- 更新日 2024.06.26
クラウドのデメリットまとめ!メリットも理解してリスクを回避しよう!
「クラウドを使うにあたって、リスクや懸念を把握しておきたい」
「クラウドのメリットはわかったが、デメリットが何か網羅的に知っておきたい」
「クラウドを活用するときに気をつけるべきことがわからない」
クラウドに関する情報は、断片的であったり、専門知識が求められたりと、きちんとクラウドについて把握するのは非常に困難です。特にクラウドのデメリットについては、あまり体系的にまとまっていないため、きちんと押さえておきたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、クラウドエンジニアとして働いているプロへの取材情報をまとめ、クラウドのデメリットについて解説します。最後まで読めば、AWS、Azure、GCPなどのクラウドを使った時のデメリットをきちんと理解できますので、ぜひ参考にしてください。
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クラウドとは何か
まずは、クラウドについて具体的なイメージを掴んでもらうために、クラウドの概要について説明します。
クラウドとは、自社にサーバーやデータベースなどのITインフラを用意することなく、インターネットを介して必要な時に必要な分だけITインフラを利用することができるサービスのことです。有名なクラウドとしては、業界No1のAmazon Web Service(AWS)や2位のMicrosoft Azure、Googleが提供するGCP(Google Cloud)などが挙げられます。また国内のクラウドとしては、富士通のニフクラなどが挙げられます。
一昔前は、1人1人がSDカードを用意し、携帯電話に装着してそこに写真や動画を保存していたのを覚えているでしょうか?まさにこれは、各ユーザーがITインフラを準備するオンプレミス的な考え方です。段々と写真や動画の保存にもクラウドが使われるようになり、今ではSDカードを用意することなく、AppleやGoogleのクラウドストレージに写真や動画が保存されています。
オンプレミスとの違い
クラウドと対になる考え方として、オンプレミスがあります。オンプレミスとは、システムに必要なサーバーやネットワーク機器などを、自社で保有する形態のことです。プレミス(premises)とは英語で建物や施設を意味する単語。そのためオンプレミス(on premises)で建物内や施設内という意味になります。
研究施設などのスーパーコンピュータ(スパコン)などがイメージしやすいかもしれません。例えば東京工業大学は、大学内にTSUBAMEと呼ばれるスパコンを設置しています。
画像引用:東京工業大学
オンプレミスは従来から長く採用されている方式で、データセンター(DC)などの自社施設内にネットワークを引き、そこにサーバーを配置して、その上でシステムやアプリケーションなどを運用していました。
しかし2000年代後半〜2010年代にかけて、クラウドコンピューティングが台頭し、クラウド上でシステムを構築・運用する企業も増えてきました。
クラウドの歴史と変遷
クラウド年表 |
---|
1997年:米国のRamnath Chellappa教授によってクラウドの概念が提唱 |
2006年:Amazon Web Service(AWS)がサービス開始 |
2008年:Google Cloudがサービス開始 |
2010年:Microsoft Azureがサービス開始 |
クラウドの概念は、1997年に南カリフォルニア大学のRamnath Chellappa教授によって提唱されました。その後もしばらくは、オンプレミスでの開発が中心の時代が続きます。
クラウドの概念が提唱されてから9年後の2006年、現在のクラウド業界のリーダーであるAmazon Web Service(AWS)が、登場。続いて2008年にはGoogle Cloudが、2010年にはMicrosoft Azureがサービスを開始しました。AWSはIaaSからサービスを始めています。これは、使っていないデータセンターのサーバリソースを貸し出し、ビジネスを拡大させるという目的です。
一方、Azureは、Windows製品をもっと世に広めるという目的を掲げ、PaaSからサービスを始めています。また、Google Cloudも同様にPaaSからサービス展開をしています。
クラウドのデメリット
クラウドのデメリットについて主に5つ紹介していきます。
カスタマイズ性が高くない
