化すると、何を解決すべきかが明らかになります。
また、不満を解消できるアプリを開発できれば、ユーザーの支持も得られるでしょう。普段から不満があったときにメモし、確認しておくと、脳に蓄積されアイデアのひらめきにつなげられます。
たとえばコンビニやスーパーでの買い物など、ありふれた日常シーンにアプリに関するアイデアのヒントが隠れているのです。
他のアプリを調査する
「どのような課題や不満を解消するためのアプリなのか(アプリの存在目的)」をチェックしましょう。チェックする際、機能的に使いやすいと感じた点もセットで整理しておくと開発時の参考になります。
新しいアプリ開発を考える場合、既存のアプリの中に、同じ課題を解決できるようなものを見つけることが可能です。別のアプリを参考にすると、自身が思いつかなかったようなアイデアを得られる可能性があります。
たとえば、スケジュール管理のアプリ開発を考えている場合、既存アプリの一覧表示の見やすさなどをアイデア出しとして取り入れることも可能です。
ただし、他のアプリを参照する場合、アイデアにだけ注目しましょう。アプリの完成度などに目を向け過ぎるとアイデアを考えるより、機能そのものに注目してしまう可能性があります。
ブレインストーミングを行う
画像引用:Lucidchart
ブレインストーミングとは、ブレストとも呼ばれ、複数人で行う会議手法です。参加者が、自由にアイデアを提供できるため、クリエイティブな発想を促進できます。
ブレインストーミングのメリットは、クリエイティブな発想だけではなく、個人だけでは思いつかないアイデアの発見や参加者のアイデアを容易にまとめる効果があることです。そのため、チーム全体のまとまりを向上させる効果があります。
会議では、複数人で意見を出し合うブレインストーミングを実施します。あくまでアイデア出しの段階になるため、以下の4点は意識しておきましょう。
- 自分の意見は出し惜しみしない
- 相手の意見を否定しない
- 質より量を意識して意見を出す
- 情報整理よりもアイデア出しを優先する
意見交換や整理を効率化するため、いい案が浮かばないときは、検討の進め方といった枠組み(フレームワーク)を使うのがおすすめです。
アンケートなどでアイデアを募集する
画像引用:CrowdWorks
自身や開発チームからアイデアを募るだけでなく、SNSのアンケートやクラウドソーシングなどを活用して募集すると、アイデア出しを効率的にできます。
SNSやクラウドソーシングには様々な人が登録しています。そのためアプリ開発に詳しい人や、開発予定のアプリのターゲットから意見を募集でき、斬新なアイディアが集まる可能性があります。
アイデア募集のカテゴリのあるクラウドソーシングもあるため、すぐに募集することが可能です。
アイデア出しがはかどるフレームワーク8つ紹介
フレームワークとは、考え方のコツや検討の進め方の枠組みのことです。仕組み化された方法に沿って思考すると、効率的なアイデア出しができるようになります。ここから、代表的なフレームワーク8つを紹介します。
マインドマップ
画像引用:Lucidchart
マインドマップとは、思考の流れを紙に図形として書き出して、考えを可視化する手法です。
マインドマップの活用により、視覚化されたプロセスを使い、以下のことが可能になります。
- アイデアのブレインストーミング
- 効果的なメモの作成
- 記憶力の向上
- インパクトのあるプレゼン資料の作成
マインドマップには、様々な種類があり、用紙を使った手法だけではなく、ツールを利用してマインドマップを作成することが可能です。
用途と作成時間に応じて、写真・図面・ブランチ(太さの異なる曲線)などを追加することでオシャレなマップが作れます。
マンダラート
画像引用:kaonavi
マンダラートとは、「マンダラ」と「アート」を組み合わせた言葉で、3マス×3マスの合計9マスの図を使って思考の整理や拡大を進める手法です。
マス目を埋めることにより、先入観を取り払う効果が期待できます。新商品の開発など、斬新な発想が必要なときに役立ちます。マンダラートは、メジャーリーグの大谷翔平選手が使用し、有名になりました。
マンダラートの活用方法は、中心に掲げた目標に対して、目標達成するための要素を周辺に埋めることです。目標達成の要素を細分化でき、達成するための具体的なアクションがわかります。
マンダラートを活用するメリットは下記の通りです。
- 何をすべきか具体的にわかる
- 目標が明確になる
- プロセスを可視化する
- 思考を整理できる
- 課題が発見しやすくなる
- 情報の漏れを防げる
Whyツリー