クラウドサービスは、クラウド事業者が定義する設定項目のみ変更が可能なため、カスタマイズ性がオンプレミスほど高くないという欠点があります。
例えばOSは、クラウド事業者が提供しているもののみ使用でき、一部のバージョンなどは使用できないなどのデメリットもあります。ソフトウェアやミドルウェアは、動作するOSが決まっているため、自身の使いたいソフトウェアやミドルウェアがクラウド事業者が提供しているOS上で使用可能かは、きちんと確認すべきでしょう。
動作してもサポート対象外になってしまうこともあります。また、他システムとの連携の際にも、連携できなかったり、連携できるがセキュリティ的に脆弱になってしまう設定を入れざる得なかったりする場合があるため、きちんとサービス選定を行う必要があります。
カスタマイズ性のメリットもある
クラウドは一般的にオンプレミスよりカスタマイズ性が低いと述べましたが、それをカバーするクラウド特有の仕組みも作られつつあります。
例えば、AWSのVPCエンドポイントというサービスでは、AWSと連携しているサードパーティのサービスにプライベートにアクセスすることができます。このサービスをうまく使うことで、オンプレミスよりも楽に対象サービスを使うことが可能になる場合もあります。
また、クラウド各社は仮想マシンのさまざまなイメージを提供しており、それらを利用して目的のサービスを簡単に立ち上げられるのもクラウドのメリット。例えばWordpressがインストールされたサーバのイメージを指定することで、Wordpressをワンクリックで立ち上げることができます。
AWS MarketPlaceなどでは、公式/非公式問わずさまざまな仮想マシンのイメージを探すことができます。例えばAWSでは、自社のLinux OSであるAmazon Linuxの他、MacやWindows、UbuntuやRedHat、SUSE Linuxなどがサポートされています。
また、nginxなどのWebサーバ向けのソフトウェアがインストールされている仮想サーバや、Wordpressが導入されておりブログを簡単に立ち上げられるものなども存在します。
セキュリティ管理が必要
クラウドのセキュリティは、上記のカスタマイズ性と同じく、サービスによって設定できるセキュリティ項目が異なってきます。そのため採用するサービスによっては、追加のセキュリティ対策を実施すべき場合があります。
例えばクラウドのコンピューティングサービスでは、デフォルトでインターネットに接続可能なサービスも多いため、仕様をきちんと確認し、ファイアウォールやWAFなど適切なセキュリティ対策を行う必要があります。暗号化やロギングのオプションなどが限られているものなども存在するため、セキュリティ要件を満たせない可能性もあります。
また、クラウドはIDとパスワードがわかれば基本的にはどこからでもアクセスできてしまうので、例えばクラウド上のユーザの権限付与を最小限にしたり、ログインを特定のIPアドレスに制限したり、2段階認証を必須にするといったクラウド特有の対策も必要となります。
各クラウド事業者は、不正アクセスなどを検知するサービス、脆弱性に対する対処方法をレコメンドするセキュリティサービスなどもリリースしていますので、積極的に活用して安心安全なシステム構築を行う必要があります。また、外部のセキュリティツールなどを導入している企業も多いです。
セキュリティ対策も行われている
クラウドベンダー各社は、データセンターなどの設備に莫大な投資をしています。例えば、AWSの2011年以降の日本国内の設備投資・運用投資の総額は92億米ドル(1兆3500億円)に上ります。
そのような企業努力でクラウドのハードウェアのセキュリティが担保されている一方、OSやミドルウェアのセキュリティ管理はクラウドのユーザーが実施する必要があります。各ユーザーによるセキュリティ対策の一助とするため、事業者はさまざまなセキュリティサービスを出しています。
例えばAWSやAzure、GCPでは、仮想サーバのログを監視して任意の文字列を検出するロギングサービスや、CPUやメモリの使用状況をモニターし通知やプログラムをキックするリソース監視サービス、またクラウド上の脆弱性を検知し、対処方法を示すレコメンドサービス、不正アクセスなどを検知するサービスなど、広くセキュリティが担保できるように各社サービスを出しています。
AWSだと、AWS WAFやセキュリティグループで外部からのアクセスを制限。IAMやリソースポリシーなどで各ユーザーやアプリケーションの権限制御を、GuardDutyで悪意のある攻撃を検知し対応をレコメンドすることができます。またCloudWatchでは、ログ監視からリソース監視、死活監視、通知などを行うことができます。
また、セキュリティを高める、Datadogなどの外部のログ収集ツールもクラウドへの導入が容易なため、多くの企業が採用しています。セキュリティツールとして、シマンテックやトレンドマイクロもクラウド向けのツールを出しています。
パフォーマンス(性能)が低い場合も
※AWSの図に一部追記
クラウドには、オンプレミスにはなかった特有のパフォーマンス(性能)の課題も存在します。例えば、クラウド事業者が提供しているサーバーのディスクは、I/O(入出力)の上限がオンプレミスより低い場合があります。高いディスクI/O(入出力)が求められるシステムの場合は、注意する必要があります。
クラウドの実態は、クラウド事業者が持つデータセンターのサーバー群。例えば日本の東京リージョンを選択した場合、物理サーバが動いているのは東京のデータセンターになります。そのため、九州の企業の社内システムを東京リージョンで構築した場合は、物理的な距離が理由でパフォーマンスが出ないなどの事例も存在します。
このようなディスクI/Oやリージョン選択による物理的な距離の遠さによる応答速度の遅さなどのパフォーマンス課題は、システム構築後からのチューニングには限界があります。そのため、開発の要件定義段階で非機能要件をきちんと考慮してサービスを選定することが大切です。
また、サービス特有の性能に関する制約もいくつか存在します。例えばAWSのサーバレスサービスであるLambdaは、同時実行数に1000件の上限が存在し、それ以上の呼び出しができない場合があります。また、実行時間の上限15分というのもネックになったりします。
パフォーマンス(性能)のメリットもある
クラウドは、ディスクI/Oやリージョンなどの物理的な遅延などのデメリットがあると述べましたが、性能向上におけるメリットも多くあります。
クラウドを使用すると、物理サーバのスペックを上げるスケールアップや、物理サーバの数を増やすスケールアウトを、数クリックで設定することができます。また、監視サービスを連携し自動でスケールアウトする機構もマネージドサービスで簡単に構築することができます。利用が少ない時はサーバの数を減らしコストを抑えるスケールインができることもクラウドのメリットです。
また、高いスペックや求められる高価な仮想サーバーの使用するハードルが低いのも特徴です。例えば画像による機械学習のトレーニングに使用するGPUを備えたサーバなども、従量課金で簡単に起動することができます。オンプレミス方式で使用する場合には、大きな初期費用がかかります。
場合によってはコストを圧迫する
費用に関しては、クラウドのデメリットは少ないです。デメリットを上げるとすれば、自動で作成されるリソースが溜まり、コストを圧迫することがあります。
例えば、データベースや仮想サーバについては、設定によってはスナップショットが自動取得されることがあります。仮想サーバ作成時に同時に作成されたディスクやグローバルIPアドレスが、仮想サーバ削除時に同時に削除されない場合もあります。これらが溜まっていくとコストがかさんでいくため、こまめに確認し、クラウド上の不要なリソースは削除する必要があります。
また、PoCや検証などで一時的に作ったリソースを消し忘れて毎月課金されている、無料枠だと思って使っていたサービスが枠を超えて高額課金されてしまったなどのトラブルも発生します。例えばGCPのBigQueryはデータ保存とデータ検索に課金されます。
データ検索のクエリをあまり考えず、都度ビッグデータに全件検索をかけていたら、月100万円以上の請求が来たという怖い話も聞いたことがあります。トラブルを防ぐためにも、料金体系などはきちんと把握しておく必要があります。
クラウドにおける費用のメリット
クラウドの使用を開始する場合、自社でのサーバ購入が不要のため初期コストはほぼ0で開発を始めることができます。
またクラウドでは月々のランニングコストが従量課金であり、数百円〜数万円と比較的安いこともメリットです。従量課金とは、使った分だけ支払うコインパーキングのような料金体系です。
加えて、ハードウェアのメンテナンスが不要など、管理費用がオンプレミスより安いというメリットがあります。また、Webコンソールなどからメンテナンスが出来るため、データセンターに人を配置しておく必要がありません。
クラウドは従量課金なので、バッチ処理などの定期的な実行のみにサーバを使っていた場合は、より大きなコスト削減になります。また、柔軟にスペックの変更などもできるため、繁忙期のみに使用しており普段は使っていないといったリソースも削減することができます。