画像引用:Lucidchart
Whyツリーとは、ある事象について、原因を掘り下げて考えるためのロジックツリーの1つです。ロジックツリーとは、表面的な課題から真の原因に深掘りするための課題解決フレームワークを指します。
Whyツリーでは、問題点を最上位に置き、具体的な原因に分解していきます。その結果、問題点を引き起こしている原因がわかる仕組みです。
上記の図では、サイトのコンバージョン率を問題点にしています。コンバージョン率が悪い原因を列挙し、その原因を「なぜ起きたのか?」と分析すると、問題が起きた原因を知ることが可能です。
オズボーンのチェックリスト
画像引用:YAHOO!
オズボーンのチェックリストとは、既存のアイデアの改善・改良・応用・転用を考えるための課題解決型の手法です。
オズボーンのチェックリストは、ブレインストーミングの生みの親であるアレキサンダー・F・オズボーン氏によって提唱され、いいアイデアが思い浮かばないときに役立ちます。
以下9つの疑問に沿って、既存の課題から新しい解決策を見出します。
質問項目 |
具体的な質問項目 |
他に使い道は? |
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応用できないか? |
|
修正したら? |
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拡大したら? |
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縮小したら? |
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代用したら? |
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アレンジし直したら? |
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逆にしたら? |
|
組み合わせたら? |
|
シナリオグラフ
シナリオグラフとは、以下の4つの切り口で単語を考え、単語をつなげてストーリーを作り、アイデアを生み出す手法です。
- Who (誰が)
- When(いつ)
- Where (どこで)
- What (何を)
テーマが英語学習の場合、シナリオグラフの設定方法は下記の通りです。
- 学生・主婦・社会人など、Who(誰が)について、要素に書き出す
- 書き出した要素を選び、物語を作る
- 例として「 社会人・帰宅途中・カフェ・参考書を読む」を選び、物語にする
実際に下記のように、要素から物語を作ります。
社会人が、帰宅途中にカフェに立ち寄る。音楽を聴きながら、スマホに触る。 スマホを使って、英語勉強アプリで英語を勉強する。 カフェでの会話の英語スクリプトもあるため、簡単にイメージをすることが可能。 |
イエスアンドゲーム
画像引用:medifund
イエスアンドゲームとは、出したアイデアに対し「もっとよくするには?」を重ねていきながらアイデアを深掘りしていく方法です。相手のいうことを肯定し、さらに1つ自身の考えやアイディアを追加していきます。
たとえば「理想のキッチン」というテーマがある場合、最初の人が「広くてきれいなキッチン」といったアイデアを出します。次の人はそのアイデアを肯定し、「その広くてきれいなキッチンには、造作棚があります」とさらにアイデアを追加していく方法です。
アイデアをどんどん出していくと、最後には当初の想像を超えたキッチンが完成します。
アンチプロブレム
画像引用:マーキャリ
アンチプロブレムとは、テーマとは真逆の課題を設定し、アイデアを出すフレームワークです。失敗パターンの整理により、見えてくる成功パターンを見出します。
アンチプロブレムの方法は、課題を解決する方法を考えるのではなく「課題を解決しないためにはどうするか」を考えることです。その結果、通常の方法では思い浮かばなかった新しいアイデアが見えてきます。
アンチプロブレムのメリットは、相手の立場に立って考えることです。たとえば「簡単に学習できる英語学習アプリを作りたい」というテーマについては、アンチプロブレムで「簡単に学習できない英語学習アプリってどんなものだろう?」と考えます。
相手の立場を考えると、一方的なものではなくユーザーに受け入れられやすいアプリを作成できます。
アイデアが思い浮かばずに新しい案が出ないときは、アンチプロブレムを使ってみましょう。
シックスハット法
画像引用:Toma