そのため、スモールスタートで事業を始めることができ、その時々に合わせてスピード感を持って軌道修正しながら事業推進が可能です。
例えばNetflixは、AWSを2009年に大規模導入しています。これは当時としてはかなり先進的で、Netflixの本気度が伺えます。Netflixでは現在、15万台以上の仮想サーバーを利用してマイクロサービスを構築しています。また、日常的にシステムを改善し、環境に柔軟に対応しています。
クレジットカードの用意が必要
クラウドのアカウントや支払いに使うクレジットカードを用意するために、社内の稟議などで時間がかかる場合があります。例えばクラウドサービスは、クレジットカード払いから始まる場合がほとんど。利用金額が一定以上になるなど、特定の条件を満たした場合にのみ請求書払いに変更することが可能な事業者もありますが、使用開始時はほとんどがクレジットカードです。
クレジットカードを準備・使用する際の自社内の手続きや承認、経費申請のフローの確認などに時間がかかる場合もありますので、早めに対応しておくことをお勧めします。
クレジットカードは、与信枠が月額50万円などから始まる場合が多いです。そのため、マーケティングでビッグデータを用いるなどをする場合は、クレジットカードの上限に引っかかる可能性も。用途に適して、適切な与信枠のクレジットカードを用意することが大切です。
所要時間のメリットもある
クラウドの場合は、アカウントとクレジットカードさえあれば最短その日から使用を開始することができます。アカウント作成は、Web画面上から簡単な個人情報とクレジットカード情報を入れるだけなので、5分程度で出来てしまいます。
その日からサーバやデータベースを使って開発を始めることができるため、スピーディーな事業推進が可能となります。
クラウドのデメリットとメリット比較
最後に、クラウドのデメリットとメリットを比較して、まとめます。
デメリット |
メリット |
|
---|---|---|
カスタマイズ性 |
クラウド事業者に依存するため 制約が多い |
サードパーティー製品との 連携パッケージが豊富 |
セキュリティ |
クラウド事業者が許可する 設定のみ変更可能 |
同クラウド内で提供されている セキュリティサービスと簡単に統合可能 |
パフォーマンス |
ディスクI/Oや、リージョンとの 物理的距離による応答の遅さ |
スケールアップ/スケールアウトが 簡単に設定可能 |
費用 |
自動で作成されるリソースが蓄積して コストを圧迫する場合がある |
ハードウェアの購入の必要なく 初期費用を抑えられる 従量課金で使っただけの支払いで良い |
所要時間 |
アカウント・クレジットカードの 用意に時間がかかる場合がある |
最短その日から使用を開始できる |
カスタマイズ性
クラウドのデメリットとして、クラウド事業者が定義する設定項目のみ変更が可能なため、カスタマイズ性がオンプレミスほどは高くないという欠点がありました。
使用できるOSやそのバージョンが制約されていることで、使用したいソフトウェアのサポート外になってしまい、他システムとの連携の際に連携できなかったり、連携できるがセキュリティホールになってしまうなどのリスクを想定した設計を行う必要があります。
一方のメリットは、さまざまなソフトウェアを使用するためのクラウド特有の仕組みも存在します。業界のスタンダードとなっているOSやミドルウェアは、クラウドでほとんど使用できるようになっています。
各社が提供する仮想サーバの定義イメージでは、WordpressやFirewallなどのソフトウェアがインストールされたサーバのイメージを使用することができます。このような機能がもっと増えていくことで、クラウドでもより広い選択肢が選べるようになっていきます。
セキュリティ
クラウドのデメリットとしては、サービスによって設定できるセキュリティ項目が制限される場合があります。例えば、暗号化やロギングのオプションなどが限られているサービスなども存在し、セキュリティ要件を満たせない例も見られます。
使用するサービスによって、クラウド上のユーザの権限付与を最小限にしたり、ログインを特定のIPアドレスに制限したりと、追加のセキュリティ対策をきちんと検討すべきです。
また、クラウド事業者やその他SaaSベンダーが提供するセキュリティサービスを活用し、安心安全なシステム運用を行っていくことが推奨されます。