シックスハット法とは、下記のように6つの帽子ごとに役割を決め、役割になりきってアイデアを出す手法です。実際に使用するのは帽子でなくてもいいでしょう。
帽子の色 |
役割 |
白 |
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赤 |
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黄色 |
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黒 |
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緑 |
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青 |
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シックスハット法を使うと、強制的に違う視点で見られるため、新しい発想で物事が見れます。また、対立する意見があっても統一した見解で、会議を円滑に進めることが可能です。
なお、帽子の色の順番は自由であり、色の数も必ず6色とは限らず、4色や1色だけでも始められます。
シックスハット法を行う場合の注意点は、下記の通りです。
- アイデアを批判しない
- 自由に発言する
- 質より量を重んじる
- ポジティブでプラスの視点
- アイデア同士を組み合わせる
- 帽子の色以外の意見は言わない
- 違う視点の意見に対し、色の違いのみ指摘する
シックスハット法は、個人でもアイデアを練ることが可能です。自宅にいながらアイデア出しができるため、ぜひ方法をマスターして役立ててみてください。
アプリ開発のアイデア出しに便利なツール紹介
1人でも複数人でも対応できるツールを紹介します。主にブレスト時に活用でき、出したアイデアの整理にも使えます。
miro
画像引用:miro
「miro」は、世界で広く使用されている人気のホワイトボードツールです。遠隔で離れた場所でもホワイトボードに自由な書き込みをするイメージで、アイデアを残せます。テンプレートも豊富なため、アイデア出しを促進できます。
「miro」を活用するメリットは下記の通りです。
- 無限のキャンバスを使用し、部門を超えたブレインストーミングができる
- チームでリアルタイムに意見交換をしながら、課題が解決できる
- スマホアプリを使い、場所を問わずプロジェクトに参加できる
- マルチクラウド連携できる
- セキュリティ対策の面で安心できる
- フローチャート・ワイヤーフレームなど、図表を簡単に作成できる
- 複雑なアーキテクチャを図解化でき、バックログを整理できる
画像引用:miro
項目 |
内容 |
提供元 |
ミロ・ジャパン合同会社 |
特徴 |
|
費用 |
|
公式サイト |
※アジャイル ワークフローとは、アジャイル開発においてアプリを開発するための、アイデア化から完成までの一連の流れ。アジャイル開発とは小単位でソフトウェアを作っていく手法。
Microsoft Whiteboard
画像引用:Microsoft Whiteboard
「Microsoft Whiteboard」は、Windowsのパソコンとの互換性が高いホワイトボードアプリであり、iOSでの利用もできるのが特徴です。
ホワイトボードを使用すると、共同作業が簡単にできます。 ブレインストーミング・計画などをリアルタイムで行うことが可能です。
ホワイトボードを利用するにはデバイスにダウンロードするか、もしくはブラウザで 開き、Microsoft アカウントでサインインすると利用できます。
ホワイトボードを利用できるプラットフォームは以下の通りです。
- Webブラウザー
- Microsoft Teams
- Windows用アプリ
- iOS用アプリ
- Android用アプリ
- Surface Hub デバイス※
※Surface Hub デバイス:Microsoft社が開発した遠隔会議に利用できるビジネス向け電子黒板
画像引用:Microsoft Whiteboard
項目 |
内容 |
提供元 |
Microsoft社 |
特徴 |
|
費用 |
Microsoftアカウントを持っていると無料 |
公式サイト |
Cacoo
画像引用:Cacoo
「Cacoo」とは、ワイヤーフレームやフローチャート、マインドマップ、ネットワーク図など幅広い用途に使えるテンプレートが用意されているツールです。
Cacooには以下のようなテンプレートが100種類以上あり、デザインコンセプトやサイト構成をスピーディーに作成できます。
- webサイト・モバイルアプリのワイヤーやモックアップ
- サイトマップ
- カスタマージャーニーマップ
- 組織図
- オフィスレイアウト
Cacooを利用すると、場所を選ばずチームで図を作成することが可能で、会話をしながらアイデアやプロジェクトを見える化できます。また、スライドショーモードにより、作成した図でプレゼンテーションすることも可能です。
さらに、Cacooのアカウントを持っていない場合でも、リンクを送付すると図の共有もでき、図の編集画面からビデオ通話もできます。
画像引用:Cacoo
項目 |
内容 |
提供元 |
株式会社ヌーラボ |
特徴 |
(画像ファイルやPDF・PowerPointなど)
(Googleドライブ・Microsoft OneDrive・Typetalk・Slack・Microsoft Teams)
|
費用 |
660円/月/1ユーザー
1,980円/月/3ユーザー |
公式サイト |
https://cacoo.com/ja/home?utm_source=moshimo&utm_ |
マインドマイスター
画像引用:マインドマイスター
「マインドマイスター」は、マインドマップ作成が簡単にできるツールです。ブラウザ上で動くため、PCなどの環境に依存せず、遠隔でも複数人と同時にアイデア出しができます。
「マインドマイスター」の機能は下記の通りです。
- 洗練されたデザインのテーマ・テンプレート
- マインドマップビュー・組織図・リストの3つのマップレイアウト
- バージョン履歴
- インポート・エクスポート
- マップの印刷
- ショートカットキー
- アウトラインモード
- フォーカスモード
- マークダウン構文
画像引用:マインドマイスター
項目 |
内容 |
提供元 |
Meister社 |
特徴 |
|
費用 |
|
公式サイト |
アイデアをもとにアプリを開発する流れ
アイデア出しをもとに、開発を進める際の流れを解説します。スマホアプリ開発のフローを知ると「自社で開発できるのか」の判断が可能です。外注する場合も、工程期間や作業内容を把握しやすくなります。
アプリ開発の企画から完成までの工程期間は下記の通りです。
- ショッピング・EC系アプリ:約4ヶ月
- ゲーム・金融系アプリ:10ヶ月以上
上記に挙げた期間をベースにスケジュールを組みましょう。
企画立案・要件定義
企画立案・要件定義のフェーズでは、アプリに実装する機能を企画し・明確にします。
下記の点について、企画立案・要件定義で決めます。
- アプリの内容
- ターゲット層
- ターゲット層のニーズ
- アプリが完成した場合のゴール
- アプリの機能
- UI/UX
- スケジュール・納期
- 必要な人員・工数・費用
要件定義では、アプリ開発の目的を明確にしておく必要があります。ユーザーのニーズを正しく把握しておかないと、ユーザーに使ってもらえないといった事態になるでしょう。
また、ログイン・検索機能など必要な機能も決める必要があります。必須機能ではないが、ユーザーの満足度を高めるような機能は、費用対効果を考えて選びましょう。
仕様の設計
企画立案・要件定義が終わったら、デザインや画面遷移、プラットフォームなどを決め、詳細設計では具体的なプログラムの設計書を作成します。
仕様の設計には、アプリの構成・デザイン・画面のレイアウト・操作方法などに関する外部設計とプログラムを組んで実装する内部設計があります。
設計の種類 |
内容 |
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外部設計 |
方式設計 |
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画面設計 |
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機能設計 |
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内部設計 |
データ設計 |
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モジュール設計 |
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プログラム設計 |
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※UI:画面のデザイン・レイアウト・機能
※UX:ユーザーの使い勝手を配慮されたデザイン