クラウドのメリットとしては、クラウドと連携できるセキュリティツールが多いことです。AWSやAzure、GCPなどのクラウド事業者は、ロギングやモニタリング、脆弱性のレコメンドなどの多くのサービスを同クラウド内で提供しています。また、セキュリティを補助するDatadogなどの外部のツールや、トレンドマイクロやシマンテックなどのセキュリティツールをクラウドへ導入できることも特徴です。
パフォーマンス(性能)
クラウドのデメリットは、ディスクI/Oや、クラウドリージョンに依存する物理的距離による応答の遅さなどがあります。このような性能の課題は、システム構築後のチューニングには限界があるため、開発の要件定義〜設計段階できちんと潰しておくことが大切です。
一方、クラウドのメリットとしては、サーバのスペックを上げるスケールアップや、サーバの数を増やすスケールアウトを簡単に設定することができます。また、自動でスケールアウトや、利用が少ない時はサーバの数を減らしコストを抑えるスケールインを簡単に設定できることもクラウドのメリットです。
費用
費用に関しては、クラウドのデメリットよりメリットが大きいです。クラウドのデメリットとしては、自動で作成されるリソースが蓄積してコストを圧迫する場合があることや、使用しているサービスの料金体系によっては予期しない費用がかかってしまう場合があります。
一方で、クラウドのメリットとしては、自社でのサーバ購入が不要のため初期コストはほぼ0で開発を始めることができます。
クラウドのランニングコストに関しても、従量課金であり数百円〜数万円と比較的安いことも強みです。ハードウェアのメンテナンスが不要など、管理費用がオンプレミスより安いというメリットがあります。
従量課金なので、バッチ処理などの定期的な実行のみにサーバを使っている場合や、繁忙期のみに使用しており普段はリソースを使わないといった場合の費用も削減することができます。そのため、スモールスタートで事業を始めることができ、その時々に合わせてスピード感を持って軌道修正しながら事業推進が可能です。
所要時間
所要時間に関しても、クラウドのデメリットよりクラウドのメリットの方が大きいです。
1つ注意点としては、クラウドのアカウントや支払いに使うクレジットカードを用意するために、社内の稟議などで時間がかかる場合があることくらいです。
クラウドのメリットとして、インターネットとパソコン1台あれば、アカウントを即日作成できます。そして、アカウントとクレジットカードさえあれば最短でその日から使用を開始することができます。その日から開発を始めることができ、スピーディーな事業推進が可能となります。
クラウドのデメリットのまとめ
クラウドのデメリットについて、さまざまな観点からご紹介しました。
カスタマイズ性やセキュリティは、設定項目がクラウド事業者に依存するため制約が多い。
パフォーマンスは、クラウド特有の課題があるものの、スケールアウト/スケールアップなどのアクセスに応じた対応は簡単に実施できる。
費用や所要時間については、安くて早いため、クラウドに大きなメリットがある。
今回は、クラウドのデメリットとメリットをご紹介しました。これらをきちんと吟味した上で、クラウド開発の実施の是非を決定していくことが大切です。そのためには、クラウドのみならずサーバやアプリケーションなどのITの専門知識が必要となるケースも少なくありません。
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岩田
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Q. クラウドのメリットは?
クラウドのメリットとして「初期コストを抑えて開発できる」「スピーディーな事業推進が可能」等が挙げられます。それぞれの詳しい特徴は記事内で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
この記事を書いた人
Definer Inc. | ライターチーム
専門分野: クラウド開発・クラウド移行(フルスクラッチ開発・自社SaaS提供・AI Ops構築)
外資IT企業出身のトップエンジニアが、企画・要件定義の上流から開発まで、総合的なITソリューションをワンストップ提供しております。また、AWS、Azure、GCPでのクラウド開発・移行、フルスクラッチなアプリ・システム開発を得意としています。「2025年の崖」を打破すべく、クラウドに関するお役立ち情報をお届けします。
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