※モジュール:プログラムの最小単位の部品
※バッチ設計:事前に登録した一連の処理を自動的に実行する処理方式
開発
開発では、プログラミングして1から開発するパターンや、ノーコードツールなどを活用して開発するパターンがあります。予算に応じて制作会社と相談しましょう。
プログラマーは設計書の指示通りに、以下のようなプログラミング言語を使い、アプリが正常に動くようにコーディングしていきます。
- iOSアプリ開発:Xcode
- Androidアプリ開発:Android Studio
- クロスプラットフォーム開発:Flutter
画面デザインにかかる期間は約1〜2ヶ月、開発にかかる期間は約5〜10ヶ月です。大規模開発や機能数が多いアプリの場合、10ヶ月以上かかることもあります。
テスト
テスト環境で想定通りの挙動かどうかをチェックします。
テストは、以下の3種類です。
テストの種類 |
内容 |
単体テスト |
画面のパーツ単位でテストを行う |
結合テスト |
機能同士を組み合わせた場合、設計通りにデータがやり取りできているかテストを行う |
総合テスト |
本番と同じ環境で不具合がないかテストを行う |
最初に単体テストで、モジュールや画面単位で機能がきちんと動いているかを確認します。また、データ登録やエラー表示など見えない部分についても確認が必要です。
単体テストで不具合が修正されたら、結合テストで確認し、最後は総合テストを行います。モジュール間の結合状態やデータのやり取りなど、ユーザー目線で確認していきます。
リリース
本番環境に公開しますが、スマホアプリはApp StoreやGoogle Playでアプリの登録申請が必要です。審査には数日〜1週間程度かかり、合格するとリリースできます。
iPhoneでリリースする手順は下記の通りです。
1. 開発者登録してCertificateを入手 |
Androidでリリースする手順は下記の通りです。
1. Google Play デベロッパーアカウントの登録 |
登録申請をしても、アプリに問題があると申請を却下されることもあります。却下された場合、修正しなければ承認されないでしょう。大きな原因としては、クラッシュやバグなどの不具合が見つかった場合です。
また、ユーザー登録が必要なアプリは、利用規約を提示するシステムがないと却下されてしまいます。却下されると修正が必要になり、開発費用も増えるため、注意が必要です。
関連記事:スマホアプリ開発の詳細については、「スマホアプリ開発に必要なものは?言語や費用、流れを紹介」をあわせてご覧ください。
まとめ
新しいアプリの開発についてアイデアが思いつかないと悩んでいる方向けに、アプリ開発におけるアイデア出しのコツやアイデア出しがはかどるフレームワークについて紹介しました。
また、アプリ開発のアイデア出しに便利なツールやアイデアをもとにアプリを開発する流れについても解説しました。
アイデア出しがはかどるフレームワークには下記の方法があります。
- マインドマップ
- マンダラート
- Whyツリー
- オズボーンのチェックリスト
- シナリオグラフ
- イエスアンドゲーム
- アンチプロブレム
- シックスハット法
アイデア出しに煮詰まった場合、上記フレームワークを試すと、今まで考えつかなったようなアプリのアイデアが出てくる可能性があります。
※アプリ開発のアイデアについて相談したい、アプリ開発の内製が難しいという方は、システム幹事にご相談ください。専任のアドバイザーが最適な開発会社をご紹介します。相談料などは一切かかりませんので、お気軽にお問い合わせください。
コンサルタントのご紹介
岩田
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Q. アプリ開発のアイデア出しに便利なツールには何がある?
アプリ開発のアイデア出しに便利なツールとして「miro」「Microsoft Whiteboard」等があります。詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひご覧ください。
この記事を書いた人
今崎 人実
専門分野: IT、仮想通貨、建築
大手インターネットプロバイダー、Webデザイン事務所、建築デザイン事務所を経てライターに転身。長年Webデザイナーをやっていた経験を活かし、IT、仮想通貨、建築関連の記事を中心に執筆。取材記事やコンテンツライティング、SEO記事などさまざまなジャンルの執筆を行っています。
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